これまで「うつ病」だった診断名が、「双極性感情障害」になった。
薬の処方を調整してもらい、今は落ち着いている。何かの参考になればと思い、増田に投下してみる。
躁うつの人は、最初はうつ病だと診断されることがほとんどらしい。うつでしんどい人は医者に行くけど、躁で弾けてる人は特に困っておらず、メンタルクリニックを受診しないからだ。
躁で何かよほどのトラブルがあった場合には医療に繋がり、実は躁うつだったとわかるケースが多いらしい。
そして、躁うつの人の体験談がうつの人ほど出回らないのは、患者の絶対数の違いもあるけど、
躁による「よほどのトラブル」というのが、本人にとっては辛く恥ずかしく忘れたいような、他人に語れないような体験であるから、らしい。
無茶な散財をして借金を作ったとか、不特定多数と性的関係を持ったとか、暴言や暴力で周囲の人と揉め、人間関係が断絶したとかだ。
早すぎる呼吸と強い動悸、目眩を体調不良と思って一般の病院に行き、窓口の不手際に興奮して大声を上げ、診療室でベッドに寝かされ、医師と看護師の前で軽く泣き喚いたくらい。
いや、相当迷惑かけたな……と思うし恥ずかしいけど、思い出したくもない記憶にはなってない。はず。
だったけど、書き出してみるとかなりやばいな。
そんな半端な躁転エピソードの前には、今思えば、何となく予兆があった。いくつか列挙する。
うつだった時はこう。
そういう、何年も続いたダラダラ鬱々生活から、あまり眠らず食べず、シャキシャキ動けるようになり、身体の一部が少し痛むくらいで、他は元気に活動してた。痛みと血圧は若干不安だったけど、特に困ってはいなかった。
だから、もう鬱が治ったのかもしれないと勘違いしてたんだよな。
違った。フェーズが躁に変わっただけだった。
ただ、病識、つまり自分は病気であるという認識が持ちづらいのは、躁の時あるあるっぽい。
ちなみに、腹痛や関節痛は、躁転エピソード後、不安を抑える薬を処方してもらってからあっさり消えたので、おそらくメンタル由来だったんだろうと思う。
最初にも書いたけど、今は落ち着いており、躁でもうつでもない状態ということになっている。
うつと躁うつは違う病気で、効く薬も違う。抗うつ剤の種類によっては、躁うつを悪化させる薬もあるそうだ。
なかなかうつが治らない人がいると思う。基本的には、焦らず、気長に治療してほしい。
けど、もしかしたら、うつじゃないから、うつの治療じゃ治らないのかもしれない。
そんな可能性も頭に入れておいて、やたら元気になってきたなと思ったときは少しだけ注意してもらえると、治療がスムーズかもしれない。
消極性障害ってやつか・・・