はてなキーワード: 天下りとは
http://www.jimin.jp/jimin/kanjicyo/2101/210113.html
Q.今年、総選挙があり、民主党が政権を取る可能性もあるということで、日頃より幹事長は、民主党に一度政権を任せるというのはとんでもないとおっしゃっていますが、民主党の政権担当能力についてどのようにお考えですか。
A.これはいささか疑問のところがあります。これまで主張されてきたことについて、必ずしも具体的な方向が示されていない例は多々あります。
例えば、農業対策として、戸別の所得補償をする、2兆円ほどお金を出すと言っていますが、それが本当にそういった政策が農業の発展のためになるのかということの詰めとか、どういうことで保障するのかということがはっきりしない面もあります。
それから、共済年金、厚生年金、国民年金の統合という問題もあります。まず政府与党としては、より類似している厚生・共済両年金を徐々に統合していって、しかる後にさらなる統合を検討しようではないかと言っているのに対し、個人、自営業を中心とする国民年金も一緒でなければならないと言っています。一緒にするということが、既存の労働組合等から受け入れられているということがまったく感じられませんので、反対のための反対で言ってみて、それから考えようという気配が非常に濃厚です。
それから医療についてもそうです。いろいろな知恵を出して、高齢者のためになる長寿医療制度、若い人の負担を増やさない医療制度を考えた訳です。もちろん、いろいろな欠陥があって修正したりすることは必要ですが、これに対して、前の老人医療制度に戻せば良いと言っていますけれども、8割の個々の高齢者の保険料を増額することになるし、肝心の市町村は、全市町村が反対と言っても過言ではありません。では、どのように全体的な高齢者医療の像が描けるのか全く回答なしに、ただ反対ということを言っていることも非常に不安です。
それから、最近の労働問題についても、ワークシェアリングというようなことも言っていますし、製造業での派遣労働禁止を言っています。景気回復する過程で製造業が中心になって、バブル崩壊後、派遣や臨時がかなり多かったですが、100数十万人の雇用を吸収した訳です。5.5%もの完全失業率が3%台まで戻したという過程では、派遣労働も非常に大きな意味があった訳です。製造業においても、そのような弾力的なことも考えなければならない訳ですが、これは全部禁止しましょうとか、あるいは仕事が減ったのだから、どうしても企業としては、労働時間の短縮、そうなると賃金にも手をつけざるを得ないという面が出てくる訳です。賃金を絶対カットしてはならないという連合側との調整ができるのかと考えると、観念論で今の大きな問題を次から次へと現状の政策を批判することによって、政権抗争をするということは決して望ましいことではありません。
責任を持って、政策、日本の社会を担っていかなければいけないのに、政権を取ってから考えようという姿勢が非常に目立つ。政府与党の評判が下がっているから、この期に乗じて、早く解散をさせて、政権を奪取しよう。そして、あらゆる政策は、行政改革も含めてこの後考えようと。ポリティカルアポインティを入れて、民間からどんどん行政の中に人を入れて、行政改革をするとか、天下りはすべてやめさせる、良いこともたくさん言っていますが、各論になったときにそれが政府として責任を持った政策として実現できるのかということが問われている訳です。マニフェストもあいまいなものではなく、選挙のときに、「これはこうします。あれはああします」ということをもっと明確にしなければ、私は非常に危ういと思っています。これはこんなはずではなかったということにもなりかねない面があると思います。何でも否定するのではなくて、切磋琢磨して、この方がよかろうということであれば、良い政策になっていくと思います。もっと本当は話し合って、年金の問題はこういう風に処理しましょう。医療の問題はこういう風に処理しましょうということでなければならないはずですが、そうなっていないことは非常に残念です。
つまり、野党側も今ここで妥協的な案を出すとかえってマイナスになるだろうということで、ただ元の医療保険制度に戻せば良いというような老人保険制度に直せば良いということだけ言えば、細かいことは皆さんに分かってもらえませんから。今より良くなりそうだというけれども、それを一つとっても良くなるどころか、悪くなるだろうと全ての首長が言っている訳ですから、1800の市町村長の意見を聞けば、元の制度に戻すことは全員反対です。それではやっていけないからです。したがって、そのようなことを一つ一つ詰めていかなければいけない。年金制度も先程言った3つの年金を統一するという基本方針は、既存の連合だけではなく、いろいろな関係者は、全員と言ってよいほど反対している訳ですから。そういったことを詰めていかないといけないということです。
言えば何時間でも話せますが、政治というのはそういう議論をもてあそぶだけではいけないので、まさに何をやるか、それを国民がそれぞれに分かって、信頼できるかどうかということが問題です。もちろん政府与党にも過去の年金問題など解決すべき問題がたくさんあるということは分かっている訳です。それが問われてきたということは大事なことですし、この野党の指摘に対して、一生懸命対応しているのも事実です。
だから、取り替えると良いことやるぞというようなムードだけで対応すべきでないと考えています。地方と都市の関係も危うい所があって、その辺も問題があるということです。法規制より自由な経済活動を保証するような考え方なのか、そうではなくて様々な規制を入れて、政府主導、官主導に逆になりそうな感じもあります。今の野党は、今までの自由に民間に任せるという方向への批判が非常に強いですから。それは批判して、どうするんだと。行政というのはそんなに強力に指導し、政が官を指導して、そして政と官で国民をより縛っていく考え方は実は古いのですが、そちらの方が好きな傾向を私は感じ取っています。今まで自由にしてきたからいけないとか、過度な競争をしたからいけないとか、そういう議論が出てきているのは心配しています。
うーん、役員全員が銀行からの天下りなのはちょっと酷いかもしれないね。
うちも経営状況はよくないけど、天下りしてくる銀行の人のは経理部専務って決まってるし。
ちょっと極端な例かも。
天下りは、どんなに叩かれても手を変え品を変えて無くならなったりしないから、良いことかはわからないけど無敵クラスに強いのは確かだよ!
