最近話題の宝塚歌劇団、過酷な労働、いじめやパワハラの末の自殺は本当に痛ましい。
更に言えば、内部にはあの様な連中がかなりの数存在している。
しかし女性は「あからさますぎる」ので大きな被害が出ることは却って少ないように思う。
(無いとは言わない、世間から見ればかなりセクハラ的だと思うし、女性はかなりショックを受けているかもしれない)
なので、主に弟子や裏方、その中でも大道具の若手が所謂オネコ連中(幕内では男の同性愛者がオネコと呼ばれる、これだけでも見る人が見ればそこそこの関わりがあった人間が書いているとわかると思う)の格好のカモだ。
宝塚に上級生、下級生が存在するように、歌舞伎にも人権の階級が存在する。
役者が一番偉い、ざっくり上から大幹部、幹部、中堅、坊ちゃん連中、名題、名題下、裏方となる。
名題の中にも幹部に近いような役者や、幹部の中にもあまり立場が強くない役者もいる。
今回敢えて使うがいじめ、というのはある種対等さから生まれるパワーバランスだ。
そして歌舞伎には揺るぎない階級制度があり、家父長制が根強い、一つの家だ。
なので虐待が起きる。
そうして殺人事件に結びついたのではないかと思う、人の命を軽んじる故に起きた殺人なのではないか、とどうしても思ってしまう。
誤解しないで欲しいのは、これらの主張は全く筋の通っていない、かなり感情面の強い個人的感想なので、真実ではない。
なんの判断材料にもしないで欲しい、更に言えばこれは書き手の創作の可能性がある事すら、考慮して欲しい。
歌舞伎は性加害に対してかなりフラットな世界なので、透明化された性犯罪は日常茶飯事である。
毎日どこかしら何かしら大なり小なりあるものをタブー視する必要はない。
女性からするとあり得ないかもしれないが、不倫浮気はやって当たり前の行為だ。
自分も外から見るとうわぁ、と思われる被害には遭っている。しかしそれは幸運にも、幕内から見れば全然マシだ。無いに等しい。
素晴らしい舞台を作る彼らは本物なのだが、閉鎖的空間に人間を集めてしまうとこうなるのだなと思う。
良識のある人間も存在はしているが、政治が独裁者的なので、どうにもならない。