私が普段プレイしているゲームに大乱闘スマッシュブラザーズSP、通称スマブラSPというゲームがある。
・キャラ調整が優れている
80体以上のキャラがいるのにもかかわらず、弱いキャラでも強キャラに勝つことができ、キャラのランクもSからC程度に落ち着いている。
過去作(私は未プレイなためネット情報によると)に比べると、キャラ数が増加しているのにも関わらず、圧倒的にバランスが良い。
定期的にキャラクター調整が入るため、上位キャラと下位キャラの差が少ない、調整内容も賛否両論ではあるが、概ね良調整である。
バランスがいいことから、大会の優勝キャラも様々であり(とはいえ弱キャラ優勝は流石に難しいが)、弱キャラにも一定数使い手がいる。
どうやら今作は、前作(スマブラfor)のトッププレイヤーがキャラ調整に関わっているらしい。素晴らしい。
ではここからが本題。
・残り全て
残りの全てがゴミである。明確にはオンラインでの対戦システムのすべて。
優先ルールという方式でルールを決めてマッチングがスタートするが、自分の選択したルールが選ばれないということは日常茶飯事である。もちろん、対戦で最も使われているであろう、3ストック7分を選んでいる。
それなのにも関わらず、2スト、3スト3分、アイテムあり、意味不明なステージ、HP制、それどころか突然4人乱闘が始まるなどマッチングするだけで萎えるルールが多くある。しかも自分が選択していないルールで対戦が行われても、レートはいつも通り変動する。意味が分からない。
さらに、自分が選んでいないルールが選ばれても、マッチング画面に小さくしかルールが表示されないため、致命エフェクトが出てやっとストと気が付くことも多い。配信などを見ていても、視聴者が教えるまで気が付かないこともざらにある。
また、スマブラSPにはながら対戦という「遊んでいるあいだに対戦者を見つけるための設定」があるため、マッチングを早くするために違うルールでマッチングをしているという言い訳は通用しない。
そもそも大多数の人は自分が選んだルールで遊びたいに決まっている。
いい加減アップデートで優先から確定に変えてほしい。製作者は頭小学生なのか?
前提として、格闘ゲームはP2P通信を行っているため、対戦相手と自分の回線が悪い方に回線速度が合わせられる仕組みになっている。つまり、片方がどれだけ回線がよくても意味がない。そのため、格闘ゲームは通信が安定する有線接続がほぼ必須である。
そして、スマブラも格闘ゲームのようなものなのでこの方式である。つまり、プレイヤーの年齢層が低いこのゲームは、対戦相手が無線であることはざらである。
しかし、これはSwitchに有線LANポートがついていないため仕方がない話である。人によって有線をつなげるかどうかは変わってくるだろうし、知識もいる。仕方がない話だ。
格闘ゲームではこれの対策として、回線でマッチングを選べたり、回線が近いプレイヤーとマッチングするようになっているらしい。(これも他人から聞いた話である)
ではスマブラはどうかというと、どうやら近い地域の人とマッチングするようになっているらしい。それだけ。
私自身VIPマッチの中間から上位で対戦はしていると思う。(プロゲーマーとも何度もマッチングしたこともある)
しかし、17時から22時のようなゴールデンタイムでは連続して対戦相手がラグ持ちということも珍しくない。
何故回線マッチングを実装しないのか納得がいかない。マリオテニスでは導入されているため、任天堂のゲームだから導入できないという言い訳は通らない。
ここまでをまとめると、オンライン対戦はラグくて自分の選んだルール以外でマッチングするゲームということになる。
これら以外にも謎に世界戦闘力(笑)という名前のわかりにく過ぎるレーティングシステムや、使いにくいUIなど悪いところはたくさんある。
パーティゲームだから仕方ないという意見もわからなくないが、キャラクターのバランス調整がガチ対戦向けすぎるし、プロゲーマーも多くいる。
オフラインはガチ対戦、オンラインはパーティゲームという考え方なのだろうか・・・