https://www.buzzfeed.com/jp/rihotakatsuto/kodomo-to-oya
上の記事のブコメで、臭い物に蓋をする方法とか、クソマナーとか、ただのプライバシー教育とか書いている方がいたので、それは誤解だよと伝えたい。
プライベートパーツの概念は、性教育の「はじめの一歩」であって、決して全てではない。ちゃんと子供の発達段階に応じてステップアップしていく。漫画でも言及されている。
プライベートパーツは、未就学の子供たちへ、先ずは自分や他者の身体を大切にすること、守ることを教えるために導入する。
体のどこが大切なのかは本人が決めれば良いとか、好きな格好させろとかそういう主体的な性のあり方はもっと成長してリスク判断できるようになってからで、最初は自分や他者を守ること、尊重することを大人は教えておこうということ。子供への伝え方も、恥ずかしい部分だから隠せではなく、大切な部分だからしまっておこうね〜って感じで伝えるのが重要だと書いてある。
性的な抑圧については、親ガチャな部分もあるとは思うけど、こういう情報に触れることで親自身が抑圧からとかれる部分はあると思う。それに、この方法まで抑圧と言われたら、正直親としてはどうするのが良いのか途方に暮れるよ。幼児は簡単に人前で脱ぐし、連呼するし、触りまくるから。相手が嫌がっていても気が付かない子もよくいる。もちろん、その場で注意もするけど、逐一脱ぐな触るなというよりは、そこはプライベートパーツだから触らないでねっていう方が、円滑にコミュニケーションできるよ。
生理や精通、生殖の知識について教えるときも、同じように性に対して悪いイメージを持たせないようにすること大切と書かれている。
もし、知識を持たずに生理や精通、漫画などでの性表現に遭遇すると、性に対して気持ち悪くて汚れたイメージやいやらしくてよくないものという負のイメージを強く持ってしまったりする。予備知識を与えることで、そういう性的トラウマを緩和できるし、トラブル予防になる。
また、漫画、アニメ、AVなどのアダルトコンテンツについても、遠ざけるのではなくしっかり現実と虚構の区別がついていることが大切、と書かれている。
親がフィルタをかけるにしても、結局それにも限界があるし、子供自身の見分ける能力を育てるしかない。幼い頃から自分や相手の心や体を大切に扱うことが、その土台になると書かれている。
あと、知識と並行して、コミュニケーションに関することも重要で(プライベートパーツには触れないというのも対人スキルの一つだよね)、パートナーや他社との性的関係性、性の多様性、ジェンダーとかについて考えたりする。性教育はそういう包括的な関わり合いに関する部分までカバーする。
これは私個人の考えだけど、現実の性を具体的に教える必要性を感じている。今はネットであまりに簡単にアダルトコンテンツを見る事ができすぎるし、悪気なく現実と混同しちゃう子はどうしてもいると思う。特に思春期を迎えた子供たちに対する具体的なセックスの話は、生殖のしくみ、感染症、妊娠リスクなどの話だけに止まらず、コミュニケーションの取り方、マスターベーションの仕方、セックスの方法、危険な性行為の知識、性暴力にあった時の対処まできちんと踏み込むべきだと思う。私自身は子供の時には恋愛経験なかったけど、大人になっていきなりセックスする前に、そういう具体的なリアルな知識は知っていたかったと思うよ。
BuzzFeedの同じ記者さんの下の記事とかはその辺とても参考になるので、老若男女ぜひ読んでいただきたい。
https://www.buzzfeed.com/jp/rihotakatsuto/yubiire-honto
性教育に関する漫画や動画についての情報が一つにまとまっていて、子供が目にする機会があると親としては助かるなあと思っている。(他力本願だけど)
というわけで、おうち性教育の漫画、良い内容だと思うので、胡散臭がらずに読んでみてください。
↓ここでも読めるし、