はてなキーワード: 桜庭一樹とは
俺、非コミュの典型で大学入ったばかりの頃、本当に友達ができなかった。知り合いはできるけど、友達は無理。サークル入っても無理だった。大学入って4月の終わりから、一人学食。非コミュがずっと一人だと、ますます非コミュになる。たまに話す機会があると、すっげー嬉しくなって、余計にべらべらしゃべってしまう。それで、煩い奴と敬遠されて、ますます喋る相手がいなくなる悪循環だった。
時間があるからゲームやバイトに精を出したが、ゲームにも飽きてきたので、読書するようになった。
昔から小説は読むのが好きだったので、図書館で借りたり、大学生協で買ったり。ジャンルは桜庭一樹など。それで、作中内の気に言った台詞を声に出して読むようになった。作中内の人物像をイメージしながら読むようになった。そうすると、だんだん他人との会話に抵抗がなくなってきた。作品内の会話が、実生活の会話モデルみたいな位置づけ。堅苦しく言えば、会話の勉強の一環として小説を読んでいた。
そうこうしているうちに、大学内で親友ができた。そいつも他人とつるむのが嫌いなタイプ。一人でいることが多い者同士だったけど、気があった。そいつとの会話は特に気兼ねもなく。今でもしょっちゅう連絡を取り合っている。
もちろんコミュ能力は育った環境にも依存するからすぐには改善されないと思う。今でも、自分のコミュ能力は中の下くらいだと思う。会社同期のリア充グループにはついていけないけど、それなりに仲の良い友達もできて、仕事もそこそここなしている。
ライトノベル・ブームなどと一部では言われているものの、実際には現在、まともな関心に値するライトノベルはほとんどない。そもそもここ数年間(〇四年以降)で、一部マニアの関心を超えて認知するに足るラノベ作家は、有川浩、冲方丁、それに桜庭一樹の三人くらいしかいなかった。しかも皮肉なことに、その彼らの作品の質は、むしろラノベ的なもの(ここではあえて漠然とした表現を使っておくが)から距離をとることで維持されてきたように思われる。
どういうことか。例えば有川。『空の中』『海の底』の二作で決定された彼女のメジャー路線・一般文芸路線は、それ以前の作品、例えば『塩の街』が豊富に持っていたセカイ系的想像力の抑圧の上に成立した。ハードカバー版『塩の街』を読むと、有川がその切断を意図的に行ったことが確認できる。また冲方の『マルドゥック・スクランブル』は、ラノベ特有のキャラクター小説とは対極にある自然主義的リアリズム、およびのちに獲得した日本SF大賞という名声からして、ライトノベルの状況からある程度独立し制作された作品だと考えてよい。つまりSFであるがライトノベルではない。三人の中では最もゼロ年代ラノベに深く関わっていた桜庭でさえ、メタフィクション的な志向の強い『桜色ハミングディスタンス』を発表した後はミステリ作品や一般文芸作品を精力的に執筆するようになり、結局『赤朽葉家の伝説』で「ライトノベル」「キャラクター小説」と完全に決別してしまう。ゼロ年代後半以降、ラノベ作家たちのほとんどは一方で低品質な異能バトルを、他方で、急速に整備されたネット環境をフルに生かした一部マニア向けの、ただ萌えキャラが登場するだけの作品を無批判に生産する閉塞した状況に陥っていた。上記三人がかろうじて良質の作家たりえていたのは、彼女らがともかくは、そのようなラノベ特有の作り手と受け手が一体となった閉塞した空間(ラノベサイト、このラノ、ニュースサイト、2ちゃんねる)に荷担することを拒否しえていたからにほかならない。つまりライトノベルは、ジャンル全体として、ここ数年圧倒的に―――その市場の巨大さと比較すれば信じがたいほどに―――不毛だったのである。
ライトノベルという表現ジャンルは、上遠野浩平以後、急速に量的拡大と質的細分化を遂げた。あらゆるジャンルと同じように、ライトノベルにもまた「ラノベ的」としか言いようのない物語や文体が存在する(例えばそこには、SF冬の時代の数少ない遺産がある)。にもかかわらず私たちはここ数年、ライトノベルジャンル特有の諸規則を生かした、つまりいかにもラノベ的でかつ高水準の作品というものを何一つ手にしていない。これは驚くべきことだ。ラノベはジャンルとして死んでいる。
おそらくこの問題を、いままで最も真摯に受け止めてきた作家は桜庭である。彼女の出世作『赤朽葉家の伝説』は、その意味で徴候的な作品だった。物語から「萌え」的要素を排除し、オリエンタルなマジックリアリズム・イメージと社会科学系タームを大量に投入して作られたこの作品は、評論家受け・一般文芸受けの戦略に満ちたかなり空虚な作品だ。にもかかわらずそれは、桜庭のかつての傑作『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』やライトノベルミステリの最高峰『GOSICK』などよりも評価されてしまう。桜庭はそのことをよく分かっている。彼女は、ライトノベルというだけでは、誰も作品をまともに見ない。逆を言えばちょっと文体を変えエサをばらまけばすぐに文学的・一般文芸的(「もはやラノベではない」)とされるその現状を、アイロニカルに追認して『赤朽葉』を書いたわけだ。その所作は悲劇を通り越して、滑稽というほかない。僕はそんな桜庭を見ながら、ますますライトノベルの終わりを痛感している。
増田の男の好みなんて見当も付かないが、とにかく主人公が個性的であればいいんだろ?
