はてなキーワード: 鶴岡東とは
元増田ではないんだけど、気になって調べてみた。「甲子園出場校 部員数 ランキング」でググってみた。
[第106回全国高等学校野球選手権大会出場校]
※(カッコ内)=マネージャー数
01位 広陵 155人(7人)
02位 報徳学園 143人(3人)
13位 鳥取城北 093人(4人)
15位 興南 088人(1人)
16位 青森山田 085人(4人)
16位 明豊 085人(0人)
18位 日本航空 084人(1人)
19位 霞ヶ浦 081人(4人)
21位 聖和学園 074人(1人)
22位 滋賀学園 071人(0人)
25位 西日本短大附 067人(0人)
26位 北陸 066人(3人)
27位 掛川西 064人(8人)
27位 大社 064人(7人)
29位 東海大相模 063人(1人)
29位 大阪桐蔭 063人(0人)
34位 木更津総合 0 61人(3人)
34位 京都国際 061人(1人)
36位 智辯学園 059人(0人)
37位 白樺学園 057人(1人)
38位 金足農業 056人(3人)
38位 神村学園 056人(0人)
41位 菰野 050人(2人)
41位 鳴門渦潮 050人(3人)
43位 石橋 047人(5人)
43位 英明 047人(0人)
46位 早稲田実業 042人(0人)
47位 南陽工業 040人(2人)
47位 聖カタリナ学園 040人(0人)
49位 智辯和歌山 037人(1人)
三軍を作っても部員が余る学校は実に34校、7割にも及ぶみたい。二軍まで作っても誰もあぶれないのは実に3校だけ。100人超とかの学校は確かに甲子園出場校では少なくはあるけど、んー…でもチョット多すぎ感ある。いっぱいいたとしても60-70くらいが限度のような気がするなぁ
【追加】
その意味で言うと前増田のだした大阪桐蔭が63人で、少数精鋭とまではいかないまでも、割とチャンスのある環境だと感じられるよね。
毎年同じ内容を投稿しているが、今日広陵と明徳義塾が登場するので、このタイミングで修正して再投稿。
日本の高校野球の歪さとして、酷暑の開催と過密日程はよく言われるところだが、もっとも深刻なのは私学強豪校の過剰な部員数であると思う。広陵は150人、明徳は108人を抱えている。他にも鶴岡東や聖光学院などが100人を超えている。大多数が通学圏外の「野球留学」の選手である。
周知のように現在は超少子化の時代で、子供におけるスポーツとしての野球に対する人気もサッカーやバスケのはるか後塵を拝するようになっている。にもかかわらず、甲子園に出ている私学強豪校は、現在でも100人を超える部員を通学圏外からかき集めるという、子供の数が多くてスポーツといえば野球が王様だった時代にかろうじて許されたやり方を、最近にもなってもむしろ加速させている。
その結果として何が起こっているかは想像の通り。地元では有名だった中学生の野球選手が、通学圏外の部員100人超えの強豪校に進学して3年間公式戦に出ることもなく補欠やスタンド応援要員のまま(最悪の場合中退)である一方、その選手の地元の公立校は部員数の不足に悩まされ、弱体化に拍車がかかって連合チームになったりしている、という風景が広がるようになっている。かつては甲子園常連だった名門公立校も、部員100人超えの新興私学に太刀打ちできなくなっている。
こういう話をすると、「選手の自由だ」という反論が返ってくる。しかし、試合に出て活躍することよりも、補欠やスタンド応援でも甲子園常連校に在籍していたことのステータスを選択する自由とは、一体何なのだろうか。そんな選択はそもそもおかしいのではないか、と親や教師はアドバイスしなければダメだろう。そして、私学強豪で3年間補欠だった選手が、卒業後に大学や企業チームで活躍している例は残念ながらほぼない。選手の実力を成長させるのは、練習以上に試合の経験なのである。
甲子園出場経験のない地元の高校で活躍し、注目されて上のレベルに進む例の方がまだ多い。例えば阪神の大山と佐藤は、それぞれつくば秀英と仁川学院という甲子園未出場の地元の高校に進学し、そこで目立つことで野球の強い大学に進学することができた。部員100人超えの私学に進んでいたら、試合に出る機会すらなかなか恵まれなかった可能性が高い。
2010年代以降、予選の参加校数も減少の一途をたどっている。にもかかわらず、現在でも部員100人超えの私学校が減っているように見えない。私立高校のエゴイスティックな経営戦略のために、日本全体の野球文化が掘り崩されていると言っても過言ではない。