2023-02-25

円盤売上を基準にするのって流石にもう古すぎないか

今の時代円盤が2万枚売れたらほぼ確実に覇権候補と言われる。

それを元にした作品ハケアニメ!があり実写映画化もされたりした。

円盤価格は、例えばぼっちざろっく!を基準にすると¥5,000~¥6000だ。

一般歌手アルバムを今時買う人も少なくなっているのだが、買う人は複数形態を購入する場合が多数であり二形態くらい買うだろう。3000円くらいだとすると2枚で6000円になる。

世間で「そこそこ」人気で「ミリオンとかじゃないけど」「時々歌番組にでるアイドルアルバム」が30万枚くらいだ。

アニメ円盤売上で覇権とは言うが、数字ちゃん俯瞰すると、動かす経済圏や人数はアニメ円盤基準だと狭すぎやしないだろうか。

二万枚。バカにならない数字だ。しかし二万、たった二万だ。

どう考えても楽曲制作するよりアニメ制作するほうが金はかかるので返ってくる金額が少なすぎる。1億ちょっとじゃ都内ちゃんとした家も買えない。

そうなるとアニメ商売視聴者数が多い配信事業は欠かせないものであろう。

アメリカ中国を落とせば視聴者は軽く日本を超える。

視聴者一人あたり円盤の売上があるわけではない」が「総数が多ければお金は入ってくる」。

ボンズはそのやり方で視聴率円盤も伸びずMBSに蹴られたヒロアカ制作し続けてきた。

グッズ売上なども考慮されてくる。または原作売上がのびれば出版社出資という形を取ることもできる。

メディアミックスは「原作ありのアニメ」だけではなく沢山のメディア利益を生み出すことが重要なのだろう。社会現象はここまでを含めなければいけない。

上記のことは誰でもわかっているのだろうが…

にしたって令和5年、2023年にもなって円盤売上で煽り合う文化が未だに残り続けているのは少々異様である

さらに言えば未だに「オリコン」を基準にしているのも不可思議だ。

ネット販売店は大幅に増えた。

オリコン加盟していない独自店舗販売する会社も多く、時代らしい取り組みだ。

配信抜きでもCD売上を基準に見ると、ビルボード集計のほうで数万枚計算に上ブレが出たりするので、もうアニメ円盤界隈以外ではオリコン基準を古いものだとする流れができている。

要するに円盤売上の数が数年前よりもさらに正確に把握できない状況になったはずなのだ

(もちろん制作側は実数を知っているので、コケ成功したが消えるわけではない)

アニメ円盤売上を注視する界隈は、他の売上を見守っている界隈からも大きく取り残されている。

さら独自ルール計算方法を作り、サイトにまとめて「議論」しているのだ。

そこのルールブックにはデータが分からないような売り方をしたアニメが悪いような言い方で解説されている。何一つ建設的ではない。

そもそもアニメ円盤より、人気の洋画とかが特典付き1万円とかで凄い枚数売れてたりするのだが、そこであまり言い争うようなものを見たことがない。

円盤にこだわる彼らは一体そこでなにをしているんだろうか。

映画ハケアニメ!は大規模に公開され、SNS口コミを頑張ったので名前は聞いたことが多いと思うが、実際のところ売上は1.8億のところで記録が止まっているほどの大コケ映画になった。

原作が発売されたのは2014年で、その時点でも少し題材として古かったかもしれないが、

ハケアニメ」の意味世間に全く浸透せず、そして消えかかった概念になったのではないだろうかと考えてしまうのだ。

世間が知らない覇権って一体なんなんだろう。

  • 日本がどんな分野でもいいけど新しいことやっているイメージまったくないからいいんじゃないか?

  • 一億で家が買えないのは景気がおかしいせいだよ!泣

  • 円盤売上が良ければ配信の売上も良いだろう。オリコン調べの売上が良ければ全体での売上も良いだろう。 近い期で比較する限り、円盤売上は人気度を測る良い指標になる。

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