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はてなキーワード: 映像作家とは

2024-02-21

生成AI強化学習された絵師友達AI死ね日本死ね。」

皆さんはご存じだろうか。

最近話題の生成AI、ワンクリックで美麗イラストが生成されるというアレのこと。

生成AIは、イラストレーターの作品を無断で学習しているとされている。

また、強化学習リストというもの存在し、有名なイラストレーターは強化学習リストに入っていて、コマンド名前を入れると似た画風のイラストが出力される。


私は実はイラストレーターとしてお金をもらっている身だけど

私自体は弱小だが、大手イラストレーターの知人が何人かいる。

その中でも古くから友達絵描きが、実は強化学習リスト名前入りしていた。

Twitterでも2桁万以上フォロワーがいる人気絵師である

それが分かったとき友達はほんとうに悔しくて辛そうにしていた。

絵を描く技術を何十年もかけて学んで、上手く描けなくて、やっと知名度が出て、それで食っていけるようになったのだ。いとも簡単模倣物が作られることは悔しいに違いない。


どうしたら生成AI規制をしっかりしてくれるんだろう。

今は正直、無法地帯だ。

著作物勝手学習されて、無限に出力されて 販売されている現状を、どうにか変えてほしい。

あきらかに現実イラストレーターの不利益になっている。


また、イラストレーターという職種の将来の不安が一気にでてきた。

もともと不安定な仕事なのださら不安定になってどうする。

正直AIとか導入するなら人手不足のとこからやれと思う。(農業とか介護とか)

もともと過密状態イラストレーター業界に入ってきて、夢持つ若者をぶん殴って楽しいか?

正直鬱になった人もたくさん知ってるし、自殺未遂した人もいる。

このままいけばイラストレーターだけの話じゃない。

ミュージシャン声優作曲家作詞家映像作家カメラマンもそれらを教える教育者もぜ~~~~~んぶいらなくなる。


AI技術を盗まれて。


そんな現状を変えれな政治なら死ね。もう滅びろ。

2023-12-03

こんなんもあったわ

Change.org




#軍拡より生活 !~未来の子どもたちのために平和を!

24,488人が平和を求め 軍拡を許さない女たちの会さんのオンライン署名賛同しました。目標賛同数25,000を一緒に目指しましょう!

ワンクリック賛同

岸田政権は、5年で43兆円、GDP比2%という防衛費の増額を打ち出しました。しかし、防衛費は、その詳細が明らかにされておらず、どう捻出するかも決まっていません。むしろ、この軍拡周辺諸国の緊張を高めました。これが、私たちの国のためになるのでしょうか。

 政府がこれまで掲げてきた、少子化対策労働者賃上げ女性や1人親家庭、非正規労働者性的マイノリティ子どもなど、社会的弱者のための公的支援政策が、マイナスの影響を受けるのは明らかです。

 政府の全世代社会保障構築会議は昨年末改革の方向を示しましたが、働く女性過半数を占める非正規労働者子育て支援のための財源論は先送りされました。現状の日本教育への公的支出先進国で最低レベルです。大学までの教育無償化給食費無償化は、3兆円でできると言われながらも先送りされました。これでは物価高の中、子育て世帯負担は重くのしかかるばかりで、この国の喫緊課題である少子化が防げません。

 ところが、自民党税制調査会は、こうした課題真剣に取り組まず、軍事費増額については、法人税所得税たばこ税の3税を増税して財源の一部にあてることを大筋合意しました。

 子ども女性少子化対策なおざりにした軍拡は、この国を衰退させ、諸外国に敵を作るだけです。軍拡の前にもっと外交努力を積み重ね、平和模索してください。

 今こそ、軍事に進む政治から脱し、生活平和を守る「女性目線政治必要です。軍需産業の育成でなく、平和のための産業技術人材投資してください。女性安心して生活し、働ける環境なしでは、男性子ども貧困します。

 戦後安全保障原則の大転換が、国会審議も、総選挙国民投票もなく、特に女性社会的弱者の声を聞くこともなく進められています私たちはこの歯止めのなき軍拡の決定を認めません。

 私たちは、岸田文雄首相政府与党野党各党の代表連合代表に対し、

 1、軍事費GDP比2%を撤回すること

 2、歯止めなき軍拡を押し進めることをやめ、そして女性子ども若者社会的弱者目線に立った政策を進めること

 この2点を行うことを強く求めます。   

平和を求め軍拡を許さない女たちの会

竹信三恵子 ジャーナリスト和光大学名誉教授

杉浦ひとみ 弁護士

上野千鶴子 WAN理事長 東京大名誉教授

前田佳子 日本女医会長

田中優子 法政大前総長

奥谷禮子 ザ・アール創業者

伊藤和子ヒューマンライツナウ副理事長 弁護士

和田静香 ライター

菱山南帆子 市民運動家

福田香子 アクティビスト

平井美津子 大阪大学立命館非常勤講師

浜矩子 経済学者

東村アキコ 漫画家

代表賛同人(順不同)

