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2009-06-28

日米同盟は半世紀続いたが。。。。

改定ビジョンがないままに現実が突き進む

▲無言のまま安保条約の質が変わっている

 

日米安保条約改定をめぐって60年に全学連などのデモが吹き荒れ岸内閣が退陣にいたった。あれから半世紀になる。

これほど長期に緊密な同盟が存続した例は世界史でも珍しい。

60年アンポ反対運動攘夷的な国民ムードが背景にあり、当時のシチュエーション反米だった。運動に参加した殆どの人は条約を精密に読んでいなかった。ゼンガクレンは情念と正義感で動いた

70年アンポは前年までに反戦運動が下火となり、赤軍派三島事件という両極の政治事件で終わった。この間、高度経済成長東京五輪によりナショナリズムは体制側に収奪された。

爾来、日米安保条約自動延長が継続され、80年アンポは政治争乱もなく、むしろフォード大統領らを招いた日米シンポジウム東京で開催された。筆者は当該シンポジウム広報担当だったため会場のホテルに一週間ほど泊まり込んだ。中川一郎、末次一郎氏らと夜遅くまで懇談した。駐日米国大使マンスフィールドだった。不思議に親和力をもった人だった。

やがて政治の季節は去り、全学連政治各派は分裂を繰り返し、左翼は「サヨク」になり、過激派三島由紀夫割腹に衝撃を受け、一部は転向し、体制派はすっかり米国執事のごとくになった。その後、国際情勢の緊張とともに防衛論議は本格化したが、「日米安保はこれからどうなる」という肝腎の議論がない。

ところが日米安保条約は無言のうちに運用が変質し事実上、改編されている。「条約」ではない、これは「同盟」である。

たとえば事前協議対象とされるのに、沖縄海兵隊横須賀空母日本に相談なくイラクなどの戦場へ出て行った。集団安全保障議論も海外派兵議論も沸騰しないまま自衛隊は「国際貢献」と言われてカンボジアイラクモザンビークゴラン高原、そしてソマリアへ出動している。日本ではなく米国勝手解釈を変えているのだ。

日本の頭越しにG2の時代、日米安保体制は一方で空洞化

しかし日本国内の防衛議論は専門的に走り過ぎ、国民から遊離している。マニアックは兵器の性能を論じたり、次世代航空機を論じたり。しかし法の改正という議論には滅多にお目にかかれない。

歴史開闢以来、同盟が半世紀以上つづいた例はきわめて少ない。例外は英米同盟くらいだろう。日英同盟は短命だったし、日ソ不可侵条約はもっと短命だった。

しかし確実にくる宿命がある。それはいずれ日米同盟が終わりを迎えるという確固たる近未来シナリオである。なぜなら東西冷戦が終わってソ連が崩壊し十五に分裂し、ユーゴは連邦が瓦解して六つの国にばらけ、NATOは反ソ軍事同盟から性格を変えて東方に拡大してイランを囲み、東側は上海シックス(中ロ+中央アジア四カ国)に収斂された。そして昨日の敵は今日の友、日本の頭越しに米中のG2時代がやってきた。

米軍グアム以東へ防衛戦を下げ、北朝鮮核実験には曖昧な態度で終始し、拉致問題を含めて日本の期待を裏切るかたちとなった。台湾海峡中国海軍が扼することになれば米空母の防衛力が劇的に減殺される。日本尖閣諸島は危機に瀕し、やがては沖縄をめぐる日中の攻防も予測される。

しかしワシントンから見ると経済の凋落と軍事力の衰退は現実であり、従来の米韓、米日、米印、米豪の安保体制を維持するものの、日本の防衛貢献が足りないという認識である。今後、いかに改編すべきか、日米同盟半世紀を閲して本格的議論が始まるだろう。

終局的に日本目標自尊、自衛、自立でなければならないのだが。。。

2009-06-20

団塊世代幸福戦後プレミアム冷戦プレミアムのおかげ

http://anond.hatelabo.jp/20090612021400

随分遅いレスになるけれど、きちんと押さえておきたいので書く。


まず、同じだけの努力をしても、市場が拡大する中での努力と縮小する中での努力意味が全然違う。

市場が拡大する中であれば平均的な努力をしても市場の拡大に引っ張られる形で成果が増える。そこに錯覚が生じるわけ。努力をした分成果も増えているぞと。

では市場が全く拡大しないとするとどうか。新規参入が無いとして、平均的な努力パイを維持するだけであり努力が実らないという感覚に苛まれる。本当は実っている(=パイを維持出来ている)のだけど、実質成果が全然増えない(=努力が実らない)という感覚になる。

それでは市場が縮小する状況であるとどうか。

平均的な努力をしても市場の縮小にあわせて成果も縮小する。つまり前年度100のうち50を占めていても今年度90となると平均的な努力でも45になってしまう。今年度も50であろうとすると平均以上の努力が必要になるし、シェアを増やす(これは正しくないね。縮小する市場の中で売り上げを増やしていくと読んで欲しい)となるともう血を絞り出すような有様になる。


では戦後プレミアムってのは何かというと、一つに焼け野原になったおかげでやること、つまり仕事にことを欠くことが無かった。新幹線が無ければ新幹線を作れば良い、道路が無ければ道路を作れば良いのだが、何かがある状態だともう一個作ろうとはなかなか出来ない。それをやろうとして「無駄」といわれているのが地方新幹線だったり高速道路だったりするわけ。自動車だって家電だって、持たない人に売ることは出来ても、持つ人にもう一個買わせるのは難しい。

そして戦後人口自然に増加する状況だったので市場が右肩上がりに大きくなっていたということ。つまり市場が黙っていても大きくなったので平均的な努力でも成果の拡大を味わうことが出来たわけ。


冷戦プレミアムってのは何かというと、競争相手が半分(西側だけ)で済んだということと、アメリカソ連共産主義時代のロシア)の代理戦争で政情不安地域世界中にあって、日本はそういう国と競争する必要が無かったってこと。日本は最後の先進国として安い労働力武器製品世界中に売りまくる事ができた。

