2019-01-22

anond:20190120190757

多分ほぼ同い年です。高校入学時はみんなメアド交換したけど卒業時はだれもメールなんか使ってなかった。

以下そんなこと分かってるよってなるだろう文が続きます徹夜明けなのでぐちゃぐちゃ。

文章の中で共感できないと挙げられているもの全てに共感できる人がいるならまあそれはネット上では生きるの楽しそうだが、そんな人はほとんどいないと思うし、いたとしても会社員としては生きづらいと思う。

10人中1人しか共感しない「マイナー」な話をリアル10人に話しても1人しか共感してくれないが、ネットだとちょっと頑張れば1000人に見せられるし100人共感者を得られる。だいたいの人は共感できないが反応する気にもなれないことはスルーするので、見渡すとそのトピックについて語ってるのは共感者だけになる。これが「騒がれ」ている状態だと思う。Twitterやってるか分からないけどフォロワー1000超えの人だって大多数のツイートいいねは2桁いかない。みんなスルーしているのだ。

共感できなくて反感は呼ぶ投稿は話が別で、これはスルーできない人が増えて「炎上」する。つまりネット上では炎上しない限り多数派か少数派かは騒ぎにそこまで影響しない。

で、大多数の人間は、1人しか共感してくれない話は話す気になれないが、100人共感してくれれば話す気になるものだと思う。そしてSNSなら頑張れば閲覧者1000人集められる。この点で、「共感されにくくてなかなか言えなかった愚痴」は、「マイナーすぎて周りに語れる人がいなかった趣味」と並んでSNS向きである。要するに少数派でも共感者の頭数を集められるので、語りやすくなるのである。たとえ社会全体でみれば依然として少数派だとしても。

昔は好きなもの(嫌いなもの)が似たり寄ったりだったというのは本当だろうか。これは実際に生きていないのでまあ分からないのだが、似たり寄ったりでなかったから今のSNSはこうなっているのではないかと私は思う。本当に似たり寄ったりだったなら、「自分たちは主流と違っている(から良い、ので生きづらい)」という言説がいくつも日常的に騒がれたりしない。実在はしていたが誰も語る気になれなかった少数派意見が、SNSによって見える化されていただけである。そして、少数派意見を述べる人は他のトピックでは多数派に属している可能性がある。その逆もしかである分布に偏りはあるだろうけど、すべてにおいて多数派意見だったりすべてにおいて少数派意見だったりする人はおそらくほとんどいない。

まり多数派とか少数派とかにこだわってたら疲れるだけだと思う。騒ぎになるかどうかに必要なのは共感者/閲覧者の比のうち、分子の方だけだからだ。

そして、多数派陣営に属するか少数派陣営に属するかはトピックごとに変わってしまうからだ。トピック限定せずに「マジョリティー」「マイノリティー」と言っても、そこに実態はない。あるいは定義ぶれる。それを気にしても、社会変革でも目指してない限りネット上では益がない。

から、好きにしていいのだと思う。

ここから自己投影なので最悪なのだが、あなたは、自分の好きなものに対するマイナス発言を見ることでダメージを受けているのではないですか。私がそうです。というか私はもっと極端で、たとえ自分の嫌いなものに対するマイナス発言だろうと目に入れば精神的にダメージを受ける。ネットのいいところは、思った以上に住み分けがなされていて、嫌なことを目にする確率を下げる手段リアルよりずっと多く備わっていることだと私は思う。つまり比較簡単に「界隈」を選べるということである。私は残念ながらリアルではマイナス発言を聞かずにすむ界隈(どうも実在はするっぽい)に属すのに失敗したのでリアルでは勝手に苦しんでいるが、ネットではそこまでマイナス発言のない界隈に属せたので、あとは「嫌い」をミューワードにしたり、騒がれやすアカウントブロックしまくったりしてわりと快適な環境を構築している。趣味日常生活、恋愛?などトピックごとにアカウント分けると更に気楽。それと、どのSNSネットサービスを利用するかでも、意外なほど住み分けがされている。もしあなたはてなで苦しくても、togetterや5chやヤフコメでなら苦しくないかもしれない。

自分が何に苦しんでいるか、苦しみを減らすには逃げるのか立ち向かうのかそれ以外か整理して、それに沿った適切な界隈に身を置けば、なんとかなると思います。あとミュートとかブロックとか使う。社会は多様だけど、共感者がいないと疲れちゃう人が多いから、意見ごとに住み分けがされていると思われ、これはつまり適した界隈に所属すれば嫌なものを目にする機会は激減するということです。だから多様性多様性と言われてる一方で分断分断と言われる。全体を見れば多様な色がある世界でも、青だけ集まりがちな界隈に行けば視界を真っ青にすることができます。このようにして気楽な思いをしつつ、多様な色が存在しているということを忘れず、人を人として気遣っていれば、そう他人迷惑をかけることもないと思うし、個人社会に対してすべきことなんて、その程度だろうと私は思っています

  • 漠然と感じていたことが言語化され整理されて勉強になりました。

  • 元増田です。とても分かりやすく正しい意見だと思います。 ただ、リアルがネットありきというか、いくらインターネットで住み分けして青色ばかり見ていても、周りが結構インターネ...

    • 青がどうとか書いた人です。研究とかしてないし確信があるわけではないのですが、多分そのコミュニティの人々がネットで多数派と言えるかはかなり怪しいと思います。ただ私の「多...

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