中世ヨーロッパ風だとか戦国時代風のRPG・アクションゲームを初めてプレイした時、
「人間でかっ!」
博物館で戦国時代日本や中世ヨーロッパの実寸大の甲冑(デカくても150~160センチ程度)を見ながらヨダレを垂らして、
平然と現代人の平均(170センチ)の体格の人間が中世風の街並みを闊歩している光景を
「その辺を歩いている町の人」の体格なのだ。
戦士となると平気で180~190センチ、2メートル越えのキャラクターも現れる。
日本だとまだいい方で、
どいつもこいつも胸板がデカすぎて、
甲冑の胸部装甲がもはや平たいエプロンみたいに引き伸ばされている惨状を呈している。
パパッとGoogleの検索で過去までさかのぼってネット上の書き込みを調べたところ、
どうも「文明に囲まれた現代人はひ弱で、昔の人は強かった」という思い込みと
「昔の騎士や武士はあんな重そうな甲冑を着て戦っていたのだから、さぞマッチョに違いない」という思い込みが
合体したことによって生まれたのが「騎士やサムライはマッチョ」というゲーム界隈のミームらしい。
さらに、このミームは進化して「騎士やサムライはマッチョじゃないとリアルじゃない」にまでなってしまった。
そして、ファンタジー世界の人間は際限を知らずにマッチョになっていった。
もし誰か一人でも博物館に行って、実物の甲冑を見たら考えを改めたのかもしれないが……
このミームの出所がアメリカだとしたら、「博物館で本物の甲冑を見ろ」というのは酷かもしれない。
白人がアメリカ大陸を開拓した時代には彼らはもう甲冑なんて着けていなかったのだから。
アメリカで本物の甲冑を見られる博物館なんて数少ないだろう(たぶん)。
実際には前述の通り、(昔といっても広いが概ね)昔の騎士やら武士やらは
160センチあればもう「長身」の世界。現代日本人の高校生がタイムスリップしたらもう「大男」で、
現代人のボディビルダー体形の人間が中世ヨーロッパにタイムスリップすればもはや「巨人」だ。
これは歴史学的には常識で、「たまたま例外的にデカい人間もいた」というだけで、
特に「中世の人は全体的にデカかったんだ!」という異論もあんまりない。
いや、「異論が無い」というか、実物を見れば誰でも一発でわかる。
当時の甲冑を博物館で見れば、どう見ても「昔の人は小さい」という結論以外は出せないだろう。
もし見たことが無いという人はぜひ博物館に行ってみてほしい(宣伝)。
(大量生産なんて当時はもちろん無かったので、全身鎧はオーダーメイド。
なので実物の甲冑の体格=当時の「戦う人」たちの実際の体格といえる)
他にも中世ヨーロッパの家具の実物、当時の人々が使っていた家の寸法……
あらゆる事実が昔の人は小さい、というか「現代人はデカい」という結論を示している。
毎日安定的にたんぱく質を摂取してる現代人の方が昔の人よりデカいのは栄養学的に当たり前だ。
しかし、
「人間の筋肉はたんぱく質をちゃんと摂取しないと成長しない」という保健体育の知識と
「畜産技術や輸送技術が未熟だった昔は今と違って肉を安定的に供給することはできなかった」という世界史・日本史の知識を合わせれば、
「昔の人の体格は小さかった」という合理的な結論がすぐわかりそうなものだが……
教科と教科がまたがっているので、
あれは、過去の時代の小兵が強い武将を見たときに受ける印象を、現代人に分かるように翻訳した結果だから・・・(適当)
×今までまったくゲームに触れてこなかったゲーム好き 〇今までまったくゲームに触れてこなかった歴史好き
雷電為衛門「うーん、歴史的文書にちゃんとデータが残ってるんだけどなあ」 大久保利通「増田も自分が『こうにちがいない!』だけで勝手にデータをねつ造してないかい?」
それ中世ではなく近世では
アスペかよ。 近世だろうが創聖だろうが、時代に拘わらず当時の平均とされるものからの「異常値」個体はまあそれなりにいたゆうこっちゃろが。 三倍体の解説とかする必要あるか?