更に日本アメリカ軍事力の傘を借りる事ができたから、ヨーロッパ諸国のようにソ連の脅威と直接向き合う必要が無く経済活動に注力できたわけ。


何度も書くが、団塊世代の言う努力なんて錯覚みたいなもんだよ。

努力したから成果が上がったんじゃない、市場がでかくなったから成果が上がったわけ。

ところがこの世代は努力と成果がイコールで結びついてしまっているから、成果が出ない=努力していない、と思ってしまうわけ。

2009-06-15

日米安保同盟、次の半世紀を考える

そして樺美智子さんの死から49年が経った

日米安保条約空洞化日米同盟の軽量化、来年改定から半世紀

昭和三十五年六月十五日。アンポ改定に反対するデモ隊が国会とりまいた。

樺美智子さんが死んだ。デモの隊列にあって、群衆に巻き込まれて圧死したのだ。左翼はこれを権力の謀殺と宣伝したが、だれも信用しなかった。この鮮烈な記憶があるのも、いまでは還暦をすぎた世代だろう。

昭和四十三年十月八日、佐藤首相ベトナム訪問に反対する左翼学生が騒ぎ、羽田京大山崎某が仲間の運転した車に轢かれて死んだ。機動隊は二十数名が瀕死の重傷だった。

かれらは権力側に殺されたと宣伝したが誰も信用しなかった。

昭和四十五年、安保条約改定から十年が経って「70年安保決戦」が叫ばれた。前年の東大安田講堂新宿騒乱で前哨戦が消え、左派の分裂は決定的になり、「革命ごっこ」は意気消沈していた。

70年は平穏に幕が開け、左翼内ゲバに熱狂し、組織は壊滅に瀕し、窮状に陥った日本赤軍派のハイジャック事件と三島由紀夫憂国の諌死事件で終わった。

昭和五十五年、安保条約改定から二十年が経った。

いわゆる「80年アンポ」は左右対決の政治状況にはなく、あらかたは体制保守革命の唄も謳わないサヨクに転じており、サヨク全学連OBは「同窓会」を、そして日米安保二十周年記念の日米シンポジウム東京で開催され、ゲストフォード大統領が来日して「安保改定」を示唆した(筆者はそのおり、会場のホテルに泊まり込んで裏方。広報担当だった。シンポジウム記録は『日米同盟の二十年』、自由社)。

60年安保の象徴だった唐牛健太郎氏は死去し、西部邁氏は保守の側にあり、江田五月氏は国会議長となり、清水幾太郎は「核の選択」を主張した。

情勢はめまぐるしく変わった。東西冷戦の終結は、なにを意味したか?

日米安保ソ連中国北朝鮮を仮想敵に防共の軍事同盟ではなかったのか?

ところが主要敵だったソ連が崩壊し、ワルシャワ条約機構は消滅し、NATO性格をかえて、イランを囲む新型の防衛機構に早変わりし、中国は時代にふさわしい<?>「上海シックス」を主導して米国金融秩序へ挑戦を始めた。

戦後秩序は劇的に風化した

英米同盟は軽くなり、NATO五十年式典は独仏国境で開催されたが、オバマが出席したものの、興奮状態にはなく、むしろチェコで『核廃絶』を訴えた。

ロシアNATOチェコポーランドレーダー基地化に反対を唱える。しかし、グルジアアゼルバイジャンウクライナNATO入りが時間の問題となっている。

イラク戦争のおりに、ロバート・ケーガンは「ネオコン」の論理を代弁し、世界の警察官としての軍事力にひいでた米国の一極体制が復活する。世界秩序は保たれると言い、ホッッブスの説いた「リバイアサン」という怪獣の「力と畏怖」のイメージ世界新秩序の基軸を置いた。

しかし現在世界は、イラク戦争アフガン空爆で復活した筈の米国リバイアサンが衰退し、G2という不思議な時代にはいった。

米国はこれまでの国家性格をおおきく変貌させようとしている。もっと言えば、米国みずからがリバイアサンを峻拒し、「普通の国」になろうとしているかのようだ。

NATO運用比重を独仏英主導に移管しつつあり、G2時代の到来は、次の日米関係を曇らせる。

こうした歴史パラダイムのなかで、平成22年(2010)は、安保条約改定から半世紀を迎える。日本生命線と言われた日米同盟だった。生命線?

安保議論は風化し、「事前協議」条項はかるがると無視され、沖縄海兵隊横須賀空母も、戦争地域に向かった。

そればかりか日本自衛隊は「集団安全保障」「極東条項」の議論を忘れたかのようにPKOはカンボジア派遣から開始されて、いまではイラクのお隣、ゴラン高原モザンビークスーダンへ向かった。役割を分担しながらも、陸海空全軍が出動した。

日米安保条約は風化した。というより事実上性格を変えている。日米同盟存在意義は、鰹節よりも軽くなりつつある。

日米同盟鉄壁は吹き飛ばされそうである。

吹き飛ばそうとしているのは日本ではなく米国である。アメリカ中国重視にかたむき、ヒラリーガイトナー中国に揉み手して、{G2}と言いだし、日本が期待した北朝鮮へのアプローチ曖昧、投げやりとなった。アメリカはこの問題から逃げた。

拉致問題に積極的ではなくなり、「それは日本の主権の問題であり」、北朝鮮核武装は容認し、中国の出方をひたすら待つ。

これがオバマ米国、衰退途次の米国の姿である。(http://anond.hatelabo.jp/20090615232944に続く)

