2022-01-05

34歳、人生順風満帆だと思ってたけど違ってた

34歳半ば、人生の急な方向転換に苦しんでいる。

から恋愛に縁遠く、数少ないデートも楽しむことができなかった私は一生独身で生きるんだろうなという思いをもっており、独身で生きるための準備を着々と進めていた。

20代半ばで一人暮らしを始め、20代後半には必死勉強知識スキル、そして経験を身につけ、転職を経て一人生きていくには十分な年収を得て、資産運用も順調に進んでいた。

仕事自分にとっては天職といえる職業技術を身につける日々が楽しかった。一生このまま過ごせると確信していた。

それが突然崩れた。

両親があと半年後にこの家を出て、別の家に引っ越すという。ずっと実家にいた一つ下の弟も彼女との同棲のために家を出るという。

特に、両親が実家を出るということが大きな衝撃だった。

まれからずっと過ごしてきた実家がなくなってしまうこと、親が老後に備えたアクションを取ったこと。

実家玄関前に急な階段があり老人には辛い家なのでいつか手すりなりエレベータをつけなきゃな、いつか介護のために戻ってこようと思っていたが、まさか家を出てしまうなんて。

そして改めておじいちゃんおばあちゃんの域に差し掛かった親を直視する。

まだ60代半ばで健康のもの旅行趣味にと楽しくはつらつと生きているが、あと何年このままでいられるだろう?

元より親が老いたら世話をするつもりだったが、そのあとは?親が死んだあと、私は平静でいられるのか?

その時ともに悲しみと痛みを分かち合う肉親の弟のそばにいるのは、弟が築き上げた大事家族だ。老い若い頃のタフさも健康も無い私は、弱った心で一人で痛みを抱えて数十年生き続けることになる。

それから1ヶ月半、ずっと不安に苛まれて涙の止まらない日々が続いている。

二人で新居で暮らす両親、弟の新しい家族。一人取り残される自分。いつかいなくなる愛おしい親。

望んで一人でいたはずだったのに、帰りを待っていてくれる家族故郷がなくなることを実感してしまったら駄目だった。なぜ今までちゃん想像しなかったのだろうか。つくづく自分の甘さと幼稚さに呆れる。

長く元気でいてくれた祖母も同時期に体調を崩した。命に関わるものではないけれど、いつもにこやかで賢くキビキビ動く尊敬すべき祖母が痛みに苦しむ姿はとても可哀想で涙が込み上げた。

不安を解消するためにひたすら考えをメモにまとめて有益情報を求めて検索を続けるが、それがさら不安を煽る負のスパイラルになる。

時代は変わり、世代も移り変わっていく。高齢者はこの世を去り、かつての中年高齢者になり、若者中年となる。

そして世代が変われば元の家族は強固な1グループではなく分割され新しい形にフォームチェンジし、自分家族自分で築き上げなければいけない。

のんきで物分かりの悪い自分は、あと半年で35になろうというタイミングでそれに気が付かされることになった。

どうしてこうなった。去年の10月までは順調に機嫌良く自信を持って幸せ人生を歩んでいたのに。

少し悩んだ結果、今慌てて婚活を始めている。

20年近く温めてきた人生計画短期間で方針転換することは苦しい。短時間で出した結論が正しいのかもわからない。

でも、同じ痛みを支え合える人が欲しいと思った。自分を愛してくれる親がいなくなっても励まし合い、褒め合う人が欲しいと思った。

もうすぐ高齢出産の年齢になるので悩む時間も無いしそもそもできるかわからないが、あわよくば私も子供を持って、父母や弟と同じ親になり、同じ苦労を体験する仲間になりたいと思った。

ダメでもともと、せっかくだから一度くらい恋愛したり他人と並走する人生を考える機会があってもいい、いい人がいなければ結婚は諦めて今まで通り独身で生きることにしようと思っている。

幸い、恋愛すべきだった年代で費やした時間無駄にはなってない。もし婚活がうまくいかなくても金は鎧または道具となって私を支えてくれる。

人生何が起きるかわからない。思ってるほど理解覚悟もできてなかった。

自省をこめて。

  • そこそこ順風満帆だと思うが。むしろいい舵きったぐらいだわ。 旅をさせよ、ってことなんだろうな。

  • 他の婚活エントリにはない余裕が感じられる やはり1人でも生きていけるだけの収入があると違うな 余裕があるからわりかし早く結婚できるよ

  • 数少ないデートも楽しむことができなかった ここまで読みました お前は十分生きた・・・

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