私はただのゲーム漫画アニメが好きな、好きなことには熱中するよくいるオタクだ。
成績も、中学入る辺りまでは特に何も言われたことなかったし親が話題にしたことだってなかった。
中学入ってからだってようやくできた友達と好きなアニメで盛り上がって楽しむようなオタク趣味満喫していた。
ただ、しばらくしてその唯一の友達がその地域の難関高校に入ると宣言した。
成績とコミュ力のある彼女のおかげで私はスクールカーストから免れていたらしい。
両親はそれを知って、多分順位が下から数えた方が早かった私に発破をかけるつもりで言った。
「このままじゃ彼女と離ればなれになるよ。あんなに良いお友達は大事にしなさい」
小学生の時ぼっちで本ばかり読んでいたせいでいじめられていた私はもうあの頃に戻りたくなかった。恐怖から、必死で勉強した。
先生の覚えがよくなって色々話してくれて褒めてくれるようになって、より勉強するようになった。
模試で合格圏内に入って、その友人が自分のことのように飛び跳ねて喜んでくれたのが今でも忘れられない。
無事同じ高校に入ってしばらくは友人の他にもやや話せる人が増えてきて楽しかった。
でも面談で担任にこの成績なら難関国公立を狙えますよと言われて、聞いた母がおかしくなった。
漫画を読んでいると何をしているの!と勉強を促すようになった。
大学受験が近づいて、その友人もアニメ漫画を封印した。話すことが学校の授業の難しい話になっていって、ついていけず話せることもまだアニメしかなかった私はいらないものになって、その友人は別の友人とずっと話しているようになった。
最初よくわかってなかった私はそれでも彼女にかまってしまったから、彼女に私のいやな点をたくさん挙げて縁切りをされた。
彼女は親の言うとおり頭の良い正しい人だから、全部自分が悪いんだと自分を責めるようになった。
わたしは、大事にしなければいけない友人を失ってしまった。もうこの先友達なんて一生できないんだと思った。
あの頃テストの点数成績だけが自分を肯定してくれる気がした。でも、全然あがらなくなった。
ゲームもアニメも漫画もやめて、勉強だけして受けたテストも全然だめで、嘘つきっておもった。
私がだめな理由を私が好きなもののせいに、友人親先生みんなしてきたのに。
一日中すごく眠くなって、弁当とかの匂いに吐き気がするようになって、明確に体がおかしくなってきた。
拒食や自傷癖がでるようになって、唐突に暴れたり、ひたすらぼうっとしたりするようになって保健室通いになった。
保健室の先生、みんなから評判悪かったらしいけど、あんたの親おかしいから何が何でも家をでるべきと私には言っていた。親は正しいと思い込んでいたからそれは大分びっくりだった。
両親は私がほんとうに壊れたとわからなかったらしくて、あちこち連れて行っては次の日また呆然としている私にあれだけやったのに、と怒った。まだ成績の良い私を取り返せると思っていたそうだ。
結局受験までに回復せず、親や先生の希望より偏差値の低い、実家から遠い大学になんとか入り一人暮らしを始めた。
面接で、あの大学ですか、すごいですねえ、よく頑張ったんですねえと言われて泣きそうになった。そんなことを言ってくれる人が、あの頃いれば良かったと思った。
国公立大学しか認めず授業料と偏差値について散々口を挟んでヒステリーを起こした両親は、塾をサボり月謝を着服した弟を情報系専門学校に行かせた。どこにも行き場がなかったからだそうだ。
それを聞く度、思い出す度、じゃあ、私はなんだったんだろうと思う。
今でも中学高校あたりの楽しかった時期の、クラスメイトたちといるときの夢をみる。
ただの昔語りだね。嘘ももちろん混ぜてるから、これと同じような人が身近にいてもその人私じゃないから、迷惑かけないであげてね。ただどうしても、どうしたらよかったんだろうってやるせない気分になるのを誰かにわかってほしかっただけだから。
そうだ、友達はあの後何人かできたよ。私が話に詰まっても気まずい空気にならない人が。
年を取る度に、子供の頃恐怖していた「良い成績とって良い大学出て新卒で良い会社いかなきゃ人生終わり」の外で普通に苦しまずに暮らしている人がいるってわかった。でも勉強はそこそこならさすがにした方がいいとはわかってる。
そういう頭の悪い糞親なんとかならんもんかねえ ゴミクズはニセ科学より先にこっち叩けよ
今は漫画ゲームアニメに触ってるの?
ゲーム漫画アニメがもっと深堀り深読みして楽しめる教養や基礎体力が養われてラッキーと思おう 実際、すごいもののすごさが分かるには勉強も必要だからね 受験を手段ではなく目的...
確かに、勉強で得たものは大きかったと思う。勉強してればより楽しめるコンテンツは多い。 退学したのも、大学選択時点で自分のやりたいことがなにもない、というかやっちゃいけな...
イグアナの娘、良いよねー
俺はあなたの逆で全然勉強せずに遊びほうけてたけどなんだかんだ楽しく生きてるよ。無駄な努力ご苦労さん。
ほんとうにそう。笑える。 誰かに、勉強しろこのままじゃだめだみたいに言ってきた人いた? いなければ何も気にせず気楽に生きられてすごくいいと思うし、 もしいたとしたらそんな...
いたよ。 給料高い仕事に就けないよって。 しかも俺は趣味がゲームだったからな。毎日ゲーセンで全身にタバコの匂い付けて金を無駄にして家に帰ってんだから家族に趣味を否定される...
国公立大学しか認めず授業料と偏差値について散々口を挟んでヒステリーを起こした両親は、塾をサボり月謝を着服した弟を情報系専門学校に行かせた。どこにも行き場がなかったから...
ちゆ12歳読んで、ああこれなら自分にもできるなと思えなければ、普通に勉強した方が無難だと思う。