2009-06-09

アゼルバイジャンが密かにNATO加盟を工作

ラッセルも大半が支持する雲行き、カラバフ問題は棚上げ

NATO高官筋の見通しとして、INSニュースウォッチ(6月5日付け)が伝えた。

水面下でアゼルバイジャンNATO正式加盟の工作が続いているという。

冷戦がおわってソ連解体し、ワルシャワ条約機構破産し、NATO東方へ拡大し、この地殻変動の余波はまだ続いている。

第一にアゼルバイジャングルジア孤立無援な状況に手をさしのべてガスを供給している。グルジアは勇敢にロシアと戦っている。

第二に従来、アゼルバイジャン石油とガスはロシアガスプロム流通ルートしか依存できなかったが、トルコへのジェイハンルートが繋がり、西側とも直接取引が可能となった。

第三に親子二代にわたるアリエフ政権は西側寄りの政策を一貫して続けており、政治的安定感があること。

NATO加盟国の中でも、イタリアルーマニアトルコポーランド英国そして北欧諸国が強くアゼルバイジャンの加盟を支持しており、残りのくにぐにも、カラバス問題の解決の見通しが立てば反対の理由はないだろう、と推測される。

さらにNATOにとってのアゼルバイジャン加盟支持の流れは、アリエフ政権アフガニスタンへ派兵に協力していることで(現在184名)、追加増派にも前向きな姿勢を評価する向きが多いという。

一方、おなじくアフガニスタンに協力的なグルジアウクライナNATO加盟問題は、ロシアの姿勢が明らかに反対であるため、アゼルバイジャンの加盟より時期的には遅くなるだろうと見られる。

このポスト冷戦構造地殻変動の波は、いずれ米韓、米日、米豪、米印の安全保障条約改定、変動へと繋がるであろう。

それはTUNAMIとなるか、漣(さざなみ)か。

2009-05-27

ロシア、突如ウラン米国業者へ売却開始

オバマ核兵器廃絶宣言を歓迎? それとも…

おりしもカザフスタンウラン輸出責任者、とくに日本向けの担当逮捕される事件が起きた。

産経新聞』(09年5月25日付け)は下記の記事を流した。

カザフスタン政府当局は横領の容疑で国営原子力企業カザトムプロムのジャキシェフ社長逮捕したと発表した。治安当局によると、丸紅東芝東京電力などが権益を得ているハラサンなどのウラン鉱山について、不当に安い値段で国家資産を売り渡した疑いがあるという。検察当局の要請で21日に社長を解任された。日本世界第2位のウラン埋蔵量を誇るカザフで2007年に大規模なウラン鉱山の権益を取得。前社長はカザフ側の交渉相手だった」。

このニュース示唆することは、せっかくカザフスタンとまとまった、長期契約でのウラン日本への供給ビジネスが頓挫する恐れである。

さて、ロシアウラン欧米(とくにフランスオランダ)および日本原子炉向けに大量に輸出されてきた。

これを米国へも輸出することになった。

これは核兵器製造に必要な濃縮ウランを精製する過程での副産物(バイプロダクツ)で、原子力発電の燃料となる。兵器には転用できない。

嘗てロシア核兵器製造過程での、これらバイプロダクツを大量に保管してきた。冷戦時代のロシア世界の40%もの濃縮ウラン製造し、その設備過剰と対比的に過小な原子力発電施設。だから原発用の燃料となるウランが余った。

「最終的にこれらを商業市場で処分したいだけのことだ」とロシア国営「ロスアトム」の広報担当セルゲイ・ノビコフは言う(ヘラルドトリビューン、5月27日)。

米ロ間には1993年に締結された政府間取り決めにより濃縮ウランは、米国政府認可業者のみが扱った。今後、濃度の低いウラン燃料に関しては、米ロそれぞれが民間の発電関連企業間でも取引ができることとなった。

同じ日に北朝鮮核実験前後してボリビアベネズエライランウランを輸出している疑いがあると米国情報筋

核燃料関係のかけひきが活発になっているようだ。

2009-04-23

http://anond.hatelabo.jp/20090421145231

微妙米国軍拡反対にそんな積極的な左翼って今多いか? 冷戦期ならともかく。

自衛隊ならまだ分かるが、それでも最近自衛隊の増強自体はあまりうるさく言われなくなってると思うのだが。

今新しく核持とうなんてのはバカとしか言いようが無いが。単純に。北朝鮮と同レベルになってどうするよ。

中国軍を歓迎というが、実例は?

そもそも、今の左翼は他国の軍拡にあまり興味がないように見えるのだが。米国だろうが中国だろうが。

2009-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20090420130114

核の保有は「しっぺ返し戦略」という点から理にかなってるんだよ。MAD戦略とか言われてたやつ。実際に使うんじゃなくて、「使ったときどうなるか」を予想させることに意味がある、抑止力としての兵器ね。

http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-d6ae.html

ただし、上のエントリでも触れられてるように理性的な判断が出来ない主体には効果薄いけどね。あと、自国民が何百万人死のうと構わないという場合にも効果はない。北朝鮮はああ見えて意外と計算高いから、犠牲者の数をいとわないという意味で核の抑止力が効かないとしたら後者タイプかな。

ただ、冷戦毛沢東は「中国人民が1億人死のうが戦える」と公言していたけど結局そんな無茶はしなかったわけで。核兵器を撃ち合ってまで得るものがあるような国家北朝鮮含めてまず存在しないだろうから、マトモな判断が出来る相手には効果的。北朝鮮だって自国に核が落ちたら金将軍の支配体制揺らぐ可能性あるしね。

そもそも核兵器って費用対効果悪いと思うんだけど

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090420-00000047-san-pol

俺の子供の頃には冷戦ってのがあってな(中略)核の傘とか核の冬とかああ許すまじ原爆をとか耳タコなわけだよ。

で。

核なんか持っててもしょーがねーんじゃねってずっと思ってる。

・撃ったら自分のところにも死の灰が降り注ぐ危険がある。チェルノブイリでもあれだけ広がったんだし。

・撃った先は放射能まみれで占領したくても出来ない。今の核兵器ヒロシマ型とは比べものにならないほどの威力なんだろ?

・ということは核による抑止力なんて成立しない。「撃ちたきゃ撃てよwテメエも巻き添えだwww」なんせ北朝鮮すぐそこだからな。キチガイ相手にこの理屈が通用しないとなれば、こっちが核持っていようといまいと撃つ気なんだからやっぱり無駄じゃん。

憲法問題とか非核三原則とかあえて無視して言うが、費用対効果を考えたら使い道のない核兵器より、相手の基地を正確にとらえて攻撃出来る無人特攻機でも開発した方が良くね?