望月衣塑子 新聞記者

島田雅彦 作家

駒井知会 弁護士

中島京子  小説家

狩野史枝  与那国島の明るい未来を願ういそばの会

高橋済   弁護士

吉永みち子 コラムニスト

米澤明憲 東京大名誉教授

武市正人 東京大名誉教授

西山誠子 弁護士

長谷部大介 DJ/サウンドプロデューサー

井上春生 映画監督

向井徹 編集者

鳥越俊太郎 ニュース職人

平嶋彰英 立教大学経済学部研究所研究員

安彦恵里香 Social Book Café ハチドリ舎

木村医師・文筆人        

古橋綾 大学准教授

渡部睦美 記者編集者

三牧聖子 同志社大学

本田宏 NPO法人利用制度研究会理事

前田亜紀 ドキュメンタリー映像作家/プロデューサー

小野川文子 北海道教育大学教授

吉岡正晴 音楽ジャーナリスト

宮嶋みぎわ 音楽

津山恵子 ジャーナリスト

黒部エリ 叙述業

三上智恵 映画監督

佐々木芳郎 写真家映像作家

加藤雅司 歯科技工士

五野井郁夫 政治学者

髙橋済 弁護士

石田多叡子 自営業

疋田哲夫 放送作家

海北由希子 自営業 

川口真由美 シンガーソングライター

松井寛子 映画宣伝 

柏崎智子 新聞記者

大坂恭子 弁護士          

西山温子 入管面会活動フレンズ」        

出田阿生 新聞記者          

小林由比 新聞記者

奥野斐 新聞記者

藤原恵美子 映画製作 

青木正美 医師   

元橋利恵 大阪大学大学人間科学研究科招へい研究員

清末愛沙 室蘭工業大学大学教授

星野親行 僧侶 

丸川司文 僧侶

加藤真悟 僧侶

那須野あつ子 僧侶

森祐昭 僧侶

徳正俊平 僧侶

木山響心 僧侶

永井康子 一般社団法人 WITH理事

原田冨美子 編集者 

大袈裟太郎 ジャーナリストラッパー

高瀬毅 ノンフィクション作家

中山和郎 合同会社 きろくびと

米田龍也 日刊ゲンダイ 

まのあけみ 名古屋入管人権侵害をなくす市民の会

高田健 総がかり行動実行委員会共同代表

岡田元治 株式会社リンク 代表取締役社長

アルテイシア 作家

朝岡晶子 団体職員

佐治洋 CL代表取締役

豊島智子 ふくふく女将

山田厚史 ジャーナリストデモクラシータイム同人

志葉玲 戦場ジャーナリスト

山岡淳一郎 ジャーナリスト

進藤榮一 筑波大名教授

小林三四郎 配給会社代表       

山崎雅弘 戦史・紛争研究家

小泉朋 映画プロデューサー

北原みのり 作家

庵逧由香 立命館准教授

富岡Grico ドラマー

宮子あずさ 看護師

猪股哲 南西諸島ピースネット共同代表

中津留章仁 劇作家演出家 

石山悦子 演芸作家

大川和子 遺品3Rディレクター

橋本智子 弁護士

馬場紀子 医師 

生田あい 沖縄意見広告運動事務局長

上原公子 元国立市

秋山則子 新聞記者

小林美穂子 つくろい東京ファンド

比企敦子 日本キリスト教議会(NCC)教育主査

中谷臣 東山高校教師

浜田真理子 音楽

深月ユリア ジャーナリスト女優

白井聡 政治学者

高田昌幸 大学教員

海野雅威 音楽

ジョー横溝 『君に問う』編集長ラジオDJ

松元ヒロ スタンダップ・コメディアン 

田中稔 社会新報編集長

藤井誠二 ノンフィクションライター

島薗進 NPO東京自由大学学長

前川喜平 元文科事務次官

三枝成彰 作曲家

打越正行 社会学者

長間信子 与那国島の明るい未来を願ういそばの会

福浜美津子 与那国島の明るい未来を願ういそばの会

山口京子 与那国島の明るい未来を願ういそばの会

増田雅昭 会社員音楽ブロガー

川上真二 社会福祉士

立岩陽一郎 InFact 編集長

北丸雄二 ジャーナリスト作家

宮崎亮 新聞記者

竹田昌弘 通信社記者

鈴木耕 一般社団法人ジン代表理事

岡田行雄 刑事法研究者

恭子 矯風会グループ代表

永尾佳代 熊本原発止めたい女たちの会代表

シェリーめぐみ ジャーナリスト

松本圭介 歌手

有田芳生 ジャーナリスト

工藤剛史 CL取締役

中田亮 音楽

柏尾安希子 神奈川新聞記者

黒田貴子 歴史教育者協議会副委員長

丹羽雅代 一票で変える女たちの会

後藤弘子 千葉大

2023-12-01

ジョらえもん(JORA) @JORA_JORAEMON

最近TVアニメ演出仕事をもらえるようになりました。 もっと演出仕事ください。 「JORA」名義で個人として映像作家としても活動します。アニメスタッフとしては撮影でした。他にはイラストとかLive2Dモデルとか作りますBlender3DCGも少々。なんでも作るよ。

トレンドワードに「暇アノン」って出てくるってことは、暇空さんを嫌ってcoraboの味方したい人達がめちゃくちゃ焦ってるって事になるな

https://twitter.com/JORA_JORAEMON/status/1730456049533219090

ここには出せないが、仕事で関わってないけど特別に分けて貰ったブツもあります

これも演出仕事に役立たせてもらってる。

こういうのを役得という。

https://twitter.com/JORA_JORAEMON/status/1713135096637923404

うーんこの

2023-11-30

1日のノルマが増える増田の走り市は野田酢丸Fが丸野の血に地位回文

おはようございます

みんな大好きミュートシティー!

F-ZERO99のアップデートちょっとだけゲームの内容が変わって

今回から自分が走った順位の数をクジ引きのクジと見立てて、

1日5レース走ってクジめくってね!ってキャンペーンが始まったので、

そのクジを集めるための5戦して

1日に1回のクジ引きしてみたいな感じのアップデートになって、

もはやグランプリ参戦チケットが99枚とカウントストップしてしまってログインボーナスをもらう1日1レースってのもノルマこなさなくていいわって思っていた山脈に向かってヤッホー!って叫びそうになったと思ったら、

そう言うことだったのよね。

1日5レースってなかなかよね。

チーム戦とかも含まれるみたいなので、

気が向いたらどちらかのレースに参戦してクジ集めたらいいんだけど

クラシックモードも登場で総勢20人で走る新たなゲームモードが追加されたって噂のニュースも巷の港の

あれ岸壁で船が停泊しているときに紐で結ぶところの出っ張りってあるじゃん

あそこに足を乗せて格好つけてやるやつの

そう私はまるでそれに足を乗せながら

今回のF-ZERO99は荒れるわね!って

よく意味も分からないけど知っているような感じを出していることを醸し出す雰囲気を装うのよ。

なので久しぶりにF-ZERO99走って頑張って1日5レースの今後これが1日のノルマとなるクジ引きもやんなくちゃ!ってことで

忙しくなるわよー。

クラシックモードはまだ遭遇してないので遊べてないけれど

いったいどうなるのかしら?って思う反面、

久しぶりに走ったもんだから

みんな大好きミュートシティーのミュートシティーIIIの地雷を踏んでしまったわ!

私あそこ今まで一度も踏んだことな地帯だったのに安全地帯ではなかったのね。

そんなワインレッドの心になりつつも、

5連戦を走り抜いて

順位の数の5つが揃ったら同じ順位のクジが2つあって

ワンペア成立!ってなったので

若干ブラックジャック要素もありつつ、

カードゲームよく分からないけどそのポーカー的な要素ももしかしたらあるのかも知れないわ?って思ったわ。

なんかみんなそろそろ飽きがちになってきた頃にテコ入れコテ入れが行われて、

みんな走る人が増えたかも知れないわよね。

そのさー任天堂ゲームを作る人たちって

しかしたらゲームの売上のセールス金額でうちのチームは凄いぞ!って言うよりも

ソフト遊んでくれた総時間の累積がそのゲームの良し悪しとして、

もはやセール金額の売上は関係なく全ちびっ子たちの総ゲームプレイ時間がそのゲームを作った人たちの評価になっているのかしら?って思わざるわ山のごとしなのよ。

からセールの成績よりも総プレイ時間の累計で社内で競っているのかも知れないわ!

じゃないと、

こんなに必死F-ZERO99みんなに再び走らせようとしないんじゃない?

そう思わせるように私はみんな大好きミュートシティーをぐるぐる回る映像を頭に浮かべながらモーニングでいただいている紅茶カップティースプーンくるくる回している映像クロスディゾルブさせる感じの映像作家感を炸裂させる脳内なの。

そんなみんな必死ミュートシティーを走ることなわ!

だってみんな大好きミュートシティーをこれ以上無理矢理走らされると嫌いになっちゃうじゃない!

って思ってるかはどうか分からないけど、

私のスプラトゥーン3の1日1勝、

今シーズンはもう諦めてSランクで停滞で

また次シーズンAに戻ってSに挑戦しなくてはいけないこれ何回繰り返しているの?ってちょっと意気消沈を繰り返しつつ迎える来シーズン

新たに加わったF-ZERO99の1日5レース走りまくりまくりすてぃーという、

重い1日のノルマが課せられるのよ

もう重いのはコンダラーだけで充分よ!って思うほどちょっと荷が重たくなりそうな気配がする予感だけど、

幸いスーパーマリオブラザーズワンダーでは私が知らないだけかも知れないけど

1日のログインボーナス的なものはないから救いかも知れない。

からもうこれ以上走りまくって、

みんな大好きミュートシティーを嫌いになりたくないわ!

ちなみに私のミュートシティーで好きな順番は

第1位!ジャージャン!ミュートシティーI

2位はミュートシティーIII

そして3位はミュートシティーIIね。

ミュートシティーIIの丸くなったところが上手に走れないのよ。

東名高速の左ルートと右ルートのようなもので、

休憩でパーキングエリアに入ろうと思って何も考えずに右ルートを走ったとき

あのF-ZERO99のピットエリアからエネルギーを補充出来なかったとき気持ちとまったくこれでもかと言うほど一緒なのよね。

から本当みんな大好きミュートシティーを嫌いにならないで欲しいわ。

うふふ。


今日朝ご飯

モーニングいただいてきたわ。

シンプルバタートースト今日はヒーコーじゃなくて紅茶をいただいたの。

今日くるくる回るミュートシティーと紅茶カップティースプーンくるくる回す映像を頭に浮かべたからよ。

砂糖はなし。

なので本当はティースプーンくるくるさなくてもいいんだけどね!

