高校3年生の僕には好きな娘がいる。
中学から同じのその子とは、個人的に1対1で話すことはないが、
グループであったり・少しのメールではコミュニケーションを取ってきた。
身長150cmに満たない小さな彼女はいつも笑っており、何より可愛いのだ。
同じ高校に入学。
クラスが違うこともあり、年に数回メールをすればいい方、くらいの付き合いだった。
と、そんな噂が広まると同時期に、彼女の方から僕にメールが頻繁に届くようになった。
内容は「課題分担しようよー」「ディズニーとか行きたい」なんて他愛もない雑談。
僕は嬉しくてうれしくて、夢中で携帯にかじりついて返信をした。
メールもいつしか、あちらが寝落ちをして、朝に「ごめん寝ちゃった それでね◯◯」のように
切れることなく、毎日続くようになる。
そのずっとメールが続いている間、僕があまり社交的な性格でないせいで一度も面と向かって話したりはしなかった。
いつも車で送迎してもらう彼女が車中で携帯をいじっているのを見たその数秒後にメールが届くと、もう心は有頂天のようであり、
その逆、僕が打っているのを見られたときは小恥ずかしくなり、わざと返信を遅らせたりしたものだった。
その日の夜は暑く、寝られずに深夜までメールをしていた。
と、自然な流れか急か、翌日に所属する部活のコンサートを控えた彼女が、こんな文章を送ってきた。
「明日は君のために弾くよ(笑」
『君のために』
こんなのが来たらもう体は、ほてってしょうがない。
この時点で僕は、「この子は僕のことが好きなんだ。」と思った。もっともこのことは今でもそう思っている。
その返信は
「うん そうだよ」
これまで付き合ったことのない、あんな素敵な彼女からこれが送られてきて、
ほてりに火照ったあの夜の熱さは今でも忘れられない。
はあ、とうとう僕にもこんな素敵な彼女が出来たのか。
くそ、向こうから告白されるなんて情けないなあ(笑)なんて思いながら僕は、
「ほんとに!? えっと、よろしくおねがいします」と返した。
ああ、彼女ができたんだ……
「彼女できた!」とツイートすれば、死ね死ね とリプライが飛んできて……
そして2分後
「ええええ 冗談だよ(笑」
ふ ざ け る な
この落胆さたるや。
「あ、そうなの ひどっ!笑」
「ごめんごめん、増田くんって私と付き合いたいの?」
「いや別に……」
バカな返事をしてしまった。
情けない自分への照れ隠しをした。彼女は、こちらからハッキリ言って欲しかったのだろうか。
それとも、本当に冗談でただ遊ばれていたのだろうか。
と、まあそんなことがあってもメールは続いた。
その頻度は衰えず9月。
ふと「私の誕生日知ってる?」と。
これだけ見ると、ただのクレクレ女に見えなくもないが、この強引かつ可愛さ。
僕は急いで、たくさんのページを見てプレゼントを選んだ。
あまり慣れてない口ぶりで渡したプレゼントを受け取り、彼女は天使のような笑顔を見せてくれた。
話下手であまり間が持たずそそくさと帰ってしまったが、その後 お礼のメールが来た。
そのメールはいつもより長く、増田くんと出会えて良かった これからも仲良くしようね、という内容。
保存した。
「12月◯日って増田くん誕生日だよね、プレゼント渡すから、放課後待っててね」
彼女は、中学時代に僕が友だちと話していたのを聞いた、ということで誕生日を知ってくれていた。
当日、放課後、教室掃除だった僕はちらちら廊下を確認していた。
自分が渡した時よりも、緊張しているような気がする。
そこそこ大きな紙袋を持って、彼女が来てくれた。
最初は気付いてないふりをする僕も、少し経ってから目をあわせて、廊下に出た。
廊下にはなかなか人が多く騒がしい。
帰宅してから開けてみると、ヘッドホンとマフラーが入っていた。
これは本当に、本当のことだが、僕はその時ちょうどヘッドホンが欲しかったところだった。
毎朝、自転車の僕を彼女が乗る車が抜かしていくのだが、その日はとても照れくさかった。
僕は改めて彼女のことが好きになり、また彼女も僕を好いてくれていると思うようになった。
いつも向こうから送ってくれていたメールがじわじわと来なくなる。
不思議に思い焦ったが、特に話題もなく、こちらからも送ることはなかった。
しかしその間も僕はずっとマフラーを巻いて登校し冬を過ごした。
そして4月。
それまでにその子がたまに男子生徒と談笑しているのを見かけて胸が苦しくなった。
あの頃のように携帯にかじりつき、必死にユーモラスな文章を試みるも、
ああ、あの頃には戻れないのか。
明確な理由はないものの互いが互いをなんとなく意識しあうそんな関係には戻れないのか。(以前の関係がこのようなもの、と思っているのは僕だけかもしれない)