なんでみんな核兵器持ちたがるんだろうね?

2009-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20090418030304

ほんと、どうなのでしょうね。

一番自民党現実的な気がするのは、僕だけ?

民主党政権を取ると

大店法がさらに緩められ、地方都市部が過疎化 &イオン王国の完成と自滅

・元社会党系の外交オンチ小沢適当暴言により厨国以外の外交関係が冷却化

外貨準備を威勢洋々と取り崩し、結果円高が進行し輸出産業自滅

と、足りない俺の頭でも、これだけ怖い想像が付くんだけどなあ。

また、民主党も、自民党も基本利権誘導ですから。社民党朝鮮労働党日本支部)

北韓中国利益を誘導。

なんか、みーんな場当たり主義だよね。いやんなる。

例えば、ソマリア沖への海自海保派遣の件だって

ほんと適当交戦規定も改正せずに、あれでは誰か死んで来いと言っているのと同義だよ。

自由に動けるほかの国と違い、日本は基本自国の船のみ、はずかしくないか。

ドイツは半年かけて、国民の同意の下に交戦規定を改正し、それから送り出したんだけど。

日本現場の手足を縛ってから送り出すんだよね。

はなしはずれるけどさ

日本9条9条妄想平和主義馬鹿が騒いでるんだけどさ。

結局日本平和で派兵しなくて済んでるのは、アメリカ属国で庇護下にあるからなのよ。

また中立なんて日本の国土の形からすると、えらい大変だし国防予算も平気で10倍以上かかるよ。

武装中立国であるスイスやスゥェーデンが冷戦中核開発をおこない、完成寸前までいってたのは

攻められた時に核でも落とさないと侵攻を止められないということなんよ。

いまは冷戦が終結したから攻められる可能性も減って、核も廃棄したし、地雷も廃棄したんだけどさ。

ちなみに、スウェーデン地雷MLRS廃絶に積極的なのは自国の周りの環境が変化し

攻められる可能性がかなり減ったから。また、自国の輸出品として代替品が売れるし

クリーンイメージでアピールが可能だから。

第一地雷やMLRS禁止条約なんて使ってる国や、そこに売りつけてる国は殆ど入っていないんだからさ

実効性はまるで無い。カンボジアアフガニスタンのようにテロリスト適当にばら撒いた場合と

上陸阻止の一手段として管理下でばら撒くのは基本的にぜんぜん違うんだけど、朝鮮労働党日本支部

社民党)の人たちは、それでは攻めてきた中国軍が負傷するんじゃないかと怒るんだよね。

2009-04-11

なんで働くの

過労死か貧困か、みたいなアジェンダ設定はおかしいだろー。もうさー必要ない労働はやめようよ。人が死ぬだけだ。

それとも戦争起こしたい人がいるのか?米ソ冷戦みたいなシチュ今日日はやんねーだろ。国VSテロ21世紀の構図だろ。労働者VS企業?VS国?ねーよwwwwwwwww

2009-04-06

現状のノドン弾頭質量、最大1トンでも十分核攻撃可能……らしい。

http://anond.hatelabo.jp/20090406030633

ノドンって、重量16トン。

ちなみに広島長崎原爆の重量が5トン弱。

てことは、日本を狙うのであれば、北朝鮮はあの1段目だけ使えば、

核爆弾の小型化なんて面倒なことはしなくていいわけ

ミサイル、あるいはロケットというのは、それだけでシステムになってる。一段目だけではとてもじゃないけど照準なんてつけられないはず。まぁどこでもいいからぶち込めと言う程度ならば可能かも知れないが、あれは二段目のノドンがついていて初めて成立するものだと思うよ。というか、ノドンという小型弾道弾がほぼ完成された技術としてあるからこそ、あんな無茶ができるのではないかなぁ。

そのノドンが16トンというのは総質量。弾頭質量(実際に爆発する部分)は700kg程度、多い見積もりでも1tあるかどうかぐらいとされているよ。なので広島原爆はとてもじゃないけど乗らないかと。

ただ、ノドンに搭載できる程度まで、核兵器の小型化が進んでいて、一部では弾頭化されて配備されてると言う話もあり

http://mainichi.jp/select/world/news/20090401dde001030016000c.html

さらに言えば、プルトニウムなどは核爆発させなくても、普通爆薬に混ぜて飛散させるだけでもかなり広範囲を汚染できるらしいので(汚い爆弾とか言うらしい)、ノドン差し迫った驚異であることには間違いなさそう。

(まぁ自分は軍事のことは詳しくないのでどう情報を読んでいいのかわからんのだけれど)

とは言っても、実際にはロシアアメリカ中国等、冷戦が生んだ狂気の弾道ミサイル保有国のものに比べればおもちゃみたいなもの。冷戦が生んだ人類最大のロケットと言われるサターンVだと、低軌道への打ち上げ能力は120トンにもなるよ。(旧ソ連も同等以上の性能を持つロケットを作ったり、計画したりしている)宇宙ステーションの完成質量が約400トン強なので、単純計算だと4回の打ち上げで、宇宙ステーションと同じだけの質量宇宙に上げることができる。(だからって現実に可能というわけではないので念のため)これだけでも国際的にロシアアメリカリードしているかわかると思う。

(ちなみに日本H2Bは19トン……)

まぁ、ここら辺はミサイルとは同種の技術とはいえ、また意味が違うけれども……。

2009-04-05

ミサイルロケット

ホリエモンにしろ他のはてなーにしろ

偉そうに「ミサイルロケットの違い」について懇切丁寧に語っているけれど

そんなのを分からない人が今回の話に入ってきてないだろう。

マスコミだって分かってるよ。さすがに。いくらなんでも。いやマジで

だって、冷戦時代の宇宙開発とかまさにその議論だらけだったわけで。

スプートニクショックだってまさにそれだったわけで。

知らないワケがない。今の報道部長的な人ってそれなりの年齢でしょ。もうちょい若いぐらいか?