FUよ。

あFUって言うのは私界隈で流行っているイキフンって意味または雰囲気とも言うわ。

シンプルバタートーストもたまにはいいわね。

美味しくいただいたわ。

デトックスウォーター

ホッツ白湯ウォーラーレモン果汁ポッカレモン切らしたので買いに行かなくちゃって買い物リストに載せて記しておかなくちゃって事を表明しつつ

私は忘れないようにメモして飲む

朝の温かなホッツ白湯レモン果汁入りウォーラーね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-11-21

5.5畳の部屋の65インチ液晶でYT Muisic PV垂れ流し

よきかなよきかな

昔は才能のある若手映像作家ってCMを作る感じだったけど、今はPVから名を上げる感じなのかな?

一周回ってマイケルジャクソン手法に戻って言ってる感じは興味深い。

映像クオリティもむっちゃ高いし、アニメで作られてるPVでも、劇場版並みの4K制作配信されてるやつがあるね。

でもこれやってるとサウンドバーが欲しくなる。けどお金無いんだよね。テレビ買っちゃったか

2023-07-31

anond:20230731001659

ニンテンドースイッチゲーム50本遊んで感想書いたのでまとめ(23〜47)

探偵・癸生川凌介事件譚 永劫会事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十弾。

シーズン1最終作ということで、今までの縦筋として伏線が貼られていた過去事件永劫会事件がついに描かれる。

今までの癸生川シリーズ全部盛りな贅沢な作品で、ミステリらしい意外な展開、文書の書き方で読者を騙すものマルチサイト構成の妙、小説として情緒的な染みる文章と、良かったところが沢山ある。

シリーズを通じての伏線が回収される展開も多いため、必ず全作遊んでからここに辿り着きたい。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、ゲームとしての完成度は抜群だった。


探偵・癸生川凌介事件譚 対交錯事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第六弾。

マルチサイトシステムを導入していて、伊綱さんと、生王の視点を行き来しながら事件を追う。

構造自体に仕掛けがある系の作品になっていて、ミステリやってる感がかなり強い。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、トリックの魅せ方としての完成度は抜群だった。


探偵・癸生川凌介事件譚 白鷺に紅の羽

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第四弾。

助手の伊綱さんの過去編で、とても情緒豊かな小説的な作品

もちろん、ミステリらしい意外な展開や、文章での表現を利用したトリックなどもあってそちらも楽しめる。

人によってはこの作品シリーズで一番に据える人がいそうな、物語としての完成度は抜群だった。


少女首領の推理領域 -黄金島の密約-

株式会社オレンジロマンティックミステリの第二弾で、女性主人公事件捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー

普通女子大生が突然マフィアボスになるという突飛な開幕ながら、割と丁寧で良い意味で地味な捜査解決をしていく。

とはいえマフィアボスらしく、違法行為をしてでも事件の手がかりを集めるところなんかは今作独自の魅力があり、このシリーズ女性主人公の成長も魅力なんだけど、今作ではマフィアボスらしくなっていくという本当にその方向で成長していいのか? と困惑しながら遊ぶことになる。

そして本当にマフィアボスらしくなっていくのが本当に面白くて、好きなところだ。


ルートフィルム

あのルートレターシリーズ的には続編に当たる角川ミステリシリーズの第二弾。

奇作、怪作としか言いようがない前作とは違い、しっかりと地に足が着いた丁寧な良作だった。

主人公八雲マックス映像作家としての矜持を持つプロに徹する人間性なのも好印象で、熱苦しいものの痛快な好男子で好きなキャラだった。

またもう一人の主人公新人女優のリホも駄洒落に拾い食いと評されるひょうきんなキャラで、主人公がどちらも魅力的な作品だった。


ゴシックマーダー-運命を変えるアドベンチャー-

株式会社オレンジロマンティックミステリ第一弾で、女性主人公事件捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー

主人公他人の死を夢で予知できる能力を持っているが、メイドという立場なのでそれをありのまま報告しても信じてもらえないので、色々と工夫して殺人事件を阻止するという展開。

この夢で見た予知の死を覆すという展開が短編連作的に続くのだけど、どれも同じ人、攻略対象で主人として支えている男性キャラの死を予知するため、何してもこの人死ぬじゃん、とシリアスな笑いを感じてしまったのは不謹慎から反省したい。

貴族平民という立場の差のエピソードなどは興味深く、伝えたいことの取捨選択がしっかりしてて短いボリュームながらしっかりまとまっている好きな作品


バディミッション BOND

ニンテンドーコーエーテクモがバディを組んで送る超贅沢なアドベンチャーゲーム

タイトルの通り二人組の関係性がかなり重要キーワードになってくるが、あくまでバディなので男女問わず楽しめる王道ストーリー

舞台となるミカグラ島に住む市井の人々にもサブエピソードがいっぱいあって、モブキャラ活躍する展開が大好きな自分としてはそちらの方向も嬉しかった。

ヒーローを目指す主人公ルークに延々とずっと辛い展開が続くので、遊ぶ手が止まりかけるほどだったのだけど、バディのアーロンがそれを引っ張り上げる展開が熱くて沸る燃えるゲームだった。


幻想牢獄のカレイドスコープ

女の子万華鏡、といえば何をやっても良いと思ってるゲロカス美少女デスゲームもの

ふわふわした可愛い4人の美少女が、罵倒有り暴言有り暴力有り可愛げ無しのデスゲームに巻き込まれながら、剥き出しの人間性露出していく。

そんな残酷なデスゲームの間に、いかにもな可愛い萌え過去日常パートが挟まり、この落差の凄まじさが独自の味わいになっている。

罵倒シーンの声優さんの熱演も見所で特に茜屋日海夏さん演じる五条風華暴言下品すぎて、日常パートでの可愛さとの差が凄かった。


死印

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーで、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

とはいえ、要するにで言うと、事件の手がかりを見つける捜査パートと、容疑者を追い詰める尋問パートみたいなもので、怪異と言いながらも探索パートで手に入れた情報からフェアに対決パート選択肢を推理可能なように作られている。

RPGっぽいパラメーターの表現フレバーに過ぎず、テキストをしっかり読むことが大切なので、そういうゲームが苦手でも問題なく遊べた。

印人と呼ばれる仲間を連れて探索するのが特徴で、中年男性ながらかなり露骨ツンデレキャラ萌え真下悟さんが僕はお気に入り


普通

THREE-3つの記憶-

三つしか記憶を保持できない主人公自身恋人をなぜナイフで刺したのかを巡るサスペンスコマンド選択ADV

時系列未来から過去へ進んでいくため行き来する渋谷の街のモブキャラ達にも物語があり、当時の雰囲気を感じられる。

フラグ記憶出来るにも三つだけという設定をシステムに落とし込んでいるのが見どころ。

ただし、この試みが成功しているのかは若干疑問が残り面倒なだけだったかもしれない。


いづみ事件ファイルVol.1潮騒編

編集者美女としての自覚が強い木戸いづみが担当作家鏡月正宗から無茶振り事件捜査することになるコマンド選択ADV

物語としての起伏は少なく、ミステリというよりはクイズの趣きが強い。

美女自称するいづみの強引な聞き込みパート面白く、話がテンポよく進む。

携帯電話ゲームから移植だが背景絵のクオリティが高くあの当時に遊んでいたらまた違う感想があったかもしれない。


イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~

うらぶれた探偵狗神エイジとお嬢様刑事鷲宮ヒナのバディもの

舞台池袋に住む市井の人々の協力を得ながら様々な事件解決しつつ、エイジの相棒でありヒナの兄が死んだ真相も追う縦筋の物語もある。

協力者の面々がかなり優秀な人が多く、主役の二人よりも探偵として優秀なのでは? と思ってしまう良い意味でのテンポの良さが楽しい

システム面では、よくわからないミニゲームや、頻繁に挟まる話に区切りがついているわけでもない暗転など、運営スマートフォンゲーム移植故のシステム的にしっくりこないところがあった。


