「ゴーストコンポーザー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ゴーストコンポーザーとは

2021-10-07

次のドラクエ作曲家を考える

新垣隆

ゴーストコンポーザー時代の「クライアントからの依頼を再現する能力」は評価されるべき。その要求を達成しうる作曲家としての力量。現代音楽からクラシックまでの幅広いジャンルへの対応力。知名度も良し。

天野正道

特に吹奏楽からの圧倒的信頼感はその作品ひとつひとつの完成度の高さを抜きにして実現するものではない。日本では特にOVAジャイアントロボ地球が静止する日が有名か。新劇エヴァにも関わっているがおそらくタイトルほどの知名度はないと思われる。実現すれば長きにわたりタッグを組んできたワルシャワフィル演奏によるドラクエが聞けるようになるか。

久石譲

世界通用する人材としてはこの人を置いて他にない。ドラクエ世界もっと広めるなら避けては通れないかもしれないが作風作品に合うかは別問題

菅野よう子

TVアニメから大河ドラマまで、劇伴音楽としての業界外にも通じる知名度は随一。

服部隆之

「あ、服部さんだ」と聞けば分かる極めて個性の強い作曲家でおなじみ。I.Q.や王様のレストランなど。

宮川彬良

題名のない音楽会でたまに出演されるマツケンサンバでおなじみの方。劇伴での活躍が目立つが時たまに吹奏楽曲を書いたりするなど活躍の場を選ばない。

浜渦正志

ゲーム音楽現場に深く入り込み製作現場の実際に詳しい点が評価される。最近ゲーム音楽以外の作曲もしている。


実際はスクエニが金を渋ってそこらへんのゲーム音楽しか書けない作曲家だったり、オーケストレーションが不得意な人に任せてクラオタをがっかりさせる(が、囲いの批判なきエコーチェンバー現象有耶無耶になる)のがオチだろうけど、他にいる?

2014-02-13

河内守の件で思い出した長年の疑問

実はゴーストコンポーザー作曲していたものだし、そもそも聾ではない疑惑もある佐村河内だが、もともとの物語全聾作曲家の生んだ奇跡音楽みたいな話なわけだ。作曲にとって最も重要感覚である聴覚を失いながらも名曲(?)を生み出したというのは(今から思えば)信じがたいことではあるが、しかベートーヴェンという先例があるので受け入れられる素地はあったのだろう。従来より楽聖全聾説には疑問が挟まれているが、よほどクラシックに関心でもなければ知らなくても当然である。もちろん、仮にベートーヴェン全聾でなかったとしても、難聴を抱えながらあれほどの傑作群をものしたのは奇跡だ。

そして私はもうひとつ似たような奇跡を、そしてベートーヴェンよりはるかに信じがたい奇跡を知っている。すなわち、塙保己一である

日本文学日本史を主とする一大叢書『群書類従』、『続群書類従』を、そして『大日本史料』のベースとなった「史料」を編纂した保己一は全盲であったという。信じがたいことである。単に読んだもの(読んでもらったもの)をほとんど記憶しているというだけならば、問題は記憶力のみであり、そういう異能者の話は稀に聞くので信じられないではない。たとえば、井筒俊彦の家を訪れたアラブ第一の学者が、本棚にずらりと並ぶ本を見て、「本が焼けたらどうするんだ。お前は火事とき研究ができなくなるのか」と笑ったとか。もちろんこの学者必要な物はすべて記憶していたわけだ。

しかし、編纂である。複数の本から善本を選び、校合して本文を確定するのだ。しかもその中には大量に漢文(変体漢文)が含まれているのである。これらの作業に最も重要感覚視覚であることは言うをまたない。目で見れば即座に違いがわかり、どの漢字を使っているかを認めることができるのだから。つまり保己一は編纂作業に最も重要感覚を失いながら、日本史に燦然と輝く大偉業を成し遂げたのだ。

正直信じられない。意味がわからない。実際には、プロデューサーディレクター役割を果たしたのであって、実務にはそんなに噛んでなかったのか。仮に編纂実務に携わっていたとしたら、どのように行っていたんだろうと疑問に思っているんだけど、その点について詳述したものが見当たらなくて困っている。なんかいいのないかな。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん