私は貧乏で無教養、友達だと思っていた人たちは金持ちで教養があった。それだけの話。
会う度にブランド物の財布を持ち歩いている母親。もうしばらく会っていないけど。他の男の子供を産もうとするくらいの金はあったらしい。その金を私にかけてくれりゃよかったのに。通帳残高500円。もう引き出せない。縄、買えない。家には包丁がある。
倒れた時点で全て決まった。いやもっと前に決まってたのかもしれないけど、少なくとも目に見えるポイントはそこだった。ああ、ああ、喉が痛い。自分が黴臭い。換気のために窓を開けられる程治安はよくない。外で陽キャが騒いでいるし。空気清浄機を買う金もない。父親は私に「貧乏くさい生活はしなくていい」と言っていたが、よく考えたら父親こそが貧乏くさい生活をしていたじゃないか。父親に我慢をさせてまで無意味な学生生活を続けている自分は馬鹿だ。
ああ、あああああ、喉に黴が生えたようだ。吐きそうだ。
私には何の能力もない。正確に言うなら、この歳で本来身に付けているべき能力をまともに身に付けられていない。
聴覚過敏。寮の嫌なところ、夜中に大きな歌声が聞こえてくるところ。
学校に通うのが精一杯で、就職活動は少しするだけで疲れてしまった。能力のない障害者を雇うところもない。
目が悪い。眼鏡が壊れた。
何も覚えていない。嫌だったことしか覚えていない。ああああああああ
気が付くと泣いている。私を潰してホテルに連れ込んで、レイプ未遂をした男に「殺してくれるなら話を聞いてやってもいい」と言いそうな自分。何様だ。
同じ人格の中で、自分が乖離している感覚。自然な自分と、理想を見る自分と。前者が自然に行動すると、後者が「違うんだよな」と言う。それは正解じゃない、理想の行動ではない、と。それがリアルタイムで行われていくから、本当にしんどい。行動が即座に否定されていく。他ならぬ自分によって。
俯くと眼鏡が外れる。壊れているから。絆創膏で応急処置をしている。よく考えたら、就職活動の時これで面接を受けるのはまずいのではないか。
父親は「おじいちゃん(私の母方)に仕事を紹介してもらえ」なんて勝手に言う。祖父はもちろんそんなこと知らないから、毎週新聞記事を送りつけてきたりする。やめさせたけど。
あああああああああああもうしんどいころしてくれ
嫌だ嫌だ嫌だ
来年公開するものとかあるけど、それを待っていられる程の余裕がない。
鏡。ブスが映る。
本を買う金なし。借りてきて期間内に読み切る体力もなし。交通費にかける金ももちろんないから気軽に遊べない。人に会う度劣等感。親の金でグアムに行ったという、元親友。身分が違う気がする。
家族旅行、最後にしたのはいつでどこだっけ。思い出せない。涙。
窓のない風呂場。1日でぬめるから毎日床を掃除しなければならない。
そういえばこの前、スーツのカバーに黴が生えていた。この家は黴だらけ。だから息苦しいのか、分からない。でも窓は開けられない。外が暑くてエアコンをつけているから。
吐きたくても吐けない体質。吐くものもないけど。
無教養の上に、常識知らず。箸の使い方すらなっていない。焼き魚を上手く食べられたためしがない。人前で焼き魚が出てくる度に、恥ずかしい思いをする。その上、麻痺のせいでナイフとフォークを使えなくなった。マナーのなさがますます露呈する。大きな鶏肉にかぶりつく自分。みっともない。
身体が痒い。これの理由は分からない。毎日風呂に入っているのに。頭皮にも出来物がたくさんできている。イライラ。
生きているだけで溜まるストレス。
誰とも仕事をしたくない。家にいたい。
働いている知り合いを見ると、自分にはとても出来ないことをしている。あれが社会人で、私は非人。
頭が痒い、身体が痒い、喉が痛くて目が悪い。
殺してくれ。京アニの人たちが死ぬくらいなら私が死んだ方が絶対によかった。
ああああああああああああ、躁躁躁。
大丈夫ですか。 どの辺の人なんですか。 近くならまじでご飯ご馳走しますよ。