2022-11-24

11週目コマフィルム再配布の週に搭乗したら地獄だった

私があるアニメ映画を観に行った時に目の当たりにした出来事について書こうと思う。映画名は出さないが、すぐに分かると思う。

単刀直入に言う

特典目的の途中退席、公式がはっきりと禁止している劇場内トレーディング行為・交換会をするな

11月14日なんばパークスシネマにその映画を観に行った。

その週は公開から11週目で、入場特典は再配布のコマフィルムだった。このコマフィルムは7週目にも配布されたのだが、あまり反響に再配布が決まったのである。公開から11週目ということで上映回数、スクリーンキャパが限られている中、多くのファンが欲しているコマフィルムが再配布されるというので、その週は映画チケットを取るのも一苦労であった。

入場特典を受け取りスクリーンに向かうと、出入り口に人がたむろしている。それも一人や二人ではない。

先日公式からお達しがハッキリと出たしまさかと思ったが、やはり行われていた。

劇場の出入り口前での特典交換会だ。

その光景は、パークスへその映画を観に行ったらほぼ毎回繰り広げられていたものである

以前は公式からは何も言われていなかったのだが(だからと言ってやって良い行為ではないことは大前提である)、ある日ペンライトについての注意事項が出されるタイミングで、トレーディング行為について禁止する旨の文が公式サイトにハッキリと書かれた。

にも関わらず、堂々とトレーディング行為が行われているのである

唖然とした。

そんな私に追い打ちをかけたのが、小さい子どもを連れてその特典交換会に参加していた人だ。私が推しているメンバートートバッグを持って、交換を探す用のボードの「求」の文字の横には私の大好きなメンバー名前が書かれていた。

ただただショックだった。

周りの様子を誰よりもよく見ていてその優しさでみんなを笑顔にしてくれるあのメンバーの何を見てきたんだろうか。

特典を一人分多く貰う目的で連れられてきたであろうその子マスクをつけていなかった。大体の施設マスクの着用が免除されるのは3歳辺りまでの年齢の子どもということを考えれば、そんな年齢の子コマフィルム目的で振り回しているということになる。

特典目的ではなく、純粋にその子と二人で映画を観に来たという可能性も充分考えられるが、チケットを取るのも一苦労な週にわざわざ来て、劇場前でトレーディング行為をしているところを見てしまったら、申し訳ないが特典目的で連れてきたようにしか見えない。

これだけでも充分嫌だったが、上映開始後、更なる地獄を見ることになった。

私はその日、最後列の真ん中の席で鑑賞した。

この映画は全編ライブ構成で、開演アナウンス→本編ライブエンドロールアンコール→終演アナウンスの順番で流れる

それが最初に起きたのはエンドロールが始まってからだ。

エンドロール音楽が流れ出したと思ったら、周りがガサガサしだした。

中退席する人達の音だった。

それもまあまあな人数。

アンコールが始まってからもポツポツと退席していった。

終演アナウンスの時が一番途中退席が多かったのだろうか。流れ出した途端そこら中からガサガサ鳴って、アナウンスに集中出来ない程だった。

実はその回の上映時間が14:30までで、次の回が14:20からで、上映時間10分被っていたのだ。

まりコマフィルムがとにかく欲しいオタクは、この上映時間が被っている回を二つとも取り、先に上映する回は途中で退席して次の回に入るというのである

上映時間が被っているのは知っていたし、途中退席があるというのも知っていたが、まさかあんなに大勢が途中退席するとは思わなかった。

ライブの余韻もクソもなかった。最後列真ん中に座っていたせいで途中退席する人が全て見えてしまって最悪だった。

シアター内が明るくなり辺りを見ると、上映開始時はほぼ満席だったとは到底思えないような人数しか残っていなかった。

200席のスクリーンを使っていたが、最後まで残っていた人数だけなら、その半分以下の収容人数スクリーンで充分事足りただろう。

本当にみっともないと思った。やめて欲しい。

特典の為に途中退席する人があんなに多くいたことが本当にショックだった。

だが、私がさらに嘆かわしいと思うのは、これらのことが話題にならないことである

5週目辺りだったか、その頃Twitterで急に特典強奪等の注意喚起が増えた。

あの時多発した注意喚起個人的にはあまり信用できないと思っている。

どこの映画館の何時ごろに起きたのかが書かれていない、特典はその前も後も配布があったのに強奪事件注意喚起ツイが投稿されたのはその期間だけ(私が知らないだけかもしれない)、チケット戦争になるほどみんなが欲しがっているコマフィルムの週には起こらなかった(これも私が知らないだけの可能性有り)、どれも内容が感情まかせというか、注意喚起らしい注意喚起じゃない………など

真偽の分からない注意喚起バンバン拡散されていたのに対し、途中退席や交換会はほとんど話題にあがっていないように思う。私のようにそれを目の当たりにした人も、それを行った人も確実に大勢いるにも関わらず。

話題に上がらないということは、これらが問題視されていないということであろう。

グッズ欲しさに自身の行動を正当化するオタクの良い例ではないか

ただただ悲しい。

あんなことをする人が、私が好きなコンテンツファンにあれだけの人数いるということが悲しい。

私が危惧しているのは、今後もこういったことが起こるのではないかというところだ。

この映画は、劇場シリーズ第一弾として出された。第二弾以降があることは容易に想像ができる。

第二弾以降が公開された時も、あん光景が広がってしまうのだろうか。

もしもこの記事を読んだ同界隈のオタクがいたなら言いたい。

第二弾以降の映画では、劇場前トレーディング行為・交換会も、特典目的の途中退席も、絶対しないで欲しい。

そしてすでにこれらの行為したことがあるオタクは、自分がやったことが恥じるべき行為だという自覚を本当に持って欲しい。

まあこの記事がそれらの人の目に届くか分からないんですが。

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