一応上場って言ってね、株式を公開(会社のためのお金をみんながお金を出しあえる仕組み)してる会社なんだけどね、おおきさは地方のスーパーマーケットくらいのものを作る会社で、そこの人事っていうお仕事をしてるよ。
人事ってね、どの人をどこの班に入れたらいいかなーって考えるお仕事だよ。
そして、会社の仕組みをしったんだ。
役員と呼ばれる人たちは、全員、どこかの銀行からの天下り(あまくだり)らしい。天下りってね、とくに苦労もせずに会社の偉い人になれるっていう仕組みだよ。ずっとその会社で頑張ってきた「生え抜き」って呼ばれる人は、執行役員っていう、オジサンは詳しくは知らないんだけど、あんまり偉くない役員にしかなれないんだ。社長とかね、本当に偉い人はすべて銀行の出身者なんだよね。これが天下りだよ。そうだね、大人の必殺技って感じかな。世間知らずなオジサンは、天下りって官僚しかしないのだと思っていたけど、銀行でも出来るらしいよ! DSで言えば裏技って感じかな。オジサンの子供の頃にはスーパーファミコンとか言ってたんだけどね。
さらにその裏技がすごくて、オジサンが羨ましい!と思って夜も眠れないのが、天下りしたら、会長→相談役って延々と無敵状態が続くんだ。とくに、最後の上がりの相談役っていう無敵状態は、まさに池田信夫っていうオジサンより物知りのオジサンの言うノンワーキングリッチの代表格のようなものなんだよ。簡単に言うと、働かないけど会社のお金はたくさん持っていくっていう、コバンザメみたいなものかな。
週に2、3日しか働かなくても、給料は一年で、1000万近くある。Wiiが300個以上買えるよ!自分の勉強部屋を会社に持っているのはもちろん、運転手つきの車、秘書のおねえさんまでついているよ。わけのわからない会合に出席する費用も全部会社のお金。
こんなのが、会社に3匹もいるってすごいね!
こんなコバンザメみたいな人の中で最長老の人は80代後半のおじいちゃん。ドラゴンボールのナメック星の最長老と一緒で、死ぬまで最長老らしい。もちろんドラゴンボールなんて使えないけど。まさに会社の寄生虫。いや、癌細胞ともいうべきタフさだね!
普通はそんな悪者は、正義の味方が退治すると思うかもしれないけど、みんな悪者がうらやましいんだよね。もちろんオジサンも!
そういうわけで、見て見ぬふりだ。
悪者になったもん勝ちだね!
銀行員ほどうじゃうじゃいないけど、もちろん役人の人も天下りしてるよ。特別顧問っていう裏技なんだけど、毎日、新聞読んでインターネットで遊んでいるだけで、月収100万、年収で1200万円。すごいね!うらやましぃぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!!
冗談ではなく、本当だよ! たぶん、こういう人はいるだけで仕事が入ってくるから、1200万円以上の価値があるからすごいね!
昔から伝統がある大学の工学部を出て、全然関係のないお仕事で無敵状態になってすごく羨ましい。
天下りというのは、大きな銀行とか官僚の人たちに取ってみれば、頑張ったご褒美の一つなんだろうね。
その日の生活にも苦しむ派遣社員の若者がいる一方で、こういうおじいちゃん達が楽して金を吸い続けている。
これが、今の世の中の仕組みだよ!
小学生へ、オジサンは羨ましいけどもはや手遅れなんだ。
良い中学、良い高校から東大に行って、官僚になったり大きな銀行に就職したりすると、こんな隠れた無敵モードとか裏技が満載だよ!
このエントリは、片に散らかった
http://anond.hatelabo.jp/20081117191106
を再構成したり、加筆したり加筆したりといった、無駄な努力と抵抗の上起こした次第。
さて。
ぶっちゃけ当時もう下火になりつつあったネガコメとネガコメ論争。
ネガコメをする人といやな人に分かれて色々言い合っていたわけだけれど。
最も言いたいこととして、アンチネガコメ、その主張は自体は別に存在してても良いんだけれど、そもそもやり方がおかしい。つまり、ネガコメに対して「死ね」とか言ったネガコメで返したり、ネガコメをしたidをさらし上げてみんなで共有したりするという方法は、自身が嫌悪していると主張する対象と同じ方法を用いているので、(自身がどう見ているのか関係なく)相手、殊ネガコメを肯定する人間には影響を及ぼさないよと。そして、それはスタンドプレーでしかなくて、(相手と自分以外に)ジャッジがいるような状況では有益かもしれないけど、そうじゃないでしょ、と言いたいわけです。
それはさながら、テロリズムとそれを抹殺しようとする反テロとの関係のごとくスパイラルを生み、肥大して行くだけだと思うんです。
自分自身、ここまで天下り的にネガコメというタームを使ってきたが、そもそもその線引きが曖昧で、明確になっておらず、また、共有もされていないという前提ないしは背景があると言うことをここで明記しておくことにして。
単純にアンチネガコメという主張を是としたんだけども、これはつまり、あらゆる主張の存在そのものは許されるべきであって、それそのものは等価であるという個人的な思想によるわけ。これについては、ことさら間違ったものではないと考えてもらえると思う。もちろん、程度はあるけども。
ネガコメについても、それ自身が"エントリーの主張に対してネガティブなコメントである"とするだけならば、存在は肯定されなければおかしい。
ここで一例
たとえば、俺がダイアリーで「ワープアの人って無能で我慢が足りないんでしょ?」とかいうありがちな偏見記事を書いたとする。
すると、まず間違いなく某idや某idあたりから、「現実はこうなんだよ、偏見で語るな」的なブコメが一杯付く。つまりdisられる。
でもそういうidは、その人をdisってるんじゃなくて、「その考えをdisってる」んであって、それはそれで、一意見としては存在すべきなんじゃないかと。
