はてなキーワード: オヤジとは
http://anond.hatelabo.jp/20090505105946の増田だが、返答ありがとう。自分はタバコを吸わないんだが、タバコのにおいをどうこう言う増田を読んで、ちょっと疑問に思った。
http://anond.hatelabo.jp/20090505110616
http://anond.hatelabo.jp/20090505111801
正直、質問するときに結婚子作りのことまで深く考えてなかったんだが、その場合に一番ありうる妥協点は、タバコを吸うときはベランダか外で吸ってくれってやつだろうね。
反論するつもりは全然なくて、そういえばという話で。俺が子供のころ、オヤジがヘビースモーカーだった。最初煙草の臭いが嫌いだったのはオヤジに対する反発心があったみたいなんだな、心理的に。最終的にはどうでもよくなったのだけど。それでもどっかにその意識が残ってるのか、タバコの話で子供を持ち出されると妙に抵抗感があって。俺、ずっとタバコの臭いをかいで、さんざん煙を吸って生きてるんだがって。こういう俺はどうしてくれる、みたいな気分がある。これはちょっと脱線。
http://anond.hatelabo.jp/20090505113540
そうだろう、結局趣味の問題になっちゃうんだよな、体臭と同じで。極端な話、惚れた女は辛抱できるどころか、タバコの臭いもまた愛しいけど、ほかの人のはダメって、ようはそういうことだろう。日本人の女でタバコを吸う人の割合は他国より少ないらしいけど、いざ惚れた女がタバコを吸ってたら、割に妥協できてしまえるんじゃないか。
だから、タバコの臭いがってのは、あんまり根拠にならないと思うんだよ。趣味の問題、好みの問題なら、排撃するよりどっかで妥協するしかないんだから。煙草を吸う人、吸わない人双方ともによる妥協。だから、タバコ臭いからっての、あんまり理由になってないんだよ。もちろん、マナーの問題とか、それはあるけどね。
あと、本当はタバコ臭いのがいやなだけなのに、煙の害の話で毒づくのもどうかと思ってる。煙の害は、きちんと分煙するなり、公共の場所における禁煙を徹底してその代り路上喫煙をきちんと認めるとか落とし所があるわけだから。それ以上の規制はどうかと思うんだが、これも今の本題からは脱線か。
twitterなりmixiなりいろいろあるとは思うけど、それは(この媒体では)ありきたりと思うので・・・
私は酒飲みなので、それを前提にした助言しかできないけど、例えばバーみたいなところに行ってみるといいかな。
twitterとかとの最大の違いは、バーみたいな場所だと店員は「客としゃべること」も仕事なので、こっちが頑張らなくてもある程度はきちんと話題を振ってくれる。もちろん、振られたネタに拒絶反応みたいな変事をしたらダメだろうけど、笑顔に近い表情でてきとうに相槌をしているだけでもそれなりに相手はしてくれる。
後は、そう言う場所に一人で来る客は少なからず寂しいとか思ってるクチなので、ある程度慣れてきたら他の客にしゃべりかけてもいい。
もし、しゃべりかけた相手とうまくいかなくて恥ずかしい思いをしたと思ったら、もう2度とそこには行かなければ良いだけと言う気楽さが、これ系の強みかなと思う。その場限りの縁てのは寂しいと感じるかもしれないけど、まぁそれでも
なんだかんだで友達ができたりする。
この考えは、「キャバクラに行く寂しいオヤジ」ときっとかわらないな、とよく思うけど、まぁキャバクラに比べれば金も全然かからないだろうし(キャバクラがどれ位金かかるか知らないけど)、個人的には「人生そんなもんだよねー」とか思ってる。
酒が飲めない場合は上に該当するような場所は私はちょっと分からないけど、「客と話をすること」を仕事にしている人ってのは結構いるから、そう言う場所に行くと寂しさは紛れるんじゃないかなー。
結局のところ俺自身も反感あるし、日本で在日の方に対する“差別”とかいうものがあるとすれば
それは自分たちが反日教育で招いたツケなんだろうと思うよ。ちょっと断ずるけど。
俺も思春期の頃に日本本土に引っ越しして本土で『島人、土人』と言われさんざん喧嘩したことはあるし、実際に島のオヤジたちの気性は朝鮮系の方々に近くとも遠からず粗暴で酒乱で犯罪気質なこともあるのは重々承知しているからそれはおとなしくて優しい日本本土の方々からすれば迷惑だろうと納得しているし。
差別されて当然だと思うよ島んちゅも。
迷惑はかけたくはないけれどそういう気質もむしろアイデンティティなわけで。
戦後の一時期島んちゅもそれを“差別”として琉球青年団が朝鮮総連なんかとつるんで差別反対やってたのも知ってる。
ただ琉球と朝鮮が違うのは琉球は沖縄県として日本に本土復帰できたわけ。
それでものすごく島の人たちは安心した。反日がかなりおさまったのよ。
俺は朝鮮半島は日本から切り離されたから駄々こねてるんだろうと思う時があるよ。
“差別”を無くしたいのならば日本に憎悪感を抱かせる教育をまずやめてくれ。民族教育とか言ってるけど反日教育でしょ。
そして自分たちを代表している団体なりリーダーなりが日本に対する好感を表明したり貢献したりしなきゃ駄目なんじゃないの?
