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2009-07-31

http://anond.hatelabo.jp/20090730235857

俺、非コミュの典型で大学入ったばかりの頃、本当に友達ができなかった。知り合いはできるけど、友達は無理。サークル入っても無理だった。大学入って4月の終わりから、一人学食非コミュがずっと一人だと、ますます非コミュになる。たまに話す機会があると、すっげー嬉しくなって、余計にべらべらしゃべってしまう。それで、煩い奴と敬遠されて、ますます喋る相手がいなくなる悪循環だった。

時間があるからゲームバイトに精を出したが、ゲームにも飽きてきたので、読書するようになった。

昔から小説は読むのが好きだったので、図書館で借りたり、大学生協で買ったり。ジャンル桜庭一樹など。それで、作中内の気に言った台詞を声に出して読むようになった。作中内の人物像をイメージしながら読むようになった。そうすると、だんだん他人との会話に抵抗がなくなってきた。作品内の会話が、実生活の会話モデルみたいな位置づけ。堅苦しく言えば、会話の勉強の一環として小説を読んでいた。

そうこうしているうちに、大学内で親友ができた。そいつも他人とつるむのが嫌いなタイプ。一人でいることが多い者同士だったけど、気があった。そいつとの会話は特に気兼ねもなく。今でもしょっちゅう連絡を取り合っている。

もちろんコミュ能力は育った環境にも依存するからすぐには改善されないと思う。今でも、自分コミュ能力は中の下くらいだと思う。会社同期のリア充グループにはついていけないけど、それなりに仲の良い友達もできて、仕事もそこそここなしている。

自分経験だけど、小説を声に出して読んでコミュ能力が向上した。これがほかの人にあてはまるかはわからない。

2009-07-17

http://anond.hatelabo.jp/20090717130954

小林めぐみにも適性あると思うが入手しづらいものが多いな

近年読んだ中では森田季節の『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』がマリコ風だった

2009-05-30

ファミリーポートレイトを読んだ

桜庭一樹は鬼才ではない。奇才でもない、ましてや天才でもない。

秀才かというとそうでもない。

下積みを経てやっと世間に認知された、運のいいただの文学少女のなれの果てである。

まだ一日一冊本を読み、少女らしさの残った感性で、

世界に潜んでいる官能を、欲望を、爛熟した肉体から紡ぐ、文学少女のなれの果てである。


彼女人生はそこそこ悲惨であったに違いない。

適当ライトノベルを書いては、売れるかどうかに頭を悩ませる日々。

ファミリーポートレイトでは、後半、作家世界に主人公を飛び込ませる。

ここにあるのは、彼女のある意味理想的な作家像で。

自分の格好の悪い過去を、ひた隠しにしていて。

だから僕は、失われた時間のために、泣いた。

2009-02-26

ラノベ的なもの、ラノベ的でないもの

 ライトノベル・ブームなどと一部では言われているものの、実際には現在、まともな関心に値するライトノベルはほとんどない。そもそもここ数年間(〇四年以降)で、一部マニアの関心を超えて認知するに足るラノベ作家は、有川浩冲方丁、それに桜庭一樹の三人くらいしかいなかった。しかも皮肉なことに、その彼らの作品の質は、むしろラノベ的なもの(ここではあえて漠然とした表現を使っておくが)から距離をとることで維持されてきたように思われる。

 どういうことか。例えば有川。『空の中』『海の底』の二作で決定された彼女メジャー路線・一般文芸路線は、それ以前の作品、例えば『塩の街』が豊富に持っていたセカイ系想像力の抑圧の上に成立した。ハードカバー版『塩の街』を読むと、有川がその切断を意図的に行ったことが確認できる。また冲方の『マルドゥック・スクランブル』は、ラノベ特有のキャラクター小説とは対極にある自然主義リアリズム、およびのちに獲得した日本SF大賞という名声からして、ライトノベルの状況からある程度独立制作された作品だと考えてよい。つまりSFであるがライトノベルではない。三人の中では最もゼロ年代ラノベに深く関わっていた桜庭でさえ、メタフィクション的な志向の強い『桜色ハミングディスタンス』を発表した後はミステリ作品や一般文芸作品を精力的に執筆するようになり、結局『赤朽葉家の伝説』で「ライトノベル」「キャラクター小説」と完全に決別してしまう。ゼロ年代後半以降、ラノベ作家たちのほとんどは一方で低品質な異能バトルを、他方で、急速に整備されたネット環境をフルに生かした一部マニア向けの、ただ萌えキャラが登場するだけの作品を無批判に生産する閉塞した状況に陥っていた。上記三人がかろうじて良質の作家たりえていたのは、彼女らがともかくは、そのようなラノベ特有の作り手と受け手が一体となった閉塞した空間(ラノベサイトこのラノニュースサイト2ちゃんねる)に荷担することを拒否しえていたからにほかならない。つまりライトノベルは、ジャンル全体として、ここ数年圧倒的に―――その市場の巨大さと比較すれば信じがたいほどに―――不毛だったのである。