で、北朝鮮みたいな国家宇宙開発をしているということそのものが危険なわけであって

ミサイルだとかロケットだとか些細なことなんだよね。

日本は騒ぎすぎ」とか言ってるけど

相手は国民拉致した国だってのを分かってないのかな。

2009-03-27

ホームがない

人生つーかプライベートつーかでのホームをいつのまにか失ってしまった。物質的な「家」のことじゃない。帰るべきところ。無防備になってもいいところ。大概のことは受け入れてもらえて、大概のことを受け入れたいところ。ホームグランド

私は人間不信だ。何故だかたくさんの人が私をかわいがってくれて、嬉しいからへらへらとしているのだけれど、根っこの部分では「どーせあんたらも私を捨ててくんだろ!!」っていうわけのわからない諦念と怒りに支配されている。いやもうお互いいい歳なわけで、それぞれの生活や信条や立場があるのはわかっている。でもなんつうの、背中を預けて戦いあえる仲っつーの? 確か前はこの手に持たせてもらってた自信があったんだよ。

少し前までは、とんでもなく困った時に泣きつける場所をひとつ与えられていた。深夜に突然電話しても、「寝てない、横になってただけ」と話を聴いてくれる人。ずっと甘えてきたけれど、自分彼氏ができたのをきっかけに無意識にけじめをつけてしまった。彼女がいる彼に甘え続けてきた私がおかしかったのだ、と、強く思ったらしく、自分がまた独り身になった今でも何故か、連絡を取れずにいる。

一瞬付き合った彼氏つーか元彼は、友達期間がえらい長かったので、この人なら大丈夫だ、と思った。が、無防備になった途端に、セックスだけ求められてたことがはっきりして、腹が立って別れた。あなたを知りたい、私を知ってほしいと求めても無視された。それでますます人間不信になった。私を見て!って強烈に主張する大人はうざい。それをやっていいのは子どもだけだ。それは知ってる。彼氏彼女って関係では少しくらい、それを主張してもいいんじゃないかと思ったんだけどなあ。

友達がいないわけじゃない。十年来の仲の子もいる。けれどもみんな、「私のことより自分のことがんばれ」な状況が多くて、気を遣ってしまって頼れない。大親友とお互いに称するかわいいあの子は子育て真っ最中だ。そうでなくともなんだか私は、彼女にはどす黒いことは話せずにきた。彼女は本当に素敵な女の子で、一緒にいるとまぶしくて、自分のいいとこだけ見せたくなっちゃうんだ。聖域のように扱ってきた。

ほとんどの人が最後の砦として持ってる、実家はどうだ。残念ながら私の実家地獄だ。つーかそもそも人間不信の発端は、実家でのというか母との暮らしにある。私が幼い頃から、母と、ご利用が計画的に出来ない父は言い争いを続けてきた。父と私と妹だけが食卓につき、母が台所で食事を取る・二人の伝言役を仰せつかるっていう冷戦状態と、かりそめの団らんが交互に続いた。寝て起きたら冷戦だったり、学校から帰ったら団らんに変わってたりするわけです。団らんになるたび、今度はいつまでも続いてくれないかなーと祈る日々。狂ってたと思う。今でも思い出すと過呼吸寸前になる。母子家庭になってからも父の話題は私の中でタブーになっていて、気安く持ち出しては「おまえの父の借金なんだからおまえが返せ」といびってくる母とは、そろそろ別居しようと思っている。妹ばかりかわいがり、私をなじるのにもうんざりしている。こんな家庭なのに学費バカ高い大学に行かせてくれたとか、いろんなことに愛情は感じているけれど。記憶はしみついて消えない。

そういう毎日の結果、自分でなんでもしなくちゃ!と思った私は、一人で生きてけそうな女に育ちました。なんでもしなきゃ!と思ってるから、人を信じられない。末永く幸せに暮らしましたなんて家庭はどこにもないと思ってる反面、ものすごく憧れが強くて、それが重たがられて誰かと付き合ってもすぐ別れてしまう。全面的によりかかっていいはずの時期に両親がエゴ全開だったから、未だに甘えたい部分が強く残っている。

と、自分を分析しているけれど、「二十代半ばで性格を親のせいにするとかpgr」とも思っている。こうなってしまったことについて親を責めようとかは思ってないけれど。だって母だってメンヘラ気質なんだもの。責任とれや!とか言ったって泥沼になるだけ。つーかもっと子どもなころにぶち切れたことあったけど、逆ギレされて終わったんだよなあ。「人間はみんなさみしいの!」「自分の思い通りになると思うんじゃねえ!」と、年端もいかないのに罵られたことは忘れません。まあね、母も余裕がなかったんだよ借金問題で。

この先ももう、全てを預かりたいと思う人は現れても、私の全てを預けていい人なんて現れやしないだろう。だから内側に残っちゃってる小さい自分は、自分で育ててやらなきゃならんと思っている。少しだけ頼るっていうさじ加減も、覚えていけばいいんだと思う。何故だかいろんな人が私を頼る。それに応えることで、自分を認めてやればいいんだと思う。

何年もそうやって努力してきたけど、やっぱさみしい。傷つきたくないから自分で人を遠ざけて、その結果の強烈な孤独だということもわかっている。でもさみしい。守られたかった。頼りたかった。ここに戻ればおおむね大丈夫って場所が欲しい。ホームが欲しい。

孤独感が高じて、一日の三分の一くらい死ぬことを考えている今日この頃素人自己分析の結果を話して、どう変わっていけばいいのかカウンセリングに行こうと思っている。もう限界や。甘ったれさ、ああ甘ったれなのさ。ふつーに育った人はこういう気持ちをどこにやっているの。

なんか文章ぐちゃぐちゃだな。明け方の増田だから許して。

2009-02-13

[][]世界経済の成長と深刻な問題

日本経済新聞 2009.2.11 大機小機

米国を震源とする金融経済危機が急速に世界のあらゆる国々を襲っている。

最初は米国サブプライムローン証券化商品の値下がりによる金融機関の巨額損失問題として軽く考えていたが、欧米金融機関自己資本不足から急激な信用収縮が起こり、金融市場の機能が麻痺して深刻な経済危機へと発展したのである。