とにかく在日の朝鮮半島の方々の日本に対する態度や主張は反日に凝り固まりすぎ。
そう思わないの?在日の方々。
あんまり書くと特定されるかもしれんけど、元々付けた名前の漢字だと姓名判断?で良くないって話になって、
(本人は気にしてないんだけど)親や親戚が別の漢字を当て直した。で、それを使えと。
読みはどちらも同じなんだけど、公的書類は出生届の時の漢字で、日常生活は別の(通り名の)漢字で書く、という。
だから、友達同士の年賀状とかだと、あえて名前は ひらがな で書いて送ってた。
※荒れそうだけど、こういう場合の日本人の通り名と、いわゆる在日特権の通名の違いって、
公的書類に通り名/通名を使っても許されるか?とか、通り名/通名が書いてある身分証明証が交付されるか?
というところだと思う。この違いはけっこう大きい。
出生届での役所の勘違いで~って人は、確かにいるしかわいそうだよね。
ウチの場合も、ちゃんと公的機関でも改名しようって話になったんだけど、
(当然ながら)一身上の改名はそうそう認められんとか、家庭裁判所で申し立てが必要とか、
それでも改名したいなら実績が必要とかで、その使用実績を作るためのいまの二重ネームになってた。
いや、「谷」の字を「タニ」と読むか「ヤ」と読むかで、親戚で意見が別れてて、
いまの自分の戸籍は「タニ」読みで登録してあって、自分も普段は「タニ」読みなんだけど、
うちのオヤジは一時期「ヤ」読みで名乗ってた時期があって、
そのつきあいの人からは「ヤ」読みで呼ばれてる。
別にわざわざ匿名で各必要もない話題だけど…
ものの食べ方ってのは時として人それぞれで、自分が思いもよらないような食べ方をしている人をみると、感心したり驚いたりする。
例えば、牛丼の吉野家で隣に座ったオヤジが「ライス」と「生卵」
と味噌汁を注文、注文の品が来ると、やおら生卵に醤油を掛けかき混ぜてライスに掛け、食い始める。いや別に俺も卵かけご飯のおいしさは知っているし、コストパフォーマンスに優れているのも分かる。でも
、俺の隣でじゅるじゅる食べて欲しくはなかった。
これが、今のように卵かけご飯が話題になるずっと前(数年前)の話。
その他にも、また吉野家だが、牛丼のタマネギを丁寧に取り除いて食べる人とか。
かくいう俺も、牛丼に関しては、七味唐辛子をびっしりかけて、さらに紅ショウガを山盛りに乗せて食べたりしているわけで。
で、先日発見したのが、トンカツの衣をきれいに剥いで食べる人。
トンカツってのはあの衣がキモだと俺は思っているので、俺的には、「なぜ?」という想いを禁じ得ない。まぁ大方、カロリーを気にしてだと思うのだが、だったらトンカツ食うなと。トンカツに失礼だろうと。こう思ったりもするわけで。
先に定義しておくけど、ここで言う草食系男子とは、女が怖くて自分からアプローチしないだけの非コミュや「草食系に見せかけた弱い肉食系」ではなく、好きな女にはちゃんとアプローチする男子のことを言う。絶えず彼女が欲しくて、色んな女を口説くのが肉食系ならば、普段は特に恋愛せず自分の趣味を楽しんでいて、惚れた女ができたときだけ口説くのが草食系ということでよろしく。
さて、「草食系男子」という言葉が世に出る前に、確か「カレセン」という言葉が世に出ていたと思う。漢字で書くと枯れ専。つまり枯れたオジサン好きのこと。児玉清とかおヒョイさんとか、あのあたりですね。「ちょいワルオヤジ」に対する反語として生み出された言葉であったと思う。
まあ詳しくは下のサイトで。
「ちょいワルオヤジ」が肉食系オヤジならば、「カレセン」は草食系オヤジであると思う。それと、「ホストクラブ」が肉食系ならば、「執事喫茶」は草食系という見方もできるかもしれない。(ホストクラブが風俗産業であるのに対して、執事喫茶はオタク産業発祥なので、一概に同列に語ることはできないかもしれないが、こまけぇこたぁいいんだよ!)
