2012-09-08

すでに縁を切った交友関係の葬式に行くか?

知り合いが死んだ。

アウトドアスポーツ事故ったそうだ。

 

問題は告別式通夜に行くかどうかだ。

その人は大学時代のオタ系サークルの1年先輩で、その後もOB集団

飲み会や遊びで10年ほどはつるんでいた、かな?

いろいろあって、我慢できなくなって、その集団からは決別した。

理由はここに書いた。

http://goo.gl/8nhLH

(↑実際にADHDの診断を受けたら、俺はシロだったんだけどね。

  そこは、まあ、話を盛った。

  だって自己診断ではADHDのものなんだもん)

なんで、とっとと決別しなかったのかって?

他に同じ趣味集団が見つからなかったのと、あとは、まあ共依存かな。

 

うーんとね、ハードコアなオタ系サークルってね、

説明が難しいんだけど、「ラムちゃん萌え萌え~♪」とかそんな

宅八郎みたいな分かりやすい気持ち悪さは無いかわりに、もっと厄介な

事があってね。

「俺のほうが精神年齢が高い」

「いやいや、俺のほうが社会の道理をわきまえてる」

っていう、「俺は幼稚じゃないぞ!」っていう防衛意識

つばぜり合いが凄いのよ。水面下でね。

しかも、もの見方がひねくれていて意地悪なのがオシャレって

価値観があるから趣味嗜好をこらしたイジメがはびこる。

 

知ってる人は『究極超人あ~る』を思い出すといい。

あれは、あ~る君っていう、無条件にタフで、悪意に対して

限りなく鈍感ないじめられっ子が居ることを前提にした

架空ユートピアだ。リアルちょっと違う。

 

で、結果として、イベント合宿旅行ボードゲーム、なにをしても、

仕切りと段取りの良し悪しでシゴキというかイヤミというか、

ダメ出しが飛び交う飛び交う。

 

この人、あからさまな意地悪は(シラフときは)しない人だったんだけど、

その代わり、「俺は自分にも厳しいが他人にも厳しい」っていう

硬派(スパルタン)な自己像が強い人でね。

バリバリ飛び出すダメ出しに、自分モヤモヤとした怒りを感じてた

1人だった。

(断っておくけど、人当たりは良かったのよ。

自分が認めた人に対しては)

 

しかも、SFファンダムって、なぜか"酒飲みであることを自慢する"って

変な文化があってね、

それで、酒が入ると、カラミ酒、説教酒、意地悪酒のオンパレード

 

はいまでもそう思ってるんだけど、彼らは酒が入るから攻撃性が

アップするんじゃなくて、攻撃性を丸出しにするエクスキューズ

正当化の道具として、酒を飲んでるんだよ。

あとから、「まあ、酒の席のことだし」って無理やり話を収束させちゃうんだよね。

 

あるとき、その人のカラミ酒を前にして、

「あ、ダメだ。

 俺が無能とかマナー知らずとか、それ以前の問題として、これ以上ここに

 いたら、精神的につぶれる

と思ったから、距離をおいた。

損耗と孤立を天秤にかけて、後者を選んだんだな。

その引き金が、彼だった。

 

でもね、死んじゃったんだよ。

最後挨拶くらいはしたいじゃないか

 

それよりも何よりも、いま、ココロにのしかかっているのは、

「死んじゃったら何にもならないじゃないか!」

って気持ち。

 

そりゃ、不愉快なところもあったけど、それでも自己管理能力

社会性の高さには一目も二目も置いていた。

連絡を断って10年近くになるけど、あのまま壮年中年になってたとしたら、

目上からは「使える奴」、目下からは「頼りになる人」と思われてただろう。

誠実に、かつ巧みに社会勝ち組になることに最適化された人柄で、

これから人生クライマックスってところだったのに。

 

人もうらやむ超一流メーカー就職して、可愛い嫁さんを学生時代

つかまえて、子供中学だか高校だかに行ってて、友人に恵まれて。

それが一人で海だか山だかで死亡事故だと? アホか!

 

この年になるまで職を転々として、いまだにボッチで独り者の俺が

死んだ方が、まだしも世界の仕組みとしてはフェアだ。

「じゃ、替わるか?」って聞かれたら、うん、断るだろうけど。

 

我知らず長くなったが、今の問題は、弔電一本で済ますか、それとも

旧知の人間がたむろしているところに

「フヒヒ、ご無沙汰してますサーセン

と顔を出すかどうかだ。

どうしよう?

  • 貴方の語りを見てるに、なんだかんだ言ってもその故人を好きな気持ちもあるんだなーって思うので、 後で後悔するよりは恥を忍んでも行った方がいいんじゃないかなあ。 周りの人も、...

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