米国が膨大な物資を輸入し、貿易赤字を垂れ流して世界経済を引っ張ってきた二十世紀型の成長モデルは見直さざるを得ないであろう。一方、基軸通貨米国冷戦構造の崩壊による資本主義経済の爆発的広がりを受けて始まったグローバル経済成長に対し巨額な経常収支の赤字を通じて成長通貨ドルを世界供給してきた。

結果的に米国世界中央銀行としての役割を果たしてきたわけで、冷戦終了後の旧共産圏の国々やそれに続く発展途上国経済が順調に離陸し、再び共産主義全体主義に戻る国がほとんど出なかったことにつながった。そうでなければ、世界中北朝鮮キューバのような国が今も多く存在していたかもしれないのである。

もちろん、本来、住宅を買う能力のない人にまで持ち家を買わせるサブプライムローンや、値上がりした住宅を担保に追加貸し出しを行って過剰消費をさせるホームエクイティローンなど、バブルをあおるような金融機関経営は変わらざるを得ない。当然、米国人ライフスタイル収入以上に消費する貯蓄率マイナスの生活から、収入の範囲で消費する貯蓄率プラスの生活へと変わるであろう。

そうなると、米国の経常収支の赤字は大きく減少するが、同時に世界経済の成長は大きく減速し、日本中国をはじめ、対米輸出依存度の大きい国の経済は大きな打撃をうける。世界の総需要はいったん縮小したら、経済危機を克服した後も危機前の水準へすんなり戻るのは難しい。企業経営者も劇的に落ちた需要が元に戻ることを前提に経営する事は出来ない。

米ドル以外に世界通貨としての役割を果たすことのできる通貨が見当たらないなか、米国節度ある国際収支国になったら一体誰が世界経済の成長のために成長通貨供給するかと言う深刻な問題も頭に入れておくべきである。

数年たったら猛烈なドル不足時代を迎えてドル高が進んでいるという可能性もあるのである。

(枯山水)

2009-01-21

冷戦構造崩壊から20年、右翼左翼なんかで図れる情勢じゃなくなってきたような気がするんだが。

2008-12-24

そもそも私有財産「制度」っていうくらいだから、資本主義だって国家によって支えられたシステムなんだよ。

民法商法財産権を法定して国家が保障してるから俺の財産だ!と言えるわけでね。

とっくに終わった冷戦下のしょうもない右だの左だのアカだのといった馬鹿向けの政治宣伝文句に洗脳されてる昭和脳にはいまいちピンと来ないかもしれないけどね。

2008-11-27

姉と弟がいるけど兄弟姉妹関係がわからない

兄弟姉妹って、子供の頃は嫌い合ってても、大人になったら大抵仲良くなってる気がするんだ。少なくとも私の周囲や出会った人の話を聞く限りでは。

でも私の場合は違う。姉と弟がいるんだけど、子供の頃にいがみ合ったまま、私ももう30。姉も弟も特に親交を結び直す気配もなく自分の生活・世界があり、私も別に能動的に関係を構築する必要性も感じていない。(関係修復とは言わないよ。そういうのは一度でも『仲が良かった』人同士に遣う言葉であって、『仲が良いべき』である関係に向けて遣われる言葉ではないと思うから)

むしろ他のみなが、子供の頃に嫌い合ってたような人とどうしてあらためて仲良くなろうとする最初の一歩が出たのかわからない(別に、私も最初の一歩を踏み出したいのという話ではなく純粋な疑問)。

下に弟が生まれ、私含めた姉同士、幼い子の世話もしなかったのかと言われれば、しましたとしか言いようがない。両親だって普通に仲が良いし、特殊な家庭に育ったとも思わない。ただ、子供心に「この子、気が合わないな」と思って距離を置いたままいたらそのまま今に至ったというだけだ。

今だって、実家が近いのでなんやかやで姉にも弟にもたまに顔は合わせる。そして、(子供レベルでの「好きじゃない」のまま特に仲良くならずに大人になっただけなので)憎み合ってるわけじゃない。ただ、お互い相手を自分にとって重要な人物と思っていないだけ。だから用事があれば必要な会話はする。でも、それだけだ。まあ、いい大人なのに、結構顔をあわせる人と(上辺すら)仲良くならずに済ませてられると言う意味では兄弟姉妹だからという甘えはあるのかも知れない。

仲の良い(というか仲が普通の)兄弟姉妹の場合、大人になってから酷い言葉で罵り合うような大喧嘩しても、その冷戦状態の最中でさえ「でもいずれ仲直りするんだよねー。兄弟(姉妹)だし」なんて話もよく耳にする。なんなのですかそれ。全くわからない。みんなそんなに「血縁」を大事にしてるの? 現代人は親戚付き合いとかわずらわしがってるように見えるけど。兄弟姉妹は特別扱い?

ない感覚を振り絞って考えると、兄弟姉妹に一般的な兄弟姉妹としての関係を求めてる人っていうのは、「紆余曲折あっても最後の最後には絶対裏切らない特別な親友」みたいなイメージで兄弟姉妹を捉えているのだろうか。それって血の繋がりがないと持てない関係性?(皮肉ではなく純粋な疑問)

でも、いがみ合いの少年期を越え、青年中年期で通例どおり仲良くなったような兄弟姉妹でも、親が老いて介護や遺産のゴタゴタが出てくる頃にはまた心の底からいがみ合うとも聞く。わからない。