ブコメっちゅうのはそういうもんで、誰かに向けてかどうか、エントリを書いた人間に向けてかどうか、非常に強い意志が、それこそイデオロギーがあるかどうか、関係なく一意見とその集合がブクマページなわけで。
ところが、
において、「現実はこうなんだよ偏見で語るな。こんなこと言うやつって何なの? 馬鹿なの? 死ぬの?」と言われているように感じるのではないかと考えている。
まぁ、実際、口の悪いidは言っちゃう傾向にあるが。
言っちゃっていた場合はなおわかりやすい。
みんながみんな、「こんなこと言うやつって何なの? 馬鹿なの? 死ぬの?」と言っているように見えてくる、感じてくる。
更に、ブコメは、はてな村民以外にも読めるがはてな村民以外からは書き込めない様になっているので、より手が届きにくい大上段から言われているように感じる。そしてこれが、"卑怯だ"と映る。
さらに、面倒なことに、アンチネガコメに走っちゃった人は、主張=自身の人格であり、なおかつ自身の考えを他者が支持してくれると思っている事が多い。ちょっとしたネガコメでイラっとする人や、大量のネガコメを見てイラっとする人は多分そうじゃないかと考えている次第。少なくとも自分は。
だもんで、そんな人は、論拠が崩れる崩れない以前に、ネガコメによって自分が否定されたかのように感ずる。
まぁ、ネガコメ派も、口が悪い人間はあんまりやり過ぎると円滑な議論や意思の伝達の妨げになる(そうでなくとも、相手が先鋭化して言論封殺を是とする人間になったところで、本人もその周りも何も良いことないし、いつ何時、じぶんに巡り巡って火の粉が降りかかるかもしれん)し、何より、いかなるものであれ、相手が主張せんとしていることを一度汲み取ってやったと見せる必要はあるのかもしれないが。
場が何でもかんでも修正する方向に働くとは限らないわけで。それは市場原理主義の新自由主義者が破綻したのと同じように。
そう思う次第。
ところで、結局のところこのネガコメ論争は、最終的にモヒカン論に帰着するんだろうけど。
あと、まぁ、エントリをネットで大公開してしまっている以上、どうしてもそういう主張間の摩擦が避けられないわけで、それを避けるためには端っから非公開とするか、大公開してるならネガコメを"見ない"という選択肢を選ぶ、スルー力を養うしかないんだけども、どうも。
アンチな人は多分そこら辺がわからないか、そこら辺にとても反発してるんだと、そう感じている次第。
だから、二つ上のパラグラフ(まぁ、ネガコメ派も、口が―)で言ったようにネガコメ派についてもやり方を変えた方が、良いんだと思うよのココロ。
www.midnighteye.comより、雨宮まみの「弟よ!」経由。
長いので二つに分けました。
日本のアダルトビデオ、略してAVと言われているがそれは驚くべき多様性の世界でもある。もし欲情を喚起するためにセックスを描写し、売り物にするのがポルノグラフィの定義なら、どこからどう見てもそれはポルノなのだ。AVは安価で日本中至るところで目にすることができる。この国のどんなビデオショップに行ってもこのジャンルの商品はたいてい、大きな棚を占めている。
しかし、日本の映画表現が欧米で多くの信者を生み出す一方、アダルトビデオはほとんど顧みられていない。日本の得意とする怪獣もの、アニメをはじめとする全ジャンルに関する日本映画のフェスティバルはヨーロッパ・北米で花盛りだが、AVはどこにある?もちろん、日本のポルノは性器を直接描写できないという問題を抱えている。それらは処理画像の向こうにあり、欧米の視聴者にとってはいささか奇異に映るものだ。にもかかわらず、AVは魅力的な分野である。
まずは、ピンク映画。これは1960年代初頭から制作されている。小林悟の「肉体の市場」がおおまかにいってこの分野のさきがけといえよう。性への大いなる情熱、そして時には理由なき暴力や変わった性的ファンタジーまで描写する一方、ヌードシーンは一部に限られ、疑似性交が主を占める。
そして裏映画(訳注:日本語ではブルーフィルムがより的確な表現だと思います)、こちらはさらに映画史の初期にまでさかのぼることができる。こちらは本番ありの無修正、たいてい8分から10分の短い映画だ。白黒映画時代に欧米に存在したブルー・ムービーは時には手の込んだプロットを開陳していたが、日本のはたいてい伝統的な畳の部屋で性交にいそしむ男女を描写するにとどまっている。裏映画が上映されるのは、だいたい温泉街であった。男の客にとっての温泉街でのくつろぎは、しばしば買春と結びついており、そうした街の赤線地帯では法律で固く禁じられている裏映画ショーを楽しむことができた。今日では裏映画は裏ビデオに取って代わられ、そうした未修整のポルノビデオはビデオショップで信用のある客にのみこっそり売られている。
ビデオデッキの普及に伴い、アダルトビデオは1980年代初頭に成長をとげる。家庭で映画を見る習慣が広まり、そしてもちろんビデオデッキが接続されたテレビでセックスを鑑賞することを人々は望んだ。初期AVは、東映や新東宝といった大手ピンク映画会社により支配された。撮影済みの映画をビデオ化し、自宅向け市場へと流したのだが、短いバージョンであることもしばしばだった。市場の急速な拡大につれ、それらの映画会社はビデオ専用の映像を制作するようになった。これらの映像は直接ビデオで撮影されているにもかかわらず、ピンク映画の伝統を踏襲し、ピンク映画のルール・制限に固執した。
ピンク映画会社の制作するAVは、高額な費用をもって制作され、ほとんどの場合有名女優を主役にすえていた。しかし新世代の野心あるポルノ映像作家はビデオという形態は安価であり、あらゆる種類の新しい可能性を提供してくれることに気づき始めた。つまり機材取り回しの容易さ、無限ともいえる長さの尺をとてつもなく低コストで撮影できるということである。