神田アリスも推理スル

少女同士の恋愛を描きつつ、幾つかの日常の謎を解決する公称ジャンル百合ミステリ

ただ、ミステリ部分は少女同士の恋愛を際立たせるための背景のようなもので、あっさりと進んでいく。

その分、恋愛に関する描写はかなり多めでかつ濃厚なもので、恋と友情の差を自覚しつつ、はっきりと恋愛的な意味で好きになっていく過程が描かれていた。

それだけに短編連作で4つしかエピソードがないのは、良い意味で物足りなかった。


探偵・癸生川凌介事件譚 五月雨は鈍色の調べ

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第九弾。

白鷺に紅の羽の裏を描く、と言っても時系列人間関係のそれではなくて、モチーフ的なというか、表現が難しいやつだ。

癸生川シリーズを通しての、探偵は何のために事件解決するのかを端的に示した短編になっている。

テーマ性の塊みたいな剥き出しの作品なので好き嫌いは別れそうだけど、僕はかなり好きな方だ。


探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第八弾、元々はDS版の移植である

久々にスピンオフ短編マルチサイトではなく、いつメン達のいつもの構図。

ただ、ボリュームが多いのにいつもの構図をやるせいで、伊綱さんの推理がひっくり返るのが、少しもったいなさを感じてしまった。

あくまであのいつもの構図は短編や中編だから決まるもので、長編にはあまり向いていなかったかもしれない。


探偵・癸生川凌介事件譚 昏い匣の上

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第五弾。

ちょっと今まではとは毛色が違い、いつものレギュラーメンバの出番も控え目で雰囲気ホラー寄り。

とはいえ、我らが名探偵癸生川凌介が出てくるシーンは格好良く決まっている。

彼をなぜかホッとすると評するのは、なるほどな意見で、なかなか自己分析が出来ているセリフだと思った。


探偵・癸生川凌介事件譚 音成刑事の捜査メモ

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第七弾。

今作はちょっと箸休め的なスピンオフ短編で、正直ちょっと読みどころはあまりない。

可愛い可愛いゲーム一言で終わっても良いぐらい犬は可愛い

とはいえ、これだけ遊ばないのも勿体無いので通して遊べば良いと思うな。


探偵・癸生川凌介事件譚 死者の楽園

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第三弾。

三作目ともなると、いつメンのいつもの構図でいつものやつと簡単に評したくなっちゃうね。

とはいえシリーズを通しての縦筋なんかもで出して、探偵・癸生川凌介事件譚として好きになれる要素が増えていくキッカケも多い。

今作は割と聞き込みや証拠品集めから推理が多く、今までの突飛な発想の飛躍が求められるものじゃないのも特徴的かつ、以降はこれが主になっていく。


探偵・癸生川凌介事件譚 海楼館殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第二弾。

前作の流れは踏襲しつつも、本格ミステリさながらの大胆なトリックが映える面白作品だった。

とはいえこの類の方向性はしっくりこなかったのか、これ以降はもう少し社会派だったり、テーマ性だったり、文章の書き方で読者に対して何かを隠蔽する類の方向性になっていく。

物理トリックの類はゲームだと映えるんだけど、携帯電話の容量の少なさを考えると難しかったんだろうなあ。


探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻想殺人事件

携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズ第一弾。

名探偵癸生川凌介、その助手白鷺洲伊綱、彼らの事件ゲームにしている生王正生、いつもの面々のデビュー作。

伊綱さんと生王が捜査をしてそれらしき答えに辿り着くも、癸生川がどんでん返すいつもの構図は初見だと結構驚く。

携帯電話という限られた容量の中でしっかりとミステリをやろうとする気概が素晴らしい、


マルコと銀河竜

めちゃくちゃ豊富なスチル絵に軽快なBGM、そしてカートゥーン調のアニメーションハイスピード物語が展開していくSFもの

テキストを読むことが主体ゲームって落ち着いた作品が多く、議論をしたり腰を据えてお話を聞いたりが多いんだけど、この作品はとにかく主人公たちが走る! 動く! 飛ぶ! と終始忙しなく動いてばかりで色々な物語が手早く展開していく。

テーマソングの飢餓と宝玉はオープニングテーマでありながら、作品の全てを包括するような歌詞になっていて、クリア後に聞くとまた違った感想になる曲で大好き。

ただ、このスピード感故に細かい部分の整合性説明カットされているのは好みが分かれそうかな。


√Letter Last Answer

奇作としか言いようがない、実写のテキストアドベンチャー

とにかく全体を通じて奇妙な作品で、十数年ぶりに高校時代文通相手との手紙発見して、彼女に会いたくなりその地元島根に向かう。

こんな如何にもな青春振り返り系エモストーリーの導入だが、全くこんなストーリーではなく、罵倒悪口恫喝を繰り返す反社会的主人公に振り回される恐ろしいお話

ストーリーリアリティラインルートによって様々すぎて、突飛な展開が続くかと思いきや、現実的な着地を見せたりと、唯一無二な奇妙すぎる作品だった。


GOODBYE WORLD

インディーゲーム開発者女性二人の関係性を淡いドット絵の演技で描くナラティブアドベンチャー

全てを文章で語らず、キャラクタの演技で語るストーリーが見所でかなり細かい演技が丁寧に表現されている。

また、途中で挿入されるゲームボーイライクなパズルゲームが、レベルデザインでなにかを暗喩しており、キャラクタがなにを感じたのかを、台詞や演技だけでなく、このパズルゲームでも表現しているのが今作独自の特徴的な部分。

なかなかハード現実的な部分が多く、少し心に余裕がある時に遊んだ方が楽しめそうだ。


マリンエクスプレス殺人事件

修学旅行で水中を走る列車に乗り込んだ学生たちの中で起こる殺人事件お話

スペインインディーメーカー作品だが日本サブカルが大好きな人たちが作っているようで、そういうのが好きな人向けの小ネタがたんまり入っている。

とはいえジェンダー政治的な正しさ規定とした問題提起が挟まるなど、日本ではあまり見られないストーリーもあり独自の良さがあった。

殺人事件にまつわる解法も、トリックロジックなどのあれこれではなく、人間関係の妙に重きが置かれているのも、ある種のらしさなのだろうか。


デスカムトゥルー

奇妙なホテルの一室で目覚めた男性がいきなり殺人事件容疑者報道されるニュースを見るところが始まるホットスタートな実写ゲーム

短編ほどのボリュームながら、ゲームシステムを利用した演出や、繰り返しループする世界での面白コメディや、シリアスな男女の恋愛など色々な要素がみっちり詰まってる。

特にヒロインのサチムラアカネは、敵なのか味方なのか、頼れる強キャラなのか守るべき弱い子なのかが目まぐるしく変わる上に、扇状的なシーンも多く、演じている栗山千明さんの魅力が盛りだくさん。

取捨選択がしっかりしてる小粒ながらも好きな作品だ。


48作目以降はこちら

2023-06-01

世界進歩は、AI進歩待ちじゃない?

