はてなキーワード: チョコっとは
えっ?でもチョコって太るでしょ?
いるよ?!?!
何を言っているんだ。
バレンタインのチョコって義理チョコもまだ生き残ってはいるが、高額になるほど自分用や同性の友人用が増える。
義理化した出費負担に歯をくいしばりながらチョコを用意している女も珍しくない。
そもそも「3倍返しを狙えるからな」と女を汚い呼ばわりする男ネットじゃ定番だが、
そういう男が本当に3倍返しなんかするのか?
チョコの値段わかってっか?
適当に値段3分の1の女がほしがりもしない、包装だけ水色の駄菓子まとめて渡す程度だろ。
それに数社、(若手の女が)虚礼廃止を訴えて義理チョコを廃止しようとしたところ、
・抜け駆けお局に潰された
・もらいたいおっさんがごねまくって女を干し、それを見たほかの女がびびって存続
・もらいたいおっさんがヒスを起こして女(部に女はそいつ一人)を攻撃、同僚の男は上から目線で説教で女が辞めた
・もらいたいおっさんが別に何も言いだしていない女部下たちに嫌味連発、パワハラで訴えられるも権限で握りつぶす
みたいな話なら知ってる。
「ほーい、みんな皿持ってって~」
ハリセンが人数分の皿を用意し、その中に市販の菓子を数種入れていく。
種類はその時々で違うが、基本的には甘いものと塩味のあるものが半々。
2~3時間後には自宅での夕食を控えている時間帯、ということもあり菓子の量は少ない。
「いや、慶応」
「それは元号の話やろ」
業務スーパーとかで仕入れているのか、よく分からないメーカーの菓子ばかりなのは気がかりだったが。
まあ味は悪くなかったし、ありがたいことにチョイスも普通だ。
フレーバーも変に奇をてらっていない。
まあ、とはいっても、実際そこまで安心できる時間でもなかったが。
「マスダ、ワイの皿と交換や」
「え、なぜ?」
だからこそ「最大限、可能な限り楽しみたい」と考える学童も多い。
「でも枚数的にはカン先輩の方が多いですよ。そんなに変わりませんって」
しかし、その“ほぼ”が厄介だった。
「そんなに変わらないんやったら交換してくれや」
「そんなに変わらないんだったら交換しなくていいでしょ」
食べたところで、胃袋はその差を感じ取れないにも関わらず。
「マスダぁ、ワイが上級生の権限を行使する前に、“大人しく”言うことを聞いとった方がええで~?」
「なら俺も下級生の権限を行使しますよ。そうなったら、“大人しく”するのはそっちじゃないですか?」
「いつまでやってんだ、お前ら! さっさと『いただきます』しろ!」
実際問題、違いがあったとして、食べた時の感覚は同じと言ってしまっていいだろう。
だけど菓子を目の前にした子供に、そんな理屈は大して意味がないんだ。
「今回も渡されたわけじゃないんだが……」
「ねえ、兄貴」
「ん? どうした?」
「俺の皿と交換して」
「おいおい、お前までカン先輩に触発されたのか? だから、どの皿も同じだっての」
「いや、そっちの皿の方が綺麗だもん」
「尚更どうでもいい」
不味い菓子が出てきたこともないし、全体的に美味かったと思う。
だけど、“面白味”という意味で味気なかったのは否定できない。
オヤツだろうがなんだろうが、「決まった時間に、誰かが決めたものを食べる」という状況は、俺たちに多少の閉塞感を与えたからだ。
いや、もちろん分かってる。
我ながら細かい不平不満だ。
ただ、こんな細かい文句が出てくるのは“相対的評価”だからである。
つまり、オヤツの時間よりも“楽しみな時間”があったってこと。