これらの新しい可能性を最大限に生かした最初の監督が、かつてピンク映画の監督だった代々木忠である。「ドキュメント・ザ・オナニー」シリーズ(80年代初め)にて今日のAVにて見ることのできる根源的要素を彼は取り入れた。本番の導入、そして素人俳優の採用によって秘められた日本のセックス事情をドキュメンタリースタイルで描写したのだ。
「ドキュメント・ザ・オナニー」は驚くべきヒットを記録し、映像に関心のなかった投資家連中という新しいグループの注目を引くことになった。裏本・ビニ本業者はAV制作会社を設立し、金鉱とも思えるそのビジネスに飛び込んでいった。
少額の予算でピンク映画会社に勝つために、本番は彼らの切り札となった。こうした決断は大島渚の刺激であるともいえよう。著名な日本人監督である大島がフランス資本で撮影したアートシアター系映画である「愛のコリーダ」(1976年)は、命がけの悲しい情熱を最大限に表現するために実際のセックスをいくつものシーンにおさめた。一方で、非合法である裏映画からの強い影響も見てとれる。裏モノである「洗濯屋ケンちゃん」が一躍注目を浴びることになった。いつ、誰が作ったのかは現在に至るまでまったく不明である。しかし多くのフィルムが出回り、それらはビデオにコピーされた。主要雑誌はこの映像について書き立て、大きな話題となった。裏映画の直コピーの常として、「洗濯屋ケンちゃん」はもちろん非合法なものであったが、新しい本物のセックスという報道記事によって、どんなにお金をかけても得ることのできない宣伝性を得ることになった。
もちろん、新しいAVにおけるセックスは本物であったが、いぜん審査されていた。セックスシーンでは役者の全身はおろか、クローズアップも映し出されていた。しかし、性器とヘアーはAV業界でいうところの「モザイク」と呼ばれる電子的処理画像に隠されていた。処理画像がある限り、スクリーン上のすべてが許された。精液が処理画像から飛び出して、非処理画面に映る女優にかかってもおとがめなしである。ピンク映画では役者のモチモノは家具や植木鉢をレンズとの間に置くことによって隠されていたが、いまや自由な撮影が可能となった。編集の段階でモザイクをかけ、ぼかすだけでいいのである。
そうした映像処理は、海外映画の審査に起源を発している。ヌードシーンはこれまでカットされることはなかったが、俳優の性器は黒塗り、もしくは白のぼかしで隠されていた。この和らげられた映像が、ある程度本来のイメージを知る、手がかりになったのである。
こうした規格を確固たるものにし、政府の取り締まり・警察の逮捕といった危険からAV産業を守るため、AV会社により自主審査団体が設立された。映倫(ピンク映画を制作する業界により審査委員会が運営されている)をモデルとしたビデ倫が設立された。業界トップは、AV監督がアナーキーな連中の集まりであることを正確に把握しており、最初から強い手段をとることにした。ルールを守らせるための必要な権威づけのために、ビデ倫は審査委員会に警察官僚や役人の天下りを呼び寄せたのだ。
現在ではAV業界は一大産業を形成している。しかしその内訳はさまざまである。ピンク映画会社が今もなお重要な役割を果たす一方、無数の小さな会社があり、世には知られぬ顧客の嗜好を満たすべく特異化をはかっている。とはいっても、AVには二大分野が存在する。つまり、「単体」と「企画」である。単体ものはふつう、大きな会社が扱うが、大予算とひとりのスター女優に焦点を合わせるところに特徴がある。美しい女の子を起用し、なるだけソフトに、かわいく作られる。一方企画ものでは4、5人の女優が一本のビデオに出演する。彼女たちはかわいくもなく、見た目がイマイチであるのは決して珍しいことではないが、カメラの前での行為は大胆不敵である。企画ものはセックスについて変わった側面を取り上げることが多く、小さな会社が制作している。企画ものの方が予算が安く済むからだ。単体女優はスターであり、一本につき100から200万の金を手にする。企画女優はというと、10万から20万といったところだ。にもかかわらず、ふたつのやり方は相互補完的だ。多くの男性視聴者は女の子にふたつのことを望む、つまり可愛らしさと変態さだ。
日本では魅力的な若手女優が必要とされており、単体の女の子はスターでありアイドルでもある。企画の女の子はというと、タレント的であり、それはアマチュアを意味する。こうしたタレント募集のやり方はまさしく日本的だ。モデル事務所やタレント事務所は多くのスカウトマンをかかえている。スカウトマンは若い男連中であり、ファッションに敏感な若い子でにぎわう東京の一角に、前途有望な娘を見つけるべく徘徊している。彼らは若い女性に声をかけ、音楽・ファッション業界の仕事をもちかける。実際、ファッションモデルやテレビのエキストラになる場合もある。レコード会社が特定の容姿を歌唱力より優先させたい場合には歌手になることも。一部の女の子たちは、スカウトマンから声をかけられ、そうした仕事に着くことを夢見ながらおしゃれして渋谷・原宿の通りを歩く。しかし多くの場合、モデル事務所はAVの仕事をもちかけ、そして多くの女の子が「いいですよ」と答える。街角からリクルートされたタレントたちの登場するAVの信じられない本数が示すように。彼女たちはたいてい手っ取り早く金を稼ぐためにAVに出演する。もしくは冒険や遊び心、モデルキャリアへの道を見いだしているのかもしれない。
企画もののスタイルやジャンルを一覧にするにはいささか数が多すぎる。しかしその中で最も重要であり、かつ一般的なものをあげるとしたら、ピンク映画の時代から続く、ずばりそのものの異性間セックスが最初に来るであろう。教師・女生徒・看護婦といったちょっとした嗜好を交えたり、レイプ(AVでは一大分野だ)・緊縛などの暴力の一形態を伴うこともある。しかしAVはビデオならではの特異なジャンルも拡大しつつある。ブッカケ(集団男性が女性の体に射精する、顔がより好まれる)や密着ドキュメンタリーの特殊なケースであるハメ撮りなどである。
