2014-05-14

テクノブレイクで1ヶ月入院した

正直、今更テクノブレイクって聞いても何のことだかわからない人が多いかもしれない。初出はもう4年近く前のことだ。

オナニーのしすぎで死に至る」っていう意味隠語。元のネタでは42回連続オナニーの末死んだらしいが、こちらは1回。でも42歳。後厄まっさかり。まさかこんなことで死にそうになるとは思わなかった。

もちろんこれは「社会的に」ではなく「肉体的に」死に近づいた話。今日聞いた話によると、若年齢でも起こりえる話らしいので、おっさん乙とか言わずに読んでほしい。

スペック

42歳、既婚15年、子なし。嫁とのセックスレスたぶん1年半。

そこに至る前

40越えても、それなりに溜まるものは溜まる。時に風呂場で、時にトイレでするのが日々の習慣だ。ネタスマホで見るxvideosあり、レンタル画像のサンプル画像あり。しかしこの年代だとやはり印刷物が捨てがたい。

実写のエロ本守備範囲だったが、正直最近Photoshopのせいで表紙はみんな同じ顔、売りはモザイクが大き目のDVDコンビニで買うにはやはりコミックの方がクオリティが期待できる。

その日の朝は、月初めと言うこともあって数日前にこっそり買った快楽天5月号をトイレに持ち込んだ。

青いシールを丁寧にはがして、カラーページから見ていく。それにしても快楽天は生中出し至上主義なところが首尾一貫しすぎだ。どこのコンプレックスを刺激するのか、ただ単にファンタジーと割り切っているのか。最近Jコミで懐かしの90年代エロマンガを読んでわかる和姦のコンドーム率と比べるとその差に歴然とする。などと思いながら絵柄、シチュエーションを探していく。こういう時の好みは自分の状況と少しずれている方がいい。

100%好みの絵柄でなくても、7割方苦手なシチュエーションであっても、それなりに興奮するものは興奮する。個人的には眼鏡最後まで外さないのがいいんだが、そうなると無理のあるシチュエーションが増えるのが悲しい。特に実写だとその無理さが加速する。手元に快楽天5月号がある方は冒頭からページをめくって頂ければ、どこで手が止まったかなんとなく推測できるのではないだろうか。

その最中、そして発生

眼鏡をかけたまま最後までするシチュエーションに無理があるように、トイレエロマンガを見ながらする、というシチュエーションにも若干の無理がある。和式トイレは言うにおよばず、洋式トイレでも普通に座っている限りは難しい部分が発生する。ことの性格上片手はふさがる上、ひざの上に物を乗せられない。もう片方の手で持ってもページをめくれない。これを解決するのが、洋式便器の蓋を下ろして机代わりに使う、というやり方だ。若干衛生上の問題はあるが、こんなこともあろうかの毎日トイレ掃除である。抜かりはない。

ところが、このやり方にはその日まで自分の考えにも及ばない隠れた危険があったのだ。

大きく立ち座りする必要があるため、その前後で起こる大きな血圧の変化。

賢者タイムに立ち上がった瞬間、それは起こった。

強いめまい。そして頭痛

立っていられないほどの緊急事態

一度座ったが、全く状況に変化がない。いや、これはただの緊急事態ではない、そう確信した自分は、なんとかトイレの水を流した。リビングに戻り、PCの裏に快楽天を投げ込んだ。そして嫁がまだ寝ている寝室に帰還した。

搬送、そして入院

ベッドに戻っても、頭痛めまいは治らない。治らないどころか悪化しているような気がした。吐き気も起きたが、胃の中には何も入っていない。えずくだけで何も出てこない。いずれ病院には行かなくてはなるまい。

近所のかかりつけ医になんとか連絡をつけて相談したところ、おそらく自分のところでは手に負えないから病院に行けとのこと。こちらとしてはそれを前提に紹介状を書いてほしかったのだが、そういう流れにはならないらしい。つまりどういうことか。改めてこれは、緊急事態なのだ

緊急事態イコール119番搬送依頼。

救急車は意外なほど早く来た。ストレッチャーに移され、バイタルを測定され、病院救急受付に運ばれ、頭部のCTスキャンを受けた。つまり、即入院コースだ。

問題は、この間、妻にも、救急隊員にも、救急受付の医師にも、誰にも本当の原因は話せなかったことだ。

さなかったことで病因が誤解される元になるのか、むしろCTスキャンで見ればわかる人にはわかるのか、そんなことを考えながらも、ついにそれを話すことはなかった。

その後

検査と絶対安静の数日間のおぼろげな記憶の後、手術が行われた。頭部に疾患があったことは自覚があったが、病名を把握したのは手術後、麻酔が切れてからだった。

病名「クモ膜下出血」。

今日NHKあさイチ」でも特集のあったポピュラー脳内疾患だ。

病名はポピュラーだが、治療はそれなりに難しい。2通りある手術のどちらでも失敗率は5%程度。手術が成功しても場合によっては麻痺などの後遺症が残る。そしてこの病気典型的生活習慣病だが、40代だけでなく、20代や30代でも起こる可能性のある病気らしい。という話は今朝の特集を見て知った。

いずれ、出血、そして手術があった今となっては、入院一ヶ月。その後も少々自宅療養が必要となる。そう、この話は既に一ヶ月以上前の話になる。読んでいた快楽天5月号なことからそれに気がついた人もいると思う。

おわりに

今回のこの発病は一般的に言われるテクノブレイクとは違う症例かもしれない。だが、同じようなシチュエーションでの命の危険はあるのだ。一説によると、これで死んだ場合は一人でも「腹上死」という扱いになるという話もある。

トイレで腹上死」そんな話、エロマンガの題材にもならないだろうが、増田ネタにはなるかもしれない。そう思ってここに書かせていただいた。

  • 増田の身長体重や食生活が気になる。 自分は痩せ型で食生活もわりと自制できてるほうなので こうはならないはずと勝手に信じてるのだが

    • 痩せ型で食事に気をつけているなら、因子のいくつかはクリアできていると思う。自分はそこでリャンハンついた。 脳内出血に至る因子には(以下独立でないものもあるが) 体重、体脂...

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