2019-09-11

マイナー推しに執着し続けて苦行の人生を送るオタクの話

もうどこにも吐き出せる場所がないのでここに書く。

分かる人が見れば完全に個人特定できるレベルのもの

自分用の文章なので、最初から最後まで意味不明で読みづらいと思う。


数年前にとあるジャンルにはまった。

リア友もちらほらハマり始めてて、人気絶頂差し掛かる直前であったそのジャンルにどっぷり浸かって、推しもできた。

二次創作が好きでその推し二次作品を見ては自分でも生産し続け、イベントに行ったり結構お金をかけて関連グッズも揃えたりする楽しい生活を送っていた。

途中別ジャンル浮気しながらもずっと好きでいた。

アニメマンガのような最終回がなく、ファンがいる限り半永久的に続くそジャンルにはまり続ける内に、ある時別の推しができた。

中途参戦したその推しは、登場のタイミングが非常に悪く(ジャンル内最大手記念日前後に参戦)、最初こそ騒がれたものの人気は言うほど芳しくなかった。

それでも固定ファンはいたし、当時盲目的にこのジャンルが好きだった自分は何の疑問もなく新たな推し作品を作りまくった。

作りまくってるうちに、「あれ?推し、なんかマイナーじゃね?」と気づき始めた。

何気なく始めたTwitterのおかげでそれが顕著になった。

まず、圧倒的に仲間が少ない。推し兼任しているファンは多いけど、自分のように「最推しです!」という仲間がまずあまりいない。

それでも村に入れてもらって妄想ツイート馴れ合いをするのが当時凄く楽しくて、毎日仲間と騒いでた。

当然、作品もこれまで以上に作りまくった。

それらの伸びの悪さの一因が推しマイナーである(それ以上に自分創作力のなさもあるけど、)ことも最初はあまり気にならなかった。

それらを繰り返している内に、周りの仲間達は新たな大手推しジャンルをそれぞれ見つけたらしく、段々と作品を作らなくなっていった。

作ったとしても、大手をメインに、脇役として推しを出す程度。

でもその方が当然世間には受ける。評価も伸びる。

毎日一緒に狂ったように推しへの愛を叫んでいた仲間ですら、推しの話を全くしなくなった。

そして段々皆、新垢を作って引っ越していった。

自分は皆のジャンル移動とは別に、村に流れる残った者同士の義理交流空気にも疲れていた。

正直良いとは思えない作品でも、作ってくれれば褒めざるを得ない。まぁこれについてはお互い様な部分もあったろうけど。

その頃の自分推しが受けのジャンル内最マイナーレベルCPにはまっていて、村で必死に一人でCP作品を産み続けていた。

仲間や外の人が評価をくれたり、たまにお恵みのように作品を上げてくれたけど、それもオンリーワンに飢える自分へのためだけで、

それがどれだけ神作品でもCPの人気上昇には程遠く、更に上記のようにジャンル移動があったのも重なって段々と村内でも推し単体の作品さえ見かけることがなくなっていった。

どれだけマイナーでも、厚かましいのは分かっているが好き嫌いはある。

それでも、貴重な推し作品を好みが合わないからとスルーすることで仲間が今以上に減るのが怖すぎて、疲れながらも作品評価し、義理感想を送っていた。

そして同時に、一応推し兼任だと謳いながら別推し作品ばかり作り高い評価を得ている人達に激しく嫉妬するようになった。

承認欲求」という言葉が頻繁に聞かれ始めた頃で、自分承認欲求にやられるアマチュア底辺作家典型タイプになった。

かつて同じ推しを好きで萌え語りをしまくっていた仲間が、別ジャンルで伸びて別の仲間と盛り上がっている。

そしてたまにひょっこり推しに戻ってきて作品を作っては、自分よりずっと高い評価を得ている。

自分嫉妬の塊になった。

こっちの方がずっと一途に推しを愛して何年も浮気せずに作品を作り続けているのに、誰にも認めてもらえない。

そして、推し公式からもほぼ見放されていた。

元々推しジャンル参戦するきっかけになった所(グッズなどの供給源でもあり、最盛期にはいくつか関連グッズも出してくれていた)が活動を停止しており既に嫌な予感はしていた。