ドキュメンタリー的手法は日本のAVの多くに見られる。しかしハメ撮りほどドキュメンタリー的なものはないであろう。手短にいうと、ハメ撮りはポルノ的日記の一種である。それは男性(たいていカメラマンや監督である)の主導のもと、タレントや女優をフィルムに収める作業である。カメラ片手にしゃぶってもらったり、テーブルに置かれたカメラで性交を記録したり、時には行為中にずばりそのものにカメラを向ける。こうしたやり方がたぶん、映像にじかの力を与えているのだろう。キャストなし、クルーなし。ただふたりがやって、その男がまさしくそこでセックスをしている、非常に個人的な視点を視聴者はまっすぐに見せられる(原注:残念ながら、筆者は女性による女性の視点からのハメ撮りにお目にかかったことがない)。
しかし、ハメ撮りの売り物はセックスだけではない。セックスと同じくらいの興奮を呼び覚ますのが、ふつうの、一般的な女の子がどうやって「演じる」かという点だ。彼女たちは朝、地下鉄であなたの隣りに座っていたかもしれない、夜にはビールを運ぶウエイトレスだったかもしれない…夢みたまえ。ハメ撮りが売るもの、それは夢であり、日本の男たちが望むけど実現不可能な、あるいは現実には十分に得られないような性的出会いがあるかもしれない、という夢だ。でもそのイメージはリアルである。それこそ手に取れるくらいリアルだ。
<カンパニー松尾: ハメ撮りの達人>
今日のようなハメ撮りを作ったのが、カンパニー松尾だ。ハメ撮りという生まれたてのジャンルを親密な映像体験に仕立て上げた。彼の代表作である「オークション01」「オークション02」は2004年に制作された。これらの作品(デジタル撮影され、DVDにて販売されている)は松尾が出会ったさまざまな女性との個人的な出会いを多く収録している。
たいてい松尾はレディースコミックに広告を掲載し、彼と会う勇気を持ち合わせた女性を募集する。作品の各章は彼女たちが実際に電話をかけるところから始まる。松尾は彼自身が電話を取り、待ち合わせ場所を決めるシーンをカメラに収める。次に私たちが見るのは、松尾が彼女のいるところに向かって移動するところだ。松尾はおおいに旅を楽しんでいるように見え、それを日記スタイルで撮る。いろんな駅のシーン、車窓からの眺め、日本の日常光景は常に導入部分となり、彼の行き先を示す。最終的に彼は女性が指定する場所で面会する。その場所は彼女の住む町だったり、リゾートだったりする。女性はときに彼をからかう。居場所を推測させたり、行き先の張り紙を残すこともある。しかしたいていの場合、駅などの待ち合わせ場所に彼女たちは素直に現れる。松尾は非常におだやかに話す、好ましい感じのする男だ。こうした資質がものごとをうまく進める理由であるに違いない。しかし最初から明らかなのは、彼女たちはお金を受け取っていて、なにやらセックスのようなものがこのふたりの参加者のあいだで始まることだ。
まず第一に、松尾は女性のことを知りたがる。彼らはしゃべり、冗談をとばし、お互いが容易になじめるみちすじを探す。そしてすべてはカメラに記録される。今回の出会いに至った動機、いつもの生活、そして夢。ついに彼らはホテルや彼女の自宅へと向かう。
この段階において、視聴者はすでに彼女について十分知っている。とても親しく感じられる。ある娘たちは積極的にセックスに至ろうとするし、渋々な娘もいる。なんであれ、松尾は撮影する。彼女が「だめ」と言う時でさえ、松尾はありのままにカメラにおさめる。驚くべきことは、女性たちは作品の中では自らについてとてもあけすけで、その多くがセックスの段になっても決してシャイではないことだ。日本の女の子が実際にどうやって考え、何を求めているか知りたければ、多くの洞察がここから得られよう。
松尾は1965年、日本の中央に位置する愛知県に生まれた。高校時代から、松尾はテレビ業界を希望していた。専門学校を卒業すると、松尾は音楽番組制作会社に入った。この仕事には彼は大いに失望させられた。音楽のことを考え、バンドの内面を映像化するかわりに単調な台本を追う日々だった。ひょっとしたら意外でないかもしれないが、会社はほどなく倒産した。失業した松尾は飲み屋で昔からの友人に会う。友人はAVの世界への参加をもちかけた…ここからは彼自身の言葉で語ってもらうとしよう。
2006年の2月に私は東京のファッショナブルなエリアである原宿にある、新しく広々とした松尾のオフィスで彼に会った。ちなみに原宿は日本の若者文化の先端を行くホットスポットとして知られている。
「アイツは素晴らしい。あれほどの大臣はもう二度と出ない。アイツを絶対大臣にすべきだ!」
俺は日本のとある省庁に勤務するうだつのあがらない万年ヒラ公務員。で、それはお約束通りの世を偲ぶ仮の姿で、実際はアンダーグランドな省庁の仕事をこなす影の仕事人と言ったところだ。役人の隠語で『請負稼業』と呼ばれている。
主な仕事としては、自分が属する省庁の予算を死守する事が目的で、文字通り、『どんな仕事でも』やるのだ。予算の取り合いが激しくなった相手省庁のスキャンダル、例えばタクシーチケットの使いこみなどをマスコミや野党にリークしたりするのも俺の役目だし、天下りや税金の無駄遣いを調査するのも俺の仕事だ。だが、省庁間の争闘は熾烈を極める。敵対する省庁の『請負稼業』を抹殺するのも仕事のうちだし、その争いの末に命を落とすものも少なくない。ただ、こういう各省庁の仕事を請け負う『請負稼業』の者が死んでも死体は出てこなかったり、過労死として処理されたりする。まさしく死して屍拾う者無しだ。
そういう俺達『請負稼業』が最も気を遣うのは、大臣の人選だ。もちろん表向きは首相が内閣を組閣する時に大臣を選ぶのだが、日本で首相がそういう権限を持っていると信じているのは、高校生くらいまでだろう。組閣の際、各省庁の大臣を決めるのは官僚だ。官僚がゴーサインを出した人選の中から、首相が派閥の力学を考慮して大臣を選ぶに過ぎない。そういうわけで、一時期サプライズ人事とか言われていたあのかつての首相の組閣も『請負稼業』がもちろん一枚噛んでいた。そうでなければここまで省庁の利権が丸残りするわけは無い。