なんか、AIが発展しなきゃ、次の世界が来ないような気すらしてきた。

  

画家になるぞ!」みたいな小中学生とかって今なかなか厳しいような。

だってAIがやっちゃうじゃん。

映像作家になるぞ!youtuberになるぞ!」とか思っても、映像作家並みの動画作ったり、youtuberみたいなAIが出ちゃうかも。

  

まり世界AIによるそういう創作を待っている感じ。

  

創作だけじゃない。

自分は、論文を書いたりしてるんだけど。

論文だってAIが書けばいいじゃんって気持ち強い。

今のこの瞬間に人間努力するその努力は、少し待てばAI解決してくれるんじゃないって素直に思う。

論文執筆論文査読AIがやってくれよって。

なんなら、実験とかもAIがやってくださいって思ってる、特に自分理論系だからプログラム書いたりしてはい終わりみたいな話が多い。そっから作業にすぎない。

  

って感じだけど。

なんか、「AIがやれない部分」をやるべきだとは思うけど。

AIがやれない部分」がまだハッキリとわからない。そんな部分ないのかもしれないが。

  

とにかく、「AIが出て、10年経ったけどできないねえ」みたいな分野が無いと、どこに努力を割り振るのかもわからない。

なんか、学問とかクリエーターとかやるより、「人間が喜ぶアウトプット制作」という産業部分の効率化とかを頑張ったほうがいいのかもね。

2023-05-31

「色んな作家を集めた作品集」にハマってる

いわゆる弱者男性だが、40代になって、集中力がなくなった。

小説映画長編が見れない、短編やなろう系ばかり見ていた。

「俺も、アニメとか見れなくなる怖いパターンくるんだろうなあ」と覚悟していた。

  

そんな時、「怖いホラー漫画短編集」とか「怖い小説短編集」がkindle unlimitedに置かれているのに気づいた。

短編集は、好きな作家過去作を読むために、1人の作家短編集とかばかりよんで、なんで知らない面白いかもわからない作家の本を読むんだよとそれまでは思っていた。

  

しかし、この、「ランダムでまあまあい作家レコメンド」ってのは、youtubeっぽくて面白い。どこからよんでもいいのも攻略感あって面白い

まらないやつは最後に「まあ、コンプリートするために」ってので読み切れる。

面白いのも、さすがは選集だから、あるんだよなあ。

で、よんだことな小説家とか発見できる。

  

最近は、映画だと、「若手映画作家成プロジェクト」という、若手の映像作家のを集めたやつにハマった。

な〜んか、若手映像作家って、「ほら、惨めな生活の平凡な奴が、はっちゃけたりするのが好きなんだろ」って感じばかりなんだけど。

はい、その通りです」とハマった。

中年おっさんが惨めな生活して、事件に対して何もできなくて、ちょっとなんかできて、そんでいい感じに若い女相手されるとか、コント相方見つけて未来が開けるみたいな。

軽い、異世界転生しなかった転生モノの亜種みたいな。

こういうの、中年弱者男性狙いで嫌悪してたんだけど、短編集でちょろっと見たら、「いいじゃん」って思っちゃったね、アッサリ、若手作家マーケティングにハマっちゃった。

  

なんか、そんな感じ。

40代弱者男性の腐りまくって新しい感覚がわからなくなった人でも、「色んな作家を集めた作品集」なら刺激されて面白いって感じ。

2023-03-01

anond:20230301130829

今敏さんは作品クオリティに対して国内知名度が伴ってなかった感があるなぁ。

これから作品リスペクトする監督映像作家が現れれば、再評価されていくのかもしれない。

2023-02-26

anond:20230226035029

フィギュアコマ撮り映像作家の篠𠩤健太氏(漫画家ではない方)の動画をはじめて見たとき

完成度にすげえと驚いたし、これまともに作ったらとんでもない手間だけどどうやって撮影してるんだろう

と思ってメイキングを見たらハリーハウゼンへの回帰現代技術の融合で地道に撮影していて驚いた

大量生産時代手作りのものが珍重されるようなもの

モーションの付け方、動きのタイミングの割り方とかのセンスは今も上手いなと思うけど

え、これどうやってみたいな驚きはない

2023-02-16

anond:20230216094243

自分子供のころは、雑誌アンケート等でも映画にうるさい人ほど

「(スターウォーズ以前の)昔の映画あんな長いエンドロールなんてなかった。だから見ないで帰る」という人が多くて、

いまの「エンドロール見るべし主義者」が一体どこから湧いたのかが不思議なんだよなあ。


大体、制作者もエンドロールを「作品の一部」と考えていて観客に見て欲しいと思ってるなら、もっと見てもらえるように工夫するはずなんだよな。

逆にオープニングは、それ専用の映像作家が引っ張りだこになるくらい必死で工夫してるじゃん。

それこそNG集でもいいし、邦画でよくある本編の映像やスチールをエンドロールのバックに流すだけでもいい。

邦画ですらできる事なんだから、きっと大した金もかけずに出来るはずだ。

それなのに断固としてやらないってことは、

しろ「これマジで見る必要ないよ、ほんと帰っていいよ」という制作からメッセージなんだと思ってる。

エンドロール作品の一部、なんてことは絶対にありえぬ

2023-02-05

[]2月4日

ご飯

朝:朝マクド。昼:お菓子。夜:カップヌードル

調子

むきゅーはややー。お仕事はお休み

ルートフィルム

あの√Letterの連なるシリーズとしてリリースされた、角川ゲームミステリーの第二弾。

怪作としか言いようのない奇妙な前作とは打って変わって、手堅く丁寧な出来のADVになっていた。

売れない映像監督八雲マックスと、新人女優のリホの二人の視点を行き来しながら、それぞれの事件の謎を追いつつ、10年前に中断されたドラマ撮影に秘められた謎を解くというあらすじ。

全7話で、単発の事件に加えて縦筋を通す10年前のドラマ撮影中止をめぐるアレコレが挟まるので、プレイ時間こそ短いものお腹が膨れる構成だ。

主人公八雲マックス映像作家であることに矜持を持っていることもあり、撮影していた映像から謎解きを始めたり、撮影の色々を応用したトリックを見抜くのが独自性があった。

とはいえミステリ部分は一般常識範疇で、どちらかというと映像作家としての生き様が縦筋に絡んでいる感じで、熱血漢の良いやつなのがよく伝わってくる。

それだけに、最後最後オーラスで飾らない言葉であるキャラを説得するくだりは、その道の困難さを心配こそすれど、八雲マックス頑張れ!!! と応援したくなった。

ここまでの間に主人公への好感を持てる構成からこそだろう。

もう一人の主人公リホについては、どうしても八雲の影に隠れがちなものの、駄洒落の拾い食いと評される戯けた言葉遊びを始め、可愛いシーンが多くこちらはこちらで楽しかった。

サブキャラ達も魅力的なキャラが多く、中でもワトスン役となる、曲ちゃんはとても良いキャラクタだった。

元ヤン就職したてながら映像編集技術ちゃんとしており技術面でのサポートは抜群、それだけでなくだらしない八雲礼儀作法を教えるシーンも多く、年下オカン系と類例でまとめるのが勿体ない程度には魅力的。

本音では八雲のことを好いているシーンがあるのも可愛い

道中、彼女を疑う可能性がほんの一瞬だけ示唆されたところでは、助手犯人古典からというよりは、心底彼女のことを信頼していただけにすぐ終わったのがよかった。

また、無口なカメラマン金手も、メタ的なネタを使うところが面白く、楽しいキャラだった。

どのキャラ職業人としてのプライドが高く、自身の職域の範疇であれば全力を尽くすシーンが多いのが読み応えがあった。

特に曲が、八雲のため…… ではなく、新人ながら映像編集プロとして事件時の映像からある真実を見抜くところは格好良かった。

一般人主人公ミステリではマヌケにされがちな警察の人たちもちゃんと有能なシーンがあるのも良き。(マヌケなシーンはありはするんだけども)

ルートフィルムとしての続編は難しいかもしれないが、八雲と曲のコンビ主人公としたADVならいくらでも作れそうなのでシリーズ化期待したいが、残念ながら開発会社のあれこれがあったこともあるのか発売数年ながら音沙汰がないのが寂しい。

島根県観光要素についても、前作よりは抑え目ながらそれなりにあるのも楽しいポイントシリーズ恒例しまねっことの交流可愛い

ただ、最終章までは丁寧にまとまっている良い作品だなあと思いながらプレイしていたが、残念ながら縦筋の風呂敷の畳み方だけは文量が足りなかった。

他人操作することに長けた巨悪の掘り下げが全くなく、証拠証言を揃えて警察逮捕させるだけなのは物足りない。

映像作品のありように関する思想バトルに関しても、八雲マックスマックスさで押し切るばかりで、実際にそこをもっと見せて欲しかった。

とはいえ、ここまでの道中で八雲マックスマックスな力強さを好きになっていたので、物足りないものの不自然さや違和感やなかった。

悪い意味で余白が残っちゃった感じかな。もっと読みたかった。

主人公達の良い奴感が凄く大事作品で、そこを楽しめると好きになれたのだと思った。

2023-01-07

モキュメンタリー好きが供給不足でマニアックな方走り出した。

モキュメンタリーとは?

