2008-12-11

総合評価制度

建設公共工事発注については、「公共工事品質確保の促進に関する法律」というのがある。公共工事価格だけじゃないよという法律だ。

しかし、最近バラマキ行政が復活する中、この法律が悪用されている。まず、せっかく価格を公開して広く一般競争に移行しようとしていたのが、事前に価格を非公表にする政策転換が行われた。これでまた政治家官僚設計価格を聞き出すための贈賄が横行する。総合評価も、テーマこそ公表されているが、じつは3つか4つの「要素」が事前に決められていて、そこに触れているかどうかで点数が変わる。ここもすでに「俺はこの工事の要素をしっている。知りたきゃ協力しろ。」という輩が跋扈しつつある。

また、そこで要求される膨大な書類も、「官僚用語」で語られるか否かが一番ポイントとされている。これはそのまま行政担当官を天下りで受け入れないと、菅良書式を業者が作れなくするための意図があるとも聞く。

景気対策お金を使うのはよい。しかし、片一方で「不良業者のせん滅作戦」として法律を厳しくしておきながら、一部政治家、お役人裁量と権限の拡大が図られるのは、深く深く失望せざるを得ない。

  • 総合評価制度 公共事業の談合問題と入札制度改革:コラム「研究員のココロ」|日本総研:コンサルティング 総合評価方式 パンフ&ガイド ちょっと違うけど。

記事への反応(ブックマークコメント)

人気エントリ

注目エントリ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん