断っておくが、このエントリーはメイロマさんを誹謗中傷するものではない。
僕はむしろ氏のファンで、Twitterはフォローしてるし、本も全て買ったし、有料メルマガは初回からずっと購読している。
僕はメイロマさんの持っている稀有な経験と豊富な知識に裏付けされた言論に、いつもたくさんの気づきをもらっている。
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僕は社会人経験を経てから、とあるきっかけでアメリカのある場所に自費で留学した。
そこはあらゆる人種の人がいる非常に多様化した街で、日本人もたくさんいた。
僕はある有名大学の短期MBA的なところで、1年くらいビジネスを学んだ。
3ヶ月ごとにクラスが入れ替わるのだが、はじめのクラスは半分くらいが日本人。
他のクラスでも多かれ少なかれ日本人はいて、横のつながりも含めれば40人以上の日本人と出会い、うち30人は社会人経験者だ。
30人の日本人は女性のほうが多く、年齢は20代後半から30代中盤くらいまでの独身がほとんど。
割と良い日本の大学を卒業して、数年間会社に務めた後、辞めてアメリカに留学に来たってパターンが多かった。
これだけ聞くと割とエリートっぽい、意識の高い(笑)人が多そうな気がするかもしれない。
「会社がブラック企業で、給料が全然上がらない。公平に査定されない。不平等」
「社会に閉塞感が漂っている」
「アメリカはこんなに優れてるのに、それに比べて日本は・・・」
適当に聞き流してそのうち数ヶ月すると、日本の悪口をやめ、今度はアメリカの悪口を言うようになった。
「こんなに高い学費を払ってるのに、この学校のサービスは・・・」
僕は気づいた。
彼女らは高い志と目的があってアメリカに留学しに来たのではない。
勉強一筋で日本の大学を出るまではうまく行っていたが、自身の不器用さゆえ会社で活躍できない。
はじめは自分を責めていたのが、いつの間にかそれが社会への憎悪に変わってゆく。
「自分は頑張っている。しかし日本社会が自分を認めてくれない」と。
そして、海外にいけば何かが変わる、と。
しかしアメリカに行っても何も変わらない自分に気づくも、それを認めたくないゆえ今度は標的を変える。
「隣の芝は青く見える」現象が常に起こっている。
理想を求めてアメリカにまで来たけど、根本的なマインドセットがそのままだから、何も変わらない。
日本をdisる時は「日本はダメでアメリカは進んでいる」とはじめから結論が決まっているから、アメリカの良い所と日本の悪いところを比較する。
次にアメリカをdisる時は、同じく「アメリカはダメ」から入るから、自分に都合の良いデータしか見ない。
メイロマさんのtweetは、今まさに留学中の僕にとって刺激に溢れるものだった。
氏の豊富な海外経験と独特な視点はたくさんのファンを虜にしたようだ。
僕はメイロマさんのtweetと本を読んで、僕がアメリカで出会ってきた憎しみの塊のような女性たちに似てるなと、何故か直感的に思った。
Twitterでは、下ネタを除けば終始日本の悪い点ばかりtweetしている。
日本の悪口を言う、なんだか病んでそうな人のリツイートを良くしているのを見かける。
自身の「英国では〜」とイギリスの優れた例と、日本の悪いところを一緒に比較して、だから日本はダメなんだという得意の論理展開は、まさに先の例そのままである。
例えば『日本が世界一「貧しい」国である件について』という本は、終始日本の悪口に徹し、具体的提言はおまけ程度に最終章にまとめれれているだけだ。
あぁ、きっとメイロマさんも日本から脱出してきた人のひとりなんだなぁと。
『日本に殺されず幸せに生きる方法』ではだいぶマシになっていたけれど、それでもまだ日本への憎悪は消えていないように見える。
なんでわざわざ日本の悪口を言ってるtweetを探し当てては、リツイートしてるんだろうと。
僕は氏にフォローされてないけど、試しに日本の英語教育の悪口をtweetしてみたら、見事に拾われてRTされた。
メイロマさんの言ってることは、決して嘘ではないし間違ってもいないと思う。
でも、共感はできないのはなぜだろう。
日本叩きは、過度の一般化ってやつですねえ… 男に一人ふたり振られただけで、全部の男が悪いみたいに言う奴と同じ