モキュメンタリーってのは、フェイクのドキュメンタリーのこと。

もっと言えば、「やらせドキュメンタリー」。

  

一般的には、『ガチンコファイトクラブ』とか、『川口浩探検隊』みたいなやつ。

  

何がいいのか

増田は、『ほんとうにあった呪いビデオ』みたいなシリーズが好きだ。

最初は、「旅行しても、現地のマニアックなところとか見れないからな〜こういうので旅番組代わりにみるか〜」みたいなハマりかただった。

しかし、次第に、「フィクション他人生活を覗く、普段生活の中で異常なことが起こる」のが面白くなった。

そういえば、『ガチンコファイトクラブ』とかも、面白いからなあ〜。と。

そうなんだよね、「やらせ」って叩かれるけど、日本人好きなんだよなあ。

  

モキュメンタリー王道

ブレアウィッチプロジェクト』とか『REC』とか、王道は見まくった。

ホラーだけでなく、コメディ系もモキュメンタリーは相性がいい。

松本人志大日本人』とか、『極楽とんぼテレビ不適合』とか、お笑い系のモキュメンタリー日本は多いかな。

ホラーだと、『放送禁止』とか、『Aマッソの奥様っそ』とかが有名で、マッコイ斉藤とか色々モキュメンタリー撮りまくる映像作家みたいな人もたくさん出てる。

  

モキュメンタリー供給不足

モキュメンタリーは低予算で作れるが、それでも供給側は少しずつしか作れない。

フェイドキュメンタリーQ』とかってユーチューブ番組もあるけど、更新ペースは遅い。

  

モキュメンタリー概念を広げて、供給を増やす

小説のもモキュメンタリーは多い。

例えば、『駿河御前試合』ってやつは、小説で、徳川忠長が殺し合いを侍にさせるってやつだけど、これもモキュメンタリーだ。

  

地球防衛軍5というゲームをやってて、すごいことに気づいた。

このゲームは、地球防衛軍宇宙人ボコボコに負けてしまうのだが、

ラジオ放送では「連戦連勝です!」「君も、地球防衛軍に入らないか失業対策として、政府地球防衛軍入隊に伴う祝い金を増額しました!」みたいな、嘘を流しまくる。

これはつまり大本営放送ということだ。

ここに、増田ビビとき!!!

大本営放送って、モキュメンタリーじゃん!と。

嘘の歴史や嘘の話を流して、普通の人を騙そうとする。

そのかんじ、やらせ構造と同じじゃんって。

  

大本営放送が大好きになった。

  

大本営放送だけでなく、例えばAVのよくわからない導入ストーリーも好きになった。

2022-10-23

anond:20221023202907

人ではなく作品アウトプットに対して評しているか

素人だろうが、使いにくいものは使いにくいし、不味い物は不味いし、つまんね〜ものはつまら

 

増田は、家電プロじゃないので、プロ料理人ではないので、プロ映像作家ではないので、

とか言いながら金出して耐えてんの?

ただのバカだし卑屈すぎる

2022-08-09

anond:20220808235417

彼女は定期的に別居してたと思う。夫は名のある映像作家で、温厚な人だった。でも一時の楽しみと割り切って結婚を繰り返すのもいいと思うよ。まずは社会圧の幻とか常識人の殻を脱がないといけないけど、代わりに得るものはあるはず。

2022-05-20

HiGH&LOW THE WORST Xが期待できない……

HiGH&LOW THE WORST面白かった。

3回見た。

その続編が4年ぶりに出るけど正直期待できない。

 

監督が変わった

ハイローのドラマ映画監督を務めてきた久保茂昭さんがメガホンを取っていたが変更。

映画を一切撮ったことがない映像作家総監督になり、

映画ハイローのスピンオフ(コケた)を一本撮っただけの俳優さんが監督になった。

なんでこんなほぼ素人みたいな座組なのか。

 

アクション監督の変更

元々は大内貴仁さんがアクション監督を務めていた。

香港映画界でアクションコーディネーターを務め、ドニー・イェンとの親交も厚い

日本でも「るろうに剣心シリーズ、「亜人」でアクションコーディネートを務めるなど

現在日本アクション映画業界で最も評価が高い監督だったが変更になった。

アクション監督の鈴村正樹さんは低予算B級映画アクション監督を務めてきた人で

正直、実績から考えても非常に不安だ。

ハイローは正直アクションがすごい、俳優が好き以外に見どころがない作品なので

アクションクオリティが下がるのは非常に痛い。

 

脚本から原作者が抜けた

元々4人での共同脚本だったが、クローズWORST原作者高橋ヒロシさんが抜けた。

まぁ、脚本自体はあってないようなものなので映画の質自体には直結するものではないが、

それでも前作の時点で「続編があるなら、ぜひ」と言っていた原作者が抜けているのは

なにか事情があるのではないかと非常に不安だ。

 

オリジナル鬼邪高校メンバー卒業

えっち前田公輝さんらは残っているが、初代ハイロー時に鬼邪高校メインキャストだった

山田裕貴さんらが前作で卒業

まぁ、前作での山田裕貴さんはメインという扱いではなかったがやはり華のある人だったので

それが抜けてしまった今作がしまった作品になるか正直不安がある。

 

いや、見に行くは行くんだけどさぁ……なんか、不安要素が多すぎてちょっとしんどい

2021-12-15

新海誠が幾億のアニメ映画を作っても、それがピークになることはない

お前のピークは、間違いなくminoriOPを作ってた頃なんだ。

俺たちはお前がイースⅡのOPを作ったとき時代の変わり目を見た。

かつてのイースⅡが各地のゲームショップOPを流しているのを見た時、当時を生きた多くのゲーマーゲームOPが変わった瞬間を目撃しただろう。

お前は受け継いだんだ。

ゲームOPだけで、コントローラーをまだ握ってもいない奴らをゲーム世界へ沈める、その文化バトンを。

お前が握りしめたままバトンを持ったまま別の世界に行っちまったから、ゲームバラバラなっちまった

進化を止め、中途半端VRリメイクに逃げ続けている。

お前は託された聖火をゲーム世界に戻さなきゃいけない。

そこで誰かの魂に託さなきゃいけない。

世界がお前を見つけたのは、彼女彼女の声かも知れない、ほしのこえで誰もがお前を才能の塊だと認めただろう。

でもお前がお前になったのは、WINDなんだ。

雲の向こう約束の場所へと続くお前のスタイルはあそこで完成したんだ。

柔らかな重さを持った日差し差し込む教室景色を、太陽の光で(青いペンキや赤いグラデーションではなく)染まったあの空を、お前はあそこで完成させたんだ。

ゲームOP映像作家としてのバトンを受け継ぎ、そのレースの中でお前は完成したんだ。

今、ゲーム業界は行く先を見失っている。

それはひいては日本二次元カルチャー全体に言えることだろう。

オタクを蔑む者たちにだけ寄り添っていては駄目なんだ。

時代の先を走ることで嗤われることを恐れない気持ち悪い奴らの向かう先へ先回りして灯火を掲げる者たちがいるんだ。

お前が託された聖火がこの冬へと向かい始めた世界必要なんだ。

帰ってこい。

あと1回でいい。

お前が捨てた世界を燃やし尽くしにこい。

その炎の中で立ち上がってきた奴らが次の時代を作るだろう。

2021-10-22

自分が乳揺れが好きだから、それを描いてるクリエータも乳揺れが好き

自分が「萌え系」と呼ばれる表現が好きだから、それを作ってるクリエータも「そういうもの」が好きなはずだ、

という前提で話をする人がいるけど、おかしくないですか?


