はてなキーワード: 衰退産業とは
http://anond.hatelabo.jp/20130922233420
まさに老婆心ながらの書き込みを参考にしていただけたようで、大変有難いです。
>私の理想はある軸となる専門性を持ち、その分野で管理職となることなのですが、
というのは、プレジデントの記事の男性側の主張とほぼ同じです。
特定の業務スキルという強みがある中での管理職(プロジェクトマネージャー)は確かに楽かもしれませんが、その分、既存の考え方に縛られたマネージメントになりがちですし、その部署や業務に長く在籍しているワーカーやチームリーダーには業務スキル的にはおそらく敵いません。
ワーカーやチームリーダーが持っていない何かで勝負する、その一つがマネージメント能力だと思うのです。
これは、どんな部署でどんな仕事をしていても、自分の気持ち一つで鍛えられます。
また、自分の市場価値を世に示す場合でも、結局は、特定の業務スキルよりプロジェクトマネージメント経験を問われることになります。
(これは実際に転職活動をしてみるとわかります。良い条件で転職するためには、××分野の開発経験10年、などでは勝負にならず、50人規模のプロジェクトマネージメント経験、などと経歴書には書くことになります。)
加えて、今、市場で求められているのは、衰退産業のスキルではなく、「女性のマネージャー」であることは、先述した通りです。
なかなか先のことは読めませんが、ここ数十年の日本のことで間違いなく予測できる数少ない傾向の一つは、少子高齢化です。
この流れの中では、女性が働き続けること、マネージメントできる女性が増えなければいけないことは、自明です。
今の会社での出世のためだけでなく、自分の市場価値を高めるためにも、是非、マネージャーを目指してみてください。
それと、大企業ならではだと思うのですが、本当は、探せば、あなたのロールモデルは既に社内のどこかにいるはずです。
http://anond.hatelabo.jp/20130921135718
はてな記法がよくわかっていないので、読みにくかったらすみません。
私もあなたと同じ公務員的大企業に勤めていて、現在30代後半の女性管理職です。
なので、どこまで役に立つのかわかりませんが、私の思うところを書きます。
1.キャリアの連続性や将来の待遇UPをあきらめて、産休育休制度があり年収はそこそこの今の職場でのんびり働く
→私はこれを一番お勧めします。ただし、出世は諦める必要はないと思います。理由は後述します。
2.産休育休制度をあきらめて(=子どもをあきらめるに近い)、連続性のあるキャリアを積めて、年収や役職UPが期待できるところに転職する
→あなたがなぜその会社に就職したのかわからないのですが、そもそも、子供産んでも続けられそうな職場だったからではないんでしょうか?
もっとチャレンジがしたかったなら、別の職場があったのではないでしょうか?
3.年収ダウンを受け入れて、連続性のあるキャリアを積めて産休育休制度もあるところに転職するか
大企業では、往々にして、キャリアチェンジさせられるものですが、最も大きいキャリアチェンジは、ワーカーからチームリーダーに、そしてマネージャーになることです。
あなたが目指している分野が何かはわかりませんが、ずっとワーカーのままでは、そもそもの出世自体が望めませんし、あなたが書いているような衰退産業のキャリアで転職しても、結局は行き詰まるでしょう。
そこで、1.の件に戻りますが、今、女性で高い役職を目指す人に求められているのは、マネージメント能力であって、何か特定の業務のスキルではありません。
下にリンクを貼った記事を読んでください。今のあなたは男性の気持ちに共感してしまうのではないでしょうか。
おそらくは、正しいのは女性側です。(正しいとか間違ってるとか簡単に言いたくない問題ですが。)
もしも、女性側が正しいと思えるなら、今の会社で「マネージャー」を目指すことで出世すべきです。
今、大企業では、子持ちの女性管理職を喉から手が出るほど求めています。
女性管理職比率を増やすためには、当然子持ちも数に入れないと達成出来ないし、あとに続く女性社員のロールモデルになってほしいからです。
大企業でなければ、世間からのプレッシャーもありませんから、子供の病気でちょくちょく休むかもしれない子持ちなど、高い役職でも低い役職でも邪魔なだけでしょう。
http://diamond.jp/articles/-/41716
逆に、男性側の気持ちに共感してしまうようでは、あなたはその会社の出世を期待される人材像と合ってませんから、転職したほうがいいかもしれません。
ただ、プレイングマネージャーをやるしかないベンチャーや中小企業以外のほとんどの会社が、この女性管理職の方を正しいと思うであろうことは忘れないほうがいいと思います。
ということは、あなたに残された選択肢は、2.で且つベンチャーで子供は諦めた方が良いのではないか、ということです。
こういうことは、なかなか同期や先輩・後輩と話しにくいものです。
せっかくの匿名ダイアリーですので、率直なところを書いたつもりです。
何かの参考になれば幸いです。
【追記】
id:tsugo-tsugo さん、私は上でも書きましたが、大企業の管理職なので、子供の病気で休むような社員や産休・育休に入るような社員を邪魔者とは思いません。
ですが、その社員をカバーするだけの要員を確保できるのは、まさに大企業ならではであって、その人をカバー出来るだけの人を確保できない中小企業や、その人がその人にしかできない特殊スキルを持っていて、そのスキル移転が出来ないような状況下であれば、うまいマネージメントはできないと思います。