まあ何が言いたいのかと言うと、「草食系男子」という言葉が生まれる以前から、徐々に草食系は注目されだしていたよねということ。そして、ここからが重要なんだけど、「注目されるようになった」というのは、男性に対する女性の好みが、肉食系から草食系に変わってきた…というのもあるかもしれないけれど、単にネットの発達によって、今までマスコミは取り上げなかったけれど実はモテていたタイプが、ネットの発達によって可視化されただけなんじゃないのかと思うわけですよ。
身近で本当にモテているタイプの女性というのは、絶えず男がいて、ブランド物に身を包んだ派手なタイプではなく、割と安めの服をダサくならないように着こなし、愛想が良くて優しくて気立てが良い女の子であるように、身近で本当にモテるタイプの男性というのも、絶えず女がいて金を見せびらかしているようなホスト系イケメンではなく、それほど金はかけてないけれどちゃんとした服装をしている一見フツメンで、愛想が良くて優しくて気立てが良い人だ。そして両者とも、異性をとっかえひっかえするようなことはなく、一人の異性と長く付き合っていて、周囲の異性を片思いさせている。
リアルでモテるタイプというのは、こういう人たちなのではないかな。つーか、そもそもホストって、現実にはそんなにモテてないと思うよ。ホストクラブも、全ての女が行きたいわけじゃなくて、ホストクラブに行きたい一部の女だけが行っていて、ホストも一部の女にモテてるだけ。男も、現実にキャバ嬢と付き合いたいかというと、もちろん「付き合いたい!」という人もいるだろうけど、「いやそれはちょっと…」と思う人も多いと思う。
結局あれは、一部の女と一部の男同士が満たし合う、ハイテンションな肉食系恋愛祭りにすぎない。
でもこういうリアルにモテるタイプ、マスコミには取り上げられないよね。だって一見すると普通の人で面白くないから。あと、こういう人たちはそんなに消費に積極的じゃないし。今までマスコミが、肉食系こそがモテるタイプだと持ち上げていたのは、肉食系は消費するからというのもあるのではないだろうか。ちょいワルオヤジもホストクラブも消費型だ。
で、ネットの普及で一般市民の声が挙がるにしたがって、密かにモテていたタイプが可視化されるようになったのだと思う。というか、もう今の時代は、テレビが世間に追いついていっていない感がある。
というわけで、一部非モテが思い描いているような、日本の女はほぼ全員スイーツ(笑)とか、女にモテるのはマッチョな体育会系やホスト系イケメンという世界観は、テレビの情報しか選択肢がなかった頃の思い込みで、実際はこういう人たちはごく一部にすぎないと思うよ。
(続くかもしれない)
http://anond.hatelabo.jp/20090409000903
ホームセンターってさ、工具とかいっぱいあっていてて飽きないんだよね。まさに休日の楽しみって感じがしてさ、本当楽しい。
もうホームセンターで過ごした休日とか最高。色んな熱帯魚が売ってるちょっとオサレな所とか、何作ろうか目移りしてしまうぐらい多い木材コーナーとか、電工オヤジでごった返してる電線売り場とか、至高。マジいるだけで幸せって感じぃ~とか思っちゃうよね、そりゃあもう。
んで、新古本売り場でほっと一息立ち読みに精を出しちゃったりしちゃって入る時は特に欲しくなかったのに、雰囲気に呑まれて買っちゃうの。ああ、僕は今たかが本なんかのために1万円札を使ってしまいます、とか考えるわけ。それがまたいい。金を使うと気持ちいい。