そうして6月。
文化祭でその彼氏が、舞台上の彼女に呼びかけて聴いているのを僕は真後ろで見ていた。
ああ、そうかこいつと付き合っているのか。
その彼氏は、いかにもちゃらく、細目 肌白 似合ってないホスト風ヘアー。
悔しかった。
なぜこいつなのか。それ以降、学校で彼女が彼氏と仲良さそうにしているのをよく見た。
その彼氏が「お前ってすぐ別れるよなーww」と言われているのを聞いて期待したものの、
その彼氏と僕の共通の知人から、彼女が2時間エッチをして、彼女の最中の声は大きい ということを笑い話で聞かされた。
本当に悔しかった。
今になって、どのくらい好きだったか。
なぜもっと強引に行けなかったのか。
あのときああしていれば。
後悔は尽きない。
ふと、昨日、彼女が家に遊びに来た。
中学時の適当なそのへんのメンバーが遊びに来た中に彼女もいた。
アポなしで来られたため、部屋は散らかり、ロクなおもてなしはできなかった。
その食事中に僕は平気な顔で、「いつから付き合ってるの?」「どんな感じなの?」と聞いた。
3月までずっとマフラーを巻いていたことが死ぬほど恥ずかしくなった。
そんなとき、開けた腋から青いブラジャーに包まれた彼女の胸が見えた。
家に帰ってからそれでシコった。
その後から、ああ あの彼氏はあの彼女の身体を抱いているんだと思い、辛くなった。
僕の好きな娘には彼氏がいる
片思いの女の子が悪い男にだまされて堕ちていく姿を見るのもなかなかに乙なものだよ。 君はリアルタイムでそういうイベントに遭遇しているのだから、影でこっそり見守りながら、彼...
何諦めてんの?
諦めるしかないよ。 俺も、自分のために、彼女に彼氏がいることを平気な様子で過ごしてる。 なんかもう俺は彼女の恋愛対象から外れてしまったな。
結局彼女はチャラ男のあり方を肯定するチャラ男の同類なんだから お前さんが付き合うべきではなかったんだよ。 セックスの様子を他人に吹聴するようなゲスい性格の奴を優しくて面白...
ふむ、そうなのかな。 僕としては、彼女はその彼氏の悪い部分を見せられてないだけで そういうのがわからずに付き合っていると信じたい。
戦略としては、彼女と友達、出来れば彼氏以外での序列一位の友達というポジションに入っておいて、別れたら付き合うってのが有力。 他の女子とも仲良くしておくと更に良い。
それがベストだよね。彼女とも仲良くできるし。 しかし、もう彼氏の存在が大きすぎて、僕にはできない……
以前 以下のエントリーを書いた者です。 僕の好きな娘には彼氏がいる http://anond.hatelabo.jp/20120917024202 様相が変わってきたので報告。 ・彼女が別れた ・その彼氏のことはいろいろあって...
少なくとも彼女はアナタに好意はあるよねー? 君には強引さが足らないんだよ。最後の一線超えを彼女にさせようなんて男は物足りない。時には、強引にきてほしいもんなんだ。 今の...
という擁護は いつか彼らの足をすくうことになると思うね
まったく理解できないんだけどそれは願望?それともなにか根拠があるの?
その彼女と君がどういう関係であるかによるが、仕事上の付き合いのような切りにくい関係の有無により行動を分けると良いね。 ない⇒一度果敢に攻めてみたらどうか。ダメなら全撤...
以前 以下のエントリーを書いた者です。 僕の好きな娘が元彼の愚痴をこぼした http://anond.hatelabo.jp/20121020211308 ↑通信障害はキャリアのものではなくて、LINEです。 電話してて、恋愛の話...
結局いつも女を叩いてる非モテ童貞達もこんなもんなんだよな、所詮は
結局いつも女を叩いてる非モテ童貞達もこんなもんなんだよな、所詮は 「女を叩いてるやつ」と「非モテ」と「童貞」は 全部別々の属性で、 実際のクラスタとしても別々だ。 まあ馬...
なんか妙にブチ切れてるけど 「俺は今たまたま彼女がいないだけで彼女いた経験もセックスもしたことあるから!」 って必死さが伝わってきて笑える。
俺は彼女いねーし非モテじゃねーし女叩いてねーし既婚者だからw お前みたいな馬鹿には俺が何の話してるのかすら全くわかんないだろうが 馬鹿の脳髄の現実認識パターンのショボ...
馬鹿だけどわかるよ。 女を叩いてるやつって案外セックスには不自由してない、でも満たされてない、ってクラスタだね。 非モテと童貞もイコールではない。
前にその娘はチャラ男の同類だ、と書いた者だけど、 軽薄で小狡い嫌な女だって印象がさらに補強された感じ。 他の人も書いてるように、お前さんは好意を知った上で都合のいいキープ...