内容が内容なだけに打ち明ける場所がここしか無かったので、反省と対策も含めて備忘録的に書き記しておきたいと思う。
私はもともと腸内環境が悪く、ホルモンバランス的に月のものが終わってから1〜2週間ほど便秘がちになる。だけど下剤は慢性化するから使いたくないという頭があり、ビオフェルミンを飲んだり、コーヒーを飲んだりしながら最悪でも3日に一回は排便を起こす努力をしている。
旦那は私の腸内環境が安定していないことにおそらく多少は気付いているだろう。というか我々夫婦はお互いのうんこ事情をあまり公にはしていない。
新婚であるというのと、お互いシャイな性格なのか下の話を堂々とするのが恥ずかしいというのがあり、同棲時代から約2年、お互いのうんこネタをほとんど話題にしたことがないのである。
たまに旦那がトイレに入っている時に爆音なりオナラの音が聞こえてくることがあるが、聞く機会といえばそれくらいである。もちろん旦那も、私がトイレに入っている時は同じことを思っているだろう。あとはお互いに時々「なんかお腹の調子悪い〜」とか言ってるくらい。
ちょっと日帰り旅行しようかって話になり、隣県までドライブがてら観光に行くことになった私達。不運にもこの日の私の腸内環境は最悪だった。
いつものようにビオフェルミンやコーヒーを飲んでも出すことができない2日分のうんこ。出発時間になっても出ないから仕方なくそのまま出かけることにした。
腸内環境が悪い人は共感してくれるだろうと思うけど、便意というのは「今来るなよ!」という時にやってくるものである。この日も例によって、高速道路を走っている最中に強烈な腹痛と便意に見舞われてしまった。
「トイレに行きたい」と言えばいい話だが、まだ出発して15分も経っていない状態での便意。「今出発したばっかりだしすぐトイレ寄ってもらうのもなぁ…もうちょっと我慢しよ」と、いつものノリで我慢してしまう。
これが悪手だった。
お盆のラッシュで渋滞気味の高速道路。次のサービスエリア(以下SA)までがとにかく長い。しかしうんこを我慢することにかけては経験上自信があった私は、己の我慢強さを過信しすぎて「トイレ行きたい」コールを出すタイミングを見誤ってしまった。
結局「トイレ行きたいから、次のSA寄って」と言えたのは出発から30分後。最寄りのSAまで約5分を切っていたあたりのタイミングだった。
運転していた旦那はすぐに次のSAに入ってくれた。車から降りて「ついでに昼飯食ってくかー」みたいな感じでのんびり歩いていく旦那だが、私としてはもうそれどころではなく、なんなら猛ダッシュでトイレに駆け込みたい気持ちで一杯。
そして、車からやっと降りられた安堵から、一瞬気を緩めてしまったその瞬間の出来事だった。
肛門括約筋がこれまで生きてきて感じたことのないような挙動を始めた。なんか肛門がビクビク振動するみたいな?反射的に「ヤバイ!」と感じた私は思い切り肛門を締めた…つもりだった。
やっとの思いでトイレに入ってパンツを下ろしてみたところ、そこには少量だが脱糞の跡。しかもなんか粘血便が混じっている。おそらく先ほどの肛門の挙動によるものである。
粘血便に本来もっとビビるところだが、この時はもうそれどころではなかった。あんなに自信があった「うんこ我慢」にあっさり失敗してしまったことの驚きとショック、そしてこの脱糞パンツをどうしたら良いのかという焦りが沸き起こった。
幸いにも脱糞の量は少量だった為、ティッシュでしっかり拭き取ってから、近くに設置されていた便座除菌スプレーをティッシュに浸し、それで何度もパンツを拭きまくった。アルコールには多少なり除菌・消臭力があるので、これで応急処置をするしかなかったのである。
それでも完全に汚れを取るのは難しかった。しかし旦那の目の前で替えのパンツを買うわけにもいかず、私はこのまま一日を過ごす羽目になる。
運転中、パンツから悪臭が出ていないかだけが心配だった。自分個人では臭っていないように感じたが、周りが感じる臭いとはまた違うこともあるだろうからだ。旦那は香水を付けていたし、タバコも時々吸っていたからそっちの匂いの方が強かったはずと信じたい。
以上、地獄のような夏の1ページでした。
今回教訓になったのは、「自分のうんこ我慢力を過信してはいけない」という事。最初にヤバさを感じた時点でトイレに行きたいと申し出ればこんなことにはならなかったはずである。肛門括約筋は歳とともに衰えてくるのだということを痛感した。
そして、もう少し旦那とうんこに関してフランクに語り合える環境を作っていこうと思った。私がたとえ出発してすぐであっても「うんこ行きたい!!」と躊躇なく言えるタイプだったなら、旦那も「あ、じゃあ次のSAとまろっか」みたいな感じで進んでいってくれてたと思うからだ。
あと、粘血便についてはおそらくいぼ痔へのダメージか大腸炎かなにかだと思うのだが、万が一ガンの類だったら怖いので、病院へは行っておこうと思います。
長文お目汚し失礼いたしました。