『請負稼業』の俺は、組閣に際して、これはと思う人物を選び、調査して、省庁のトップに情報を送る。それこそ、小学校時代の作文から、今まで付き合った行きずりの女まで全て調べ上げるのだ。なるべく最初から省庁にたてつかず、弱みの多い人物が大臣にはふさわしい。そういう人物をリストアップして調査するのだ。
大臣の人選で大事な三原則がある。「無能」「従順」「人気」だ。もちろん「無能」でなくてはいけない。省庁に対して機転を利かせて予算を削ったりするような輩は死んでも大臣に出来るわけがない。そして、省庁に対して「従順」でなければならない。これも言わずもがなだ。そして、一番大事なのは、意外と「人気」なのだ。大臣に人気があれば、その省庁は叩かれなくなる。しかも無能で従順な大臣が人気があって、二回三回と留任したりすると省庁はおいしい事この上ないのだ。
そういうわけで、『請負稼業』の俺達は大臣人事には非常に気を遣う。ところが、ここ数年で新しい流れが出始めた。これまで『請負稼業』に一任されていた大臣人事なのだが、『請負稼業』と同じく、アンダーグラウンドな役割の専門家が出現し始めたのだ。その名も『大臣スカウト』だ。もちろん、隠語だが。
俺はこの『大臣スカウト』を最初は信用していなかった。死ぬ気でやってきた自分の仕事が取られたのが面白くないと言うのももちろんある。どこの馬の骨かわからない『大臣スカウト』にこの道の事が簡単にわかってたまるかという反骨心が先に立ったのだ。だが、俺は結果的にトップの命令に従い、『大臣スカウト』の意見を訊く事にした。トップの命令は絶対だし、また、トップの命令が間違っていた事は無かった。国民が危険にさらされるようなどんな失敗でもやらかす俺の省庁だが、予算を守る事に失敗した事なんて一度もないのだ。
こうして、俺は指令を受け、『大臣スカウト』に会った。どこぞの小汚い中年禿げデブなオッサンは脂でテカテカ光った顔で微笑みながら握手のために手を差し出したが、俺はゴルゴ13に倣って小学校以来握手はした事ないんだとその場で考えた嘘で本能的に握手を断った。そして、仕事でなければ絶対に話をしないであろう『大臣スカウト』に「無能」で「従順」で「人気」のある大臣候補の人選を仰いだ。『大臣スカウト』は、良い人材が見つかったら連絡する、と言ったまま一週間何の音沙汰も無かった。
『大臣スカウト』から連絡があったのは、俺が大きな仕事に区切りをつけ、久しぶりの安眠を貪っている時だった。寝ぼけながら携帯電話を取った時、ディスプレイの時計の表示はAM2:13だった。受話器から聞こえるオッサン声が『大臣スカウト』でなければ、逆探知してトドメを刺しに行っているところだ。俺は不機嫌を隠さない声で『大臣スカウト』に聞いた。
「候補は見つかったんだろうな?」
「アイツは素晴らしい。あれほどの大臣はもう二度と出ない。アイツを絶対大臣にすべきだ!」
アイツはこうして俺の省庁の大臣になった。
俺は最初『大臣スカウト』の言葉を疑っていた。確かにアイツは人気があったが、元々うるさい評論などで活躍をしていた奴だ。とても無能で従順などとは思えなかった。そこが『大臣スカウト』の慧眼だった。「何度もビデオを見て、アイツが如何に無能で目先の事しか見ていないか、自分の人気の事しか考えていないかがよくわかってきたんだ。目をつぶれば俺達の言いなりになってくれるという姿がありありと浮かんできたんだ。アイツしかいない、とすら思えた。天啓に近い確信だったよ」
俺は『大臣スカウト』の自信に満ちた神がかり的な声を聞いて、アイツの周辺調査を行い、叩くほどに出てくるスキャンダルの多さに半ば感心しながら、調査報告書をまとめてトップに提出した。自分で言うのもなんだが、これだけのスキャンダルの材料があれば、従順どころか傀儡人形だな、と少しアイツに同情するほどの充実した俺のレポートだった。
こうして俺と『大臣スカウト』が自信を持って世に送り出した大臣は、三回の留任をして、俺達の省庁に多大なる貢献をしてくれた。圧巻は、うまく世論の攻撃を交わしながら、行政改革をしてると見せかけて、俺達の省庁の天下りの巣窟の一つを完全に残すという離れ業をやってのけてくれた事だ。人気のない大臣だったら、一回目で首をすげ替えられ、こんな大仕事は成し得なかっただろう。まさしく、俺達のための大臣オブ・ジ・イヤーだった。省庁のトップから臨時のボーナスが出たほどだ。
俺は早めの仕事納めして、『大臣スカウト』に最高級ズワイガニ3匹セットをクール宅急便でお歳暮に送り、年末年始をハワイで過ごすための飛行機に乗った。
建設の公共工事発注については、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」というのがある。公共工事も価格だけじゃないよという法律だ。
しかし、最近バラマキ行政が復活する中、この法律が悪用されている。まず、せっかく価格を公開して広く一般競争に移行しようとしていたのが、事前に価格を非公表にする政策転換が行われた。これでまた政治家や官僚に設計価格を聞き出すための贈賄が横行する。総合評価も、テーマこそ公表されているが、じつは3つか4つの「要素」が事前に決められていて、そこに触れているかどうかで点数が変わる。ここもすでに「俺はこの工事の要素をしっている。知りたきゃ協力しろ。」という輩が跋扈しつつある。
また、そこで要求される膨大な書類も、「官僚用語」で語られるか否かが一番ポイントとされている。これはそのまま行政担当官を天下りで受け入れないと、菅良書式を業者が作れなくするための意図があるとも聞く。
景気対策でお金を使うのはよい。しかし、片一方で「不良業者のせん滅作戦」として法律を厳しくしておきながら、一部政治家、お役人の裁量と権限の拡大が図られるのは、深く深く失望せざるを得ない。
