ブコメの補足というか。
ハロワを好む理由というのがあって、民間求人は「金がかかるのに使えない」ので、次第にハロワ優先になりました。もとは大学に求人票を送ったり、求人誌募集したり、ネット募集したりしてたのだけど、費用対効果が悪い。
基本的に一人か、多くて二人。
まとめて10人を募集するなら100万の採用費を払っても一人あたり10万の経費だけど、1人の採用に100万を払うなら素直に月給を1万円上げてハロワに出したほうがマシです。
実際、求人サイトって、人事部を設置するほどではないけど常時採用担当が必要な程度には雇用人数が多い、ぐらいの会社さんを想定してる作りな気がするんですよね。零細の少人数採用にはあまり向いてない。
全国区で求人する必要もないので求人誌や折り込みチラシの地元枠5万でも十分で、多くて10万かそこらで済んでたのが今ではネットで最低20万円から、やたら理屈をつけてオプションを加算しようとしてきます。それで費用対効果が見込めれば文句はないし、実際、20万ぐらいは気軽に払ってたんだけど。
なお「求人を出すのは無料、エントリーがあったら費用発生」みたいなサイトが増えましたが、試しで使ってみた1件目でいきなり嘘履歴書で面接無断欠席(面接日前日の確認メールには返事がきたのに面接日以降は全無視)。現在就業中と書かれてたけどとっくに退職済み、面接無断欠席した後に書いてある職場に問い合わせすると問い合わせ先でうんざりした声で「その人はやめてます、なんども説明してます」という回答。無料で釣っといてサクラで料金発生てことかな、これ。
人手不足なのも原因の一つではあるんでしょうけど、1回の採用に費やす時間も手間も、昔より大幅に増えました。
求人広告を出して終わりの頃と違い、自動や手動でお誘いをやらないといけない。
エントリーだけはやたら多い。
エントリーに返信を送っても返事がこない。
返事が来たエントリーとのスケジュール調整を求人サイト内での連絡やり取りで完結させなければならずやり取りが複数回化。
やり取りの複雑化を整理するための求人サイト内の分類機能みたいのが増え、その整理作業が手間として純増。
調整した面接日は連絡なしで来ない。面接の無断欠勤率は3、4割ですかね。
来ない理由は想像つきます。エントリーがクリック一つで出来るようになって気軽に申し込みするようになり、大して応募する気がなくても申し込みするのが当り前になった。複数同時並行応募が簡単になり面接日の前に別の良さそうな求人があったらそちらに行ける率も高くなり、面接日前に面接に行く必要がなくなる率も上がった。なによりネットの気軽な応募なのでサボるのも気軽。というよりSNS時代で連絡そのものを面倒に思う人が増えたと推測します。
正直、タイミーあたりの「無断欠勤するようなユーザーにはペナルティが課されます」には圧倒的魅力を感じます。まだ使ったことないけど。
一方のハロワ。求人サイトの管理みたいな途中作業はなし。なによりも、仲介があるので無断で面接をブッチがありません。それだけで精神的負担は100分の1です。
単純に条件が同じなら知ってる名前に行くので、時給が同じならコンビニ、スーパー、マクドナルドに行くよねって話です。
うちはBtoB系なので、普通の消費行動してる人は仕事のイメージわかないのは当たり前。職種が営業とか書いてあったらもう誰も来ません。
俺が務まるレベルのヒマな業務内容だと自分はわかってるけど、外からは見えないしわからないからね。
年休もね、行政の指導の通りしっかり有給を使ってもらうと思うと年休120日の体制組みは流石に無理よとなるけど、有給取れる会社か否かなんて、100人超のとこなら求人口コミにも載るけど、零細で人の入れ替わりも多くないので口コミなんて発生しないんですよね。
ネットで情報を得られないような会社の求人となると、ネット求人では競り負けるのでハロワでいいやとなるんですよ。
で、実際、最近も、一人を探すのに60万とか採用費に使っても集まらなくて、結局、ハロワに出したら来てくれた、というのが実績です。
問題は応募してくる人の質じゃない? ネット求人だとデジタルに疎い人を多少は弾けるし若い衆が来そうだけど ハロワ利用するのは情報リソースの少ない中高年のイメージがあるわ
企業的にはネットで大規模募集する気はなく地元でひましてる中高年、わんちゃん若者捕まえたいってならハローワークは悪くない選択肢ではあるんだよな 問題はそういう企業は往々に...
零細企業の採用担当やってるけど、すごく納得できる内容だった