 ライトノベルという表現ジャンルは、上遠野浩平以後、急速に量的拡大と質的分化を遂げた。あらゆるジャンルと同じように、ライトノベルにもまた「ラノベ的」としか言いようのない物語や文体が存在する(例えばそこには、SF冬の時代の数少ない遺産がある)。にもかかわらず私たちはここ数年、ライトノベルジャンル特有の諸規則を生かした、つまりいかにもラノベ的でかつ高水準の作品というものを何一つ手にしていない。これは驚くべきことだ。ラノベジャンルとして死んでいる。

 おそらくこの問題を、いままで最も真摯に受け止めてきた作家桜庭である。彼女出世作『赤朽葉家の伝説』は、その意味で徴候的な作品だった。物語から「萌え」的要素を排除し、オリエンタルマジックリアリズムイメージ社会科学系タームを大量に投入して作られたこの作品は、評論家受け・一般文芸受けの戦略に満ちたかなり空虚な作品だ。にもかかわらずそれは、桜庭のかつての傑作『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』やライトノベルミステリ最高峰『GOSICK』などよりも評価されてしまう。桜庭はそのことをよく分かっている。彼女は、ライトノベルというだけでは、誰も作品をまともに見ない。逆を言えばちょっと文体を変えエサをばらまけばすぐに文学的・一般文芸的(「もはやラノベではない」)とされるその現状を、アイロニカルに追認して『赤朽葉』を書いたわけだ。その所作は悲劇を通り越して、滑稽というほかない。僕はそんな桜庭を見ながら、ますますライトノベルの終わりを痛感している。

2009-02-09

http://anond.hatelabo.jp/20090208215931

富士見ミスはな・・・いい作品も多いんだけどどうしても

ミステリってレーベル名前にしてるのとそのマイナーさゆえに売れないのが多いんだよな。

富士見ミス繋がりでヤマグチノボルの描きかけのラブレターとか富士見ファンタジア貴子潤一郎12月のベロニカや眠り姫、あとはハードカバーになるが桜庭一樹ファミリーポートレイト、荒野、少女には向かない職業

ひとつ言える事は少なくとも本屋平積み特集されてるような作品には心に来るような作品は少ない。

そういうのは単発物の方が多いよ。

まあ、ラノベ初心者には単発系を漁れってのは結構な難題だけど(作者の当り外れの知識的な意味で)

2009-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20090128234754

もう一回教科書とラノベを読み返せ。

そうすれば何か本を読む指針みたいなものを発見できるだろ。

ぶっちゃけお前の文章だけでは何をすすめたらいいかわからん。

もう一度今まで読んだ本を読み返してその中で気になったこと、関心を持ったことをきっかけに同じ作者、その作品元ネタとなった古典、同じ展開構造を持つ作品なりを自分で調べて読んでそこからまた気になったものに手を広げて行けば良い。

どうしても分からないなら桜庭一樹乙一とかラノベ上がりの一般作品かいてる人間のを読めばいい。

2008-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20081107232854

増田の男の好みなんて見当も付かないが、とにかく主人公個性的であればいいんだろ?

