8年前に新卒で、誰もが知っている日本の銀行に入社してから、転職で米国生まれの多国籍企業に移りました。
主語がデカイ感はあるけど、二社間の傾向は見て貰えると思います。
就職先はよく考えた方が良い、これは紛れもない事実です。自分の人生、何に重点を置いて生きていくか?という選択です。
これは重要な選択ですが、何も新卒から就職という一時点でだけ決定しなくとも良い訳です。
最初の仕事で合わなくても、力を蓄えて職を変えても良いですし。
強調したいのは、合うか合わないか、入社してから考えてみても遅くも無いということです。
それから、仕事と上でのスキルでプロとして勝負していこう!と考えているのであれば、他人に言われようが言われまいが、自己研鑽を止めたらオシマイです。
(他人から言われて勉強するのは、楽しいものでも無いですが・・・)
日本の銀行では、「仕事のために生きているフリをするのは大事だな」ということです。
これは、はっきり言えば入社前から分かっていました。だって、面接がそういう受け答えを求めてくるじゃない?
「XX銀行を志望した理由は何ですか?」そんなん、他のメガだって殆ど業務に差は御座いませんよ、と思いながら、「フリ」で色々答える。
業務時間も長いので、朝6時に出社して、会社を出るのは午前1時近くの時期もありました。
(そこまで酷くない時期もあったが、巡航速度の仕事で8時出社、20時退社くらい。)
飲み会は、部署によりけりでしたが、ある程度付き合いは必要だったかも。
万が一にも、「趣味の傍らに仕事をしよう」という生き方なのであれば、それは当然合わない場所だから、やめた方がいいと思う。
あと、現場の意識として、守りを固めることが第一になっているので(些細なワンミスがあからさまに出世に響くから当然。)、やはり前向きな業務が進むには途方も無い時間がかかりますね。
基本的に、仕事に対して人を採用するので、その仕事に関するスキルセットは自前で用意してくることになります。
なので、勉強や資格が必要なら自分で取ることになります。上司からアレコレ言われません。成果を出せれば文句言われない。
誘われての飲み会等も無い(業務後は、自分で自己研鑽やらリフレッシュに使う時間という意識が染み付いているので。)。
その他に書き出してみます。
残業代はない:銀行時代、残業代は実時間ではありませんでしたが、裁量労働です。ですので、やることやって、サッサと帰れます。
※その反面、自分が速やかに仕事を終わらせる為の仕組みづくりに執心する人間も出てきます。他人に仕事を押し付けるとか、アウトソースするとか。
良し悪しですが、業務の効率化がこういう点から動機付けられることもあります。
仕事は細かい指図は受けない/作業は評価されない:個別の作業は一切評価されないので(e.g.エクセルの管理表を埋めた、作った、とか)、結果、アウトプットに集中できます。
他人を尊重しあう:お互いに、ある程度能力を認め合えるので、結果的に無理に飲み会に誘ったり、時間を奪ったり、そういうことが減っていると思います。
クソ面倒くさい奴も居る:人間が、他人を評価することが大前提ですので、必然的な欠陥として、評価を受けることに長けている人間も紛れ込みます。所謂口だけ人間。
給料上がった:銀行の同期の1.5倍以上になりました。銀行員の第一選抜組みの40代後半になっても、まだ貰えない給与だと思います。
飲み会であまり払わない:飲み会は滅多にありませんが、開かれるのは誰かの歓迎会だったりとお祝い事。上司が全部払うので、無駄金(?)が出て行かない。嬉しい。