2024-10-21

女に囚われる私がBLを好む心理

私は中学生の頃からもう10年ほどいわゆる腐女子BLが好きだが、その心理をずっと考え続けてきてようやくまとまってきたので整理したい。とはいえまだまだ論理的ではないが正直な感情であることは間違いない。

①女が女として扱われる描写がない。

これは趣味嗜好とは異なるかもしれないが、私は極端に女性性を表現されることが苦手だ。

創作物に限らずとも写真映像女性の体つきが誇張されること、女らしい服装、何かしらのちょっとした言動に対する「女の子っぽいね」という謎の評価

私は性自認は昔も今も女であってそう扱われることに違和感はないが嫌悪感はある。自分以外の女性がどう扱われようと無関係だろと思われるかもしれないが、第三者女性がそう扱われる=私と「女」という共通点はある=私も同じカテゴリでありそう扱われる存在、ということを認めたくない…という心理のように思う。

よって性描写はなくとも、"女が、男に女として扱われる様子"が描かれる恋愛作品が苦手なのかもしれない。もちろんBLには女があまり出てこないので、必然的にその描写が少ないため読みやすい。

②異性恋愛における男女差。及び自己卑下

異性間恋愛において男女が平等というイメージがどうしても掴めない。理由は恐らく3つ。

1つ目は私が恋愛経験喪女から恋愛どころか男友達もいない。それ故に男と対等な関係を築くなんてことが想像もできない。人間経験浅薄さがただただ悲しい。

2つ目は男に対する引け目というか恐怖感。1つ目の理由とも似ているが、私は容姿が悪いので男には基本的馬鹿にされ見下されているという被害妄想がある。幸い直接的に言われたことはないが容姿が悪いのは事実なので内心はきっとそう思われているだろう。

そのため無意識的にそこに男女差格差を感じてしまうのではないだろうか。

3つ目は肉体的な問題。これは揺るがないと思う。つまり行為において女は男に"される側"という受動的な肉体構造をしていること。恋愛に肉体関係必須かどうかは別として行為の際にはどうしてもその構図を認めざるを得ない。性行為はそういうもんじゃなくて気持ちの面では互いに平等だよと言われてしまえばもう分からない。喪女には追いつけない世界

よって、男女差のないBLはフェアで受け入れやすいように感じる。

しかし3点目の理由関係するところで「女役を男に担わせているだけでは?」という指摘がありそうだ。むしろ自分でもそう思う。男だったら受け身にさせてもいいのか?と言われると否定できない。強いて言うのであればBLでは両方が受け攻めになりうる可能性があり、双方の合意の元で受け攻め(性行為における上と下)を決められるという点は平等だ。

容姿の良い女性に対する嫉妬がない。

まーた女と容姿の話だ。結局のところ私はブスなので可愛い女の子、綺麗な女性を見たくない。女性アイドルも苦手だ。みんな可愛くて羨ましくなる。言うまでもなくアイドル1000年に一度の逸材になりたいと思っているわけではない。ただ、普通に生きているだけで男女問わず友人ができたり彼氏ができるような人並みの容姿は欲しかった。

そういった女性に対するコンプレックスが異常に強い。そしてBLには女性が出てこないのでコンプを刺激されなくて済むのだ(何度目の論理だろう)。

そう考えると容姿の良い男に対するコンプレックス微塵も無いのでやはり私の性自認は女なんだな。

性自認容姿や男女格差視点がゴチャゴチャに入り組んで我ながらよく分からないが、私がBL好きな理由は主に上記のような要点でまとめられる。

※逆に言えば、よく言われる「男女ではなく男同士という特別な壁を乗り越えるからこそ萌える」みたいな気持ちになったことはあまりない。

から見れば論理破綻していて偏見も大いに含まれているだろうけどこれが私の正直な感情であり、誰にも共感はされなくとも否定されるものでもないと思いたい。

  • たとえ不細工でも女というだけで男より恋愛では優位なのは事実

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