2008-11-13

http://anond.hatelabo.jp/20081113165338

タメ年増田です。


ノストラダムスを間に受けてる人は、結構いたよね。俺は斜に構えてたけど。

あとソ連云々は、もう物心ついて、ある程度ニュースの言ってることも分かる様になった頃には

既にゴルバチョフが登場してて、ペレストロイカグラスノスチを始めていて

冷戦構造は確かにそこにあったけど、軍縮交渉(STARTだかSALTだか)も始まったりして

割と楽観的に世界を見てたけどなぁ。ソ連が敵として登場するスパイ物や仮想戦記物物語として楽しみながら。

キューバ危機を直接知ってる世代じゃないしね。あの時はきっと皆ビビってたんだろうけど。


んで湾岸戦争中学のときだったかなぁ。あのときは単純にイラクが悪!アメリカが善!と思ってたかも。

そして多国籍軍組織されたことに、なんか希望を持った。あぁ世界は悪に対して団結できるんだ、みたいな。

おめでたいよねぇ…

2008-11-04

まったく縁のないことではあるが

浮気関係の話題で時々「話し合えばこれから2人の関係をやり直せるさ!」的なのがあるが、ほんとうに出来るのかなと思う。

浮気発覚→「なんで浮気した!!」→「だって寂しかった!ばか!」→「××ー!」「あなたー!」(ひしっ)→ハッピーエンド

なんてこと現実にありうるのかな。

発覚した時点でバッドエンド、もしくは子供はさんで永久冷戦エンドが控えてそうなイメージなんだが、実際どうなんだろう。

そんなことをどこかの夫婦の派手な喧嘩BGMに考えるのでありました。

夫婦喧嘩マンション共用廊下側の部屋でシチャダメアルネー

音が筒抜けアルネ

勘弁してクダサイネ

2008-11-03

http://anond.hatelabo.jp/20081103132810

つか日本ロシア北朝鮮以外の国とはほぼ、平和条約締結時点で戦後賠償も終了しているわけだが。

中国も、韓国も。

みなさん、なんか勘違いしていらつしゃるが。

ドイツに対する警戒感は冷戦中ずーっと各国持ってたよ。

だからこそ、スイススウェーデンと組んで核兵器開発に没頭してたし

フランスも独仏合同軍ができるまでは信用していなかった。

フランスドイツの合同歴史教科書ができたのはつい最近のことだしね。

あれだけ戦争に疲弊して、もう戦争嫌だと言っているEC(現EU)の中でもこれだからね。

2008-11-01

日本は侵略国家であったのか」を読む つづき

前回↓が途中で切れたため、その段落から改めてつづきを貼ります。

http://anond.hatelabo.jp/20081101232814

 さて日本中国大陸朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争突入し3 百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局(NSA)のホームページに載っている。膨大な文書であるが、月刊正論平成18年5月号に青山学院大学福井助教授(当時)が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。アメリカ1940年から1948年までの8年間これをモニターしていた。当時ソ連は1回限りの暗号書を使用していたためアメリカはこれを解読できなかった。そこでアメリカは、日米戦争最中である1943 年から解読作業を開始した。そしてなんと37年もかかって、レーガン政権が出来る直前の1980年に至って解読作業を終えたというから驚きである。しかし当時は冷戦の真っ只中であったためにアメリカはこれを機密文書とした。その後冷戦が終了し1995年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば1933年に生まれたアメリカフランクリン・ルーズベルト政権の中には3百人のコミンテルンスパイがいたという。その中で昇りつめたのは財務省ナンバー2の財務次官ハリーホワイトであった。ハリーホワイト日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルト共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリーホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機100機からなるフライイングタイガース派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカ日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。

 「ホームページに載っている」と、また典拠をあいまいになさっていますね。アクセス日時を明記して、該当のURLを示すことも論文ルールとして確立しています。典拠となる論文の題名も該当ページも省略されていますが明記するのが普通です。先行研究の要約と著者の意見の区別がつかないのも問題です。先行研究の要約にオリジナリティはありません。先行研究について論じたいのであれば別でしょうが、先行研究を手がかりに、何かを主張したいのであれば、引用でも注でも根拠となる史料(この場合は「機密資料」)の該当部分を明記するのが論文ルールです。ちなみに孫引きは基本的にしてはいけません。原典にあたらずに引用元の編集が正確であるとは言えないからです。つまり、読む側からすると、根拠が示されていないがために、その主張を認めることはできません(学問ルールにおいては、主張する側に立証責任があります)。

 ルーズベルト戦争をしないという公約大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第1撃を引かせる必要があった。日本ルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。さて日米戦争は避けることが出来たのだろうか。日本アメリカの要求するハル・ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たかもしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第2,第3の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。結果として現在に生きる私たちは白人国家植民地である日本で生活していた可能性が大である。文明の利器である自動車洗濯機パソコンなどは放っておけばいつかは誰かが造る。しかし人類歴史の中で支配、被支配の関係戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。

 繰り返しますが、根拠のない推測は論文の中では無価値です。さて、戦った結果、無条件降伏して占領(=支配)されました。その後、戦争をせずとも、サンフランシスコ講和条約を結んで独立できましたし、奄美諸島小笠原諸島沖縄も返還されました。

 さて大東亜戦争の後、多くのアジアアフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。

 しつこく繰り返しますが、風が吹けば桶屋が儲かる式の主張に説得力はありません。「国家間の問題も話し合いによって解決」とのことですが、イラク戦争グルジア戦争は話し合いではありません。「百年、2百年」の根拠も示されていません。「人種平等」を推進した国際連合を結成したのは、勝った「強者」の国々でした。

 一方で大東亜戦争を「あの愚劣な戦争」などという人がいる。戦争などしなくても今日平和で豊かな社会が実現できたと思っているのであろう。当時の我が国の指導者はみんな馬鹿だったと言わんばかりである。やらなくてもいい戦争をやって多くの日本国民の命を奪った。亡くなった人はみんな犬死にだったと言っているようなものである。しかし人類歴史を振り返ればことはそう簡単ではないことが解る。現在においてさえ一度決定された国際関係を覆すことは極めて困難である。日米安保条約に基づきアメリカ日本首都圏にも立派な基地を保有している。これを日本が返してくれと言ってもそう簡単には返

