2020-06-08

人生捧げる覚悟ねえなら教員はやめとけ

と、教職から脱走した人間が申します。

さて、自分受験生となってもやりたい事が全く思いつかず、遊んでばかりいた成績の大変悪い高校生だった。進路がマジでまらず(本当に勉強しない)(宿題をまともにやらない)(日本史以外赤点ぎりぎり)当時の高校担任教師に「あん教員あってるんじゃない?」と何故かすすめられ、そこからまあ色々あって真面目に勉強して、卒業すれば9割は教員となる教員養成系の大学合格した。受かった報告をすると数学先生に泣かれた。いつも20点台、調子良くて30点台のやつが受かったらそりゃ泣くよなと教員経験した今は思う。

そうして絶対なりたいという思いがあるわけでもなかったが、せっかく免許が取れる学校からあなるかと4年間過ごし、教育実習もしてああ教員になるのも悪くないかもなと思って受けた採用試験に見事に落ちる。ですよね〜

教員慢性的人手不足なのでとりあえず登録すれば臨時採用はほぼ確実、というわけでここにクソ意識低い系教員爆誕した。

【クソ意識低い系教員が超個人的教員になって良かったこと】

給料がいい、ボーナスも良い

→1年目でだいたい月手取り20くらいもらってた、ボーナスは50くらい

夏休み連続20日とか休みとれる(ただし本採用だと出張が多いから取れて10日くらい)

→ただし長期休み以外はお察し

【クソ意識低い系教員が思う不満】

時間外勤務ありきの仕事

→朝はやくて夜遅いので時間外勤務と呼んでほしいと思う。だいたい1日13時間労働だった。たぶん場所によるけどこの業界時間外勤務が月40以下のとこなんてファンタジー架空世界。定時なぞない。

管理職ガチャ学校ガチャ勝利しなくてはならない

→端的に言うと敗北してメンタルぶっ壊れて教員辞めました。南無。

・9割はヤバい

→1年目のとき先輩に教わった。「この業界は9割はヤバい奴で1割はめっちゃいい人だから1割を探し出せ。」これから教員目指してる人とか初任の人は頭に刻みつけるんだ。


もちろん楽しい事も無かったわけじゃないけれど、だんだん思考と心と身体バラバラになっていった。本当につらかった。

じゃあ親しい人や家族相談すればええやんと思う人もいると思う。自分にはできなかったのだ。

卒業したら9割は教員になる大学ということで周りの友人は小さい頃から教員を目指していたものばかりなので意識が違うのだ。みんなこういった不満を覚悟で生き抜いてるので「どこもいっしょ」みたいなのが根底にあった。

家族、誰も教職がいない。つらいつらいと漏らすと「全く分からない仕事なのに聞いてるこっちがめんどくさい」と突き放された。それから相談するのはやめた。あまりメンタルボロで限界過ぎてメンクリでもらった薬飲んでたらバレて何故かこんなもの飲むなと怒られた。解せぬ。

にっちもさっちもいかず、どうしても限界すぎて教員を辞めて無事転職給料は決して良くないけど毎日メチャクチャ楽しい。定時に来て定時で帰れる喜び。帰ってからこうして文章が打てるくらいには元気。

ただ、教員を今でも続けている友人たちや頑張っている人たちは本当にすごいと思う。今もコロナ分散登校や今後の対応に追われる中必死子どものために生きているのだ。だからもし先生っぽいなと思う人がいたらどうか優しくしてあげてほしい。9割のヤバい人かもしれないけどヤバい人にも人生があってきっと何か疲れてるところもあるだろうからね。あ、学校先生なんか嫌いだ!無理!って人はそうなる理由があったんだろうからまあ寝言だと思っといてくれや。君にも君の人生だったり思いとか考え方があるしな。

教員を目指している人へ、ボロクソ言ったけど別に教員になるなというわけじゃない。楽しい事もあるし、嬉しいことももちろんある。ただキツい現状があるのも確かなので慎重に。なにも教職だけじゃなくてどんな仕事にも言えるけど仕事選びは真剣にね…ほんとうに……

最後になんとなく教員になろうとしている人へ、考え直すなら今のうちだ。教員じゃなくてもその免許を活かせる仕事はたくさんある。なんとなくならやめておいたほうがいい。



教育業界に幸あれ

  • 授業だけに注力して余計な行事を減らして先生も子供もさっさと帰宅できるような学校になったら、みんなのえがおがふえるなとこどものころをおもいだしましたまる

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