主人公強すぎワラタwな『火の国、風の国物語』をオススメする。

高潔で紳士的で頑固で真面目で、なおかつチートじみた強さを誇る主人公だ。

文章力はまあそんなにあるわけじゃないけど、三国志演義を読むような気持ちで読むと楽しくなれるはず。

あと、『BLACK BLOOD BROTHERS』は一昔前の懐かしい雰囲気が残っている貴重な作品だと思う。

最近ラノベにはついていけねー」ってんなら読んでみたらどうだろう。

ちなみに最近の主な(男性向けレーベルで書いている)女性ラノベ作家

桜庭一樹

有川浩

野村美月

竹岡葉月

竹宮ゆゆこ

紅玉いづき

壁井ユカコ

清水マリコ

佐々原史緒

柴村仁

高殿円

来楽零

まあ女性の心理をわかっているのは女性ということで、

この中の誰かの作品を読んでみるのもありなんじゃないかな。

個人的には壁井ユカコ来楽零おすすめ

http://anond.hatelabo.jp/20081107232854

渡瀬草一郎成田良悟桜庭一樹多崎礼野村美月山下卓古橋秀之秋山瑞人川上稔。唐辺葉介。田中ロミオ金庸

てきとーに名前挙げたのでぐぐって気になったのを手にしてみるといいかも。

2008-10-20

http://anond.hatelabo.jp/20081003203542

この書き込み見て少ししてから図書館で借りて返却日当日の朝に読み終えた。面白かったわ。

桜庭一樹少女には向かない職業読んであんまり好きになれないで砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないは最初の数ページで読む気無くしたんだけど。

この本はケレン味たっぷりギミックも駆使してて楽しめた。他のも読んでみる。

2008-10-03

青年のための読書クラブ

桜庭一樹の一番の名作はこれかもしれん

気取った文体と、本当に文学への愛を感じる文章

そして失われてない少女的な世界観と、ロマンス

乙女よ、(そして青年よ!)永遠であれ。

世の中がどれだけ変わろうと、どぶ鼠のごとく、走り続けよ。

砂塵となって消えるその日まで。雄々しく、悲しく、助け合って生きなさい。」

2008-09-16

ライトノベルと現代小説の違い

ライトノベルと現代小説の違いって何だろ。

十二国記やロードス戦記もライトノベルだって聞いたけど、

別の人からはあれは「元ライトノベルで今は一般小説に分類されてる」って言われて混乱。

桜庭一樹が昔書いたライトノベルが、絵なしで新しく出版されてるみたいだし

絵の有無の違いなんだろうか。

2008-08-29

http://anond.hatelabo.jp/20080829165919

うん、まさに桜庭一樹とかそのあたりの作家イメージして書いた。

あ、もしかして桜庭ラノベと同じ記号使ってるじゃねえかとかそういう意味

2008-08-02

男友達から「ラノベ何がお勧め?」と聞かれたときに答える10冊

01 賀東招二フルメタル・パニック!

02 秋山瑞人イリヤの空 UFOの夏」

03 茅田砂胡デルフィニア戦記

04 あざの耕平Dクラッカーズ

05 桜庭一樹GOSICK」/「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

06 野村美月文学少女シリーズ

07 支倉凍砂狼と香辛料

08 新井輝ROOM No.1301 おとなりさんはアーティスティック!?」

09 西尾維新戯言シリーズ

10 成田良悟バッカーノ!

次点有村浩「図書館戦争

盛り上がりと読みやすさを主眼においてチョイス。十二国記は長いし、爽快感という点では微妙なので除外。

キャラ萌え系は普通の本読みの人にはおもしろくないと思うので外してみた。

今回聞かれた相手は、07と次点、09は読了。ということで、今回は05と06、番外の「悪魔のミカタ」をお勧めしてみた。ちなみに、「ROOM No.1301」は隠れた名作。「砂糖菓子」はラノベ最高峰だと思っているので追加。

2008-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20080606002013

おおう、桜庭一樹ファンかあ!

自分もですが、桜庭一樹直木賞取ってほしくなかったので…買わない。

「私の男」で取ったのがいやなんだよう!

