2022-01-28

JAXAにおいては「分をわきまえているか」が最重要になることについて

当方JAXA関係者(広い意味で。それこそJAXA体験イベント一般人として参加したレベル関係者と含むレベルで考えてくれて良い。その方が身元がバレにくくなるから

3行まとめ

JAXA権威主義組織である

権威立場がそろえば漫画がクソだから出版社敵対関係も取れる。

人によっては「分をわきまえた上で」JAXA看板を掲げながら出版社喧嘩することも出来たのである

JAXAの半分は象牙で出来ている

JAXAはほぼ研究施設である

ウンチャラ機構とついているお役所研究を外部に丸投げするタイプ自分らでも割とやるタイプに別れるのだが、JAXA自分らでも割とやる方に属すると思う。

全ての独立行政法人について完璧に詳しいのかと言われるとコチラもほぼ門外漢に近いのだが、体感だとJAXAはかなり自分たちで研究している方だ。

そして、研究自分らでやっている組織権威主義組織全体、それも個々人の中にまで根深蔓延っている。

外部に委託している部分が多い組織では、書類企画権威主義蔓延っていても、個々人の感情の中では「看板と名札がどうだってんだよ?なぁ?」みたいな気持ちが強い傾向にある(と思う。知り合いに聞いた話の平均とかで)。

「分をわきまえる」とは「分野が違うことによる減衰を加味して自分権威計算する」ということである

逆を言えば、権威が滅茶苦茶強ければ自分とはかなり無関係な分野に対してもズイズイ意見を押し通すことが出来るのである

まあつまりは、普通会社において営業部部長であれば製造部の係員に「おい。服装がだらしねえぞ」と多少喧嘩腰に怒鳴っても許されるが、相手が科長ぐらいになると表向きは従順な板度をとってもいなくなった数秒後には「あんたにそこまで言われるもんすかね?」と若干冷めた空気が流れたりするアレの度合いである。

JAXAではこの力が他の組織より強い。

これはお役所からということもあるし、研究組織からである

会社というのは究極は利益追求目的であるが、お役所組織が綺麗に回っていることが最優先なため、ハンコの序列が持つ力は尋常ではない

現役時代かつ出版社に脅しをかけられる立場なら「分を弁えた発言」として成立しただろう

恐ろしいのはここである

え?マジ?と思ってしまうかも知れないが、やれる人がやろうとすれば「この出版社さんとはJAXAは付き合いませんよ」をぶっかますことが不可能ではなかったのだ。

独立行政法人世界にも門前払い出禁という概念存在する。

電話をとっても繋ぐな知らんぷりをしろと言われたらそこで終わるのである

もちろん正当な要求であれば受ける必要があるだろうが、お願いベース程度ならガンガン弾かれてしまう。

役所は、契約をしている案件なら丁寧に対応するが、そうでない内はなあなあなご近所づきあいが基本を締めており、「公僕なので国民のために全てを差ししましょう」なんて態度は取らない。

しろ「我々の労働税金で賄われているのだから、一企業に対して安易に労力や知識提供するのもね。正式手続きでの資料要求ならコピー代で対応するかもだけどそれ以上は……」と冷たい態度を取ることも多い。

なので今回のようなことがあったときに機嫌を損ねた人間が然るべき立場であれば「こんな奴らとはもう付き合わないようにしましょうね」とお触れを出すことも出来てしまうのである

「分をわきまえる」ってそもそもなんだ?と思った人も多いだろう。

だが、これは役所システムを考えればおかしいことは言っていない。

役所システムに染まっていなければ出てこない発想なのかも知れないが、役所にどっぷり染まっているとその事に気づけ無いのである

恐ろしいねえ……。

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