生活の安定を諦めてでもクリエータとしてエンタメ世界で生きていこうという覚悟があるような人は、

かなりの確率ハードコアSF ファンだったり、ファンジーならハイファンタジーというタイプだったり、

生粋映画マニアだったりするので、

好きにやらせてもらえるなら、萌えキャラや人気声優が入り込む余地のない玄人好みの、

できることなSFファンジー映画歴史に残るような、「本格○○」をやりたいんじゃないの??


彼らが所謂萌え系」の表現をやるのは、そうしないとビジネスとして成立しない(そもそも何も出来ない)

からで、では何故ビジネスとして成立しないかというと、ロリ美少女キャラに人気声優の声をあてて

キャピキャピやらせればそれで満足するような程度の低いお客さんが多いからですよね?


まり、「乳が揺れた」だの「ほとんどパンツが見えそうな超ミニスカ」だので悦んでる

オーディエンスレベルの低さが間接的に(直接的?)クリエータの手足を縛ってるわけで…


そういうことの方が、よっぽど「表現規制」だという見方もできるわけです。

まぁ、それは自分でも言いすぎだと思いますけど…


最近話題サンデルの本の英語タイトルは『The Tyranny of the Meritocracy』(直訳:能力主義専制・強権統治

だけど、自分たちの何気ない「可愛い正義」みたいな選択が、市場原理を経由して(映像作家を志す者に対して)

「Tyranny」として現れることがある、という自覚はあってもいいと思う。

2021-10-11

アニメの絵柄のリバイバル

ファッションとか音楽リバイバルがはっきりあるし、イラストも80、90年代の絵柄がリバイバルされている。

でもアニメ作品ってリバイバルがないよね。無い事に不満があるわけではなく、例えばクリィミーマミセーラームーン、らんま的な絵柄を使った新作アニメがあってもよさそうなものだけど。

サニーボーイの絵柄はリバイバルというより、江口寿史の絵柄が今の時代マッチしただけに過ぎない。

欧米歌手PV日本人映像作家クリィミーマミ的な絵柄でMV作っていたりするし、アニメ作品でもそろそろでてきてほしい。

懐古と刺激の両方を楽しめる作品待ってます

2021-10-06

新しいiphoneってさあ

ポケットからハリウッドなんてCMで言ってるんだけど、

じゃあなにかいiphoneユーザーってのは映像作家先生様なのかい

まあ確かに映像作家先生しか買わないようなCM流してるわけだし、そういうことか。

あとあのCM、本格的な映画みたいなプロ仕様映像が撮れますよってことなのかもしれないんだけど、

映像作家先生様以外の人だとまったく引っかからないんじゃないのかなあ。まあ老婆心ながら。

2021-08-23

anond:20210823100633

シンの話をしてるんだからQ以前からの要素に言及するの混乱の元だよ

創作する人間TV版の頃からずっと「エヴァパクリ」って使い古された批判さらされて来てるから最近SNSもあるからからさまな形でパクる阿呆はあまり残っていない気がする

それに映像表現フォロワーってのは成長過程にある映像作家の中にこそ生まれやすものだし、「パロディーでない」ことを条件にするなら年単位熟成必要ものだと思う

用語に関しては単に世界観を盛り上げるためのエッセンスから考察勢以外は無視していいものだし、シンはそういうのを無視しても大筋が分かるように構成されてるので(結末からの逆算でそう構成せざるを得なかっただけだと思われる)、その部分は作品評価に良い影響を与えていると思うぞ

2021-07-19

弱いウマ娘ハリボテエレジーって呼ぶのが気に入らない

先に言っておくけど、以下の内容はただの愚痴お気持ち表明ってだけなので、これを読んだ諸兄が今後の言動に何かしら気を使わなきゃいけないってことは一切ないからね。

ウマ娘ユーザー界隈における「ハリボテエレジー」とは

端的に言えば「弱い殿堂入りウマ娘総称であり、特に

などが特にハリボテエレジーと呼ばれやすい(気がする)。

広まった要因としては言及元エントリ存在が大きい。

ウマ娘黎明期執筆された上記エントリでは、URAに優勝したものレジェンドレースで勝てないサイレンススズカに対して

みてくれだけだ。
ハリボテエレジー検索して動画を見てこい。おまえのそのサイレンススズカはそれだ。お前はハリボテエレジーを育てて「Aランクいきましたよ」と言ってると自覚しろ
脆いんだ。

と言われてしまっている。この後に綴ってある育成論が、サービスイン当初に書かれたものとしては完成度が高かったのも相まって拡散され、それに伴ってハリボテエレジー絶対的弱者として名が広まっていったと考えている。

弱い殿堂入りウマ娘を「ハリボテエレジー」と表現することの利点

エントリタイトルとは矛盾するが、弱い殿堂入りウマ娘差しての「ハリボテエレジー」という表現を用いることにはある程度の合理性があると考えている。

ニュアンスが伝わりやす

ハリボテエレジーがどういった馬であるかは後で詳細に述べるが、知っている人の大半は「いきなり出遅れて、しかカーブで転倒してバラバラになる馬の形をしたハリボテ」という印象を持っているだろう。

また、知らない人間からしても、その名前の響きの珍妙から何となく雑魚そうなイメージが湧くことが大半である

まり、「ハリボテエレジー=弱い」というイメージユーザーの間で共有されやすい、と言うことだ。

ほぼ誰も傷つかない

もしもの話だが、弱い殿堂入りウマ娘に対するスラングが実馬を元にしたもの(例えば史実で現役時代勝利経験のないハルウララや、大逃げから逆噴射が印象に残りやすツインターボ等)だったらどうなっていただろうか。

当たり前だがその馬の馬主や実馬のファン、あるいはそれが元のウマ娘ファンからいい顔をされないのは想像に難くない。二次創作の扱いが他と比べてセンシティブな「ウマ娘」というコンテンツなら尚更である

ところが、ハリボテエレジー史実に由来しない架空馬であり、その出自でも明確なやられ役、出オチ枠として扱われているため、弱者として扱ってもほぼ誰も気にしないのだ。デリケートウマ娘と言うコンテンツを語るうえで、これは非常に大きい。

じゃあお前は何が気に入らないんだという話

ハリボテエレジーオタクの大好きな「文脈」を感じてしまたから。これに尽きる。

これを書いてるオタクは、ウマ娘をはじめとした今どきのオタクコンテンツネームキャラには大抵備わっている「他者の心を動かすストーリー」を、不幸にもハリボテエレジー見出ししまったのだ。

からこそ、ハリボテエレジーが負けることしか出来ないという認識に異を唱えるのであり、脚質すら異なるサイレンススズカの育成結果で引き合いに出されることを嫌うのである

これを読んでいる諸兄は「ハリボテエレジーにそんな御大層なテーマがあるわけねえだろダボハゼ」とお思いのことだろうが、冷静に考察すると「ある」のである

という訳で、以下ではハリボテエレジーについて詳細に語りながら、どこに物語性を感じているかを挙げていこうと思う。

ハリボテエレジーが描いた軌跡とその物語

ハリボテエレジーは、「スキージャンプ・ペア」を世に送り出した映像作家間島理一郎氏とJRAコラボによって生み出された「CINEMA KEIBA/JAPAN WORLD CUPシリーズに登場する馬(?)である

