2024-09-01

20代~30代の頃、プログラマーになればよかったと凄い後悔していた

情報工学系の学生だったんだけど、サークルの先輩5人ぐらいから「SEコーダーマジでブラックだ!もうこの業界は駄目だ!俺は組み込み系とかに行くけど、そうやって逃げるやつだらけで転職もまともに出来ない!」と言ってるのを見聞きして、俺はIT系に進むのを辞めた。

結局俺が進んだ業界もそこそこにブラック転職しても転職してもハズレだらけで「あーこれならプログラマーでもやってりゃ良かったわ」とずっと後悔してた。

それから20年ぐらいして、長く関係の続いてる人やネトゲとかで繋がりがあった40代50代ぐらいのIT業界人間が少しずつおかしくなっていくのが分かってきた。

プログラマー30代定年説って奴の亜種何だと思うんだが、最新の技術についていけずレガシーな分野でつまら仕事を高いとは言えない給料で延々とやることのストレスがあるようだ。まあ大部分は直接顔も合わせずにブログツイッター書き込みを読むだけの情報だけど。

肩書だけ上の方について、若手がキラキラした仕事をしているのをサポートするばかりで自分前線には立てなくなっているとかなんとか。

彼らが出世競争に敗れて、上の方で指揮を取って自分理想現場に叶えさせる立場に立てなかっただけな気もするんだけど、年齢的なのもあってそこから独立して自分理想通りの軍隊を作るみたいな気力はないらしい。

というか、俺の知り合いだけあって最初からそういう気力なんてないような人間、それこそ「IT業界で極めればカチャカチャターンマクロポチーで仕事終わってあとはテレワークをいいことに時間つぶしてゲームでもやってりゃいいぜ!」ぐらいの感覚人間が多かったってのはありそう。

どんなにレガシー技術を使ってても、ベースとなる部分がドンドンアプデやサービス終了をかますせいで新しいことを覚え続けることからは結局逃げられず、その癖自分の頭はボケていくってことに相当苦労してるようだ。

俺は逆に職場の他の人がパソコンに疎すぎるせいで所謂大先生」のポジションになり、マクロや数式の補修をチョコチョコやるだけでクソほど褒められる。

まあオマケ程度の雑用ばかりだから評価シートに書いても全然査定が有利にならんので、昇給レースで敗北しきった負け犬ポジションではあるんだけど。

俺が2、30年「悔しい!俺もあの業界で飯食ってればよかった!仕事毎日まらなすぎる!」と嫉妬していた人達別に俺より楽しそうに生きてない。

俺と大差ないレベル死にたいとか辛いとか金がないとか居場所がないとか結婚できてないとか老後が怖いとか趣味ゲームアニメしかないとか言っててまあ要するに同じレベル人生が終わっている。

結局、俺達にはどの業界だろうが等しく生きていくための才能がなく、ITに行ったら行ったで「他の業界にすれば良かった!仕事がずっとクソすぎる!」と叫んで暮らしていたんだと思うんだよな。

そして、どの業界に行った所で「アレ、実は俺の仕事なんだよね」なんて言えるような仕事はなく、どっかのゲームの小さな大会で3位になったとか、サラリーマン川柳で下の方の賞を取ったとか、小学生の頃に読書感想文コンクール入賞したとか、そういうクッソほどしょーもないことを人生における数少ないトロフィーとしてずっと誇って生きていくのだろう。

普通の人はミドルエイクライシスとか言って30代で発症して30代で治るものを、俺は10年早く発症して10年遅く治しているって考えるとさ、マジで生きる才能がないんだなあ。

生きる才能がないなりに頑張ってるなあ。

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