世間では企業の内定取り消しが話題になっているが、諸外国の先進国の事例など読めば読むほど日本の企業って凄いって思う。
・内定はもらった生徒側は自由に破棄できるが、企業側がやったらバッシング。
・合法リストラができないから「希望退職募集」をせざるを得ないが、普通にクビきるよりはるかにコスト高だし、不況でリストラが必要な時期なんて誰も自分から辞めたがらないから意味がない。
・一度正社員の給料やポジションをあげると、なかなか下げることができない。
こんな不自由な制度の中、よく日本の企業は世界で台頭できたと感心する。逆説的に考えると、これらのゆがんだ制度を維持するために「派遣・パート差別」「サービス残業」「天下り」「新卒信仰」などのゆがみが生まれたんだと思う。
「内定取り消し」「派遣首切り」のニュースを見て怒り狂っている人は、一度デザイン系や映像業界の仕事をしている人に聞いてみるといいよ。中小のデザイン会社・映像制作会社では通常「お試し期間」みたいなのがあって、最初の数ヶ月で使い物にならないと判断されると簡単にクビになったりする。少なくてもこういった業種に詳しい人から見ると「内定取り消し」であんだけバッシングされて、100万円の迷惑料を払っても「まだ足りないぐらいだ」なんていわれる一般業種がとってもゆがんで見えるよ。
「こういった職種は特殊な例にすぎない」と思っているキミ、たしかに今はその通り。だが日本の経済システムが確実に変革しているこの時代に、既存の雇用システムを盲目的に頼っていると痛い目を見るよ。上であげたような「特殊な事例」はこれから日本でもどんどん増えていくだろう。いや、増えていかなければ日本経済は成り立たない時代にきているのだ。他の先進国を見渡せば、日本の正社員保護の雇用システムこそが特殊なのだ。
id:rajendra 4要件に当てはまれば整理解雇は出来るし、どこの業界にも試用期間はあるし、いろいろおかしな記事だな。ちゃんと他の社会保障制度とのバランスで見てね。
この「4要件に当てはまれる」のが困難だから、わざわざ割高の退職金をだしてまで希望退職募集をしていると思うのだが?それに1年以上前から内定だすような企業って、実際に新卒を雇ってから数ヶ月の試用期間後に解雇とかって聞いたことないよ。
id:fuldagap 学生は内定を自由に辞退できるけど複数持ったままではいれないとか、解雇のしにくさは社員の副業や転職のしにくさだとか、「諸外国の先進国」が失業給付・職業訓練に厚いこととか分かっているのかしら?
そりゃ最終的に入社できるのは1社だけだから本命以外はいずれ辞退せざるをえないでしょう。
id:chintaro3 代わりに派遣の給料が海外並みに上がれば言うことないんだがね。/新卒が重宝されるのは、転職組におかしなやつが多すぎることの裏返し
そもそも「派遣」というポジション自体が日本独特なので比較は無意味。イギリスやアメリカの正社員は簡単にリストラされるので、立場的には派遣と変わらない。
id:SeiSaguru どうせ変わるんだったら、企業にいい風ばっかりじゃなく、働く側も主張してこーぜ。給料こんなんじゃたりねーぞ! とか もっと休みくれよー とかさ。
同意。これに関してはもっと中国人を見習って、不当な職場では社員全員でストライキ決行などしてもっとわがままになっていいと思う。
id:hanzo22 とにかく新卒至上主義がまずい。ここから脱却できればもっとバランス良くなるよ!
おっしゃるとおり。
異論・反論があるのは大歓迎なんだけど、「ばかのみほん」とか「経団連の犬」とか人格批判に走る人ってなんなの?おれ、特定の誰かの中傷なんてしてないぜ?
近々結婚することもあり、住居のことを考えている。
購入するとなると、地方在住でも、一戸建てにしろマンションにしろ、2,000万円とか3,000万円とか一生かけてローンを背負うはめになる。
しかも、払い終わった頃には住宅の耐用年数も尽きているときている。
これまで何千万世帯もがこの住宅投資をしてきたはずで、なのにこれからの世代もまた投資し続けなくてはならないなんて、なんとも不合理だ。
最初に新築する人にインセンティブを与えて、いい家(高耐久家屋)を建てるようにはできないのだろうか。
現状:耐用年数30年の家を3回建てる(土地代含まず)
- | 工事内容 | 工事費用(万円) | 負担額(万円) |
1世帯目 | 新築 | 1500 | 1500 |
2世帯目 | 新築 | 1500 | 1500 |
3世帯目 | 新築 | 1500 | 1500 |
合計 | - | 4500 | 4500 |
改善案:耐用年数100年の家を1回建てる(土地代含まず)
- | 工事内容 | 工事費用(万円) | 負担額(万円) | |
1世帯目 | 新築 | 2500 | 1500 | 高耐久家屋補助金として1000万円を得る |
2世帯目 | リフォーム | 200 | 800 | 高耐久家屋入居金として600万円納める |
3世帯目 | リフォーム | 400 | 800 | 高耐久家屋入居金として400万円納める |
合計 | - | 3100 | 3100 |
とか考えてたら、長期優良住宅普及促進法というのが、今国会で成立したらしい。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081128AT3S2800O28112008.html
基本方針については大いに賛成だが、税制措置だけだと実効性には疑問。
衆議院で公開されている法案(?)によると、登録免許税が1000分の1になる。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16905044.htm
知らないようだから教えてあげる。一時期ネットで相当話題になった事なんだよ。
ユニセフにはこれとは別に「ユニセフ日本支部」というのがある。ここはあまり広報はやらない。
では「日本ユニセフ協会」とは何なのか?