そろそろ夕方に差し掛かってきたところで、レジ横で適当に駄菓子を買って帰るの。この時間になると思わずこみあげてくる寂寥感がヤバイ。明日からまた仕事か~とか思いながら、口にキャラメルを入れる。もう泣きたくなるよね。帰りたくないよね。
http://anond.hatelabo.jp/20090409072833
こうですか?わかりません(><)
なんかこの界隈で色々とあれみたいなんで思うところを書いてみる。
多分取りとめがなくなると思うが、いやなら読まないで次いこ、次、ってことでよろしく。
この前の誕生日で、46歳になった。
イタイ大人なのかもしれないし、大人になれないオトナコドモなのかも知れない。
こんなところに出入りしてROMったりDISったりしているのはオトナのすることじゃないのかもしれない。
これを読む若い人たちには夢も希望もない話に聞こえるかもしれない。
もとい、自分にとって大人になることとは自由になることだった。
親や教師や社会のルールや、自分を縛る何もかもから逃げ出すこと。尾崎豊みたいだなあ。
少なくとも経済的に自立しないと自分の好きなものは手に入らない。好きなところには行くことが出来ない。
好きな人と好きなようにあって好きなだけいちゃいちゃすることも出来ない。
だから、まずある程度経済的に独立した状態、それが自由の基本だ。
そのための手段としての仕事をどうしたか。
安っぽい言い方でほんと申し訳ないんだが、好きなことを仕事にした。
好きなものを作る業界で、自分の得意な分野での仕事に付くことができた。
2回転職してのことだけどね。結果収入も増えた、と思いたいが、日本の給与制度には永年勤続に対する退職金というすばらしい制度があるので、
生涯収入としてはどうだったのかはよく分からない。
新卒で大企業に就職していたら、そのまま一生留まるのがお得なのが日本の社会なのだ、とも思う。
これは時代背景やら経済状況やらとのからみで、上手いこと波に乗れたので運がよかったのだと思っている。
こればっかりは人の話はさっぱり参考にならないと思う。巡り合わせ。色々と一期一会。
んで、だ。
自由になって何がしたかったのか。
楽がしたかったんだ。好きな時間が欲しかったんだ。おいしいものが好きなだけ我慢せずに食べたかったんだ。
この夢は未だに叶っていないけどね。
その夢と引き換えにして(経済的には)家族を得た。パートナーと子どもが二人。
家を手に入れた。借金のかたに取られるかもしれないけど(普通の住宅ローンには普通に抵当権設定されるのが日本の標準)
はたから見たらごく平凡な、いや平均以上の家庭に見えるだろう、と思う。
そんな自分は大人なのだろうか?
けれど可能性はだんだんと減っていき、残ったものを得意なものと決めざるを得なくなる。
それに気付いて、残った僅かな可能性を握り締めて何とか仕事に繋いできた。
結果、必死で仕事をし、良いことも悪いことも色々あって、
成長なのか、鈍化なのか、
技術を習得したのか、変化に順応したのか、
ともかく仕事は続いている。
子どもを一応大学までは行かせてやりたいと思うから、仕事を放り出して逃げたい時でも頑張って仕事をしている。
仕事そのものは嫌いじゃないが、正直、矛盾だらけでしがらみだらけの会社ライフに嫌気が差して、
一人でどこかへ行ってしまいたいと思いながら、会社帰りに部下とカラオケしたり、コンビニで立ち読みしたりする程度で発散しいる。
こいつは小物だ、雑魚だなあ、と思うけれどもそれが自分だからしょうがないな。これを矮小化というだろうか。
これは大人のやることだろうか?
