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2024-07-06

私が安彦良和を嫌いになった理由

これはまあハッキリとしていてガンダムジオリジンなんだよね。

あれを描くまではというか描き始めて途中までは全然好きだった。

なんだろ?

おそらくよく同人界隈の女の人がいうところの「解釈違い」ってやつなのかな?

私はね、ガンダムジオリジンってすごく失礼な言い方だけど同人誌の一種だと思ってるのね。

そういう部分で解釈が違うの。

そこがね、どうしても許容できなかった。

例えば、ギレン・ザビヒトラー尻尾と言われて怒り心頭になってしま描写とかね。

私は、その頃の連載はもう読まなくなっていて単行本も読んでなくて、たまたまwebでなんかの拍子にその場面の1ページだけを読んだだけだから前後文脈はわからない。

ああ、でも安彦良和さんならそういう解釈になるんだろうなあ、ってところはスッと落ちてくるくらいには安彦良和さんの作品は読んできている。

安彦さんの漫画は、初期のアリオンヴィナス戦記が大好きです。

ヴィナス戦記第一部は正直傑作だと思います(第二部は尻切れトンボですが)。

あの原作の良さを活かしきってアニメ映画を作っていれば、おそらくそれが安彦さんの代表作になっていたと思います

それが序盤からパンティパンティと擦り倒して、なぜかアニメオリジナルキャラTVレポーター狂言回しとして使うとかしてしまっていてどうにも残念な構成となって映画はつまらなくなってしまいました。

あの傑作である漫画原作ラストシーン「とっくに雨は止んでるぞ」が再現できなかったのは無念としか言えません。

この程度の幼稚な感想が抱ける程度には安彦良和さんのことは好きでした。

あと漫画家に軸足を移してから歴史ものだとジャンヌとか普通に面白いと思う。

あの初期の頃の作品群も面白いものが多い。

ただ、だんだんと何かよくわからない作家としての「味」のようなもの意味がわからない要素がキャリアを重ねる連れて増えていったようには思います

とかまあ何はともあれジ・オリジンです。

あれが始まったときの、うれしさといったら、いまでも覚えています

興奮しました。

でも、結局これは解釈違いに陥ってしまって不幸な結果となってしまいました。

お別れしたのはジャブロー侵攻の頃でした。

あのアニメでは一番盛り上がるジャブロー侵攻を、わっしょいわっしょい、とお祭りでみこしを担ぐような描写で終わらしてしまったときに心が折れました。

その後の噂ではオデッサ作戦アニメ版のジャブローに中たるような構成になっているとは聞いています

でも、もうそんなことはどうでもいいのです。

私は安彦良和が完全に嫌いになりましたから。

先日も兵庫県安彦良和展を見に行きましたが4時間ほどで途中で飽きて帰ってしまったほどです。

2022-08-04

anond:20220804080510

安彦良和ヴィナス戦記

前後2部構成でそれぞれに主人公がいるんだけど、さて死んじゃうのはどちらかなぁ?

ちなみに、前編はカミーユ似、後半はアムロ似。

2021-08-13

でもさ安彦良和はなんであんなに駄目なんだろうな?

いや駄目といったら言い過ぎなんだけど、なんと言ったらいいのかな?

だってさ初代ガンダム作監で言うてみたら「初代ガンダムの絵」を描ける唯一の人なわけじゃない。

そんな人が初代ガンダム漫画を、誰が描いても面白くなるはずの初代ガンダム漫画を描いて出来上がったものジ・オリジンだぜ?

ちょっと特殊な才能だよな。

 

なんで面白さの本質というものをあれほど外していけるのかねえ?

素人ならともかくガンダムを一緒に作り上げていった人のはずなのに。

作家性みたいなもの邪魔するのか?

うそんな作家性犬に喰わせて……、だと思うんだけどな。

 

アニメーション能力なんかでも宮崎駿とかとタメを張れるのはこの人くらいだったわけじゃん。

なのにさヴィナス戦記とか長年封印していたのは正しい判断だったのか?と思わせられるところが多々あるわけやん。

いや、いい部分もあるんだよすごく。

若者のくすぶり感とかきっちり出てて90年代とかそこらへんっぽくていいよな、

と思う部分もあるんだけどさ、なんせ冒頭からパンティパンティーの

パンティネタ天丼でやるわけやん、増田かよ!増田かよ!2回言っちゃたけど増田じゃないんだから

途中でクンニさんも出てくるんかと思ってドキドキしたよ。

 

いや作家性があるのはわかるんだよ。漫画賞なんかもとって評価されてるしさ。

でも、根本面白さが欠けているのはどういったことなんだろうな?

つまんないけど絵はうまくて味はある漫画家。

なんてポジションにおさまるような才能のわけないのになあ。

そう、これ。あまりにも偉大な才能と、それほどでもないかな……という作家性が同居してしまっているのが残念としか言いようがない。

無念なんだよ。

安彦良和をして、どうしてここまでなのだ

本来なら宮崎駿と同列に並んでも良かったアニメ作家だったはずなのに、とか思っちゃんだよなあ。

 
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