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2023-08-21

初めてのお渡し会で完全敗北した話

8月18日8月20日まで新宿マルイワンで開催されたお渡し会に参加してきました。最終日だけ。

なんのお渡し会かって、認知度向上も含めて言うとね、アイカツフレンズ!の5周年を祝ってのお渡し会。

あのアイカツ!シリーズ3作目の「アイカツフレンズ!」。無印ではシリーズ合同ライブスターズ!では感謝祭フレンズ!はお渡し会です。いいよね等身大で。なんかあいつ等なら本編でもやってそう。ファンとの距離が近いよ。

放送当時にもお渡し会やってまして、自分も参加してたんですがそん時はポスカ渡されて速攻剥がされたんですよ。今回もそうなんかなーって不参加でした。

今回もそんなんかなー思って調べてると「2,30秒ぐらい話せる」ってことだったんで当日買い物して整理券ゲットしました。

ただお話出来るとはいえ時間制限があるので、事前に何を伝えたいかをまとめて挑みました。それがこれ↓

・10thFesのステージ最高だった

ゲストキャラフィギュアを作ったんで認知してもらう

・一緒にアイカツ!をやって欲しい

どこまで出来るか分からんけどなんとかやった。

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僕「よろしくお願いします!」

2人「お願いしまーす!」

僕「10thFesのサンメガミすごい良かったです!凄すぎてフィギュア作りました(ポーチに入れた成果物見せる)」

松「えっすご!フィギュアって作れるんですか?!」

木「すごい!」

僕「作れるんですよ!あとすいません一緒に『アイカーツ!』やってくれませんか?」

せーのっ「「「アイカーツ!」」」

僕「ありがとうございます!それじゃあ失礼します!!」

松「可愛く作ってくれてありがとうございます!」

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終わった後若干の多幸感を味わったのち「もっとこうしておけばよかった…」と後悔の洪水に飲み込まれた。

なにがいけなかったのか、もっとこうすればよかったところを以下に記す。

①伝えたいことが先行し過ぎた

時間制限がある以上、事前に何を伝えたいのかを整理しておくのはもちろん重要だが、それにとらわれ過ぎるのもよくない。

なぜなら上記を優先するあまりそれ以外の対応が全く出来なくなる。

今回で言うと自分は「10thFesのサンメガミが強過ぎた」「成果物を見せたい」「アイカーツ!を一緒にやって欲しい」この三点を念頭に置いて挑んだわけだが、それ以外の行動を完全にすっ飛ばしている。せっかく目の前に推しが二人も、机一つ挟んでいるのであればもう少し会話できたはず。あまりにも勿体なさすぎる。

また、完全に失敗したこと成果物(有形物)を見せることを目標の一つに挙げてしまたこと。

これ、結構やることが多い。「成果物を見せる」「会話する」「キャストを見る」「時間考慮する」とやることが多過ぎる。喋る見る動く考えるを一気にやってるわけだからパニックにもなってしまう。実際、自分必要最低限の事しか出来なかった。せめて「成果物を見せる」を削除しておけば「喋る」「見る」の二つぐらいに絞られたのではないだろうか(時間考慮は初回だとどうしても意識ちゃうからしゃーない部分もあると思う)。

認知されてぇ」と自分エゴ押し出した結果残念なことになってしまった。作品があって自分があることを意識すべきだった。テメーが前に出ることはない、ただゲストを見れるだけでいい。そのうえで会話を楽しめれば直義。

ゲストちゃんと見れなかった

伝えたいことを優先し過ぎたせいでちゃんゲストのお顔や衣装を目に焼き付けることが出来ませんでした。これが一番やらかしたことだと感じてる。

みなさんイベント推しとどこまで接近できますか?ライブ最前でもそうそう近くまで行けませんよね?今回は机一台分接近できるんですよ。近距離パワー型なら相手スタンドを発現させた瞬間拳を叩き込める距離ですよ。

それなのに、それなのにお顔を拝見することが出来なかった。瞼の母を瞼の推しにすることが出来なかった。南斗のシュウだったらオタクの掟により己の両目の光を捨ててますよ。

これねぇ…悔やんでも悔やみきれんよ。ここが一番後悔してる。なんでもっとちゃんと見なかったん・・・?て。もうあれ以上接近できるイベント、向こう5年はないんじゃないかな…。

だって私服じゃなくてスクールドレスなんだぜ?ライブで着てるお馴染みのあの。それ着てるんだぜ?可愛さ100万倍なのに、俺はなんで…ナンナンダンスですよ。せめてゲストの目を見てほしい。あっちが自分のこと見てくれるんだぜ?ライブ不特定多数ファンサしただけで「俺にレスくれた!」なんてバカみてーなこと言ってる状況じゃねーんだ。正真正銘あの時だけは自分ひとりだけ見てくれてんだよ。その意味もっと考えろ。

③ろくすぽ会話出来てない

せっかくスクドレ着てんだからめっちゃ可愛いですね!」くらい言えばよかった

ヒ見てるとマニキュア褒めたら二人が見せてくれたとかツイートしてる方がいてね、吐きそうになった。お渡し会上級者か?