さっきまで教育テレビでアルゼンチン生まれのユダヤ人、バレンボイムの指揮するウエスト・イースタン・ディバン・オーケストラを聴いていた。
ロシアの作曲家、チャイコフスキーの悲壮を、アラブとイスラエルの若い音楽家で構成されたオーケストラが演奏している。
輝く音楽。指揮者は早々に(高校生の判断を早々と呼ぶのならだが)諦めた可能性の一つだけれど、音楽は美しい。民族、人種を超えて美しい。
なにか、分かり合えなくても共有できるのではないか、永遠に続く錯覚ならそれでも良いではないか、と思わずにいられない。
世界の平和を願い続けることをばかげているという人たちもいるけれど、自分はそれを信じたい。
大人になったからそう思うのではないと思う。
そういえば高校生の頃、別マを愛読していた。くらもちふさこは今でも好きだ。最近はのだめカンタービレが好きだ。
子どもにつられて読み始めたワンピースを大人買いして、今も毎週立ち読みするのも自分だ。コミックスは自分が買う。
そういえば小さい時から徒競走がとにかく苦手で、いっつもお前は本気で走っているのか?と訊かれていた。ああ、本気だったとも。
だから走るのが速くなれば女の子にもてると本気で思ってたぞ。今も心のどこかで思っているな。マッチョ信仰だな。
いや、ないものねだりか。大人には足の速さって価値がないな。プロスポーツの世界でもない限り。
昔から、軸がぶれていて、定まらなくて、今もぶれている。コンプレックスの塊だったから、早く大人の男になりたかった。
強く、揺るがない信念を持った大人の男。
今の自分はそんなものとはかけ離れている。
流れてゆく時間の中で、今を生きていくことだけを追いかけてたら、こうなった。とにかく、ここまで生きて来た。
これを流されたというのだろうか。
今まで生きて来て分かったことは、自分の自由は自分で決めて自分でやるしかないということ。
自分のしてきたことを認めること。後悔することもある。でも認める。それは自分であると。
過去何がしかの決心で分岐を選んだ自分を認めること。だからといって他の道を永遠に諦める必要はない。それは夢だから。
可能性が0でない限り、持っていてもかまわない夢だから。
こんな浮ついたことを言いながら多分50になり、還暦を迎え、だらだらと意地汚く行き続け、願わくばあっさりとひっそりと死んで行けると良い。
こんな自分は大人なんだろうか。
だらだら書いてすまなかった。もう終わりにするよ。
まあ、こんなオヤジもそれなりにいるのではないだろうかと思うのだ。
大人になりたい人は自分にとっての大人を決めるといいよ。
死ぬまで追いかけるぐらい遠いことに気が付くのは多分死ぬ時なんだと思うけれどね。
ああ、本当に大人気ないなあ。
先程の横増田です。
自慢するわけではなく背景事情としてですが、
両親とも、田舎の、かつては比較的裕福だった(らしい)家の出身ということもあってか、
それぞれの実家には、古い家、家具・家財が、私の小さい頃まで残っていました。
なにより、(無礼な表現かもしれませんが)ゼロまで焼け出されなかったことが幸いしたのかもしれません。
それでも、広島某所の家ですので、原爆後遺症に対する得体の知れないデマと治療のために、
詐称抜きで、当方25歳ながら、オヤジは71歳で13人兄弟の末っ子です。
オヤジ自身も、機銃掃射に追われたと聞きました。
オヤジの兄弟には、戦争から「石」で実家に帰って来た者もいます。
ですので、元増田さんのお気持ちを全く察せないわけではないつもりです。
まったくの「いまの若い子」(私の同世代とも、私は少し違う見方のようです)は、
また違う視点から、見ていると思います。あくまでそういう背景の元で育った者の意見ということで。
以前ファッションをマリオカートで例えたことがあるんですが、抽象的だったのでレイヤーを下げて実践的にしてみました。(このレイヤーだと賛否が激しくなりそうだなぁ)
脱オタファッションにも色々あると思うので、今回の話は「適度に一般受けする(見劣りしない)」「適度な清潔感とカジュアル感」が脱オタのゴールと定義して話を進めます。
(多少飛躍してる部分もあるけど大目に見てあげてください。)
■服以外に準備しておきたいもの
・多少セットした髪型
脱オタファッションで間違いがちなのは、「洋服さえちゃんとしたところで買っていれば大丈夫」と思ってしまうところ。
これは間違い。全身ディオールオム((すごく高くて頑張ってるブランドの例))だろうと、上記前提がクリアしてないと痛い子になってしまう。(全身ディオールオムの時点でかなり痛い子だが、それは別の話。あくまでも「高級ブランドでも」という例えなので・・・)逆に言えば、上記がクリアしてれば、全身ユニクロだろうと、H&Mだろうと見劣りしない格好は十分可能です。
※意外に2番目が重要です。
・チノパン
・リュック
・あらゆるチェック柄のシャツ
・3色以上使われているアイテム
・ネックが深いアイテム(Uネックとか)
・白をベースボディにした柄アイテム(セントジェームスは例外として認めます)
・ポーター
・刺し子柄のシャツ
上記アイテムは「当分手を出さない方が良いアイテム・柄」です。
しかし3通りに分類されます。
なので、「ネルシャツがなんで地雷なんだよ!今めちゃくちゃ旬じゃねーか!」という指摘はお門違いなわけです。
あくまでも今回の話は「適度に一般受けする(見劣りしない)」「適度な清潔感とカジュアル感」がゴールなので、自爆の可能性があれば避けるのが吉。
【追記】
個人的なイメージですが、例に挙げたものを分類します。
・チノパン
・リュック
・あらゆるチェック柄のシャツ
・3色以上使われているアイテム
・ネックが深いアイテム(Uネックとか)
・刺し子柄のシャツ
■定番アイテムは?
