某感染症の世界的蔓延により、多くの娯楽やアクティビティを提供する事業者が自粛をするようになってから2ヶ月が経とうとしている。自らの趣味やライフサイクルの一部から距離を置かざるを得なくなった方も少なくないだろう。私の趣味であるクラブやパーティとて例外ではない。
私は、平日は会社員として働きながらも休日はアマチュアのDJとして活動している。活動開始から4年が経とうとしていて、自分で言うのもおこがましいが、活動している地域の自分が属する界隈では新人から中堅に差し掛かっているぐらいの立ち位置だ。もちろん自分自身クラブという場所が好きで、出演が無い休日にはパーティに客として遊びに行くことも珍しくない。
昨今の感染症の世界的蔓延によって日本全国のクラブ・ライブハウスが営業自粛をする事になった。クラブが営業してないとなれば、クラブファン達もパーティに足を運べない日々を送ることになる。
正直な事を言うと、私の心はもう耐えきれないところまで来ている。
時差出勤やテレワーク、人件費抑制によって平日の仕事に費やす時間や精神的リソースは減っているのに以前より「仕事したくないなあ」「仕事行きたくないなあ」「いっそ仕事辞めたいなあ」と漠然と思う事が圧倒的に増えた。
一年前に比べて熱を出すことが増えた。昨今の情勢がアレなので病院にかかるがこれといった病気は無く。かかりつけの医師は「自律神経の乱れじゃないか?」と言った。
空いた時間や暇は前よりも増えたが、DJとしての活動の幅やスキルを磨くような時間(曲を掘ったり練習したり)に充てることはできなかった。むしろこれまでよりも費やす時間が減っているようにも思える。
蓄積したフラストレーションは着実に私を蝕んでいて、苛立ったり頭に血が上るような瞬間、出来事が増えている。先日パートナーとした喧嘩はお互いにヒートアップし、取り返しのつかなくなる一歩手前まで進んだ。
心の中から拠り所が抜け落ちた自分のような人間のすき間を埋めるためか、はたまた音楽シーンの火を絶やさないためか、たくさんのクラブ関係者、DJ、オーガナイザーがインターネットを利用したオンライン配信のDJイベントを日々提案していて、今も普及、進歩は止まるところ知らない。
しかし、そんな配信パーティの数々も私の心のすき間を埋めるに至らず、最近は追うことも少なくなってしまった。
もちろん初めは自分も大いに楽しんでいたし、配信する側に回ったこともある。配信パーティを企画・運営するそれぞれの人々が自分なりに考え、何かしら音楽体験を提供しようと努力していることも多少なり感じているつもりだ。
だがどうしても提供されるパーティを、DJが投下する音楽の数々を、5時間なり、8時間なり、前のめりに聴き続けることができないのだ。いい音楽や素晴らしいプレイを体験して、思わず酒をあおり、チャットやTwitterにその激情を書き込んでも、結局自分がいる場所は家なのだ。酒が回りすぎてしまったらすぐ横にはベッドがあるし、少し気を抜けば手のついていない家事も、最近ハマって進めているゲームもそこにある。その感動を伝えたくても、結局家には自分しかいなくて、通話やらメッセージやらチャットやらに行くしかない。無論、自分の甘さが、弱さがすべての原因でしかないのだが、ふとした瞬間に無性に虚しくなる。
何気なく遊びに行っていたクラブ、その場所でよく馴染んだ顔ぶれと交わすドリンク、そしてその場所が生み出してきた数々の音楽体験。それらが自分の心をどれだけ占めていたのかを再認識させられる。
ヨエー
空いた時間や暇は前よりも増えたが、DJとしての活動の幅やスキルを磨くような時間(曲を掘ったり練習したり)に充てることはできなかった。むしろこれまでよりも費やす時間が減っ...
これマジレスなんだけど、金に余裕があるならいますぐVR ReadyのPCとヘッドマウントディスプレイを買うことをおすすめします。 VR内でのクラブ体験はリアル同等、もしくはそれ以上だよ...
らしいね ただえらく高いよなあれ