ってこない。ロシアとの関係でも北方四島は60年以上不法に占拠されたままである。竹島韓国の実行支配が続いている。

 また、「・・・・・・という人」、さらに「・・・・・・と思っているのであろう」ですが、藁人形を叩いても論文に説得力は生まれません。論文で心情の吐露をしても説得力は増しません。私の立場を表明しておきますが、人の生を無益だとする考え方には賛同しないことと、批判的検討を行うことは両立すると考えています。

 東京裁判はあの戦争責任を全て日本押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロール戦後63年を経てもなお日本人を惑わせている。日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしておこうというものである。自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば日本アメリカ化が加速する。日本経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法アメリカシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか。日本国民は20年前と今とではどちらが心安らかに暮らしているのだろうか。日本は良い国に向かっているのだろうか。私は日米同盟を否定しているわけではない。アジア地域の安定のためには良好な日米関係が必須である。但し日米関係は必要なときに助け合う良好な親子関係のようなものであることが望ましい。子供がいつまでも親に頼りきっているような関係改善の必要があると思っている。

繰り返しますが、論文における藁人形叩きに意味はありません。

 自分の国を自分で守る体制を整えることは、我が国に対する侵略を未然に抑止するとともに外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では、ごく普通に理解されているこのことが我が国においては国民に理解が行き届かない。今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐えがたい苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし私たちは多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いことも知っておかなければならない。日本軍軍紀が他国に比較して如何に厳正であったか多くの外国人の証言もある。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である。

 国を主語にしたのですから、そのように表明している公式見解くらい示してください。個々の語りについても、他者が参照できる形で提示されないものは論拠になりません。最後まで「侵略」の定義がなされないままでしたね。

戦時中アジア諸国と日本との関わりについては以下の諸論文を参照。

吉川利治「タイ国ブーン政権太平洋戦争」『東南アジア研究』19(4)、1982年、363-387ページ。http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/56071/1/KJ00000133800.pdf

大野徹「ビルマ国軍史(その2)」『東南アジア研究』8(3)、1970、347-377ページ。http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/55632/1/KJ00000134014.pdf

中里成章「日本軍の南方作戦とインド」『東洋文化研究所紀要東京大学)』151、2007年、149-217ページ。http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/5716/1/ioc151004.pdf

黒田展之・小林裕一郎「シンガポール華僑粛清事件裁判記録(1)」『法と政治関西学院大学)』49(2/3)、1998年、327-337ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0001061933

同「シンガポール華僑粛清事件裁判記録(2・完)」『法と政治関西学院大学)』49(4)、1998年、575-614ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0000592111

谷川榮彦「太平洋戦争東南アジア民族独立運動」『法政研究九州大学)』53(3)、1987年、361-398ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0008279870

 日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければならない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自分の生まれた国を自然に愛するものである。日本の場合は歴史事実を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいことであることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在先進国の中でも暴行殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。

事実を丹念に」見せるのが実証的研究です。この「論文」はそうではありません。

「嘘やねつ造は全く必要がない」心の底から同意します。

以上、お目汚し失礼しました。もっと勉強しなければ……

(追記)日本新聞記事へのリンクを貼り忘れていたので追加します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081031-00000123-jij-soci

http://www.asahi.com/politics/update/1031/TKY200810310298.html

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008110102000087.html

(再追記)論文の題名に誤りがあったので訂正しました。田母神様、申し訳ありませんでした。

2008-10-05

コードギアス反逆のルルーシュR2ゼロレクイエム後を予想する(3.5)

前:(3) http://anond.hatelabo.jp/20081002054900

実は、前述の経済面での考察、特にブリタニア日本の箇所については容易に反論できる。

現実世界における第二次大戦後の日本西ドイツ復興・発展を見れば、単純に悲観的な結論とするのは早いということがわかるだろう。

さらに反論の反論も可能だ。

現実世界ギアス世界の違いを挙げて、そこから論を展開していけばいい。

東西冷戦存在日本西ドイツ両国復興を早めたという一面があるし、両国ともに首都に核攻撃をされたわけではないので、このあたりから議論をはじめても面白い。

また、はてなブックマークid:esper が指摘しているように、そもそもギアス世界資本主義でなりたっていないという説を挙げて反論するのも興味深い。本編より証拠になりそうな箇所を何点かとりあげれば新しい議論になるだろう。

毎度のことであるが私は軍事の専門家でも歴史専門家でもないので詳しい方から見れば浅慮も甚だしいかもしれないが、そういった点も含めて興味のある方は是非反論してほしい。

2008-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20080912233631

航空機についてだけど、

戦前航空機大国だった日本で、現在航空機製造業が発達してないのは、

戦後に11年間も航空機製造をアメリカから禁止されてたからっぽいよ。

軍事利用できないようにね。

その間にプロペラ機からジェット機へっていう技術革新があって、

日本航空機製造を再開できた頃には他国に大きく遅れをとってしまった。

ということらしい。

それでも例えば現在ボーイング787の構造のうち35パーセント日本製なんだとか。

参考)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E8%A3%BD%E9%80%A0

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/145/index5.html

http://yakkei.jp/contents/work_info/maker/aircraft.asp

スペースシャトルについても同じような理由で日本が立ち遅れたってことは考えられるんじゃない?

そもそもロケットってのは大戦中にドイツイギリスを爆撃するのに考案したものなわけで、

戦後間もなく日本宇宙に向けてロケットを発射する研究なんてしようものなら

アメリカから首根っこ押さえられたと思うんだよね。

そうこうしてる間にアメリカソ連冷戦構造が本格化してお互いに軍拡宇宙開発へと進んでいった。

アメリカ属国化した日本アメリカの庇護の下、アメリカがOKする産業に注力して今の地位を築きましたとさ。

おれは第二次世界大戦世界最大級の戦艦を独自に建造していた日本人が、

思考力の差でジャンボジェットスペースシャトルを作れなかったのだとは思えない。

2008-08-24

http://anond.hatelabo.jp/20080824033850

妹がいるが昔っから冷戦状態

関わるの面倒臭いからお互いに

極力近づかないようにしてるけど

恐らくお互いに見下しあってる

妹の結婚式にすら行ってない

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