はてなキーワード: マイ・インターンとは
『マイ・インターン』観た
定年退職したおじさんが会社員生活と人生を通じた経験を駆使して、新興企業で人気者!っていうプロットにちょっとなろうラノベみがある
スマートな気遣いなんかも所々で描かれる訳だけど、それ以上に基本的に善人しか出てこないから人望を集める過程がなんかあっさりしてるというか……
なんというか、天才キャラをその思考過程じゃなく名門大卒とか難関資格保有みたいな肩書だけで描くやつに近い
でもまあそれでいいと思う
会社で上手い事立ち回る具体的な過程を見たいんだったら大企業の創業者の自伝でも読んでればいい
人間関係の描き方が過不足ない感じだし、ワチャワチャしたメール削除ミッションもあったりして飽きないテンポ感
でもやっぱおれはスコセッシ映画の寄る辺ない鬱屈を抱えていたり、掴み所のないようでもありただ中身のないだけのようでもある青年を演じるデニーロが好きだぜ
「恐らくお前の隣にいる人間は99%お前より顔も悪いし大半はそんな輝かしい夢を持つなんて選択肢すら与えられなかった人生なんだけどなぁ。」
「こいつらは明日俺と人生が入れ替わってたら発狂して死ぬんだろうか?」
「この場で何がどう転んでバッドエンドになったって俺より1億倍はマシな人生じゃねえか」
「こいつらは先進国の美男美女に生まれて病苦や貧困に苦しむわけでもなく恋人や家族に困っているわけでもなく、この期に及んでまだ何か求めるつもりなのか?」
そんなことばかりが頭に浮かんでしまう。
「そら、美男美女に生まれても金持ちでもサメに食い殺されちゃおしまいだよね」って、それは流石に俺みたいな弱者男性でも共感できるし。