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2024-04-18

新札には読み取り機の後方互換性くらい義務付けてもいいんじゃないか?」←これ

https://b.hatena.ne.jp/entry/4752198473835976704/comment/Knoa

偽札防止の新技術対応できないのは甘受するとして、新札には読み取り機の後方互換性くらい義務付けてもいいんじゃないか?毎回読み取り機側の特需経済効果に加算して推進するの悪辣過ぎでしょ。

説明しよう!

まずここで述べている後方互換性というのは、たとえば

こういう仕様にしておいて、スーパーセキュリティチップVer.1にしか対応していない古い券売機でも、スーパーセキュリティチップVer.1だけしかチェックできないものの、新しい1万円札Ver.2もいちおう扱えるという意味だ。一般的な「後方互換性」は「新型機械が古いメディアにも対応する」という意味だが、それとは概念真逆で、ここでは「新しいメディアが旧型機械にも対応する」という意味だ。この点が誤解を招いたとしたら申し訳ない。

追​記​: よく考えたら、「ホログラム無しの福沢諭吉からホログラムありの福沢諭吉へ(2004年)」って、実質的にここで言う後方互換性を維持した更新だったのでは。あの時は、1000円や5000円は肖像ごと変更になったんで券売機問題は結局存在していたと思うけど、1000円や5000円もホログラム追加だけに留めておけば、多くの券売機2004年刷新を生きのびていたのではないかな。

もちろん、スーパーセキュリティチップなんて仕組みに頼らずとも、もっと簡単な工夫があるかもしれない。あくまで一例だ。それと、旧機械による新札の読み取りを妨げない限り、人間が見分けるための新しい工夫は、いくら追加してくれていてもかまわない。

また、背景にある大きな考えは「新札のたびに機械を入れ替えるなんて、経済資源無駄遣いだ」と、「それを経済効果としてプラス面だけアピールするのは悪辣だ」という2点である。そういう意味では、たとえば安価モジュール交換だけで新札対応が済む世の中になるなら、それも好ましい。(既にそうなってるとするブコメもあるのでそれはそうなんだろう。かといって、記事のように高く付く理由もそれなりにあるんだろう(善意解釈主義)。また、何年も前から予告されていたことだろううんぬんの話も、結局のところ経済資源無駄遣いの話が前提になる。「いまさら慌てふためく」のがけしからんという話は理解できるが、そもそも機械の入れ替えに無駄な部分があり、もっと効率化できないかという話は、モジュール交換の効率性に置き換えてもらえればわかりやすいが、恒久的に訴え続けてもよいだろう)

ところで、「偽札防止」の観点から後方互換性に懐疑的意見ブコメもあるが、現状はどうなっているか、もう一度考えてみてほしい。

スーパーセキュリティチップでも、ホログラムでも、透かしでも、なんでもよいのだが、新技術による偽札防止が効果を発揮するのは、あくまで「この券売機は旧紙幣には対応しません」が許されるようになった後の話。当面は、旧札もほとんどの場面で使える。券売機メーカーも、新札発行後にすぐ「旧札に対応した券売機はもう売りません」なんてことにはならない。

現状、ラーメン店と違って資金繰りに余裕のある理想的大手企業はどう対応するだろうか?

もちろん、新札への対応準備は完璧で、券売機刷新しているだろう。しかし、みすみす旧札のお客さんを切り捨てたくはないので、当面は、旧札にも新札にも対応していくはずだ。じゃあ旧札への対応をやめるのはいつか?それは多くの場合新規に導入する券売機の最新機種が旧札に非対応になったころだろう。それ以外に旧札を切り捨てる動機と言えば、偽札が横行して、その企業自身経済合理性に基づいて「旧札対応より偽札被害のほうが大きい」と感じたときだ。(そんな事態が既に起きていて、実はラーメン店も既に相応の被害を出している、という話は聞いたことがない)

では、後方互換性が実現した世の中で、理論上最悪の偽札製造グループはどうふるまうだろうか?

スーパーセキュリティチップVer.1しかチェックしない旧券売機さえ騙せればよいので、新しい1万円札Ver.2が流通するようになってからも、「スーパーセキュリティチップVer.1を埋め込んだ、1万円札Ver.1そっくり偽札」を製造しまくることだろう。

しかし先も述べたように、その偽札は、結局のところ、世の中の券売機が旧札への対応を続ける限り、後方互換性が実現しようがしていまいが、使えてしまうのである

後方互換性なんて実現してない、現実のこの世の中でも、いまあなたが持っている福沢諭吉の1万円札は、来年も再来年も、新札と旧札の両方に対応した最新型を含む多くの券売機で、使い続けることができるだろう。いまあなたが持っている福沢諭吉の1万円札が、精巧に作られた偽札だったとしても、だ!

ちなみに、ラーメン店に限れば、1000円札しか対応しない券売機も多く、偽造側の効率から言っても、現実的な偽札リスクはもともと小さいと言えるだろう。その上で仮に将来500円玉のように偽物が横行すれば(500円玉韓国ウォンサイズが一致しただけで、偽造効率の話ではないが)、その時は各企業判断で「旧札対応より偽札被害のほうが大きい」と感じたときに、しぶしぶ券売機刷新すればよいのだ。

しかしまあ、こんな心配をするのも、現金がたくさん流通している今だからこそで、次の新札や、そのまた次あたりには、どうでもいい話になっているのかもしれない。

追記

後方互換は世の中の様々な券売機紙幣のどこを見て判断しているかを把握して網羅的に対応することが求められると思うが、突き詰めると今と同じ紙幣が完成しそうな予感がする。

そう。なので、現実的には「次回の新札から後方互換性を想定した仕様します(読み取り機のチェック項目の仕様策定)」という区切り必要だと思う。その点でもますます、近い将来には「どうでもいい話」になりがちではある。「もっと早くから取り組んでいれば…?」という話でもある。

または、今が過渡期だという前提なら、「今後は現行の福沢諭吉ベースに、追加要素を入れていくだけ」でよかったかもしれない。渋沢栄一を起点にしてもいいけど。んで、お札の人物画像を読み取ってるような古めかしい券売機がほぼ全滅してしまえば、また人物の入れ替えも再開できるだろう。

2020-06-08

家父長制フェミニズム旗揚げとして筋は悪くない

家父長制フェミニズム宣言として解釈すれば

ボロカスに叩かれるほど悪いとは思えない。

フェミニストでも、守られたい。フェミニストから、守りたい | かがみよかがみ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mirror.asahi.com/article/13432941

家父長制フェミニズムとは男女の違いを尊重

強い家父長(男性)による庇護安定的経済資源供給のもとでフェミニズム学習実践に取り組み

女性地位向上を目指す思想

フェミニズム立場から行われた主張のうちいくらかは

家父長制を否定しつつ結果的にそれに頼る傾向があると批判されることもあったが

家父長による庇護必要性自覚的に論じるフェミニストほとんど例がない。

このオリジナリティは高く評価できる。

奇をてらった初学者の思いつきというわけでもなく

モヤモヤした気持ちを救ってくれたのもフェミニズムだった

しかしこんな私を救ってくれたのもまたフェミニズムでした。

一橋大学佐藤文香先生ゼミ生たちと『ジェンダーについて大学生真剣に考えてみた あなたあなたらしくいられるための29問』(明石書店)という本を出しておられます。その中で「専業主婦になりたい人もいるよね?」という問いがあり、先生からの答えも掲載されています先生は、フェミニズム観点問題なのは職場での男女差別賃金非対称性によって専業主婦にならざるをえなかった女性たちだと答えています専業主婦になるならないという選択は、「性別にとらわれず、自由に生きられる社会の実現」というフェミニズム観点からすればいずれも間違ったものではないのです。

主張の根幹を支える既存フェミニズムテキスト存在しており

先人の議論さらに深めることが期待される。

フェミニズム界に新たな風を吹き込むのみならず

大学院修了後に教員の職を得る未来もありえよう。

 
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