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2020-11-06

渡辺直人のおかげで初の彼女が出来た思い出

ありがとう渡辺直人

楽天渡辺選手引退を表明し、さきほど引退試合をみたところで、

過去の思い出にふと浸ってしまい、大変個人的思い入れではあるのだが、彼のキャリアへの経緯と感謝も込めて記録しておきたい。


表題の"彼女"は楽天イーグルスファンの当時大学生であり、

2009年イーグルス初のクライマックスシリーズ進出に大いに貢献した渡辺直人選手特に贔屓にしていた。

(その頃はあまり推し」という言葉一般的ではなかったように思うが、まさしく「直人推し」だった)

一方の私も当時は大学生だったが、楽天ファンではなく、

渡辺選手2011年から3シーズンだけ在籍していた横浜DeNAベイスターズファンであった。

私が彼女を知ったのはtwitter2010年頃のことだ。

当時はtwitter流行り始めの頃合いで、まだ"野球クラスタ"もある程度限られていた。

しかも当時のベイスターズDeNAに買われる前で、万年最下位の暗黒状態ファンの数も少なく

twitter横浜ファンフォローしようとしても100人に届かないような状態だった。

そのため割と節操なく、横浜ファン以外の人も広く野球ファンという括りでフォローをしており、

私が彼女フォローしたのも、そんな他球団ファンの1人として、たまたま野球に関するツイートをしていたからだった。

野球ファンにも様々なタイプがいるが、

私はあまり負けて選手批判したり罵ったりするのを見るのは苦手なほうだった。

そんな中で選手推しである人というのは、比較的温かい目で応援するタイプの人が多く、

彼女ツイートにも別チームながら好感を持って読んでいて、ファンとしてのスタンスが合ったこから

お互いにリプを飛ばし合ったとtwitter上で仲良くなった。その最中事件は起こった。

"渡辺直人横浜へ電撃トレード!"(2010年12月)

チームメイトファンに愛される主力選手放出は、楽天ファンの方にとって大変ショックな出来事であり、

嶋が号泣したり岩隈生放送に駆けつけたりしたことを覚えている方もいらっしゃるかと思う。

もちろん、渡辺選手応援する彼女にとっても大事件であった。

彼女は大変ショックを受け、放出決断した楽天球団に少しの不信感を持つとともに、

直人を追って横浜ベイスターズ応援するようになった。

まさか宗旨変えであった。

彼女が"こちら"に来るとは全く予想していなかったので、

当初は電撃トレードのショックに同情していたが、同じチームを応援する仲間になったことを嬉しく思い、

そのきっかけとなった渡辺直人感謝するようになった。

その後、彼女横浜スタジアムに応援に来た時に

それまでお互いtwitterしか知らなかったところから

初めてリアル対面し、観戦デートを経てお付き合いすることになった。

それまで彼女いない歴=年齢であった当時の自分にとって、

メッセージでのやりとりで内面趣味をある程度わかったところで会うというスタイルは向いていたようだ。

(今ならマッチングアプリでよりスムーズに事が運ぶのだろうが)

ただ、"それが今の奥さんです"みたいなことは全く無く、残念ながら1年経たないうちに別れてしまったのだけれども。

それでも初の彼女ということでその時は浮かれていたし、楽しいデートの思い出もあり、いい出会いだったと思っている。

この思い出も、渡辺直人横浜ベイスターズに来ていなかったら無かったのだと思うと、かくも人の縁とは不思議ものだなと思う。

去年、野球ファンでも何でもない女性結婚したのだが、

先月ニュース渡辺直人引退報道が流れたのを目にし、

モトカノの思い出を妻に語るのも憚られるので、この感慨を残したく匿名ダイアリーに書かせてもらった。

渡辺選手横浜での在籍期間は、彼のキャリアからすると短い期間ではあった。

その後の西武での活躍や、楽天に出戻ることも、当時は想像すらしていなかった。

ただ、その隙間には、応援するチームを変えてしまうくらい、惹きつけられた人がいて、

その魅力を語り合ってつながったファンがいた、というのは、すごいことだなと思う。

松坂世代最後野手として、長く野球をやり、移籍経験した選手から

私や彼女のような人がもしかしたら他にもいたかもしれない。

今は連絡をとってはいないが、おそらく彼女も今は渡辺選手と、故郷球団である楽天応援していることでしょう。

現役生活お疲れさまでした、感動をありがとう

 
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