「国際石油開発帝石」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 国際石油開発帝石とは

2024-07-07

帝国石油消滅黒歴史

帝国石油

1941年9月石油4社が統合国策会社として設立

1950年法令により民営化し分裂

日本中国排他的経済水域めぐり争う東シナ海ガス田問題があり、1969年に試掘出願をしたが政府に保留にされた(大平正芳経産大臣

出願から35年後の2005年7月試掘権付与されたが(中川昭一経産大臣

10月に、親中派議員二階俊博経済産業大臣になり、この流れがストッ

2006年国際石油開発経営統合し、持株会社国際石油開発帝石ホールディングス完全子会社となった

社名変更

2008年平成20年)、際石油開発帝石ホールディングス社名変更した国際石油開発帝石(現・INPEX)に吸収合併され消滅

まり中国への忖度あり東シナ海石油開発はできなくなっている

検察庁親中派が嫌いっぽいのに、二階の裏金起訴しないんだふーん

2021-01-12

LNG長期保存

電力需給逼迫に伴い、幾度となく書かれる「LNGは貯めておくことが出来ない」、「LNG長期保存ができない」という文章

この長期保存というのはどれくらいを皆さんイメージされるだろうか。

(予め書いておくが、「長期保存ができない」というのは嘘だ、ということが言いたいのではなく、単に誤解を招きまくっていないかという話である。)

 

記事によっては、一週間とか二週間とか書かれたりもするが、これはダウトと言ってほぼ間違いない。

米国産LNG輸出開始、拡張パナマ運河の開通がもたらす天然ガスLNG市場の変化(JOGMEC) 6p
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/_res/projects/default_project/_project_/pdf/7/7929/201703_029a-new.pdf

この資料アメリカからパナマ経由で)LNG輸送すると約1ヶ月かかると記載があるが、近場の東南アジアオーストラリアから運ぶと1,2週間のため、本当に1,2週間程度しか長期保存」ができないのであれば、この輸送時間の差で説明ができなくなる。

また、これは別のデータから裏付けられる。

天然ガスの安定供給確保に関する調査報告書経産省委託調査報告書) 17p
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H30FY/000716.pdf

電力会社のみピックアップして一番小さい規模の沖縄電力では、2018年LNG年間受入量は26.8万トンである。これに対し、LNG船1席あたりの積載量は約6-7万トン、仮に1隻丸々ではなく半量ずつLNGを受け入れたとしても、単純計算LNG入間インターバルが1ヶ月以上空く計算となる。

まりLNGは1,2週間しか保たない訳ではなく、少なくとも1ヶ月~2ヶ月くらいは保存できそうであることが分かる。

 

じゃあLNG基地に保存できる期間って具体的にはどのくらいなのよ、という疑問が湧くのは当然かと思うが、私も具体的な数字は知らない。だが、参考となる情報としては以下のものがある。

LNG液化天然ガス運搬船川崎重工
https://www.khi.co.jp/mobility/marine/ships/lng.html

ここに「LNG蒸発率(ボイルオフレート:BOR)は約0.08%/日以下」という記載がある。

もちろん、LNG船と基地では条件も異なるし、設置時期もそれぞれ異なるので一概には言えないが、オーダー的にはそう変わらないと想定、BORを0.1%/dayとした場合に95%に減るまでの日数は、51日となる。

なんだLNG全然保存できるじゃないかという印象をもちそうではあるが、ちょっと待って欲しい。

天然ガスの成分構造国際石油開発帝石 [ INPEX ]
https://www.inpex.co.jp/museum/01/02.html

LNG組成は約90%がメタンであるが、それ以外にもエタンプロパンなどを含んでいる。上記で述べたBORによって減るのは沸点関係から主にメタンと想定されるので、あまり日数が経ちすぎるとエタンプロパンなどの比率相対的に上がり、特にガスタービン使用したコンバインドサイクル方式においては、発電用燃料に適さない成分比になってしま可能性があると思われる。

 

個人的には単純保管だけなら2,3ヶ月くらいかなあという感じですが、本当にそうかは分かりません。

 

では、1,2週間という数字がどうして出てきたのか。もちろん分かりっこないわけですが、勝手な推測は以下に。

東扇島火力発電所パンフレットJERA
https://www.jera.co.jp/static/files/business/thermal-power/list/pdf/higashiogishima.pdf

年間110隻受入れていると書いてあり、タンク容量54万klとLNG船1席あたりの容量14,5万klから、止まってはいけない期間として約2週間の数値が出され、それが誤解されてるんじゃないかなあと。

寒波でLNG火力の供給追いつかず。今後の脱炭素路線にも影響?|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
https://newswitch.jp/p/25457

こっちの記事にもあるように、「設備に支障を来さないようにタンクの在庫量を維持する必要があり」という事情もありそうな感じなので、単純計算のようにはいかない訳ですが。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん