新幹線ナタ事件の前後、時期的なものもあって秋葉原の事件も注目されるようになり、加害者の発達障害が疑われて親の責任の有無だとか、事件の背景にあった加害者の養育環境等について語る人をちょくちょく見掛けるようになった。
どちらも他人を加害する時点で庇いようが無いのだけれど、「他人の迷惑考えろ」なんて今まで社会(他人)からリターンを受けていない人間には全く響かないよなあと割と近しいポジションにいるつもりの私は思います。
セーフティネットに引っ掛からなかった発達障害者は悲惨です。うちはみんな自覚がないけれど恐らく母親兄弟みな発達障害でした。
ひとつの底辺の底辺の逸話として幼い頃からの私の生い立ちを書くと、
・兄と父に性的虐待を受けていた上エロ本が普通に転がっている家だったので奇矯な発言が目立ち保育園小学校で仲間はずれ
・兄が万引きやお小遣い、貯金箱やお年玉を隠していても探し出して盗み、母も「バレるところに置いておくから悪い」と咎めない。母に預けると生活費に消えて戻ってこない
・父は家に寄り付かず母は夜の仕事で不在。年の離れた姉と兄に世話を丸投げされていたが、二人が放棄したため小学校に上がったあたりから朝食抜きで学校で倒れ、先生から家庭に連絡
・髪はぼさぼさ、汚い身嗜み、ランドセルは空で家庭に連絡
・結果恥をかいた!と私が叱られグーで殴られ一晩フローリングに正座
・常識を知らないため発言がずれている&空気を読めないので保育園から全てのコミュニティで孤立し小学校高学年からはいじめられる
・中学校でもいじめられる。弁当を作って持っていけと言われるが冷蔵庫は空
・昼食を食べないので家に連絡→殴られて昼飯時は隠れるようになる
この頃から上の兄弟は自立したため夕食頃は一人に。冷蔵庫に何もないことを母自身が自覚しておらず怒鳴られるため毎食卵と白米。学校はいじめられているので遅刻するようになり、家に連絡が入って母に殴られるの繰り返しが高校まで続く
・児童相談所に学校の勧めで通うようになるが、母が「うちの子は障害者じゃありません」と行かなくなる
・高校中退引きこもる
・大検を取ったので進学したかったが、働こうにも人間関係での成功体験がないため働きたくないのではなく人間が怖くて働けずに引きこもる
・ちょっとバイトするけれど緊張で頭が真っ白になってうざがられてまた引きこもる
・五年引きこもった末に家を追い出され遠方の祖母の家に預けられる
・アルバイトで失敗しながら社会を学んで正社員になろうとしたが、ネックだったコミュニケーションが改善された(黙っていること、差し支えない程度に人と関わらないようにすることができるようになった)のは二十代半ば、それ以降は注意欠陥の細かいケアレスミスで大問題を起こして終了
・自分が追い詰められてくると他人の話やざわめきが全て自分の悪口に聞こえるようになり逃げるように退職
・一週間続けてでさえまともに出勤できなくなる
・躁鬱の波に勝てない
・三十で転職十回、もう派遣でさえ紹介してもらえるところがない
沢山の方にここまでご迷惑をおかけしている自覚はありますが、働かなければ生きていけずどんどん深みにはまった気がします。私だって成人式に振袖を着たり祝ってくれる親が欲しかった(上の姉は振袖を買って貰ってました)し、恋愛も結婚も普通にしてれば余程の事がない限りできるという書き込みを見て本当に胸が痛い。結婚とか子供なんて機会があっても怖くて無理です。私が殺しそう。
メンヘラ系の女の子が職場にいたことがあり、私に色々と打ち明けてくれたのですが人に言える不幸と言えない不幸があるよね。私のこれははずかしくて言えない不幸。
まあ本当の底辺だったらこんなリクツをヅラヅラと書き込めるわけがないからな