「ユニセフ日本支部」に寄付すればほぼ100%が国連のユニセフにいく。
「日本ユニセフ協会」に寄付すると30%だかのマージンを抜かれてユニセフにいく。
そして日本ユニセフ協会はでかいビルを建てたりやたら広告を打ったりダイレクトメール出しまくったりで非難ごうごう。
これが現状。
ついで言うと、ユニセフ日本支部にいるのが黒柳徹子。日本ユニセフ協会にいるのがアグネス・チャン。
だからこの二人は絶対に一緒のテレビに出ないという噂もある。ほんとかどうかしらんが。
「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の座長の、トヨタ相談役の奥田碩という人物が厚労省叩きに文句を言ったということが物議を醸しているようだ。大メーカが傲慢なのは今に始まったことではないが、トヨタが厚労省を擁護する理由が追及されてないのが不思議である。
成人病が問題なのは昔から変わらないが、メタボに関する最近の盛り上がりは異常である。「太り気味」程度を「病気」と認定することにより得する連中が煽っているのであろう。
メタボ対策組織を沢山作れば天下り先が増えるから厚労省がメタボを煽るのは理解できる。またトヨタのようなメーカにとって、病気が長引くメタボな連中の医療費を少しでも負担するのは嫌にきまっているから、1000万人のメタボ認定者をフィルタして、医療費のかからない奴だけ雇えれば嬉しいだろう。「国民健康増進法」によれば健康は国民の「義務」らしいので、不健康なメタボ人間を非国民認定して雇用対象外にするのは何も問題無いことになってしまう。
メタボの調査や対策はすべて疑うべし。叩くべきところは叩くべし!
小泉になった当初からかなり具体的だったと思うがなあ。緊縮財政で土建屋が危ないとかよくTBSでやってたし。道路公団と郵政民営化2本柱だったし。いい悪いは別ね。
ただしさらにその内容の方にいくと具体性がなくなってイメージだというのは確かにある。「郵政民営化?よくわかんないけどきっといいんだろ」的な。
それでもさ、通常の選挙における「国民の皆様のために○○党に清き1票を」なんてのに比べたらあり得ないほど具体的だよ。なにしろ役所一つまるごと体制が変わっちゃうんだから。
やや具体的-役所を民営化しましょう(そうすると何がどうなるの)←今ここ!
具体的-財政投融資がどうたらこうたら
こんな4つの段階を作るとしたら、通常一番上の抽象的なレベルでしか選挙なんて行なわれなかったのに(まれにそうじゃないことも。消費税とか)やや具体的レベルまで来たのは画期的だったと思うぞ。もちろんいい悪いは別ね(←これ保険)。
http://anond.hatelabo.jp/20081007232012
DRMがなくなるわけじゃない。
暗号放送止めるわけでもない。
今度はインテルやマイクロソフトも噛んだ、もっと緻密でわかりにくくて巧妙なシステムでわからんように視聴制御されるだけ。
DRMから外れる奴は片っ端からタイ━━━━||Φ|(|゜|∀|゜|)|Φ||━━━━ホ!!!できてしまう恐怖の「制度的エンフォースメント」がお待ちかねww
とーぜん、B滓の会社がなくなったかわりに総務官僚はインテルやマイクロソフトや元々B滓やっていた大手家電メーカに天下りポストを追加してるだろうね。
ネットではどうやっても民主のイメージ悪いからな。実際、集められるだけ情報を集めて、どう判断しても、民主はまともな政党じゃないだろう。
民主を押してる連中は、じゃあ自民アンチだから民主押してるのかというと、何かすげぇ無理して民主マンセー。自民が天下り云々と左翼は攻撃するけど、小沢こそが天下りの象徴だろ。
とにかく民主プッシュで自民ネガキャンしようとして、結局全部ブーメランしちゃう。
気が付こうよ、民主プッシュじゃ自民は潰せないって。別の政党もってくりゃいいんだよ。
麻生が嫌われる云々というが、とにかく民主プッシュの連中がキモチワル過ぎで、中庸はそんなページ行かねぇ。
早く、左翼さんは民主以外の政党をプッシュして下さい。気持ち悪すぎて気持ち悪すぎて。無理してるって自分らでも判ってるだろ?
団体の定款はあったけど就業規則なんてなかった。本当にないんだよ。だって、職員数なんて俺とそのおばちゃんの二人だけだったし、それまでは役所からの天下りのおっさんがテレビ見て井戸端会議をするためだけに10年間も出勤していたところだったから。
65歳で退職して、75歳まで毎日ボーっとテレビだけ見ていて月給30万。書類作成なんかは、役所にいる元部下に「お前が作れ」って言って作らせていたそうだ。だから、パソコンとか誰も使えなくてホコリ被ってた。ああいう「田舎の中の特権階級」的な人たちは本当美味しいわ。
ちなみに俺の給与は15万でした。
傷病手当はあくまで健康保険なので業務上の傷病である必要は全くなくて、例えば盆休みで旅行中に交通事故にあってもちゃんと出るし、社員が傷病手当を申請することで会社がペナルティを食ったりすることもない。また、傷病発生時点で加入していてきちんと手続きを取っていれば退職後も支給される。細かい手続き法とかはいざとなってからぐぐればいいけど、社会人の基礎知識として存在だけは知っておこう。
なるほど。勉強になるなあ。確かに、制度に対する知識の差から、公務員や大会社の社員なんかが利用している制度についても、本当は働いている人みんなに適用できるものなのに、知らないがために「どうしてあいつらだけ」みたいなことも、ひょっとしたらあるのかもしれないね。
団体の会員になっていることで宿泊施設とかテーマパークを安く利用できる、っていうのも、意外と知らない人もいるよね。例えばJAFの会員になっていると、関連性が薄いと思われる宿泊施設とかテーマパークなんかもお得に利用できて結構うまい。こういうのは送られてくる冊子に書いてあるんだけど、大抵の人は読まなかったりする。面倒くさいからゴミ箱捨ててたり。
傷病手当なんかの制度に関する情報も、本当はきちんとアナウンスされているのに、受け手がその情報を知らないままに無意識に捨てちゃっている…っていうのも結構あるのかも。社内報を隅々まで読んでいる人も少ないと思うし、お役所っていうのは「一度説明したからもういいでしょ」的な態度を取ることが多いから、それっきりになっていたりね。