主人公強すぎワラタwな『火の国、風の国物語』をオススメする。
高潔で紳士的で頑固で真面目で、なおかつチートじみた強さを誇る主人公だ。
文章力はまあそんなにあるわけじゃないけど、三国志演義を読むような気持ちで読むと楽しくなれるはず。
あと、『BLACK BLOOD BROTHERS』は一昔前の懐かしい雰囲気が残っている貴重な作品だと思う。
「最近のラノベにはついていけねー」ってんなら読んでみたらどうだろう。
ちなみに最近の主な(男性向けレーベルで書いている)女性ラノベ作家↓
・桜庭一樹
・有川浩
・野村美月
・竹岡葉月
・柴村仁
・高殿円
・来楽零
この中の誰かの作品を読んでみるのもありなんじゃないかな。
この書き込み見て少ししてから図書館で借りて返却日当日の朝に読み終えた。面白かったわ。
桜庭一樹は少女には向かない職業読んであんまり好きになれないで砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないは最初の数ページで読む気無くしたんだけど。
01 賀東招二「フルメタル・パニック!」
05 桜庭一樹「GOSICK」/「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」
08 新井輝「ROOM No.1301 おとなりさんはアーティスティック!?」
盛り上がりと読みやすさを主眼においてチョイス。十二国記は長いし、爽快感という点では微妙なので除外。
キャラ萌え系は普通の本読みの人にはおもしろくないと思うので外してみた。
今回聞かれた相手は、07と次点、09は読了。ということで、今回は05と06、番外の「悪魔のミカタ」をお勧めしてみた。ちなみに、「ROOM No.1301」は隠れた名作。「砂糖菓子」はラノベ最高峰だと思っているので追加。
じゃあどうでもいいじゃねえかw
ちなみに自分は桜庭一樹の代表作は「GOSICK」だと思う。傑作は「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」。
で、ちなみにエンブレからの文庫ではなく、文春から新書で出るのは
文庫だと取れる賞が少なすぎるからねえ。
ファンとしては複雑な気持ちだけど、まあしょうがない。
http://www.ebookoff.co.jp/sell/nid/PurchaseInformation/cid/1002
高価買取Pick Up
悪人 吉田修一
楽園<上> 宮部みゆき
直木賞受賞後第一作の『荒野(こうや)』は、以前ファミ通文庫で刊行された『荒野の恋第一部』『荒野の恋第二部』の二冊に、第三部を新たに書きおろして、一冊の本にまとめられました。
インタビュー|スペシャル|桜庭一樹『荒野』特設サイト|文藝春秋 http://www.bunshun.co.jp/kouya/special/interview.html
ファンとしては無事完結させてくれたというのはありがたい。
でも同時に、ラノベ作家から一般作家へというのが鮮明になり寂しいとも感じる。
で話は変わるのですが、この本はラノベなんですかね?それとも一般書になるんですかね。
以前どなたかがレーベルでラノベを判断しているとのことでしたので
一般書になると、内蔵される1部2部はどうなるんでしょう。
http://anond.hatelabo.jp/20070425021728
いやね、秋山瑞人の『猫の地球儀』を面白がれるSF好きの人だったら、古橋秀之の『ブラックロッド』に始まる〈ケイオス・ヘキサ三部作〉をオススメすれば「ライトノベルはじまったな」状態になるのはわかっているんだけど、でもなんかいいかげん増田で古橋布教するのも飽きたというか、業界(?)内評価高まり過ぎでいいかげん長年に渡る古橋ファンの俺でも尻がむずがゆいというか、「ライトノベル=SFの植民地」という大森望と早川書房にばかり都合のいい史観をセカイにまた広めてしまうのもどうかというか。そんなこんなの小理屈をこねてツンデレしてヘビー級ライトノベルを進めてしまう俺なのだった。べっ、別にライトノベル読んで欲しいなんて思ってないんだからねっ!
ライト級ライトノベル(桜庭一樹とヤマグチノボルの中間)なライトノベルって、改めて考え出すとタイトルが出てこないもんだなぁ。
ああ、そうだ賀東招二の「フルメタル・パニック」シリーズ(長篇の方)とかがライト級ライトノベルかも。
フェザーライトノベル欲しい!と書いたワタクシにヘビー級をのっかりしてまで勧めてしまう増田どもが僕は大好きです。でもたまにはライトライトノベルぐらいなのも思い出して勧めてみてあげてください……!
ちなみに今は桜庭一樹をもう少し読んでみようかと思ってる。
あと漱石のリズムがいいってのは良く分かるなあ。とりあえず最大でも損害は読み終えた時に「やっぱ騙された!」と叫ぶぐらいの程度なので、是非とも突撃してみては。今回のラノベ突撃で身を持って理解したよ、「なんだよこの刷り込みラヴ女! ウザいんじゃ!」という沸々とした気持ちに耐えながらも読み進めれば、結論がどうでても「実は良かった」「やっぱ苦しいじゃねーか畜生と実体験で言える権利」の最低どちらかが得られるのは悪くない。
それに多分漱石は俺の突撃よりは楽だよ。本当に多分。
何を読んだのかを書くんだ!(anond:20070424113931)と言われてしまったのでちょっと晒してみよう。
anond:20070424113931で名前が出てた人も一部読んだよ! ちなみに読んだ順。
総評:やっぱり「フライライトノベル」と「ヘビーライトノベル」は、例えばレーベルとかで分類して欲しい! でも先の人が「ライト」と書いてた谷川流の小説に読み辛さを感じたり、所詮は好みでもあるのかなとも。あとやっぱりイラスト恥ずかしい。カバーは掛けてるけど挿絵はビビる。電車の隣の人もビビる。
ちなみに普段の読書傾向は幅広くSFや海外サスペンス、軽く西洋系歴史物、ミステリーは古典、といった感じの男性がお届けしました。