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2022-01-30

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ホリエモンが「人を使うのが下手なヤツはいつか倒れる」と主張する真意

2021/11/28(日) 20:43配信

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ITmedia ビジネスオンライン

アイティメディアインタビューに応える堀江貴文氏(撮影山崎裕一)

 あまたの事業成功させてきた起業家ホリエモンこと堀江貴文時代の寵児(ちょうじ)といわれ、ITビジネス宇宙事業など、それまでの常識を覆す手法で自らの構想や事業を実現してきた。ただ、初めからその背景に莫大な資金や、特殊な才能があったわけではない。 堀江自身が好きなことに没頭してきた結果、ビジネスが生まれていったのだ。

【一気に見る】「堀江さんが最も大切にしているものは何ですか?」への回答

 起業家堀江メッセージは、いたってシンプルだ。

 あえてレールから外れよ。

 3歳児の気持ちで、のめり込め。

 常識とか世間体なんか、ぜんぶ無視だ!

 近刊非常識に生きる』(小学館集英社プロダクション)では「自分人生を取り戻す」ための、41の行動スキル指南している。書籍の内容から堀江が考える経営者必要な考え方を語ってもらった。

甘え上手が最強。弱い自分さらけだせ!

 自分のなかで一番を決めるのは好きではないのだけど、「堀江さんが最も大切にしているものは何ですか?」とあまりにたくさん聞かれるので、とりあえず「時間です」と答えている。それ以上、説明するのは面倒くさいので、詳しい理由は省く。

 シンプルに言うなら、時間とは、最も貴重な資源なのだ

 僕はふだんから時間を1秒でも最適化するために、さまざまな技術を持った有能な人たちの助けを得ている。密度の高い人生は多くの人に助けてもらって、初めて成り立っているのだ。僕が立ち上げたたくさんの事業に関わってもらっている、何百人ものスタッフはいつも感謝している。

 僕はプログラムはできるし、お金管理能力もある。ビジネスパーソンとしての総合力は、かなり高い方だろう。けれど、僕よりもっと出来のいいビジネスパーソンは、身近に何人もいる。レベルの高い人たちと一緒にいるから、何でもかんでも自分ひとりで処理してしまおうとは、思わない。

 もしかしたら、ひとりである程度、うまくできるのかもしれないが、それで余分な時間が取られてしまタイムロスを避けたいのだ。

 他人に任せられる仕事は、他人の手を頼りまくることをまず選ぶ。

 人に任せたぶん、別の新しいことに時間を注ぎたいのだ。

 手柄が任せた人のものになるのも、抵抗がない。時間がもらえるなら、手柄なんかどうでもいいのだ。

 サラリーマンには、自分ひとりで何でもこなしたい人がいる。部下や同僚の能力を下に見て一匹狼を気取り、ひとりで仕事を進めてしまう。それがストレスフリーだというなら結構だが、賢い生き方ではない。

 自分を使うだけで、人を使うのが下手なヤツは、いずれエネルギーを使い果たし、倒れるだろう。そのとき、誰かが助けてくれるだろうか?

優れた人に甘え倒すのが、賢いビジネスパーソン

 いまの時代、何でもできる! というアピールは得策ではない。できるヤツは、上にいくらでもいるのだ。能力アピールより、できない自分さらけだし、「助けて」と平気で言える人の方が好感を持たれる。助けてくれる人も集まりやすい。

 ひとりで何でもやろうとしてはいけないのだ。逆に成長のスピードを遅くする。

 お金を出せるなら出していいし、手の空いてる同僚や部下に遠慮なく振ってしまおう。優れた人に甘え倒すのが、賢いビジネスパーソンだ。

 組織のなかでの協調性を高めよう、などと言いたいわけではない。別に周囲のご機嫌を取る必要なんかは、ないのだ。やりたいことをよりスムーズに、大きなレベルで進めていくには、周囲のスキルを使わせてもらった方が、実利は大きい。

 遠慮したり意地を張らないで、他人の手を借りまくろう!

 あなたの面倒な仕事を引き受けたがっている人は、必ずいる。

 何でも人任せで甘ったれるのは論外だが、自分が苦しいときに無理して強がるのはいけない。何の得にもならない。弱さをさらけだす勇気を持とう。

 弱みをさらけだし他人を頼る人は、嫌われてしまうと勘違いしていないか? 誤解だ。弱みを躊躇(ちゅうちょ)なくさらけだせる人は、逆にモテるのだ。

 人は、「助けて」と口に出して言う人を、助けたいと思うようにできている。基本的に、人はみんなおせっかいなのだ

 堂々と頭を下げ、できる人の厄介になってしまおう。(敬称略

 
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