私は主に主夫をしながら在宅で仕事をしているのだが、女性が働きに出て、男性が家事をするのが基本の社会のほうが合理的だと思われる。
ここでいう家事、というのは、炊事洗濯もそうだが、特に育児に関わるところは、男性が行うほうが明確にメリットがあると主張したい。
いくら男女平等を叫んだところで、生物的な性差があり、適材適所ということはある。
そうでない人もいる、私は違う、と各自が言うのは自由だが、確実に傾向というものがある。
大林素子がどれだけデカかろうが、平均身長は女子のほうが低い。
これから私が話すのは傾向的な問題だ。なんらかのデータを示すことはしないが、反例となる統計があるならぜひ教えてほしい。
まず第一に、女性のほうがコミュニケーション能力に優れている。
妻は帰宅後と休日にしかない(私と比べて)僅かな時間のコミュニケーションにも関わらずガッツリと子供の信頼を得る。女性特有のコミュニケーション能力のなすところだ。
私もコミュニケーションの時間は少ないが子供に好かれている、という男性は良く振り返ってみてほしい。そこには大きな妻のサポートがなかったか。
コミュニケーション能力は文字通りコミュニティを形成する能力のことで、他人同士の感情の調整もそこに含まれる。父親のことが好きになるように、母親が仕向けているのだ。
そしてコミュニティの機能として、仲間を作ることはもちろん、敵を作り排除することも含まれる。
小学校の学級会で吊るし上げられるのは大抵男子で、吊るすのは女子グループである。男子のほうがやんちゃしがち、という以上に、コミュニティ形成能力の違いによるところが大きい。
そしてこの敵を作る能力が、家庭という閉鎖環境で悪いほうに働くことがある。家族に嫌われる父親の悲惨さはよく知られているところだろう。相手が父親ならまだ良い、それが子供に向けられたとき、子供は容易に孤立しうる。
女性のほうがうつ病に罹患しやすいというのも特筆すべき点であろう。
逆に男性が家庭に入った場合、ここまで強烈な調整能力は基本的にない。
しかしコミュニケーションの時間を長く取れることで、女性に比べてコミュニケーションの苦手な男性でも子供との人間関係を作ることが可能になる。
女性は短い時間でも良好な関係を気付くことが可能で、深すぎる関係による過保護や虐待などの弊害も起きづらい。
子供とて一人の人間である。ウマが合わない。ということも当然起こりうる。その点男性は、業務としてフォーカスすることで人間関係を横に置くことがしやすい。
ともすればドライと取られがちがが、そのドライさが、終わりのない閉鎖環境である家庭では良い方向に向くことが多いように思う。
家庭全体として、深すぎず、浅くもない良好な関係を築きやすくなると言える。
家事、家庭に関わる仕事、というくくりの中で、男性が絶対に代理できないものがある。それが出産だ。
家事のメインを女性が担っている場合、妊娠、出産の負荷が普段の役目にそのまま加算される。これは非常に辛い。
期間中、ある程度は家事を男性が肩代わりするにしても、普段どおりのクオリティは望むべくもない。
出産で入院、母親が家を空けることになれば、家に残されるのは普段家にいない父親と、あまりコミュニケーションのとれていない子供の二人きりである。
産む母、残される父子共に心労が募ることは間違いない。仕事にはいくらでも代わりがいるが、家事には代わりがいないのだ。
これも男性が家事を取り仕切っている場合は非常にシンプルになる。
男性は普段どおり家事を行い、女性は産休をとり、何も気にせず出産に向けて体をいたわるのみ。
女性が入院しても、家事と子育てを普段と大きく変わらず回すことができる。このメリットは非常に大きい。
家事も育児も基本的には肉体労働である。妊婦に任せられるようなものではなく、筋力のある男性が普段から行うのが合理的だ。
それに比べて現代の労働というものは、鹿やマンモスを追い回すようなものではなく、コミュニティを形成し、コントロールする能力のほうが必要とされる。
小柄で、非力で、月に一度股から血がでて体調を崩し、子供ができれば10ヶ月静養が必要なタイプの人が社会の主役となれば、
それに合わせた社会に自ずとなるはずだ。そしてそれは、そうでないタイプの人にとっても過ごしやすい社会だろう。
私は、そのような社会のほうが良いなあ、と思うけれど、みなさんはどうだろうか。
男と女で区別することないやろ。 得意なほうが得意なことやればいいんじゃ。
得意かどうかって、やってみないとわからないとこない? 今は第一候補として男性が仕事、女性が家事、になってるのがもったいなあ、と思って。 うちも両方(女性側が家事育児と男性...
それをいうならいくらでもやってみることはできるでしょうに…。 はなから男はこれ、女はこれ、頭の中で決めとくからいかんのと思うよ。社会や周囲がどうだろうとね。 男はとか女...