まず、本編途中でやべえな…と思い、ツイッターで検索をした結果イエイヌが不憫などという話が持ち上がっていたが、突っ込みどころが多すぎてそこにしか焦点が向けられないのってすげえアニメだな…
サーバルちゃんが連れ去られた後に突然おうちを見つけた~のくだりを話し始めるのがよくわからなかった。何の脈絡もなくそこにたどり着けるだけの知識がサーバルちゃんに備わっているわけもない。例えばかばんちゃんとの記憶を失ってなんちゃら~というのも今調べて発覚したが、おうちという知識はかばんちゃんとやりとりしたわけでもない。それと、サーバルちゃんが友達が自分より家を優先させる人だと思っているドライな所が悲しかった。一緒にここまで冒険してきた(見てないから知らんけど)筈のキュルルちゃんがおうちを見つけて、だからもういいんじゃないかなくらいの割り切り方…けもふれ1話のさ…かばんちゃんについてきたあげたサーバルちゃんじゃない…声が一緒なはずなのに抑揚の付け方が、台詞回しのせいで今の方が淡々としていて優しさが現れなくなっている…
サーバルちゃんならいなくなった後「どこ行っちゃったんだろ。でも、頑張って二人で探そうね!きっと元気にどこかでやってるだろうし、ボスもいるから大丈夫なはずだよ!」とか、カラカルを元気づけるくらいしただろ…
励ますだろ…いくらでもそういう言葉選びが出来たんじゃないか…おうちというワードに固執させたかったんだろうけどそれだったら「もしおうちが見つかってたら、やっと帰れるんだね、キュルルちゃん!でも心配だし、早く探してあげたいな」とかで充分いけただろ…
キュルルちゃんがさ、サーバルちゃん呼び捨てしているのも強烈に違和感があった…サーバルちゃんって、呼び捨てもちゃん付けも色んなフレンズにしているけど、かばんちゃんにはかばんちゃんだし、サーバルちゃんもサーバルちゃんってお互いに呼んでいて。キュルルちゃんが呼び捨てにしてたら自分もキュルルって呼び捨てにしたんだと思うんだ…その微妙な二人の距離感がすごくどちらとも可哀想…と思ってしまった
カラカルがキレている所らへんも、イエイヌに対しての言い方とかもう少しあったと思う。いや怒るのは正論なんだけど「遊ばない」とか、言うにしても…というかけもフレ一期ならキレるキャラとしてツチノコとかが居たけどアレは知識が無い事と勝手に色々かき回すってところにキレていたわけで性格とかそういう考え方を否定してたわけではないので、嫉妬しているから怒っているという風に見えるカラカルがとてもメンドクサイ女子のように表現されているのがモヤモヤする…ただ単に心配してて上手く言えなくて、だったらそれをサーバルちゃんがそこで…賢いなら…察してほしかったのと、追いかけ回してた子たちは関係ない悪くないって言うなら、イエイヌに対しての態度がただ悲しい…カラカルがあそこで一緒に遊んでたらあそこまで胸糞悪くなかった…キュルルちゃんはただほんともっとかばんちゃんより幼いってことでもあるのかもしれないし、能天気だし、おうちを探すってこととかそう言うのが意外と希薄で、カラカルが一番真剣に考えてあげてるのに空回りで伝わってないのも悲しい…カラカルが悪いわけじゃないので…
キュルルちゃんが勧められたお茶を飲まないのを見ていて気がついたけど今回だけかわからんけど「~しない」っていう行動の拒否と否定がものすごく多いよな…けもフレ一期は「わからないことがあっても、それにみんなで立ち向かう」だけの団結力とか、こういう否定をするときも「ごめんね、今気持ちが一杯で…」みたいな表現で言うと思うんだ…そもそも一期なら紅茶飲むと思うけど……
