はてなキーワード: ウィンドミルとは
ブレイクダンスは技の進化が常に起こってるイメージある。最初期はスワイプスというシンプルな技でもスゲーって感じだったけど、ウィンドミル、トーマス、ヘッドスピンとかが出てきてスワイプスはなんというか基本技というか練習の過程でやるようなもののイメージになったかんじ。そのあとにエアートラックスという大技が出てきて、これが何発もできるやつはもうパワームーバーとして一流みたいな感じで選ばれた人しかできんような技だったんだけど、最近じゃキッズや女の子もインスタとかでエアー抜きまくってて自分は驚愕した。ネットでHow to動画が簡単に共有されるようになったから、ずっと前にVHS擦り切れるほどみて技研究してって時代に比べたら技の進化と伝播のスピードが意味不明
テロップで "Windmill Village" と書かれていたが、日本語字幕では「フーシャ村」と訳されている。ワンピースでなければ「風車の村」とか「ウィンドミルビレッジ」とか訳すだろうなと思ったところで翻訳業の難しさを理解した。
原作がそうなんだから「フーシャ村」と訳すのが当然だし、翻訳でも参照するに決まっている。
しかし、ワンピースとは無関係な作品でワンピースに言及するようなものがあったらどうだろうか。たとえば "I left my right arm." "in Windmill Village?" みたいな会話(英語力ないからニュアンスは適当)は「右腕は置いてきた」「フーシャ村にか?」と訳すべきだろう。
「風車」と言うと、脳内でパッと浮かぶ画はあのデカい羽根がブンブン回る装置。
字面をよく見ると、風車は「風で回転する装置」だから、まあ言葉とモノが直感的に結びつく。
でもウィンドミルは「風で動かす臼」、というのを表すのが言葉のキモ。確かに、元々は穀物を挽く装置だっから、そこにフォーカスするのもおかしくない。
臼ではないのだから、モノと言葉が一致するのはウィンド部分しか残らない。
他にも、ここ数十年で著しく成長した電子技術分野では特に「名残の表現」が数多く残る。
こういう名残りは個人的に嫌いじゃない。でも、「言葉は変わるもの、変わってきたものなのだから、これからも適宜変えていきべきだ」という人には面倒な話なんだろうな。
あと、「新幹線」というと、パッと浮かぶのはあのシュッとした車体の快適な高速の列車。
でも「新幹線」という名前の中に、特殊な車体に関する言及は一切ない。「新幹線」と聞いて恐らく真っ先に浮かぶ、速いだとか快適だとかちょっと高いだとかのアイデンティティは一切表されていない。在来線とは違うという、交通網としての特殊性だけ。
「モノレール」が何か説明されろと言われて、「線路が一本の列車」という部分にフォーカスする人はあまり多くはないのではないかと思う。
パッと浮かぶイメージは、高架に吊られたり抱え込んだりして走るちょっとレアなアレ、といった所だろう。
ソシュールは記号、シニフィアンと意味されるもの、シニフィエとの結び付きが恣意的だと言う。我々が外で履くアレを「靴」と表すのに必然性は無いが、しかし靴を入れるモノを「靴箱」と呼ぶのには必然性があると言える。足に履くものを「靴」と呼び、モノを入れる設備を「箱」と呼ぶ合意が既にあるから。「名が体を表す」例と言える。