外見は、最初段ボールで作られたハリボテだが、シリーズ2作目以降はボディにドラム缶採用したものアップデートされている。

曲者揃いのJWCの中でも一際異彩を放つ彼だが、彼が走り出せばどうなるかについては、当該作品に造詣のある諸兄であればその脳裏に焼き付いているだろう。

スタート出遅れたかと思えば、コーナーに差し掛かった瞬間に盛大に転んで破壊される。これこそが彼の様式美なのだ

当然こんな有様なので勝つことはほぼない。一応全馬に勝ちパターンが用意されているため、彼の勝ちパターン存在するのだが、

というように、他の馬が起こしたアクシデントに便乗する形でしか勝つことが出来ない。

ちなみにバーニングビーフが草を食まずに駆け抜けたりピンクフェロモンが輪になって踊らなかったりするとハリボテエレジーの勝ちではなくなってしまう。

と言うより、バーニングビーフピンクフェロモン本来勝つはずのパターンを投げ捨てないと勝てない。ひどい有様だ。

しかし、これらの勝ちパターンを見ると分かるように、転んで分解し、出遅れが致命的なものになっていたとしても、彼(ら)は勝利を諦めずにゴールまで走り続けるのだ。これを踏まえて、3作目の勝ちパターンを見て欲しい。

3作目においても大半のパターンでは彼は(メカリボテを巻き込みつつ)転倒してしまい、その後のレースに関与することはない。しかし、彼(とメカリボテ)の勝ちパターンでは

あろうことか、コーナーを曲がるのに成功してしまうのである

これまでずっと転び続けてきたハリボテエレジーの姿を見ていると、曲がっただけで喜びもひとしおだろう。

2作目以降はハリボテエレジーがコーナーに差し掛かっただけで「曲がれえええええ!」と激励の言葉が聞こえたり、3作目で曲がった瞬間には歓喜のどよめきが上がるためなおさらだしかし我らがハリボテエレジーの快進撃はこれで終わらない。

無事コーナーを曲がり切り、ラスト400mに差し掛かったハリボテエレジー。彼の勝ちパターンでは、なんととんでもない末脚を発揮して他の馬を全てぶっちぎって勝ってしまうのだ。

「何故出場できるのか分からない」「今日も勝てそうにありません」なんて言われ続けた馬が、いや馬ですらない何かが、世界の強豪を相手に一歩も引けを取らないレースを展開するのだ。こんなに心躍る展開もないだろう。

また、この作品で実況を務める茂木淳一氏がハリボテエレジー勝利の際に放った言葉が以下だ。

ハリボテエレジー、やっと目的地にたどり着きました!!

悲願の1着を獲ったことにこの言葉を当てはめるセンス、そして茂木氏の情感あふれる実況。初見時の私は思わず天才すぎんだろ……」と天を仰いだものである

長くなってしまったのでまとめると、ハリボテエレジーという馬は

「周りから見向きもされずとも、勝ち目のないレースに挑み続け、最後には自分だけの力で栄光を掴み取る」というサクセスストーリーを持つ馬なのだ

しかも、ハリボテエレジー中の人人間であるため、キン肉マンにおけるジェロニモのように、逆立ちしたって勝てないはずの上位存在に対して真っ向から立ち向かった」という文脈も生まれてくる。

これが、ハリボテエレジーは固有の文脈を持つ馬であり、ただの絶対的弱者ではないと私が思う根拠であり、同時に弱いだけの殿堂入りウマ娘を「ハリボテエレジー」と表現することを忌避する理由である

おわりに

これだけ力説したはいいが、、結局のところ伝わりやすくてすでに広まっている通称を改めろと言うのは土台無理な話であるし、私も無理にそうしろとは言わない。

ただ、自分の好きなキャラクターの名前が、本馬の活躍を顧みずに絶対的弱者通称として広まってしまったというだけなのだ。哀しいオタクがここに一人いるだけなのだ

願わくばハリボテエレジーの輝きを、一人でも多くの人に語り継いでほしい。私が願うのはそれだけだ。

公式としてはギンシャリボーイが勝ったことになってますよね?」だって?聞こえんなぁ。

2021-02-12

anond:20210212204335

どこにもかけないのでここにかく。

新疆ウイグル自治区に関する問題に触れられない。

なんで新疆ウイグル自治区に関する問題に触れられないのかって、それは実際の不利益があるからだ。

森の発言なんかはバッシングしても全然キャリアに響かない。

しかし、新疆ウイグル自治区に関する問題に触れられない。

左派界の同調圧力に引っかかるし、なにより本が出版されなくなるし、中国問題に口出しすること自体リスクだ。

自分ナチを許せないと思っているし、過去日本は糞だと思っている。

まりネトウヨサイドの人間ではない。左に属する人間である。だから新疆ウイグル自治区同化政策は、非難せねばならないと思っている。

しかし怖くてできない状況になってしまった。

匿名ダイアリーに書くしかできない。

中国に睨まれるということ自体がもうすでにリスクになっているのだ。

報道学者創作、全て中国批判すること自体リスクだ。

一言でも表の名義で中国批判すると、キャリアを棒に振る覚悟必要になってしまった。

リチャード・ギアハリウッド干殺しを見ればわかるだろう。

いまのリベラル市場において、中国に対する批判リスキーすぎるのだ。アレだけリベラル学者中国への批判を恐れているのは、実害があるからだ。

学者も怖いのだ。学者漫画家映像作家に限らず、中国市場わずかでも関わりがある場合批判わずかでもしたらキャリアのものが潰される。

から女性がどれほど強制収容所強姦されようが口を閉ざすしかない。見ざる聞かざる言わざるになるしかない。

日本政府はどれだけ批判しても安全牌だ。

日本批判放送局コメンテーター学者も気兼ねなくできる。どれだけ馬鹿にしても痛くも痒くもない。

しかし、中国政府は違う。

他国学者ジャーナリスト作家であってもお構いなしに全力で圧力をかける。

キャリア作品のもの排除されてしまう。BBCのように、放送のものシャットアウトされる。映画のような市場になれば、中国の言いなりとなっているし、睨まれたらキャリアをすべて失う。

BLMのような運動は実は真の勇気ではない。業界において、キャリアを失うことはないと誰もが思っている。

BLMに賛同してもキャリアを失った俳優はいない。口ではそう言うが、怖くはないのだ。

しかし、中国について批判をするとそれだけでキャリアを失う覚悟必要だ。

リチャード・ギアのような名優ですら、大作からは締め出されてしまった。

学生の頃は「ナチが再び出てきたら、勇気を出して戦う」と思っていた。

しかし、いまはそういうことができない。政府批判安全牌なので、率先してやる。だが、いまは中国が怖くて批判ができない。

レイプ不妊手術強制が行われているということを知っているのにだ。

安倍を叩き、菅を叩き、野党を叩くことは怖くない。与党野党是々非々批判できる。しかし、中国に口を閉ざす。

そんな人間になってしまった。

自分ナチがいた時代ではナチに声を上げない人間だった。

ネトウヨに「ウイグルについてどうなんだ?」と言われても、お前らみたいに失うものがない人間じゃねえんだよって。中国に今後関わりがあるかもしれないってだけで、口を閉ざさないとキャリアがなくなるんだよって、ふてくされるしかできない。

ナチ蛮行や、日本軍の蛮行批判するときはノーリスクだ。しかし、中国はそうではない。

真の勇気自分は持っていなかった。

これからさき、自分に嘘をついて生きていく。

人権侵害に怒るときも心底怒ることはできないだろう。

男女平等とか差別反対とか、そういう当たり前のことを、自分キャリアがかかったときには当たり前に言う勇気がないのだ。リチャード・ギアのように真の勇気を持っていなかった。

消されそうだから、全文引用しておく

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