うまく伝わるかわからないのですがこの深い悩みの放流先を
「うたちゃんほむぺhttps://utap.hateblo.jp/」(頼りになる同人サイトです)
ではなくここになさったということで
アドバイスになるかわからないですけれど自分も放流してみます。
まず感情の問題によりそう文章を書くときは(自分の筆力では)かなりの長文になってしまうことをお許しください。
人間は自分にないものを持っている人にあこがれを持ち惚れこみがちな生物で、これはもう仕方がないことです。
元増田はAさんだけにふりむいて(かまって)もらいたいのだが
BさんはAさんだけにふりむいてもらいたいし
CさんはBさんにふりむいてもらいたくて(以下略)…なんて複雑な人間関係はよくみかけます。
その感情をテーマにして描いた「私のジャンルに神がいます」https://comic.pixiv.net/works/7003なんて漫画もできたくらいです。
歴史を紐解けば明治の文豪(男性)もそういう自分が好きな人にだけ認めてもらいたい、先に仲良くなった人に嫉妬する、みたいな悩みはしっかりあったみたいですしね。
直木五十六さんまわりとか、芥川さんとかいろいろあったらしいとうろおぼえしています。
その感情には私も何度もおぼえがあります。そして決まって振られます。というか成就がないです。
・相手は自分のミューズだ。ただの人間、クソもセックスもズルもするくせに、手をうごかせば神のような作品をつくれてしまう人間。…なんてものがいるから、悩む。
・自分の欲望が形になったものだ、とただの人間相手に理想を投影してしまう。
・延々と実のない「片思い」をしてしまう。(しかもなにをしてもらっても満たされないし、感情をぶつけても迷惑にしかならないことはわかっている)
・2000円にも満たないお金で一冊=一票を投じることしかできない。自分は発行部数分の1の存在でしかない。
こういう事象というのは一度真剣に創作をはじめてみるとわりと初期で普遍的にぶつかる悩みの一つなんだとおもいます。
(しかも一般に言われている簡単な解決法「その悩みを創作、同人ネタに昇華させりゃいいじゃん」ってのは、つかえるか?というとつかえないんですよね…
リアル悩みを投影させてキャラをうごかしてみてもはたからみたら古い少女漫画みたいなことになることはわかりきっているので)
ただ、ジャンルを複数経ていると相互提供関係、いわば両想い創作者になれる例も
数少ないながら見られます(ジャン神でもありましたよね、おけパ中島というキャラで)
・リアルで最低一度は会っていること。
・お互いにニッチな立場にいて相手の協力が創作活動にかかせないこと。
・ジャンル参入時期が近いこと。創作スピードも近いこと。(少なくとも片方は粗製乱造タイプが多い)
・リアル人間としての生活時間帯や生活態度がお互いに相容れるものであること。
ただここで指摘しておきたいのは、「戦友や両想い状態の実現」と、「片思いの成就」とは全く違うということです。
つまり両想い関係はお互いの創作にほれ込むというより、妥協とか譲り合いの産物で理性をもったつながりだから両想いになれるのです。
戦友になるしかない状況が先にあり、妥協と譲り合いで会話数も増えて外部からみて相思相愛にみえていてうらやましいだけ、のことが多い気がします。
はたからは会話が多くて仲がいいわね、といわれる。
普段は子供が夏休みになるけどどっかいくの?なんて事務連絡ばかりしている。
また相手が人間だとわかっているので通院や入院など人間が肉体を持つ故の悩みにたいして冷静で手慣れた処理(薬飲んだの?送迎しようか?対処法ぐぐっておいたよ、など)ができる。
そういう関係では逆に「月がキレイですね」なんてロマンス的なことを20年もいったことがなかったりする。
創作とか高次の感情のやり取りではなく、もはや相手の人格さえ把握しきっていて読めていて、自分の楽しむツールにつかえるってだけなんですよね。
逆に創作者というのは誰とつきあっても相手に創作の邪魔されてる足を引っ張られているとしばしば感じるけど、その度合いが比較的少ない相手というだけなんだとおもいます。
それがSNSで可視化されている状態が「戦友や両想い」の創作者たちである、と私は思います。
つまり、「戦友や両想い状態になること」は「片思いの成就」とはことなるものです。
それでもよければ一度「戦友」にまぜてもらいたいと口に出していってみるのもいいとおもいます。
ただ「こんどだらだらと通話してみない?」だけでもいいとおもいます。
逆に片思いをこじらせて憎さ100倍になってやってしまった典型的な事件もありました。
収監された爆弾脅迫犯人は本を一冊聞き書きで出したはずですが、
作品の表現に関する言及より(当然ながら)犯人自身への言及だけで出版されています。
で、はたから見ていると全くその創作じゃなくてもよかったんだな、と見えます。
気の毒になります。
もちろん被害者である藤なんとか先生も、ファンの集いを破壊されたその他のファンも気の毒なのですが、
たまたま脅迫犯人の心のぽっかりあいた空白にはまって、外そうとしても外れなくなってしまう作品が黒バス+先生の経歴だったんですよね。
同じ作者でも別のスポーツをあつかっている漫画や、別の経歴の作者のバスケ漫画は刺さらなかったのだろうに。
あるいはただ凡庸なよくいる顔もオーラもたいしたことのない人間がたまたま手から万人に理想的な嘘をつむいでいるだけだという実態を間近でみられればそうはならなかっただろうに。
だからあそこまでいくと片思いは免疫反応でが誤作動しちゃうアレルギー病みたいなもんです。
でも一度アナフィラキシーショックをうけたら回避して生きるしかないアレルギーとちがって
あなたには自分も創作という場に建てるという強みがあるわけですし、自覚もあるわけです。
人間と杉花粉でなくてよかった。話が通じない相手でなくてよかった。
(話が通じにくい相手の話が今日でてたのでいちおう貼っておきます anond.hatelabo.jp/20220720110433
これも一種のかまってちゃんなんだろうなと。これよりは同じジャンルで作品を書こうとしているあなたのアプローチのほうが25000倍マシだと思う)
あなたは沈黙を選んでもいいし創作を続けてもいいし、SNSに生息する普通の人(かまってほしいだけの人たちにまじる)になってもいい。
ただ表現力はしっかりおありになるので、ニッチな、自分が発揮できる場所をえらんで個性的な創作をみがいていけば、
いつか、あなたの欠点が全く見えないほどあてはまるだれかに片思いをされることもこれから出てくるとおもいます。
その人に(あなたの作品やそれをつくりだしたあなたという奇跡的な人格への)愛を告げられるたびに、
昔うけた「Aさんにふりむかれなかった自分」というトラウマ、あなたの心の中のAさんのお墓に土が積もって平にならされていく。
私はあなたならきっとそういう創作者になるだろうとおもいます。
あと本当に個人的にきれいごとばっか書いた気がしてここ増田なんで一応正直なとこを追記し
まず初めに、これは自分への戒めを込めた文章です。文章でまとめることで気持ちを落ち着けようと試みています。 私は二次創作の文字書きです。今までは支部で細々と...
同人日記増田です。 うまく伝わるかわからないのですがこの深い悩みの放流先を 「うたちゃんほむぺhttps://utap.hateblo.jp/」(頼りになる同人サイトです) ではなくここになさったという...