事前に言いたいことをまとめるのはいいんだけど、もっとキャッチボールしろ一方通行になるな。一往復して終わりじゃなくて2,3往復キャッチボールしろ。頑張れ。

④剥がされる前に切り上げた

アホかお前アホか。スタッフに剥がされなければ「お渡し会」は終わりじゃないんだ。肩叩かれるまで全力でゲストを見ろ。会話しろ


で、次回参加するならこれを意識したい。

自分を出し過ぎるな。それをやるのは周回してからだ。

ちゃんゲストのことを見ろ。目に焼き付けてから目を潰せ。

③会話を楽しめ。多少暴投してもいい、頑張ってキャッチボールしろ

















つってもね、無理だろうよ。無理に決まってんじゃん。推しが目の前にいるんだぜ?頭真っ白になってパニックになるよ。

じゃあどうすりゃいいかって数こなすしかないんよな。勝手を知るというか。

「見ろ」「話せ」この二点なんとかすりゃ勝てると思うしガンガン参加して養いましょうよ。ああいうのは何度か経験しないと分からん!!!!!!!!!!!!!!!からもっかいお渡し会やってくれ頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あと、これは余談なんですが自分は豚なのであいみおと「アイカーツ!」するのは万死に値する(百合の間に挟まるやつ)と思うんですよ。これね、すごい悩んだ。やっていいものか。でも一緒にやった、やってしまった。二人が「アイカーツ!」するとこを満足げに腕組んで眺める異常者も一緒に「アイカーツ!」する異常者も等しく異常者だろと。

「壁のシミになりたい」とはよく聞きますが、自分から言わせてみればシミだろうが人間だろうが「自分」という存在(不純物)がその作品に介入すること自体おこがましい事なので、それ以外は一緒です。あれで完成してるのになにかを追加する必要性を感じない。

からね、やっちゃったよ……一緒に…多分これ逃したら一生出来ないってのもあって………ごめんな…ごめんな………超楽しかったよ…………。

2022-03-17

舞台毒薬と老嬢」を見た(ネタバレ

 もともとが1941年ブロードウェイ演劇作品ニューヨークブルックリン舞台に、冒頭ではヨーロッパ戦争が始まったけどアメリカ平和でいいわねえという、奇しくも時事性が出てしまった感じの会話で幕が開く。1幕目は「ハリーの災難」のような死体隠匿をめぐるお話が中心。2幕目になってからは主に殺人鬼の兄の処遇をめぐるお話……でいいのかなあれは。

 ブラックコメディだの安楽死だのという触れ込みだから、なんかそういう社会派な中身なのかしらと思ったら、どうも本来パルプ・フィクション的なゴシックホラーパロディ作品だったっぽい雰囲気がある。フランケンシュタインアインシュタインコンビかいうどうしようもないダジャレも出てきたりするし。作品タイプとしてはラヴクラフトの「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」あたりが近いだろうか。主人公が自らの家族秘密を知ることで、自分も呪われた血族の一員であることを知ってしま絶望するが実は……というあらすじ。アメリカらしいピューリタン的な価値観が色濃く残る社会での実は私生児だったぜヤッホーというオチは「緋文字」とかあのへんのパロディとして見てもだいぶ面白い。というかお前牧師の娘と結婚しようとしてるのに私生児大丈夫か?

 ただまあそのへんのアメリカ文学的な骨組みはコメディとしての演出で追加されたドタバタ劇でうまいことカモフラージュされてる感じがなくもない。まあ、呪われた血族ネタは今となってはクリティカルポリティカルコレクト案件だし、作品賞味期限的にも相当ギリギリな感じもするからね。精神病院収監オチなんて今時バットマンじゃないと許されないのでは(偏見)。

 コメディとして見た場合、流石に古い作品だけあって笑いのテンポのんびりしている感じがあるが、そこはまあ演出俳優の力で追加されたドタバタ劇でだいぶ補強されている。まあ観客の大半はこっちを期待して見に来ているようなものだろうし。自分まさかアメリカゴシックホラー的なものが見られるとは思っていなかった。

 2幕目で劇作家を目指すアルバイト警官がメドレー一人芝居を披露する場面があるのだけれど、これがなかなかに見事。瞼の母から、こいつは春から縁起がいいわえで三人吉三、平手がどうとか言っていたからたぶん天保水滸伝、それとおそらく一本刀土俵入りと続けざま。演じているのはの嘉島典俊という人。ぐぐったら歌舞伎経験大衆演劇経験もある人らしい。新橋演舞場という和風舞台を生かした実にいいものだった。

 「ぼけ酒」というのがキーアイテムとして出てくるのだけれど、飲むとボケるとかそういうのではなくて、梅酒の要領で木瓜の実を漬けた果実酒のことらしい。子供の頃によく飲んでいたというセリフがちょいちょいあって、そういやうちの親も梅酒を水でうすめたやつを昔はみんなジュース代わりに飲んでたと言ってたっけなあと思ったり。

 
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