あのさ、
鰻の白焼きしてるのをそのまま食べる方がなんか海原雄山さんっぽくない?
こだわってる食べ方というか、
よくさ、
塩かタレかって迷うことってあるじゃない。
店員さんに、
それこそ人生の岐路!
塩とタレどちらにしますか?って聞かれたの。
私は一瞬どちらが人気ありますか?ってすっとこどっこいな店員さんに聞かれても知らねーよ!って思われてそうな100点の返答をしそうになったけど、
これじゃ優柔不断だなって思われるのもシャクなので、
塩!って即答風の私分かってます!って顔して答えをしたのよ。
ちょっと爽やかなドヤ風を吹かせながら顎はちょっとしゃくれがちの顔のドヤ顔で言いながら
なんか塩タレ問題で困ったら塩!って答える方が美食家っぽいと私は思ってるんだけど、
本当はどちらでもいいし、
なんでもいいし、
でも鯛のお刺身をちょっと刺身の切り身の角にちょっと塩付けて食べるタイプとかまさにそうじゃない?
こだわって塩なのね!とか。
塩・タレルーレットってのを作ってお店のテーブルに置いて置いたら、
誰しもがもうこの人類が悩みに悩み続けてきた歴史の塩タレ問題を唯一解決する冴えた方法なのよ。
で、
その塩・タレルーレットは細かく円グラフが十等分されていて塩・タレ・塩・タレって交互に並んでいるんじゃなくて、
円グラフの50パーセント50パーセントの大きな正に二択とも似つかわない、
1つのマスにカチカチって止まるスリルとかもう全然無いタイプのルーレットで、
ぜんぜん塩かタレかどちらかに決まるか!?ってハラハラもしない、
もう半分の大きな円を占めているから、
回転が遅くなって、
塩かタレかのゾーン手前で勢い弱くなって、
カチッと境目を超えても勢いが弱いから
もう見るからに明らかに塩かタレかハラハラもドキドキもしないタイプのルーレットなのよ。
そんなに人生って甘くはないのよ。
べ、べつにタレにかけて甘いって言ってるわけじゃないんだかんね!
だから、
そう言った塩かタレか迷って入りシチュエーションコントなんかを見ると
女性で塩かタレか、
そしてホルモンって飲み込むタイミングが分からなーいって言ってる人とか!
その二択で迷ってる人を
私はその人生の岐路の分岐点でもある選択肢からノガレラレナイ、
あ!あそこにも居たわ!
シオカタレカ明美さんが!って
もう本当に
6月の日替わり献立表をもらいに行くのをすっかり忘れていたイエスタデー
でさ、
もらいに行ったついでの手前、
今日の日替わりなにかしら!?って日替わりをと注文決め込むつもりだったけど、
私の目の中に飛び込み前転で飛び込んできたの。
こ、これは!
6月限定のブラックペッパー石焼きチャーハンを食べねば!ってことで、
もうすっかり現役の役目を果たしたソフバンのペッパー君とは大違いなほど、
悲しくもお寿司屋さんで働いていたペッパー君はただたんに画面の端末になってしまって、
でも、
手も足も無くなっちゃったけど、
意思疎通が出来たときのペッパー君の目が青く光るあの眼差しを私は忘れはしない。
父さんがくれたあの眼差しに、
40秒で支度したことを私は忘れはしないわ。
店員さんに
塩かタレかどちらにしますか?って聞かれたの。
そこで伏線回収。
そう言うことだったのよ。
一瞬迷ったけど、
店員さんにもどちらがいいですか?って聞こうと思ったけど、
ここは私は私の確固たる意志で
塩!って言って注文したの。
ちょっと爽やかなドヤ風を吹かせながら顎はちょっとしゃくれがちの顔のドヤ顔で言いながら。
熱々に熱せられた石器に盛られた熱々チャーハンは
私がスプーンでそして頼んだ塩ダレで、
塩かタレか言ってるのに塩ダレでって言うのもややこしいけど
要は塩の味の付いた調味液体をぐるっとかけ回して入れると
その石器の中で一盛り上がりあるのよ。
ジュージュー!って
そして、
私は急いでスプーンで美味しくかき混ぜるんだけど、
石器が熱々すぎて、
底の方にこべりついたイベリコ豚の肉の具とチャーハンの米粒がいい具合に
お焦げを演出する覚えたての言葉を使いたいメイラード反応でいい香りを立たせていて
一部混ぜきれなかった分がお焦げとして完璧にその石器の中で成し遂げる役目を果たすの。
塩かタレかで迷っていて
塩・タレルーレットを回している人を見たらあれはシオカタレカ明美さんと呼んであげて欲しいってことよ。
石器時代の人はいつもああやって石器で熱々に熱してジュージューな美味しい石焼きチャーハンを食べていたんだと思うと、
思いを馳せらさずにはいられないわ。
うふふ。
クリームサワーソースがまたより一層美味しさを引き立たせている感じがしてとても美味しいわ。
国産苺も甘くて美味しいんだけど、
まったく向かないわけではないから
誤解しないでね。
甘過ぎもなく酸味があって、
私は好きナンだな。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!