ジャンル公式推しを放っといて別の大手ピックアップし続けた結果軌道に乗って、推しには本格的に見向きもしなくなった。

公式から発売予定だったいくつかのグッズが放置状態からフェードアウトになった。

界隈内でも、推しは日に日にマイナー化が加速して、二次創作投稿数も激減していった。

皆、人気どころを作った方がずっと伸びることを分かっていたからだと思う。

特殊故に、推しへの愛が二の次になってもおかしくはないジャンルだった。

かつては大手作品を頻繁に作っていたおかげで推しも人気中堅程にいた時期があったが、それも遠い昔…という感じになっていった。

自分発狂していた。

まず、推しが愛されない世界がつらすぎた。

もちろん自分が見つけられないだけで世界中には沢山ファンがいるのかもしれないが、自分のようにアクティブ推しへの愛を発信する人が周りにも、ジャンル二次創作投稿プラットフォームとなるサイトにも見当たらない。

毎日推し名前ツイート検索をかけ、同士を探した。しかしなかなか推し関連のツイートはみつけられない。

作品も1日に何度も検索しては新規投稿を探したがそれもない。月に数件あれば上々といったレベル

自分に言う権利なんかないのは分かっているが、それらも最盛期に比べ明らかに質の良くない作品が多数だった。

たまに推しのことを呟いているのを見つけても、大体「○○マイナーだよなぁ…」とかばかり。

その横で、大手達が常に誰かに愛され、彼らの作品が生まれ続けている姿を見るのが苦痛だった。

そして、自分評価されないこともつらかった。

周りは新ジャンルで新たな仲間と萌え語り、新たな推しへの公式供給に舞い上がっている。

その中でも続く義理交流

それでも、自分がどれだけ人の作品評価しても、推し推しCPへの愛をたっぷり込めた自分作品評価されることはなかった。

最早過剰に縮小した村から、仲間の手によって自分作品拡散されることもなかった。

ただ、時々魔が差しジャンル内の大手推しCPを上げた時だけは、有り得ないほど評価された。

ジャンルからいいねRTが相次いで、ちょっといい気になると同時に悲しくもなった。

正直上げた作品自体普段のものに比べて全く手間はかかっておらず、人気どころさえ抑えていればそれでいいのか…と絶望した。

悩んだ末に、ついに村を抜けた。

Twitter垢も削除した。

この頃には仲間はほぼ残っていなくて、

一部自分が去ることに悲しみの声を上げてくれた人はいものの、自分が身を引いても界隈は特に変わりなく、かつての仲間は器用に村に半分身を入れながら推しを人気どころと兼任していた。

数年に渡り上げ続けていた作品も消した。

惜しくはあったけど、いつまでも数字の増えない作品を惨めに残しておきたくなかった。

それでも推しへの愛は消えなかった。

というか愛というより執着心だった。

自分推しを愛し続けてあげなければ、推しはこの世から消えてしまう」と何様なことを真剣に考えていた。

作品は、その後も細々と上げ続けた。

しかし、村から抜けたことで「もういない人」認定されたのか、極端に閲覧が落ち、評価もこれまで以上に貰えなくなった。

それでも義理交流に耐えていた頃よりは少しは気が楽になった。

ジャンル自体は衰退傾向にあるものの、公式が頑張っていてまだまだ栄えていた。

もう、同ジャンルの人気どころの顔を見る度諦めとともに殺意さえ沸くようになった。

元々このジャンルに首を突っ込んだ当初に好きだった推しの顔すら見たくなくなった。

この状態は今も継続中。

毎日シャットアウトしていてもなお入ってくるジャンル大手の楽しそうな情報に1人惨めな気持ちになり、1件も増えない推し作品検索結果画面に絶望し、閲覧すら増えない自分作品ページにさら絶望する。

その度に、他のジャンルに心変わりできたらどれだけ楽か、と切に思う。

それでも自分今日推しのことが大好きだ。

たまに素敵な作品を見つけては感動し、数年前に比べかなり落ち込んだ創作意欲を刺激されて、誰にも見てもらえない何かを作り続ける。

ふと客観的自分を見ると「この数年って何だったんだろう」と真顔になる時もあるが、だからと言ってこの状況を脱却できるはずもない。

緩やかに滅びゆくジャンルの片隅で、このまま推しにしがみつく日々がこれからも続くのだと思う。

  • うんち

  • 似たような立場で同情してしまった。 ただ自分の場合は半分同担拒否なので、仲間が欲しいとか、他の人の二次創作を見たいとは思わない分まだ気が楽なのかもしれない。 斜陽ジャンル...

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