2024-08-30

なぜ、スタジオジブリ作品ネット配信されないのか

金ローラピュタをやっている。冒頭部分をチラッと見たけど、何度見ても絵の迫力がすごい。「色褪せない名作」とはまさにこのことを指すんだなと思う。

・そういえば、スタジオジブリ作品国内で見るにはDVDを買うか借りるか放送を待つかしなければならない。この配信全盛の時代に、だ。

世代を問わず愛されている作品配信を待ち望んでいる人は星の数ほどいるはずだ。しか海外では配信されているわけで。であれば尚更理由が気になる。

親会社日テレは今年6月の株主総会で「スタジオジブリ原則サポートする形で子会社化したと承知しているが、シナジーを感じられない。優待ジブリグッズを出したり、配信では放映権問題海外しかみられないジブリ作品国内でもみられるようにしたりしないのか。」という質問に対して次のツイートのように回答している。(公式資料が見当たらなかったので個人ツイート掲載

https://x.com/michsuzu/status/1806181949222101350

・あと、鈴木敏夫Pと宮崎駿監督ラジオ鼎談したピクサーピートドクター質問にこう回答している。(鈴木敏夫ジブリ汗まみれ 2024年8月4日放送回)

ピートドクターちょっと哲学的な問いになってしまうんですけど、今の時代本当に色んな場所で色んな作品が見られる状況が(配信含めて)できてしまって、それって私たちにとって健康的なことなのかと悩むことがありますスマホ作品を見る方も見かけるし、世界ちゃんと繋がれているのかなとちょっと思ってしまうんです。

宮崎駿)僕自身全然そういうものを見ないもんですから。僕は平和です(笑)

(中略)

鈴木敏夫)だから、いわゆる配信もね。世界ではやってますけど、実はこの日本では一切やってないんです。日本の人は映画館に行かなきゃ映画が観られない。それだけはね、守ってます

・つまりジブリ側としては「映画映画館で見るもの」というスタンスであり、日テレ側もあくまジブリサポートするという立ち位置であるため配信に踏み切れない、というわけなのだろうか。

鈴木Pの熱い信条があるから実現しないというのは理解できる。

・ただ、既にビデオテープDVDも発売してテレビ放映までしているわけで、散々映画館の外で見られているというのになぜ配信だけ頑なに拒むのだろうか。

レンタルビデオ店はおろか、テレビ日常的に視聴する人すら減ってきている中で果たしてこれからどのくらいの子供達が安定的ジブリ映画を視聴できる環境にあるだろう。

テレビ放映されるといえども、いつ、どのタイミングで見たい作品が放映されるかは分からない。放映されるといっても数年に一度のペースだ。高畑勲作品に至ってはここ数年ほとんど放映されていない。さらに「ノーカット放送」といいつつ本編中に提供クレジットを読み上げ始めたり、エンディングを来週の予告をする左端で信じられない速度で流したりする。あまりにも作品へのリスペクトが欠けているのではないだろうか。

日テレもせっかく自前の映像配信サービスHulu)を持っているのにこれは宝の持ち腐れではないだろうか。ネトフリだのU-Nextだので配信しろと言っているわけじゃない。悪いこと言わないから、自社のサービスで構わないから、どうか配信してくれないだろうか。

子供に宛てて作った作品子供の目に留まらなくなるのは本望じゃないだろうから。このままじゃ歴史の渦に埋もれてしまうから。見放題配信が嫌なのであればAmazonDMMレンタル配信でも構わないから。スタジオジブリさん、どうか、どうかインターネットでの配信をお願いします。この通りです。

  • ワイはtorrentでダウンロードしてみてるやで。

  • 黙っててもDVDが売れて視聴率が取れるコンテンツを安売りなんかするわけないってことよ

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