砂糖菓子とか別ので取ってほしかった…。

GOSHIC完結するのかなあ…。

2008-05-25

http://anond.hatelabo.jp/20080525061212

じゃあどうでもいいじゃねえかw

ちなみに自分は桜庭一樹代表作は「GOSICK」だと思う。傑作は「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」。

で、ちなみにエンブレからの文庫ではなく、文春から新書で出るのは

賞取り狙いだよ。砂糖菓子ハードカバー上げも賞狙い。

文庫だと取れる賞が少なすぎるからねえ。

ファンとしては複雑な気持ちだけど、まあしょうがない。

桜庭一樹3部作荒野の恋シリーズが完結するらしいんだが

直木賞受賞後第一作の『荒野(こうや)』は、以前ファミ通文庫で刊行された『荒野の恋第一部』『荒野の恋第二部』の二冊に、第三部を新たに書きおろして、一冊の本にまとめられました。

インタビュースペシャル桜庭一樹『荒野』特設サイト文藝春秋 http://www.bunshun.co.jp/kouya/special/interview.html

ファンとしては無事完結させてくれたというのはありがたい。

でも同時に、ラノベ作家から一般作家へというのが鮮明になり寂しいとも感じる。

で話は変わるのですが、この本はラノベなんですかね?それとも一般書になるんですかね。

以前どなたかがレーベルラノベを判断しているとのことでしたので

一般書になると、内蔵される1部2部はどうなるんでしょう。

私は面白ければラノベであろうがなかろうがどちらもいいです。楽しい本が読めればそれで。

2008-04-09

http://anond.hatelabo.jp/20080408213747

桜庭一樹GOSICK (富士見ミステリー文庫)なんてどうだろうか。

1巻だけだと微妙なのでとりあえず4巻まで読むのがオススメ。sがついた短編集もあるが、本編含めて発売順に読むほうがよい。

Why done it型だと思う。探偵役の萌え度は相当高い。

うっかり作者が直木賞を取ってしまったばかりに完結しなさそうなのが不安だが。

2007-09-19

ひぐらしというようりは

桜庭一樹の『推定少女』っぽいなとは思った。

この後逃げるつもりだったのかは知らないが。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200709/sha2007091900.htm

2007-05-26

桜庭一樹は男ではない。

有川浩も男ではない。

冲方丁沖方丁ではない。

日日日は笑い声ではない。

谷川流光速の寄せ関係がない。

2007-04-25

ライトノベルSF植民地という史観とかグダグダ

http://anond.hatelabo.jp/20070425021728

でもたまにはライトライトノベルぐらいなのも思い出して勧めてみてあげてください……!

いやね、秋山瑞人の『猫の地球儀』を面白がれるSF好きの人だったら、古橋秀之の『ブラックロッド』に始まる〈ケイオス・ヘキサ三部作〉をオススメすれば「ライトノベルはじまったな」状態になるのはわかっているんだけど、でもなんかいいかげん増田で古橋布教するのも飽きたというか、業界(?)内評価高まり過ぎでいいかげん長年に渡る古橋ファンの俺でも尻がむずがゆいというか、「ライトノベルSF植民地」という大森望早川書房にばかり都合のいい史観をセカイにまた広めてしまうのもどうかというか。そんなこんなの小理屈をこねてツンデレしてヘビー級ライトノベルを進めてしまう俺なのだった。べっ、別にライトノベル読んで欲しいなんて思ってないんだからねっ!

……深夜だからテンション寒いなあ。閑話休題

ライト級ライトノベル桜庭一樹ヤマグチノボルの中間)なライトノベルって、改めて考え出すとタイトルが出てこないもんだなぁ。

ああ、そうだ賀東招二の「フルメタル・パニックシリーズ(長篇の方)とかがライト級ライトノベルかも。

親愛なる心優しき増田どもへ

anond:20070424232137

anond:20070425004625

フェザーライトノベル欲しい!と書いたワタクシにヘビー級をのっかりしてまで勧めてしまう増田どもが僕は大好きです。でもたまにはライトライトノベルぐらいなのも思い出して勧めてみてあげてください……!