・カーキの軍パン(カーゴパンツ)
・太めの2色ボーダーT
定番なので、趣味趣向が変わっても比較的対応が可能です。ここらへんがあると、困ることが少ないです。多分挙げれば他にもいっぱいあるけど、時間の都合で割愛。
以下補足説明。
▼501は色落ちしたものと、色落ちしてないタイプの2つあると幅が広がる。どちらかに絞るなら色落ちした方が無難。古着で見つけると安いよ。
▼軍パンは・・・、本気軍パンでもいいけど、ジャストサイズを見つけるのが大変だと思うから、セレクトショップのオリジナルとかで細身なやつを買うと良いよ。
▼ラコステは下手をすると休日のオヤジになるけど、黒・グレー・ネイビーあたりなら着回しが効く。白は止めておいた方が良いかも。(※地雷アイテム参照)
▼太めボーダーは白×黒や紺×黒あたりが定番です。細めボーダーは折角の柄アイテムなのに主張が少ない。
▼ロンストは無難中の無難。清潔感もあるし、柄が強いのでメリハリがつくよ。
▼Vネックニットはブランド不問なのは、ジョンスメだろうと、クルチアーニだろうと、ユニクロだろうと、ショップオリジナルだろうと、見た目でわかる人はいない。(触ったらわかる人もいるだろうけど、そこまでする人は少ないはず)※ただし毛玉が目立つようになったら速攻買い替えしましょう。
▼ステンカラーは頑張るならマッキントッシュ、でも最初はベトラあたりで良いと思います。
▼キルティングジャケットは下手にラベンハム風を買うくらいならラベンハムを買った方が良い。そんなに高くないし、キレイメからカジュアルまで振り幅が広い。ナイロンがガキっぽく見えるなら、ウールやツィード、コーデュロイのやつを買えば良い。
▼バブアーは臭いけど便利だよ。ラベンハムもバブアーも町で被るのが痛いところだけど、モンクレーの被り率に比べるとマシな印象があります。
【追記】
指摘の方がもっともだったので訂正。
「適度に一般受けする(見劣りしない)」が自ら設定したゴールだったので、上記ブランドではなく、ユニクロ、GAP、H&Mあたりで同じような形のアイテムを買うのが良いと思います。長くファッションと付き合っていく方は例に挙げてるブランドを・・・。
■着こなし的な話
出来れば全身で3~4色で抑えましょう。4色くらいなら全然大丈夫。
逆に1色のみや、2色などは避けた方が良いです。(地雷的な話に通じます。)
基本は無地でコーディネートするんですが、余裕があったら1アイテムだけ柄モノを入れてみてください。
メリハリがついて良い感じになります。
こんなもんですかね?
