はじめに 俺は年収300マン! おわり(人生の行方的な意味で(おわり))
とりあえず自分なりの健康で文化的な最低限度の生活を維持するのに年250万ぐらいかかる。
これを日数で割ると1日7000円ぐらいだ。
平日の可処分時間がおよそ4時間、休日が10時間として、一週間で40時間となる。
それに対して必要なお金が4万9000円で、およそ5万円である。
つまり、自由な1時間をおよそ800円で購入していることになる。
さて、ここでクリアに50時間かかるゲームを1万円で購入したとすると、1時間に使うお金は1000円になる。
今回考えたいのは、1時間800円出して無料のゲームを遊ぶのと、どうせなら1時間1000円出してもっと面白いゲームを遊ぶことのどちらが幸福であるかの比較である。
もう答は見えている気がする。
親に庇護されるだけの子供でもない限りは、ただ生きて可処分時間を得るだけでそれなりの金がかかるのだから、そこに少し足して面白い時間の使い方をしたほうが絶対にいい。
ただし、この計算はゲームのような減価償却の効率がべらぼうに良いものを対象にしているのでちょっと卑怯だ。
たとえばこれが漫画本の場合は1時間で3冊ほど読めてしまうのに1500円ほどかかるわけだからして、1時間800円に対して1時間2300円という膨大な経費増が発生する。
この場合を比較すると、「漫画だったらアプリで読んだほうがお得では?」という考え方になるだろう。
ただこの場合はアプリの成約のせいで無駄に時間を使うので、50分を800円で1時間960円の実質の160円プラスで買う形になっているとも言えるのだが……まあそれでもまだま安い。
まず映画を映画館でみると移動や早めの入場、大量のCMで結構な時間ロスがあるのだ。
電車の中でスマホをいじって過ごすにしてもCM待ちはあるわけだから30分は無駄にするとして電車賃込で1000円ほどだろうか?
これがアマプラだったら1本辺りの増加が+100円ぐらいなわけだから、まるまる+3000円払ってでも映画館で絶対見たくいという気持ちがないなら配信待ちでいい。
ぶっちゃけそこまできたらIMAXぐらいつけてしまった方がお得だと言えるだろう。
5000円ぐらいの価値はあったと思うのでペイしている。
終わってしまった。
ソシャゲの無課金プレイをするより買い切りゲーの方がいいとは言い難いぐらい最近は無料ゲームもクオリティが高い。
そもそもどっちも上澄み同士で殴り合わせることになるのだから、下々のゴミは最初から考えなくて良いのだ。
とはいえたまにあるのがプラットフォームの宣伝のために無料で配られるゲームだ。
名作だったら丸々お得に感じるが、自分に合わないならちょっとやってすぐ捨てていいと思う。
セールを待てば2000円程度で買えて20時間で遊べるゲームなら、1時間800円が1時間900円になるだけだ。
1時間+100円を惜しんで微妙なゲームを遊ぶぐらいなら、やりたいゲームをやるべきだ。
買った直後に無料になると悲しいので、セールでも積みゲーをキチンと崩せているか把握して買うべきだろう。
ただここでも「買ってしまったことに固執して微妙な気持ちで1時間800円を過ごすなら、1時間1000円で楽しく過ごすために新しいゲームに乗り換えちまえ」が成立するだろう。
しかしあれだな、こうやって考えていくと基本無料ゲーの「楽しい時間を味わうためにサッサと金を払ってコンテンツを開放する」という商売のやり方は理に叶っているように思える。
意地になって無料で手に入れようとするより、さっさと買うほうがお互いにWIN-WINな感じはあるな。
まあ小学生やニートでお金がないなら無料で手に入れることの喜びを求めていくのもありかも。
買って終わりではなくガチャで手に入れた「ゲーム内での生活レベル」を維持するためにはガチャを書い続ける必要があるからだ。
1体1体のキャラは永遠だが、最新キャラを持っている状態でプレイし続けるのには金がかかり続ける。
最序盤に決め打ちで人権キャラを引いてしまうというのは未来が予知できているならありかも知れないが……。
とはいえ5万円使った場合、その減価償却が1時間500円になるのでさえ100時間のプレイを必要とするので結構な重さがある。
500時間プレイすれば1時間辺りは100円で済むが、そこまでプレイし続けるかを予想するのは難しいだろう。
まあ……元々の可処分時間の値段が1時間5000円とかなら、500円ぐらいは誤差なんだろうな。
ガチャゲーは身の程に合わせて遊ぶゲームということでやはり確定のようだ。
金を持っているが使い道のない人にはオススメの遊びだろう。