いや大久保利通に至っては幕末~明治だし… 近代の人間がデカいのは当たり前でしょ
大久保利通は2mオーバーって情報もあるから、現代から見てもチェ・ホンマンクラスの異常個体の筈。
すまん、大久保利通もデカいけど、2m超は大塩平八郎の方だった。 まあ、似たようなもん。
「たまたま例外的にデカい人間もいた」
ゆうておそらく例外的という訳でもなくて社会的優性遺伝選別みたいな機構が自然発生していて体格のデカい人がやたらいるカントリーとかも普通にあったんだろうけどな。スパルタ人...
最後の部分を要約すると「(ゲームを作っている人間は)小学生レベルの知識をつなげて考える事もできない」と読める。 元増田は歴史を勉強している割には見たことも触れたこともない...
張飛は180cmあったらしい
劉備の手は長くて膝の下らへんまであったらしい
孔子が2メートルくらいあったんだっけ?
兀突骨(276cm)「記録に残ってるなら間違いないな」
張飛意外とちっちゃいな 現代人ならちょっと背高めの男子高校生くらいじゃん
中国の古文書の体格の記述はなんというかいろいろ全体的に盛りすぎで信憑性が(以下略
どういうゲームやったら「このキャラは180cm以上」とか分かんの?
「パッと見で」とは書いてないから定規で図ったりしたんじゃないか。頭のサイズがわかれば、比率で出せる。
いや現代が舞台でもあり得ない体型の人物ばっかやろ あんなに腰が欲しくて胸と尻だけでけえ美女がリアルに何人いるんだよ
ゲームによって体型はちげーだろ。どのゲームを想定してんだよ。
ゲームによってちげーっていうなら歴史げーだってそうやろ
しかし、古代の遺跡から見つかることもある美少女フィギュアは大体現代の美少女とされる女性と同じくボンキュッボンで表現されていたりもするわけだよ。 つまり、古代には古代で橋...
いたところで美人とは評価されてなかったがな
君はタイムマシンでも持ってるのか? 写真もない時代の醜美の感覚をよくそこまで断定できるね。
ミロのヴィーナス「あたいの時代はねぇ…! ちょいポチャが男たちの好みだったのさ! そうよ、あたしみたいなね!」
そう言えばその時代も古代っちゃ古代か。 古代ギリシア人の彫刻技術すげーよな。
ファンタジーゲームの時代設定は よく「今の時代よりも前にずっと技術が栄えていた魔法文明があった」って設定があるけど、 たぶん中世ヨーロッパから見た古代ローマ・ギリシャの文...
ジョージ・ルーカス「多分そんなん関係なくこっち由来な気がするで…」
美人じゃない女のフィギュアなんて作りたくなる造形師はそんなおらんやろ…
そんなところばかり見てるのは君くらい・・・
>アメリカのゲームになるともうボディビルダーの世界だ。 >どいつもこいつも胸板がデカすぎて、 >甲冑の胸部装甲がもはや平たいエプロンみたいに引き伸ばされている惨状を呈し...
歴史ゲームを知らないで生きてきた人は山ほどいるだろうけど 歴史映画とか時代劇も見た事がないってのは無理すぎね?
時代劇ってそんなメジャーコンテンツか? 客層大河ドラマ見てる主婦層くらいじゃねえの?
ゲームでチビごっこしてもつまんねえだろ
歴史ゲームのキャラの体格を論じてる増田に引っかけて言わせてもらうけど、俺が毎回気になってるのが朝ドラとか戦中ドラマとかにおける住宅セットの鴨居の高さな。 昭和の住宅とか...
ドラマで「鴨居をくぐるためにかがむ」っていう一つの「無意味なアクション」が入っちゃうのは困るねぇ 高身長の俳優自身に罪は無いが、ドラマの中での「人物の動作」っていうのは ...
『骨が語る日本人の歴史』(ちくま新書)によれば、古代の時点ですでに、いい物食ってる身分の高い人間の方が身長も高くて体格良かったんだとさ
擲弾兵や長弓兵は肩や腕が異常に太く発達していたと記録が残ってる
ゲーム内の住人は毎日肉食ってますから
>どいつもこいつも胸板がデカすぎて、 >甲冑の胸部装甲がもはや平たいエプロンみたいに引き伸ばされている惨状を呈している。 洋ゲーの甲冑はだいたいほぼ平たいエプロン状に...
ゲーム=史実じゃない() エンターテインメント何だから別に完全に史実に合わせんでもいいじゃろ