色の話はまた長そうなので今回は省略。
何か足りないところなどがあったら指摘ください。
※2010-10-22追記
時代が変わりました。
安っぽさが見えてしまっていたんですが、
今日は私は行きつけの天丼屋で夕食を済ませることにした。戸を開けるとしゅうしゅうという揚げ物の音と食器同士が触れる音が高らかに響いている。油の中に野菜やエビが入る時に立つ、細かい泡が浮かんでは消えていく鋭い音が食欲をそそる。もちろん匂いもだ。私はこの店の大将と知り合いなのでカウンター席に座り、揚げている大将に挨拶する。
「こんばんは」
「おっ久しぶりやね」
「いやいや」
「そう言えば外、かなり曇っとるよ。雨になるかもしれんね。曇り空……いわゆる天丼、だったかな」
「こりゃ失敬」
といった会話をしていると店の奥で大声が響いているのが聴こえた。二人の人物が立っている。一人はスーツをスマートに着こなした妙齢の女性。その身なりからすると俗に言う「キャリア」だろう。一方ではすっかり禿げ上がった、ポマードの匂いがしそうなよれよれのスーツに包まれて顔が真っ赤になったオヤジがいる。この二人の間でトラブルが起きたようだ。
「なんでおまえの天丼のエビは大きいんじゃ!? ワシを舐めとんのかこらぁ!!」
「やだ、ちょっと人の丼にきっちゃない箸つけんといてよ!! あんたセコいこと言わんといて!!」
「大将!! この店は客をえこひいきすんのか!? 美人にはごっつい海老天、ワシみたいな客には甘海老みたいな天ぷら乗せるんか!?」
「うわっ、酒くさっ!! おっちゃん酔うてるやろ!?」
その言葉どおりオヤジは酔っ払っているようで目が据わっている。全く天丼屋に酔っ払って入るなんて、内臓を潰すとしか思えない愚かしい行為だ。だが、今はそんなことはどうでもいい。私は二人の所に行って丼を見て、そして言った。
「どっちも同じ大きさやと思いますけど」
「ほら」キャリアが言う。「この人も言うてるやん。同じ大きさやって。甘海老って大袈裟な」
「お前、別嬪さんの肩持つんか!?」オヤジが私の胸倉を掴む。「どいつもこいつも舐めくさって!! 表に出んかい!!」
店の中で騒ぎを起こすと、テーブルや食器を破壊してしまうかもしれない。店の評判にも傷がつくだろう。私は意を決し、「ほな表に出よやないか」と言ってオヤジの腕を払った。険悪なムードが漂う。と、その時。外から陽気な歌が聞こえてきた。
てーんてーんどーんどーんてんどんどーん
「この歌は……まさか!!」
私たちはびっくりする。大将もびっくりする。扉を開けて入ってきたのは、予想通り「アンパンマン」で活躍する重要なバイプレイヤー、天丼マンだった!! 頭の丼からは湯気が立っている。揚げたての食材の匂いが周囲に広がる。
「話は全部聞かせてもらったよ」と天丼マンが言った。
「申し訳ありません、無様なところを……」
「ちょっと味見させてもらおうか」
そう言って天丼マンはオヤジの丼から海老天を取り、口に含んだ。あまりの素早さにオヤジも唖然としている。キャリアも唖然としている。私も唖然としている。店内の人間が全員唖然としている。
「うむ、腕を上げたね」
「恐れ入りやす。住み込みで修業させて頂いた時から今に至るまで、師匠の叱咤と励ましの言葉を胸に頑張っておりやす」
「君は多分関西で五指に入る天丼師になったね。精進を怠っていない。僕とはもう紙一重の腕前かな」
「そんな、勿体無い言葉を……」
「さて」と天丼マンは私たちに向かって言う。「確かにこの海老はその女の子の海老よりも小さいかもしれない。でも、どの天ぷらもその店の主人の心と、火傷したり手に傷を負ったりして長年修業して培ってきた賜物なんだ。それを忘れるのは良くないね。おじさん、海老天一本貰ったお礼にぼくの海老天をあげるよ」
「これで今回は手打ちにしないかい?」
キャリアが言う。「私も、大人気ないこと言うて、ごめんなさい」
「天ぷら好きの人間に、悪い人間なんていないよ。では、二人の仲直りも終わったようだし、ぼくはこれで失敬するよ」そして私の方を向いて言う。「君も間に入って止めてくれようとした勇気は大したものじゃないか。最近の若者には珍しいね」
「本物の天丼マンさんにお会い出来てこちらこそ光栄です。アンパンマンさんによろしくお伝え下さい」
「いやいや、またどっかの天丼屋で会おう」
天丼マンはそう言って扉を開けて外に出ようとして、足を止めて言った。「ありゃ、雨が降ってきてるね」
「さっきまでは曇り空だったのにね」と天丼マンは言った。「何て言うんたっけ。曇り空のこと……天丼?」
「まさに……天丼!!」