そんでここまででいったん中断して調べ回ってから本編を見始めたらサーバルちゃんが「これでよかったのかな、ほんとうのおうち…」って言い出すの「は?」としか言えない。いや最初におうち見つけたんじゃないって言ったの自分だよね?というか何でそこはカラカルに言わせないの?ここサーバルちゃんなら「寂しいけど、キュルルちゃんが幸せになってくれるなら…」とかっていうタイプなのになぜカラカルに問いかけるんや…それと、サーバルちゃんはここでカラカルに行くって言わせないで「カラカルも一緒にいこ!キュルルちゃんと仲直りしたいでしょ!」って連れていくタイプだと思うのにそこをカラカルに言わせてどないすんねん…「ちょっと、私は!」って言えたならそこで「さ、サーバルが無理矢理!」っていうカラカルちゃんの心の中の体裁を保てたんだよ……
なんでそこまで助けてくれたのに「イエイヌさん」なんだ…何でさん付けしてるんだそこ…
「頼りないわね!」って言うよりもキュルルに対して「もう、弱いのになんで外に出てるのよ!」って言えばまだよかったな…って…結局イエイヌに嫉妬していることがわかってしまうこの台詞悲しいわ…
わかったことがあるんだけどキュルルちゃんは多分5歳くらいなんだと思う…(あくまでも小学校に入る手前の年齢という解釈なので何となくで5歳というしかないだけだけど)…だから守ろうとかそういうワードになってくる…けもフレ一期のかばんちゃんの成長と違って、キュルルちゃんは目の前で見たことに対しての反応しか出来ない…だからイエイヌに対しても煮え切らない態度しかとれなかったし…
今回の序盤の「鋭い爪~」とかそういうくだりがあるせいでイエイヌがそういう特徴があるのに実はたいしたことないみたいな描写しているのがすごくやるせない…目に迫力があってすごいんです!とか言わせておいて、その最後泥だらけになっている所でビーストを睨みつけて撃退してたらすごくきれいに伏線も何もかもまとまっていたんだけどな…
イエイヌが一人で自己完結してしまうところで5歳児のキュルルちゃんに何も言える筈はなかったんじゃ…それはそうとしてカラカルちゃんが嬉しそうってなってるところがまたイエイヌちゃんがいなくなってよかったみたいに捉えられかねないやり方やめろ…もうここで一期の人間は一期におかえりって言われてるのと同じだから何とも言えない、もうけもフレ2は一挙放送があっても見ることはないでしょう…この量の文字数だけ毎回違和感出るんだなってわかったし苦行以外の何物でもない…
イエイヌを汚れたままにしてるのもキツイ、あんなに可愛いのに薄汚れたままにしておかえりはないでしょ…水浴びとかちゃんとさせるかあそこまで泥だらけにする必要がない…イエイヌちゃんがまるでおうちを無理矢理キュルルちゃんに押しつけて結果役に立てずに汚れて戻っていくっていうストーリーをこんだけ嫌味にして引き延ばして一回の登場だけで終わらせるの勿体ないとしか言えない…
「なにやってんの?」ってスケッチブックの事忘れてたのに怒る五歳児…仕方ないね五歳児は幼稚園鞄を持ってもらうことが前提なので怒るしかない…
ココに出てくるキャラみんなご都合展開で喧嘩して仲直りということがさせたいしワードをいくつか出して終わらせておけばみたいなのが見え透いているのが耐えかねる…キャラクター自体はいいのにそれの使い方が全部間違っている……キャラは悪くないと思う。問題は動かし方と考えさえ方…っていうかビーストを早く解放してあげて…かばんちゃんとサーバルちゃんなら「フレンズを助けなきゃ!」ってなるでしょうが……今まで一回も観なくてよかったし感想だけ読んでればいいよ皆…
一話だけ見て重箱の隅をつつこうと思う性根がすごいな。
30分のアニメでよくそこまで言うことあるなw
動物だろうと「おうち」という考えはあるだろ。 何を言ってんだ。