ちなみに今は桜庭一樹をもう少し読んでみようかと思ってる。

あと漱石リズムがいいってのは良く分かるなあ。とりあえず最大でも損害は読み終えた時に「やっぱ騙された!」と叫ぶぐらいの程度なので、是非とも突撃してみては。今回のラノベ突撃で身を持って理解したよ、「なんだよこの刷り込みラヴ女! ウザいんじゃ!」という沸々とした気持ちに耐えながらも読み進めれば、結論がどうでても「実は良かった」「やっぱ苦しいじゃねーか畜生と実体験で言える権利」の最低どちらかが得られるのは悪くない。

それに多分漱石は俺の突撃よりは楽だよ。本当に多分。

anond:20070424233223

2007-04-24

読んでみたライトノベルを晒してみるよ

何を読んだのかを書くんだ!(anond:20070424113931)と言われてしまったのでちょっと晒してみよう。

anond:20070424113931で名前が出てた人も一部読んだよ! ちなみに読んだ順。

イリヤの空、UFOの夏(秋山瑞人)
ライトノベルというならコレだよ古典だよキミぃ(意訳)と言われて選んだ。確かに今回読んだ中で一番「ラノベらしき匂い」がしたかも。あと巷でいうセカイ系という言葉が初めて腑に落ちた。感想としては……ギャグは面白かったけど主人公ヒロインに正直ついていけない感覚が今回一番強かったのと、舞台世界も説明不要と割り切られてる割りに、端々に半端さを感じてしまい違和感を持ったまま読み進めるのは辛かった。この辺が多分ラノベコードなんだと思う……ハードSF技術者トーク部分みたいな。面白くなかったわけじゃないけど、読後感は微妙
半分の月がのぼる空(橋本紡)
これはどうなんだろう。やっぱり主人公とかヒロインに若干ついていけない物を感じ、また少々描写が上っ面っぽいけど、ラノベというかジュブナイル小説かなとも感じたので作品としては丁度良いのかも。だから読み辛さはラノベコードなのか子供風味だからなのかは不明。大人が(続巻含め)何度も読むかと言われると微妙だけど、良質とは言えるかな。
猫の地球儀(秋山瑞人)
一応できれば1人2冊は読んでみよか、と挑戦。こ、これは普通SFなのでは。話作りも俄然面白かった。イラストが恥ずかしくなくて、文体がちょっと固くなったらそのままハヤカワ文庫かも。
砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない(桜庭一樹)
え、これもラノベなの?というのが第一感想。なんか芥川辺りの救いの無い文学現代版ライトモードって感じだ。普通小説っぽい、という意味では読みやすく(中身はあまり易くないけど)、今回一番楽だった。
荒野の恋(桜庭一樹)
1人2冊ルールで追加。これは少女小説、というより懐かしい児童文学の匂いがする。ラノベコードみたいなのはあまり感じられず、読みやすかった。大人が読める児童文学って感じ。せ、切ない。おいちゃん甘酸っぱさで死にそう。
涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流)
も、申し訳ないけど今回一番辛かった……。2冊読もうと思ってて唯一1冊で断念。登場人物が誰一人として理解不能、物語の展開もわけが分からないというか、あと文体が馴染めない……。中身はメタオタクというかサブカルというか、なんか文字でタランティーノを目指して挫折したみたいな雰囲気。読み辛さは今回最強。
ゼロの使い魔1&2(ヤマグチノボル)
うわあ(感想)。これはこれである意味凄い。ラノベってこういうものだ!と説明されてたら、確かに小説じゃないかもと思ってたかもしれない。ラノベ、というよりオタクコードっていうのか?は読んでて死ぬほど恥ずかしかったけど、ここまでエンターテイメントに徹してるのはある意味凄いかも。こうも主張のない小説は書こうとしても書けないと思う(半分くらいちゃんと誉めてる)。ヘビー級の名に恥じてない。でも2冊は読めたってことは文章はいいんじゃない?
番外編・マリア様がみてる(今野緒雪)
今回読んだわけじゃないけど、anond:20070424113931で名前が出てたから入れてみた。これってラノベだったの!? 少女小説って奴だと思ってた。密かな背徳的娯楽として何巻かまでは読んでたよ。人物造詣が巧いのでイラストさえ耐えられれば結構誰でも読めるかも。

総評:やっぱり「フライライトノベル」と「ヘビーライトノベル」は、例えばレーベルとかで分類して欲しい! でも先の人が「ライト」と書いてた谷川流小説に読み辛さを感じたり、所詮は好みでもあるのかなとも。あとやっぱりイラスト恥ずかしい。カバーは掛けてるけど挿絵ビビる電車の隣の人もビビる

ちなみに普段の読書傾向は幅広くSFや海外サスペンス、軽く西洋歴史物、ミステリー古典、といった感じの男性がお届けしました。

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