はてなキーワード: ナルコプレシーとは
昔から夢に自分の認識を頻繁に狂わされてしまうのだが、似たような仲間はいないだろうか。
何かを読んだり、考えたりしている途中でフッと瞬間的に意識を喪失して、気付かぬうちに夢でその続きを追っていることがよくある。
私の場合は意識が戻ってもまばたきをしていたかな?くらいの感覚であり、さらに戻った直後は寝起きのせいか、
ややぼんやりしているので判断力も低下しているらしく、意識を喪失していたこと自体にうまく気付くことができない。
実際に経過している時間も、数秒から長くて数分程度のようだし、下手をすると周囲の人間も私が寝ていたことに気付かない程度の時間だ。
さらに夢による疑似記憶を埋め込まれた状態なので、その間の記憶というものも自分としては明確に思い出せる状態になっている。
大抵は、続きの文章に目を走らせて、整合性が取れずにおや?となってから、今意識が飛んでいたのかなとようやく気付くことになる。
そんな調子なので、いつ自分に疑似記憶が差し込まれているかわからず、
攻殻機動隊的な感じでいくと、日々記憶や認識にランダムにハッキングを受けながら生活しているようなもので、大変に危なっかしい。
時折、夢の中で読み終えたと納得して画面を閉じてしまったりすると、
ちょっとした記事や小説なら勘違いしていても多少恥をかく程度で何の問題もないのだが、契約書やマニュアルだと高確率で後で困ったことになる。
なるべく気を付けてはいるものの、買ってきたばかりのものを組み立てながら
「次はここをひねるらしい!固いからちょっと勢いをつけるのがコツだって!」と自信満々にパーツをへし折ってしまって、
どう見ても正常ではない結果を前に、そんなバカなと慌てて説明書を見たらそんな記載はどこにもなかったとか、そういった考えられない失敗をやらかしてしまう。
結局自分の認識が信用できないので、一人で作業を進めるのはとても怖い。
なるべく説明書を開いたまま何度もチェックしながら作業を進めるとか、
少しでも異変を感じたら2秒前にチェックした項目でも行動する前に再度チェックするとか
自分を信用しないように気を付けてはいるものの、作業スペースの関係で紙に目を落としてから作業するために視線を上げたら、
もう疑似記憶が刷り込まれた状態になっていることもあるので、なかなか完璧な対策というのが見いだせない。
どうやら今ヤラれていたと気付いても、どこからどこまでが疑似記憶なのかも自分では判断がつかないのも大変恐ろしいし、その度にイチから工程を追い直す手戻りが発生する。
さらに、瞬間的な意識の喪失だけでなく、普通に寝ていたあとに寝ぼけて強烈な失態を犯すこともある。
起きるなり大慌てで支度をして、小一時間ほど鬼の形相でたこ焼きを焼いていたことがあるが、
その時は外国から久々に遊びに来る来客をたこ焼きで迎える約束をしていたのに忘れていた、もうすぐ来てしまう!
と慌てていたのだが、よく考えたら外国人の知人自体が私にはいなかった。
またこれは家族にも相談出来ていないが、パンデミックや戦争や異星人の侵攻など、世紀末な感じの夢を見て、社会が崩壊した状況にあると勘違いしてしまい、
「もうダメだ、こうなってしまった以上私が殺すしかない」と寝起きに武器になりそうなものの物色をし始めたことも実は数回ある。
パンデミックの夢を見た時に、家族が助からない病気にかかってしまっていて、
政府の出した命令によれば世帯主は責任をもって感染者を殺処分し、その後感染拡大を防ぐため自死しなければならなくなったと思い込んでいた時などは、
幸運にも家に一人の時だったので途中で違和感に気付いて正気に戻ったために実行に移すことはなかったが、正直かなり危なかったと思う。
昼間に瞬間的に寝てしまうということでナルコプレシーなどの何かの病気なんかを疑ったこともあるが、
どうも文章の先を予測出来てしまって脳が一瞬退屈を感じると瞬間的に落ちやすくなる傾向があるようなので、もしかすると私の場合はADHDがあるので、そっち由来のものなのかもしれない。
ADHDの薬で昼間の眠気が無くなったみたいな話も見かけるので試してみたいけれど、主治医はあまり重症だと思っていないようなので投薬はまだ受けられていない。
そういえば、読んでいるときだけでなく、書いているときでも頭の中に続きが思い浮かんでいると途中で寝てしまうことがよくある。
タイピングが極端に遅いということはないと思うのだが、思考速度にタイピングが追いつかない限り、待っている間にダレて寝てしまう感じというか。